Muse
2016年10月07日
お姉さんのお漏らし調教催眠
2015年06月に発売されたサークルMuseの作品。
リアルお漏らしプレイが売りの作品だ。
注意事項でおむつやブルーシートを用意するように言われる。
つうてもお漏らし無しでもある程度楽しめるんで擬似プレイでも良い。
エッチなんて自分が一番楽しめるスタイルですりゃいいのだ。
この作品は謎のお姉さんの子供になり目の前でお漏らしする。
退行催眠で赤ん坊になればその場で漏らすのも筋が通る。
外注のスクリプターなんだが催眠音声を多少は勉強しているようだ。
催眠は深呼吸→分割弛緩→幼児化のイメージと続く。
深呼吸は普通にするだけなんで説明は不要だ。
分割弛緩はドアを通った先にある階段を1段下りるたびに3カウントダウンをし
右足→左足→右脚→左脚→お尻→背中→右手→左手→右腕→左腕→首の順に脱力する。
脱力する暗示を毎回入れていてなかなかに良い。
ことね様の声も天使モードで本当に癒される。
幼児化は階段お下りた先にある別の世界へと進み
彼女と母子の関係になってイチャイチャする。
それと同時に幸福感が強まる暗示を入れていた。
流れはいいんだがこのシーンに聞き手を深化させる技術が特に使われてない。
いい気分に浸ることはできてもトランスに入った感覚はほとんどしなかった。
最後に右脚→左脚→右腕→左腕→顔や首→お腹の順に3カウントを刻み脱力を解除する。
エッチは3種類のお漏らしプレイとオナニーをする。
彼女のおっぱいを吸い母乳を飲んだ感覚からお漏らしさせるプレイや
おむつを取り替える格好をさせて羞恥を煽るものなど様々だ。
どのパートも中盤あたりまでは赤ちゃんプレイをしてそれ以降に10カウントダウンで達する。
お漏らしプレイはこのスタイルだとちと難しいかもしれない。
カウントを刻むまでに尿意が高まる暗示を入れてこないからだ。
他の母子がお漏らしの世話をしている様子をイメージさせ
そこから自分に当てはめさせるとかしていれば変わったかもしれない。
幼児プレイがメインでお漏らしはオマケっぽい内容だった。
オナニーは彼女に耳を舐められながらしごく、これだけだ。
時間が9分くらいしかないんで特に語ることもない。
せめて性感が高まる暗示を入れてくれればよかったんだがな。
トランスに入っていようがいまいが射精感はそれほど変わるまい。
テーマは良いのだが過程に問題のある作品だ。
赤ちゃんになりきらせる催眠をかけたはずが最後になぜか脱力を解除し
さらにエッチでも聞き手を大人扱いする言動がしばしば見られる。
赤ちゃんになりきらせるのなら最後までそう感じるように接するべきだし
大人のまま赤ちゃんプレイをしたいのなら退行催眠をかける必要が無い。
お姉さんがどちらを目指してるのかが最後までわからなかった。
エッチもお漏らしでフィニッシュする以外は普通の赤ちゃんプレイと変わらない。
催眠をかけたのならそれを使ったプレイをすればいいのに
「あなたは赤ちゃんなのよ」なんていかにもなセリフを何度も言ってきて萎えた。
本当の赤ちゃんにそんなことを言う母親はおるまい。
尿意もほとんど湧いてこなかったし消化不良に感じた。
ってなわけで私はあまり楽しめなかった。
催眠音声の台本を外注で依頼するならもっと信頼できる人物を選ぶべきだろう。
出演:紅月ことね
時間:82分
属性:ややM~M
催眠:★★☆☆☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★☆☆
総合:★★★☆☆
体験版はこちらから
saiminsusume at 20:00|Permalink│Comments(0)
2016年01月17日
リアル術師の通話催眠体験
2016年01月に発売されたサークルMuseの作品。
随分前から告知されていて密かに楽しみにしてた作品だ。
3ヶ月ほど延期してクオリティアップに努めたらしい。
シナリオをうちのリンクにもある「催眠文章かけるかな」の人が担当している。
文章で落とせるくらいなら音声も素晴らしかろうと思い早速聞いてみた。
この作品はウェブで催眠をしている女性に通話催眠をかけられる。
つうても聞き方は他の催眠音声と同じく寝て目を瞑るだけだ。
しかし導入や深化を独自の方法でやっててなかなかに面白い。
持ち前の実力で真っ向から勝負している正統派の催眠だ。
催眠は被暗示性テスト→イメージによる導入&深化→追加の深化と進む。
被暗示性テストは瞼を閉じたまま目だけを右→左→下→上の順に動かし
上を向いたときにのみカウントと瞼が開けなくなる暗示を入れる。
これは錯覚を利用し催眠をかけやすくする狙いだ。
他には指固めなんかが使われてるらしいな。
イメージによる導入&深化は砂浜に横たわり彼女に砂をかけられるイメージをする。
右足→左足→腰→右手→左手→お腹→胸→顔ってな具合に進め
そのたびに体が暖かくなったり重くなる暗示を入れる。
全身を覆ったところで海底に沈み、自分の心の奥底にある部屋へと移動する。
追加の深化はここまででうまく入れなかった人のためのオプションだ。
この手前まででもきちんと落としてくれる。
内容は3カウントアップで一度目を覚ましストレッチに合わせて腕が動かなくなる暗示を入れる。
解いた後で再び3カウントでトランスに入り、5と7の間の積み木を取り上げるイメージ。
2度目の覚醒後にカウントや足し算をして数字の忘却を確認する。
そんでまたトランスに入り、今度は枕をとある動物に勘違いする暗示を入れる。
まあなんだ、テレビで見るショー的催眠を見据えた暗示のオンパレードだ。
あんなの絶対ならねーよと思っていた人ほどかかったら驚くだろうな。
実際そうなるかは被暗示性によるので何とも言えない。
私は数字の忘却を除けば概ねうまくいった。
度重なる揺さぶりも催眠に入りやすくしてくれる。
エッチは脳責め&乳首オナニー→オナニーと進む。
脳責めは彼女の指が頭の中に入り優しく撫でるイメージや
その結果耳から出てきた脳汁をすする描写がされている。
催眠による感覚を脳みそがかき混ぜられるようだと表現する催眠音声もあるし
それをこの作品なりのやり方で聞き手にも伝えたかったのだろう。
ヤバいと感じるシーンは特になかった。
少しやったら乳首オナニーに移ってしまうのもある。
乳首オナニーは自由にいじり気持ちよくなる暗示がちょくちょく入る。
しばらく経つと5カウントに合わせて引っ張る指示もありなかなかに気持ちよい。
そして次のセルフに向けて2つの変わった暗示を入れる。
オナニーは最初に脱力する暗示を入れられ
先ほどの暗示を使い少しずつオナニーしたい気分を膨らませる。
こういう人間の欲求を突いた感度強化は面白い。
しばらくすると2つ目の暗示に従いチンコを扱き始め、もうひとつの暗示で今度は射精を制限する。
そのまま射精できない状態を維持し限界まで心身を高めてから10カウントダウンで射精する。
扱く時間は6分くらいしかないんだがびっくりする量の精液が出た。
射精は肉体への刺激がトリガーでも快感の大きさは精神に依存する。
2種類の暗示を用いてそこを執拗に刺激してくれたからこうなったのだろう。
催眠をエロにしっかり役立てているのに感心した。
期待通りの素晴らしい作品であった。
催眠はダメ出しする部分がまったく見られないほどに完成されてるし
エッチも催眠ありきで行い気持ちよく射精できるようにできている。
ここまでのものを作れる人物は大手でもそこまでおるまい。
今回ばかりは私も絶賛するしか言葉が見つからない。
ってなわけでとりあえず聞いとけレベルの大満足な内容である。
ドMには物足りないだろうがそれ以外の人なら誰でも楽しめる手広さもある。
催眠にかかれないと感じてる人は騙されたと思って一度聞いてみて欲しい。
出演:沢野ぽぷら
時間:70分
属性:ややM~M
催眠:★★★★★
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆
総合:★★★★★
体験版はこちらから
2015年10月17日
稲荷神のやすらぎ催眠
2015年07月に発売されたサークルMuseの作品。
同人と催眠の両方を手がけている新規のサークルだ。
これの少し前にもひとつ催眠音声を出していて
両方ともシナリオを外部のライターが担当している。
サークル自身がシナリオを書かない場合高確率で地雷が生まれるのだが
参入祝いと偵察目的に一応聞いてみた。
この作品は稲荷神なる狐っ娘に癒しの催眠をかけられる。
彼女の住む領域には人生に疲れた人間が迷い込む性質があるらしく
そのたびに心の病を取り除いた上で送り返しているそうだ。
ほんのり期待していた尻尾プレイは無く催眠の時間をかなり長く取っている。
催眠は深呼吸→手足のみの分割弛緩→色のイメージを使った深化と進む。
分割弛緩は右手→左手→右足→左足の順にそれぞれ3カウントを数え
その間は力を入れたり持ち上げたりして適度な硬直をさせてから脱力する。
和風テイストな要素も特に無いごくごく普通な内容であった。
色のイメージは緑→青→白→黄色の順にイメージし
爽やかな草原、波間に心地よく漂う、翼を纏って宙に浮かぶ、安らぎと元気をくれると暗示を入れる。
色の持つ性質を感覚に変えて刷り込んでるわけだな。
そして聴き手はこれらの中から1つを選んで感覚に浸るよう言われる。
私としては海のイメージが一番メジャーなんで青をおすすめしたい。
最後は深呼吸をしながら深化の暗示を聞く。
だがカウントや揺さぶりもせず少ししゃべるだけの締まらないものであった。
ここまで丁寧にリラックスを進めてきたのをすべて台無しにしている。
深化の重要性を理解してないのか、はたまたリラックスさせれば催眠は終わりと考えているのか。
いずれにせよこれで深いトランス状態に入れる人などほとんどおるまい。
エッチは腕浮揚をしてからオナニーする、それだけだ。
腕浮揚をするのは催眠のかかり具合を確認するためだろう。
だが深化が決まってない影響で腕はピクリとも動かず完全な空振りである。
きちんとかけてないのにかかったか確認するってのも滑稽に思えてならない。
オナニーは終盤に少し速く扱くよう言われる以外は自由にチンコをいじる。
並行して気持ちよくなる暗示を入れてはいたがエロさが全然ないんでどうにも興奮しにくい。
これもうまく深化できなかったことが悪影響を及ぼしている。
10分程度の時間内に射精するのはなかなかに難しいだろう。
最後は3カウントと彼女の合図で射精する。
予想していたよりはずっと催眠音声らしさのある作品だ。
催眠誘導は無理をせず安定感のある技法で固めているし
エッチもドライはハードルが高いってことで無難にセルフて持っていっている。
稲荷神のキャラを反映した要素が催眠にもエッチにも無いのが寂しいところだが
下手に冒険して大爆発するよりはずっと安心して聞ける。
経験を積んでいけばいっぱしのクオリティにまで成長するんじゃなかろうか。
まあこれは活動初期だから甘く見ているだけであって
細部を見ていけばいくほどに粗がぼろぼろ出てくる。
導入に時間を割きすぎて深化とエッチが短くなりバランスを欠いていることや
彼女の演技が催眠をほとんど考慮していないのが特に目立った。
確かに稲荷神は可愛いくてほのぼのした癒される話しっぷりをしている。
だが冒頭の会話が終わり催眠が始まっても声質には特に変化が無いし
エッチに至ってはラストの絶頂シーンすらだらだらと暗示を読んでいる。
声優が催眠を知らないのは明らかなんだから演技指導をするべきだ。
ってなわけで中の下あたりの作品と私は見ている。
とりあえず演技全般を見直せば今よりずっとまともなものになるだろう。
出演:餅よもぎ
時間:64分
属性:ノーマル~ややM
催眠:★★☆☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★★☆
総合:★★★☆☆
体験版はこちらから