Hypnolifeman
2016年01月05日
パブロフの犬化催眠
2015年12月に発売されたサークルHypno life manの作品。
またしても新規のサークルであるな。
ツイッターを見たところ8年近くも催眠を勉強している御仁らしい。
催眠と催眠音声は似て非なるものなのだが知っているほうがずっといいものが作れる。
少なくとも地雷ではなかろうと期待を抱きつつ聞いてみた。
この作品は謎のお姉さんにパブロフの犬になる催眠をかけられる。
特定の音に反応して唾液を分泌する有名な実験であるな。
こっちでは内容を変えてカウパーが自然に出る暗示を入れる。
催眠は凝視法→分割弛緩法→揺さぶりと続く。
凝視法は天井を見つめたまま彼女の話を聞き、合間に瞼が重くなる暗示を入れられる。
「重くなる」を連呼せず会話の節目節目で確認するように入れていた。
誰にでも通用しやすい技法だから多少の重さを感じるだろう。
分割弛緩は深呼吸をした後「バナッハ・タルスキーのパラドックス」なる定理に則り
自分の体を一度分解しもう一人の自分を作り上げていく過程に脱力暗示を入れる。
右腕→左腕→右足→左足→お腹と背中→股間→頭の順に丁寧に進め
最後に心をあちらに移して頭の中を空っぽにする。
揺さぶりは10カウントダウンとアップを交互に数える普通のやつだから説明を省略する。
新規ってことで冒険せず着々と催眠を組み立てていた。
真新しさに欠けるが実力を見せつけるにはこれくらいが丁度良かろう。
これといった問題点もなく安心して聞ける。
エッチはドライ→セルフの順に行う。
ドライは最初にパブロフの犬の魂を宿す暗示を入れ
多少の感度上昇をした後に彼女の合図でPC筋を引き締める。
主に尿の制御に使う筋肉だが勃起力にも影響するらしい。
チンコに近い部分だから連動して若干の快感も得られた。
その動作をひたすら繰り返して連続絶頂をする。
セルフは下着を脱ぎ人差し指だけで先端をいじり
多少の感度上昇をしてから100カウントダウン開始
85になったところでチンコを扱くスタイルのオナニーに変化し0まで我慢する。
パブロフの犬とそんなに関連性の無いありふれたオナニーだな。
しかし80カウントあたりに差し掛かるとなぜか彼女が同じセリフを何度も言うようになる。
まるで発声練習のようであった。
編集ミスだから修正が入るのだろうと思っていたのだがまだ直らない。
どうやらサークルが役目を放棄して逃げたようだ。
改善さえされれば聞けるのだがその見込みがないのでダメダメな作品だ。
催眠は結構いいのにエッチが不完全だからどうにも締まらない。
新規の処女作=地雷の方程式を崩しそうだったのがさらに固める結果になった。
出来損ないの作品を売りつけて何もしないとか人として終わってる。
ってなわけで非常に不満の残るものであった。
このサークルの作品が今後出ることは二度とあるまい。
出演:柑野ゆず
時間:71分
属性:M
催眠:★★★☆☆
エロ:☆☆☆☆☆
コスパ:★★★★☆
総合:☆☆☆☆☆
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