HypnoLifeforMEN
2015年03月31日
催眠音声~こたつ彼女~
2015年03月に発売されたサークルHypnoLifeforMENの作品。
若干時期外れに思えるが女の子化したこたつとイチャイチャする作品である。
挿し絵の衣装がなかなかにエロくてよい。
胸元の魅惑スポットにチンコをぶち込んでパイズリしてくれたら最高だったのだが
残念ながら概ねソフトなプレイばかりであった。
催眠はこたつに入るイメージをしながら
つま先→脛→膝→太ももの順に温かくなる暗示を入れるところから始まる。
こたつに入ると温まるのはリアルでもやるからイメージしやすいわな。
それから肩→肘→手のひら、脹脛→つま先、頭の順に脱力する。
前の2つは5カウントダウンをしながらやっていた。
これだけでもかなりのリラックス効果が見込める。
お次は足先→膝→腰→お腹→首筋→後頭部→頭→瞼→口の順に再度温かさを感じる。
テーマに合ってるとはいえ随分と入念であるな。
そして最後に告白されてから10カウントで深化する。
告白するのは心を温めるための手段だな。
体の外も内も温めてくれる筋の通った催眠である。
エッチは感度強化の暗示を入れてから足コキ→いじり合い→セックスと進む。
感度強化は性的な熱を感じさせるおなじみのやつだ。
体が十分に温められたうえでやるものだからそれなりに火照ってくる。
だがどのシーンもあんまりエロくないんで熱くなるだけかもしれない。
足コキは2分くらいで終わるから説明を省くとして
いじり合いはお互いに手を使って性器を刺激する。
つうてもいじる側はほとんどこたつ側だから手コキと変わらない。
そして相変わらず暗示は丁寧なんだがプレイの描写が少なく
2人がどんな感じでいじり合ってるかがどうにも掴みにくい。
エッチしてるんだからもうちっとエロい雰囲気を作らないとまずいだろう。
ちっとも興奮できないからパート最後の絶頂指示もさっぱりであった。
最後はこたつから出て騎乗位で合体する。
物理的に繋がる前に2人の心は1つになってるから
セックスすれば2倍の気持ちよさが味わえると言っていた。
合体してしばらく動かさずにマンコの感触を味わってからピストンが始まる。
ここも感覚操作の暗示ばかり肝心のプレイ風景はおぼろげであった。
彼女の声に合わせて2人同時に絶頂を迎える。
温かさをコンセプトに催眠を進める流れは悪くないのだが
エッチがどうにも消化不良なまま終わってしまった。
18禁音声である以上ある程度はエロくないと聴き手は満たされない。
だがこの作品はその最低ラインを下回っているように思える。
それは感覚操作の暗示にこだわりすぎてプレイの描写を怠っているからだ。
エッチな気持ちが高まったところでそれをぶつける対象が無ければ意味がない。
しかもこの作品は調教とかじゃなく純愛モノときている。
エッチしている相手のイメージも定まらないから抜きたくても抜きようがない。
抜き目当てでこの作品を聞いたらきっとがっかりするだろう。
しかし温かさを含めた癒しの気分はそれなりに味わえる。
こたつとはいえ女の子に尽くしてもらうシチュもよい。
だから催眠音声としてまるっきりダメだとは思わない。
いっそエロを切り捨てて全年齢向けにしたほうがスッキリしたかもしれない。
ってなわけでエロに期待しないのならそれなりに聞ける。
このサークルは女性向けのリメイクメインなんでエロはソフト目が多い。
意識してプレイをもっとハードにしないと男性向けじゃ厳しいだろうな。
出演:分倍河原シホ
時間:80分
属性:ノーマル
催眠:★★★☆☆
エロ:☆☆☆☆☆
コスパ:★★★☆☆
総合:★★★☆☆
体験版はこちらから
2014年12月10日
Hypno parallel room~ヒプノパラレルルーム~
2014年11月に発売されたサークルHypnoLifeforMENの作品。
今回も女性向け作品のリメイクであるな。
このところ女性向けサークルが男性向けに流れる動きがある。
催眠音声としてどれも面白いものばかりなのだが
ドMな奴らの心を鷲掴みにするような強烈な作品はあまりない。
モルストやスク水氏に毒されている私が悪いのだろうが
男性向けを意識したパンチのあるプレイがもう少し欲しいところだ。
この作品はリアルとは違う世界でお姉さんにエッチな癒しを受ける。
彼以外にも時折紛れ込んでくる人間がいるらしく
彼女がカウンセリングをして元の世界へと返しているそうだ。
現実世界じゃないからエッチもOKって感じの空想的なお話だ。
催眠はまず2つの容器が並んでいてそこに手を浸すイメージをする。
左側に温かいお湯、右側にキンキンに冷えた冷水が満ちており
暗示を使って落差のある感覚を楽しませる。
本催眠を始める前に行われる被暗示性のチェックにあたる。
他だと指固めあたりがメジャーだ。
それから手足をぶらぶらさせたり肩や首の力を抜いてリラックスする。
随分と念の入った準備運動であるな。
本催眠では風が全身を通り抜けたり頭と体が揺れる暗示を聞く。
催眠を深めていくのと同時に彼女の声に従いたくなる暗示も入れていた。
最後に3カウントダウンを合計5回繰り返して深化する。
リラックス部分がやや珍しい以外は割と無難な催眠だ。
エッチは最初の8分で感度を強化してからオナニーをする。
扱き方も射精するタイミングも好きにしていいらしい。
まあ性的欲求不満を解消するためにやるんだから当たり前かもしれない。
チンコを慰めている間は彼女が念入りに乳首を舐めてくれる。
しかしおよそ6分扱き続けたところでオナニー停止の指示が出され
彼女とキスをしたりチンコとマンコをスリスリして一緒に気持ちよくなる。
そのまま絶頂指示の合図が出されてドライ絶頂を立て続けに3回行う。
セルフと見せかけてドライでの連続絶頂をするわけだ。
そして最後のパートでようやく彼女と合体する。
別に処女でもないはずなのだが挿入に長めの時間をかけていた。
ピストン音もきっちり入っているし喘いでくれるしで
何やら催眠音声よりもエロボイスっぽい雰囲気を感じる。
最後は10カウントダウンで2人同時に絶頂を迎える。
世界観やテーマが確立されていた今までの作品に比べると
何やらふわふわとした曖昧さを感じる作品である。
お姉さんのいる世界に結局のところこれといった特徴が無いし
彼女の施す催眠やエッチも確たる個性が見られない。
素材としてのパラレルルームを活かしきれていないように思える。
だが普通の催眠音声として見ればそこまで出来は悪くない。
リラックスの方法は物珍しく効果的だし
導入や深化も理に適っていてすんなり催眠に落ちることができる。
エッチも純愛モノのプレイとして楽しむ分には問題ないだろう。
尖ったところのない安心安定の作品である。
私は催眠音声に良くも悪くも強烈な個性を求める人間だからいまいちだった。
コスパは悪くないんで聞く作品に飢えているのなら聞いてみるといい。
出演:分倍河原シホ
時間:82分
属性:ノーマル~ややM
催眠:★★★☆☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★★☆
総合:★★★☆☆
体験版はこちらから
2014年10月20日
猫耳っ娘とニャンニャンしちゃう催眠音声
2014年9月に発売された、サークルHypnoLifeforMENの作品。
今年は大型イベントの時以外は大手があまり活発じゃないこともあって
私個人は不作の年と見ている。
そんな中一人気を吐いてるのがこのサークルだ。
今年に入ってから3本目と発売ペースが比較的早く内容も悪くない。
それもそのはず、元々は女性向けで作ったやつを男性向けにいじっただけに過ぎない。
別にそれが悪いと言いたいわけじゃないんだが
そろそろ1つくらいは男性向けのオリジナルを聞いてみたいものである。
この作品は以前命を助けた猫に体で恩返しをされる。
ケモノよりは人間に近い容姿だからエッチも一部を除けばほぼノーマルだ。
同人側で絶大なる人気を得ているらしい野上菜月氏が出演しているのも興味深い。
テーマの珍しさといいユニークな部分をいくつも持っている。
催眠は2回深呼吸をしてから早速目の前に扉があるのをイメージする。
ドアノブを左に回すと光の差す世界が現れ、そこをずんずん進んでいくのだ。
いきなりイメージから入る展開はなかなか珍しい。
その先もトンネルを通って別の場所へ行き、2人だけになれる世界を目指す。
ちょっとしたアドベンチャーゲームをしているような気分が味わえるだろう。
ようやく2人きりになった後はベッドでのんびりとまどろむ。
柔らかい、温かい、気持ちいいといった表現を組み込んだ暗示を丁寧に入れていた。
温かさは顔→頭→肩→胸→腕→お腹→背中→太もも→脚→つま先といった感じで
全身をくまなく網羅しながらそれらが癒しの光に包まれていくのを感じる。
そして短めのカウントを3回刻んで軽く落としてから
心身が上下に浮かび上がる暗示を入れてその感覚をさらに強める。
前半は変則的だが後半は至って普通の催眠といったところだ。
リラックスに長めの時間が取ってあるから聞きやすいだろうな。
エッチは乳首→首筋→耳→頬→唇→乳首→お腹→臍→太もも→チンコの順に
舌で舐めながら体の感度の上昇具合を確かめる。
全体をさらりと舐めるのだが最初の乳首と最後のチンコだけは入念に行っていた。
ネコ娘の声が徐々に荒くなっていくのも興奮具合がわかってとても良い。
エッチなのに妙に冷静な声で話してくる作品が多いだけに
彼女と一緒に気持ちよくなる感覚が味わえる点は非常に大きいな。
獣っぽいやや野性味のある息を漏らしていた。
フェラの途中で69に切り替わって喘ぎ声も聞こえ始める。
その後はお約束のようにセックスをして、途中からは尻尾による尻責めをして終了だ。
尻責めは実際に尻尾を中に突っ込んでいた。
ちょっとアレなプレイだがそれほど長い時間やるわけじゃないし問題ないだろう。
最後に5カウントダウンをして追い込み暗示と0の連呼で絶頂する。
ネコ娘のキャラや最後のプレイが若干人を選びそうな気もするのだが
催眠音声としては安心して聞ける至って無難な作品だ。
エッチも淫語はそこまで多くないが荒い息遣いやちゅぱ音が多くて結構興奮できる。
シーンによって声の雰囲気やスピードがガラリと変化して
無意識的に気分を落ち着けたり盛り上げたりもしてくる。
絶頂シーンの追い込み方もパワフルでチンコに突き抜けるような快感を味わえた。
しかし催眠誘導の雰囲気が癒し一色だったのに
エッチでは何度も変態呼ばわりされるM向けになるのはいただけない。
気持ちいい癒しを与えるのが今回の目的なのだから
素直にその路線を貫けばいいだろうに。
可愛い声で変態呼ばわりされてもぶっちゃけM的にはあまり興奮できない。
催眠とエッチの属性の不均衡さがどうしても気になった。
そこに目を瞑ることさえできればまずもって良作である。
出演:野上菜月
時間:64分
属性:ややM
催眠:★★★★☆
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆
総合:★★★★☆
体験版はこちらから
2014年07月02日
雨恋~misty drop~
2014年7月に発売された、サークルHypnoLifeforMENの作品。
梅雨時らしい雨音を取り入れた作品だ。
ここは以前ヒプノポリネシアンで波の音を鳴らしていたし
環境音を使うのが好きなのかもしれない。
今回登場する雨音は2種類あって導入とエッチシーンに流れる。
この作品は雨の降る日に恋人同士がベッドに入って語らったりエッチをする。
まあなんだ、リア充爆発しろって言いたくなるような展開を味わうわけだ。
恋人はやや独占欲が強い部分も見られるが終始優しく接してくれる。
静かな雰囲気を演出したいのか、全体的にセリフの間が長く取られていた。
催眠は深呼吸をしながら体に温かさを感じるところから始まる。
2人の状況を利用して布団の温かさを引き合いにしていた。
手→腕→肩→首→耳→髪→腰、最後に胸の中を温めて幸せな気分を味わう。
恋人同士っぽい感じを出すのに妥当な表現であるな。
お次はここから流れ始める雨の音を聞く。
自分が雨に打たれてすーっと体中の嫌なものが流れ落ち
渇いた心をその水で満たしていく、みたいな暗示を入れていた。
そしてとどめに沈黙法でその気持ちよさを全身に行き渡らせる。
声無しで雨音だけを聞く時間はおよそ9分と結構長い。
ここで寝落ちする人もいるだろうな。
その後は3カウントダウンを合計4回刻んで段階的に深化を進める。
暗示に「深い」「落ちる」「幸せ」と短くわかりやすい語句を多用していた。
私は同じ言葉をただ繰り返すだけの暗示を稚拙に感じて毛嫌いしてるのだが
この作品に限って言えばこれで良かったんじゃないかと思っている。
サークルの技術レベル的におそらくわざとそうしたのだろう。
エッチはここまで降り続けてきたものとは別の雨が降って感度を高める。
媚薬成分配合だそうで、何やらねっとりしている雨らしい。
そんなのがリアルで降ったら色々と面白いことになりそうだ。
背後で若干激しい雨音が鳴る中、彼女の声で体に火照りを感じる。
徐々に語調を強くして言葉だけでイかせようとする意図が見え隠れしていた。
そしてそれが最高潮に達した時に絶頂の指示が出る。
ドライ絶頂への持っていき方としてまずもって順当だろう。
それからは軽めの耳舐めや乳首舐めで再度助走をつけてから再度の絶頂を目指す。
もう一回ドライを決めるか、セルフで射精するかを聴き手で選ぶのだ。
まあさっきドライはやったしセルフを選ぶ人が多いんじゃなかろうか。
どっちも時間が4分程度と短いし両方聴くのもいいだろう。
10カウントに合わせて絶頂するお馴染みのパターンだ。
純愛系の甘い雰囲気と雨の日の静けさに気を遣いながら進めている
まったくもってレベルの高い作品だ。
進め方は至ってシンプルなのだが、セリフの表現や声の扱いが緻密で隙が無い。
普段色々言う私も今回ばかりは催眠については特に何も言うことが無い。
「恐れ入りました」と素直に敬服するばかりである。
雨の音をどんな感じで使っていくかが気になっていたのだが
あまり頼らずあくまで暗示による誘導を第一に考えているようだった。
音系と言うと何かと音を前面に押し出したくなるものである。
そこを催眠における重要性を理解して踏み留まったところを大いに評価したい。
エッチは最初のドライ絶頂までは感覚支配の暗示を入念に入れていたのが
その後は一気にスタイルを変えて2人のやり取りを中心に描いていた。
つまりちょっとエロボイスっぽくなってるってことだ。
純粋な催眠音声ならこういうところは批判すべきなんだろうが
こいつはボイスドラマの要素も持っているから可とも不可とも言えない。
だがここまでの進め方は完璧だし普通にそのまま気持ちよくなれるだろう。
ってなわけで久々の当たり作品であった。
属性がノーマル向けってことでドMには物足りないかもしれないが
たまにはこういうのを聞いて心を清めてみてはいかがだろうか。
出演:分倍河原シホ
時間:80分
属性:ノーマル~ややM
催眠:★★★★★
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★★☆
総合:★★★★★
体験版はこちらから
2014年03月30日
偏愛主義彼女~yandere lover~
2014年3月に発売された、サークルHypnoLifeforMENの作品。
ヒプノポリネシアンからおよそ4か月ぶりの新作である。
今回も以前女性向けで出した人気の高い作品のリメイクのようだ。
最近有料の催眠は下火だし個人的に気になってたので早速聴いてみた。
この作品はヤンデレな彼女が主人公を浮気させないために催眠を行う。
首筋にキスの跡が見つかったとかで色々と不安を感じているようだ。
といったやり取りが最初の5分程度で行われている。
予備催眠的な表現も見当たらないし完全に雰囲気作り目的であるな。
催眠は逆腹式呼吸と凝視法を経てから全身に温かさを感じていく。
爪の先→手首→肘→二の腕→肩→首→胸→お腹→下腹部→太もも→膝と
手の末端から体の中枢、そして足の末端へと感覚を徐々に広げるのだ。
じんわりとかゆらゆらみたいな言葉がよく使われていた。
お次は10カウントダウンを合計4回行って催眠を深化させる。
最初は1カウントごとに小まめに暗示を入れていたのが
後になると数えるだけになってカウントに集中できるようになる。
このへんまでくると頭ががくっと重たく感じるようになるかもしれない。
最後に彼女の声に気持ちよさを感じることと声に従う暗示を長めに入れて終了だ。
これといって作品のテーマを絡めているわけでもないし
前作に比べるとよく言えばおとなしい、悪く言えば無個性な催眠であるな。
エッチはキスをしたり鎖骨、首筋、胸、お腹、太ももを舐めまわした後
こちらにM字開脚のような恰好をさせて会陰部や尻を撫でまわす。
チンコがバッチリ見える状況なのにガン無視するところが意地悪で良い。
ちょっとした羞恥プレイってところか。
並行して体の感度が上がる暗示を何度も入れてくる。
続いて尻穴を舐めたり中に指を突っ込んで前立腺を刺激される。
まあよくあんな汚いところを舐められるなと思うわけだが
とっても美味しそうな舐め音で結構ゾクゾクするものがあった。
前立腺マッサージも女に犯されている感じのMにはたまらないシチュである。
ここで1回声に急き立てられるような形でドライ絶頂する。
最後は恋人同士らしい愛のあるセックスだ。
最初に亀頭だけを入れてそこだけで抜き差ししたり挿入後にわざと動かなかったり
相変わらず焦らすプレイが多いがそこまで悪い気はしない。
最終的にはきっちりズコバコやって2回ほど中出しする。
催眠っぽく暗示が多いが喘ぎ声も適度に入っていてなかなかにエロい。
ピストン音が入っているのも催眠音声では珍しいな。
ややアブノーマルなプレイを含んだ純愛系催眠音声である。
ヤンデレっぷりに期待して聞いたらきっとがっかりするだろう。
手足を縛られて無理矢理犯されたり脅迫されるような展開にもならないし
これをヤンデレと呼んだらヤンデレ好きが怒るんじゃないだろうか。
催眠は上でちょろっと触れたように物足りなく感じた。
おそらく並のサークルだったらこの出来でも気にならなかっただろうが
このサークルならもっともっといいものが作れると思っている。
次回作は作品テーマを意識した意欲的な催眠を期待したい。
エッチは心と体をじわじわと責められている感があってとても良い。
暗示もきちんと言葉を選んでわかりやすく心に響きやすく入れているし
ヤンデレっぽくない点を除けば大満足であった。
催眠の平凡さに比べると個性もあるし聴いていて面白く気持ちいい。
ヤンデレに必要以上に期待さえしなければおそらく楽しめるだろう。
タイトルにそぐわない言い草だがそんな作品である。
出演:分倍河原シホ
時間:85分
属性:ノーマル~ややM
催眠:★★★☆☆
エロ:★★★★★
コスパ:★★★★☆
総合:★★★★☆
体験版はこちらから
2013年11月26日
ヒプノポリネシアン~BlueHeaven~
2013年11月に発売された、サークルHypnoLifeforMENの作品。
さて、また新規サークルである。
だが今回は今までのような完全新規ではなく
女性向けでしっかりとした実績を上げているサークルだ。
「少なくとも催眠音声として成り立たないような作品ではないだろう」
そんな期待を込めて早速買ってみた。
この時期に夏の海と水着の挿し絵なのは
元々女性向けだった作品を男性向けに改変したからだ。
夏に発売してそれから取り掛かるとなるとこの時期になるだろう。
来年の発売では旬を過ぎてしまっているし。
この作品は恋人同士がポリネシアンセックスをしていく様子を
催眠を交えた形で描いている。
実際のポリネシアンセックスに催眠をかけるなんて話は聞いたことがないので
おそらくは絡めやすい素材と作り手が判断して取り上げたのだろう。
最初に催眠をかけてその後の5日間でじっくりと愛し合っていく。
催眠は波の打ち寄せる音を聞きながら彼女の話を聞いていく。
彼女が子供の頃に見た夏の海の情景を思い浮かべながら
こちらはその爽やかな雰囲気に浸って心をほぐすわけだ。
先日のWAVEもそうだったように、波の音はやはり落ち着く。
お次はゆらゆらと海の波間に漂い
自分の体から意識が離れて海底に沈んでいく様子をイメージする。
「とろーん」「ゆらゆら」「すーっと」このような擬態語を使って
少しずつ催眠に落ちていく様子を彼女が刷り込んでいく。
本格的な暗示はエッチにまわしてこちらはリラックスを重視した作りだ。
エッチはプログラム通りに5日間をかけて行っていく。
といってもこちらまで5日かけるわけではないから安心してほしい。
1日目はキス、2日目耳舐め、3日乳首舐め
4日目は乳首&耳舐めとソフトなプレイが続き
最後の5日目でガツンとセックスで決める流れだ。
まあ、つまり焦らされるわけでこちらとしては股間を中心に辛い思いをする。
しかも彼女はこちらが射精できないのを知ってて激しく責めてくるものだから
エロさで割と真面目にチンコがカウパーまみれになってしまった。
そしてプレイと並行して彼女から暗示をかけられることで心も溶かされていく。
5日目も体を舐めたりチンコとマンコを外でこすりあわせたりと
なかなかに意地悪なことをされてしまう。
そしてようやくSEXにたどり着くわけだが
お互いに色々たまっていたのか割と短時間で達してしまう。
ただリアルのポリネシアンセックスがそうであるように
絶頂の時間を長く取ることで十分に発散させてくれるように作られている。
残念ながらSEXなので聴き手は射精せずにドライオーガズムになるのだが
ドライでも射精に近いくらいの強烈な快感が味わえるだろう。
評判通り質の高い作品である。
催眠は無理に導入部分だけで行おうとはせずにエッチでも続けてくれるおかげで
長い時間の割にはトランス状態を維持しやすいだろう。
エッチは色々とやきもきさせられるものの、1日当たりの時間が10分程度と短めで
割とサクサク進むからプレイに飽きずについていくことができる。
最後の絶頂シーンは個人的にもうちょっとパワーが欲しかったが
大げさすぎると演技っぽくなってしまうし、まずもって無難なテンションとも思う。
ドライオーガズムを目指すにあたって十分合格点の作品だ。
引き続き男性向けもコンスタントに供給していってほしいものである。
出演:分倍河原シホ
時間:95分
属性:ノーマル~ややM
催眠:★★★★☆
エロ:★★★★★
コスパ:★★★★☆
総合:★★★★☆
体験版はこちらから