F・A・S

2017年04月05日

催眠迷宮 -Hypnotic Maze-

催眠迷宮 -Hypnotic Maze-

2017年03月に発売されたサークルDot-Spaceの作品。

名義はこのサークルだがF・A・Sとの合作らしい。
ここ数年でコラボ作品をそこそこ見るようになったのは業界が成熟したからかもしれないな。
複数の製作者が参加してひとつにまとめるのはなかなか難しい。
どっちも有力なサークルだし面白そうなんで聞いてみた。

この作品はとある地方にある神殿へ乗り込み神様と出会う。
主人公の目的は明らかにされてないが大方お願いでもするのだろう。
一人で入ると危険だからってことでシスターも同行する。
そのせいで彼女もとばっちりを食うのだから気の毒なことだ。

催眠はリラックス運動→神殿探索と続く。
リラックス運動はF・A・Sでよくやってる腕をぷらぷらさせるやつだ。
音楽も流れるし従来のDot-Space作品と随分違う。
被暗示性の低い人はやっておくと後々入りやすくなるだろう。

神殿探索はシスターがあらすじを説明し天の声が催眠をかける。
中盤から悪魔も登場するから女性は全部で3人だ。
落下する部屋→階段がある部屋→深海の部屋→心の部屋を順に通り抜け最深部へ向かう。
そしてどの部屋も説明と同時に深化させる暗示をこれでもかってくらい入れてくる。

時間が長いし暗示の入れ方も上手くて聞けば聞くほど頭がくらくらしてきた。
扉を開けて部屋に入るのを繰り返すだけなのに内容が多彩で結構面白い。
合作の弱点である作風の違いによる違和感もないしがっつり入れること請け合いだ。

エッチは悪魔のささやきに乗ってその領域へ侵入してしまい
逃げ出そうにもうまくいかず屈服させられる。
主人公とシスターの魂を順に黒く染め上げ最後にオナニーで射精する寸法だ。

悪堕ちするまでの経緯を楽しむエッチだわな。
暗示で感度を上げたりオナニーの動きを制御するところもあるが
神様に会うはずが悪魔にそそのかされて気持ちよくなる状況再現に最も力を入れている。
シスターを同行させたのも清らかな心と体を精液でどろどろにするためだ。
私には合わなくてあんまし気持ちよくなれなかったが好みの人ならはまるのかもしれない。

催眠は上々、エッチはぼちぼちの作品だ。
神殿探索をそのままトレースし暗示を無難に散りばめている。
リラックス運動や音楽も組み合わせて随分と手堅い誘導であった。

エッチはまあ人によるとしか言えない。
寝取られや悪堕ちは作品説明に書いておいたほうがいいと思うんだがな。
流れは良くても嗜好が合わなきゃ催眠も解けちまうわけでどうにも危うい。

ってなわけでそれなりに楽しめた。
サークルが力を合わせれば新しいタイプの名作が生まれるかもしれないな。

出演:柚木朱莉
時間:95分
属性:ややS~M

催眠:★★★★★
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★★☆


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2017年01月11日

イジゲントリップ催眠

イジゲントリップ催眠

2017年01月に発売されたサークルF・A・Sの作品。

先日のコミケに出展された作品であるな。
私は不参加だったがwebカタログを見たところ結構な数が参加したようだ。
F・A・Sは催眠音声以外にゲームも出したらしい。
トンデモ設定の多いエロゲーの催眠がこれで少しでも変わってほしいもんだ。
人気作品の続編ってことで期待しながら聞いてみた。

この作品は謎の女性と架空の世界で開催されるミュージックフェスに参加する。
リアルでやってるやつと同じく色んなアーティストが登場し音楽を演奏する。
その中の一人が催眠にえらく詳しくてトリップしちまうって寸法だ。
ライブを観る感動は催眠に通ずるところがあるしいいテーマだと思う。

催眠はリラックス運動→分割弛緩→フェス会場に移動&深化と進む。
リラックス運動は立ち上がって腕を前後に揺らすだけのごく簡単なものだ。
サークルが随分昔から導入しちょくちょく手を加えてる。
暗示も軽く入れてくるが概ね普通の運動なので特に説明することは無い。

分割弛緩は両脚→腰→背中→両腕→両肩→首→顔→頭の順に意識を向けて脱力する。
催眠音声では本当によく見る技法だわな。
だが暗示の入れ方や演技、間に隙がなくてえらく気持ちいい。
駆け出しのサークルはこういう誘導を真似るといいだろう。

それから先は女性と落ち合い会場へ歩いてゆく。
時間が夜ってことで薄暗い木々の間を光を頼りに進み、会場が近づくと賑やかな曲が流れ始める。
ラポール形成にえらく力を入れてるように思えるのはエッチを見据えてのことだろう。
色んな共通点を作り親近感を湧かせるミラーリングっぽいテクをいくつも見かけた。

深化はお目当てのDJが音楽を背景に古典寄りの暗示をガンガン言ってくる。
これだけなら普通の催眠音声とさして違いはないのだが
女性もそれを応援するように別種の暗示を入れるのだから面白い。
ここまで積み上げてきたロジックが結実し一気にトランスへ引っ張ってくれた。

エッチは1回目が彼女に、2回目は主人公を音で絶頂させ
最後のほうにそれを物凄く凝縮した連続絶頂をお見舞いしてくる。
キスシーンがある以外は世間一般のエッチとまったくの別物だ。
だが音に暗示を込めて着実にリードしてくれるおかげで脳と股間にガツンと来る。

とりわけ最後の連続絶頂は双子っぽく左右から連続の暗示を入れて感度を上げ
そこにドラムっぽい音をタイミングよく鳴らし絶頂するのをかなりの回数繰り返す。
厳密に数えたわけじゃないが少なくとも10回は平気でやってきた。
これ以前の絶頂を大したことないと感じた諸君も満足できるだろう。
股間がしばらくの間痙攣し続けて苦しくも気持ちいい一時であった。

随分とハイレベルな音催眠である。
エッチよりも催眠に長い時間を取って音楽を心と体にきちりと馴染ませてくれる。
そこから女性とDJが協力して音を使った絶頂へと導く。
こう書くとえらくシンプルになってしまうんだが実際は説明しずらい部分が多々あった。
キャンドルマンが協力してるところが解読を難しくしてるのかもしれない。

だがそのへんがよくわからなくても気持ちよくなれるのだから問題なかろう。
音催眠に見られる難しさを丁寧な誘導である程度緩和してるあたりを評価したい。
NTR描写がちとあるがエッチにそれほど大きな影響を与えるほどでもない。

ってなわけで今年の催眠音声初めに打ってつけの一品であった。
ドMは言うに及ばず、ノーマル近くの諸君でも面白い感覚が味わえるはずだ。

出演:沢野ぽぷら/野上菜月
時間:139分
属性:ややM~ドM

催眠:★★★★★
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★★★


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2016年08月28日

スパイの快楽尋問催眠

スパイの快楽尋問催眠

2016年08月に発売されたサークルF・A・Sの作品。

こいつも夏コミ合わせの作品だ。
今年のF・A・Sはエロボイスも含めると既に4本出しててえらく勢いがある。
中の人の向上心が強いのか後に出る作品ほど目に見えて品質が良くなっている。
お姉さんに誘惑されるシチュは好物なんで期待しながら聞いてみた。

この作品は謎の組織に所属する女スパイにエッチな尋問をされる。
主人公はひょんなことから国家の重要機密を握ることになり
パスワードを知ることが叶えば彼女に大きなメリットがもたらされるって寸法だ。
大事なのは秘密をばらすことなんで事後のことは語られてない。

催眠は運動→深呼吸→漸進的弛緩法→イメージによる深化と進む。
運動は音楽を聞きながら10分近く腕をぶらぶらさせる。
サークルが以前の作品にも導入してるやつでリラックスに効果的らしい。
寝たまま体を意識する脱力より実際に動かしたほうが誰にでも通用する。
以降のシーンもずっと何らかの音楽が流れ続ける。

深呼吸はいつも通りちょろっとやる程度なんで飛ばすとして
漸進的弛緩法は10カウントの間全身に力を入れ次の10カウントでゆっくり脱力する。
最初の運動と似通ってるがこれらの間に会話がそれなりに入るんでマンネリ感は特にない。
並行して軽い深化の暗示を入れてくるのも次のステップに入ったのを物語っている。

深化は夜の暗い森に迷いこんだ自分が狭い洞窟を発見し
奥にある光に向かって進む様子をイメージする。
洞窟に入る前と後で暗示の内容を大きく切り替え揺さぶりをかけていた。
湧き出たお湯に浸かり寛ぐ最後のシーンで暖かさがじんわり湧いてくる。
リラックス系の催眠としては上々の内容であるな。

エッチは彼女にパスワードに関する尋問を受けながらオナニーする。
主人公が自分の暗示を受け入れやすくなってる状況を利用し
いきなり吐かせようとせず射精の快感と秘密を吐く快感を連動させる。
快感を囮に情報を得ようって魂胆なんだが意図が巧妙に隠されててなかなかに面白い。

その後はごくごくソフトなオナニーをさせて射精感を適度にくすぐり
一旦停止して7つの質問を投げかける。
この質問はどれもパスワードに関するものでYES、NOのどちらかを選ばせる。
ズバリ答えさせないのは強引さを回避するためだろうし催眠らしさを持たせるためでもある。
深化後に思考力を必要とするセリフを投げかけるのはあまりよろしくないのでな。
最後に100カウントを数え0で射精しパスワードを連呼する。

うーむ、まったくもって素晴らしい作品である。
秘密を吐くことをここまで盛り上げ気持ちよくしてくれた手腕に脱帽する。
世間に出回ってる催眠音声とはエッチの方向性が随分違うんで文字だと説明しにくい。
だが全体の流れや細かいところを見ていくとちゃんと高度な催眠になってる。

とりわけエッチ序盤の秘密をばらす感覚を射精に近いものへと昇華させるシーンと
終盤で少しずつ吐かせながらイかせるシーンが噛み合っててえらく気持ちいい。
射精の快感も強く普段以上の精液が飛び出てビックリした。
やってはいけないことをやらかした背徳感がそうさせてくれたのだろう。

とりあえず聞いとけレベルの大満足な内容であった。
前作のレビュー時に作者にダメ出しするよう頼まれたんだが指摘する部分は特に見当たらない。
ドMも含めて多少なりともMっ気を持つ諸君は是非聞いてみて欲しい。

出演:野上菜月
時間:80分
属性:ややM~ドM

催眠:★★★★★
エロ:★★★★★
コスパ:★★★★☆

総合:★★★★★


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2016年04月14日

アラクネのくすぐり地獄催眠

アラクネのくすぐり地獄催眠

2016年04月に発売されたサークルF・A・Sの作品。

ここ最近では一番勢いのあるサークルであるな。
新作を出すペースもさることながら毎回奇想天外なテーマで攻めてくる。
去年あたりから発想力に技術力が追いついてきて品質も安定度を増している。
今作もサークル外からの支援を得て生まれたらしい。

この作品は大学の先輩にくすぐられまくる。
主人公はまだ受験生だから先輩になる予定の女性と言った方が正しいか。
まあ彼が受かるか受からないかはプレイとあまり関係ない。
絵に描いてある通り彼女の正体はアラクネだ。

催眠は受験風景のイメージ→物語による深化と進む。
イメージは彼が受験を間近に控えて集中力を養うところや
試験を終えて庭でまったりするところを想像する。
それらを通じて催眠に必要な集中力とリラックスを高めるって寸法だ。

今作は古典よりも現代の色が濃く技術の説明がちと難しい。
暗示を分散して入れる流れにしてあるから普通の会話とほぼ同じだ。
だが聞けば聞くほど頭がぼーっとしてくる。

深化は居眠り中に先輩に捕まり糸で体を拘束され話を聞く。
山登りの最中に遭難した人が山小屋を見つけ、中にある階段を下りていく物語だ。
階段を下りるイメージは催眠音声で最もメジャーかもしれない。
合わせて10カウントダウンを3度刻み深化の暗示を入れてくる。

エッチは催眠の終わりに体を敏感にされた主人公の体を先輩が指や糸でこしょこしょ撫で回す。
乳首、脇腹、足の裏を特によくいじっていた。
それと並行してくすぐられると体が痒くなる暗示を入れてくる。

くすぐりをどこまでしてくるのかと思ってたら全部だったんで驚いた。
しかも体が意外にむずむずしてくるのだから面白い。
性感が蓄積していくのとは違う感覚であった。
中盤に1回、終盤に1回絶頂に追い込むシーンがある。

ニッチなテーマをできるだけ受け入れやすく作り上げてる作品だ。
催眠はストーリー仕立てにして世界観に浸りやすくしている。
エッチはエッチでくすぐって絶頂させるのに終始している。

くすぐりの醍醐味が私にはよくわからんので大満足ってわけじゃないんだが
音声を聞いてくすぐられてる感じがしたのだから目標は達成されている。
くすぐり地獄ってタイトルに即したプレイであるな。

ってなわけでそれなりに楽しめた作品であった。
大手になると守りに傾きがちなのをよくここまで成し遂げたと賞賛したい。
レビューの内容に興味を持ったのなら聞いて損はあるまい。

出演:沢野ぽぷら
時間:61分
属性:ややM

催眠:★★★★☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★★☆


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2016年01月13日

さいみん13000~深海に潜むもの~

さいみん13000~深海に潜むもの~

2016年01月に発売されたサークルF・A・Sの作品。

先日の冬コミに合わせて作られた作品だ。
海底探索と異星人による侵略を掛け合わせている。
海底は人間にとって未知の領域だからトンデモ生物がいたところで不思議はない。
まあ今回は人間の女性の姿をしているそうでエッチもわりかし普通だ。
以前からの実績を鑑みて大丈夫だろうと思い聞いてみた。

この作品はさいみん13000なる潜水艇に乗って海の底へと潜る。
調査じゃなくアトラクションで乗ってるのだから時代は近未来なのだろう。
催眠において海に潜るイメージは深化でよく使われる。
それをさらに突き詰め、サークルが得意とする音楽を絡めて癒しも与えてくれる。

催眠は多少の運動→分割弛緩→イメージによる深化と進む。
運動は以前の作品にもあった手をブラブラさせるものだ。
本当に運動だけなんで被暗示性に自信があるなら飛ばしても問題ない。
だが筋肉が硬直しやすい冬場はやったほうが断然入りやすくなるわな。

分割弛緩は船に乗り込み足のつま先→踵→足首→脹脛→膝→もも→腰
→背中→腕→肘→二の腕→両肩→首→顎→口→頬→目の奥→額→頭の順に脱力する。
個々の時間は短いが部位数が多いだけあって5分くらいかかった。
暗示も脱力を示唆するものを固めて入れてくる。

イメージによる深化はテーマどおり少しずつ海の底へと潜る。
最初は10メートル、最後のほうになると数百メートルごとにカウントを数え
ある程度潜ったら周りの景色を見るのを繰り返す。
移動式の水族館をイメージするのがわかりやすい。

海底には色んな生物がいて思い思いの生活をしている。
その様子を観察させながら「気持ちよさそうにふわふわ漂う」等の暗示を入れる。
サークルが現代催眠を多少なりとも勉強しているのだろう。
言い回しに工夫がされていて普通の会話に近い表現を心がけていた。
そして当然のように沈む情景も深化に活用している。

水深1万メートルを超えたあたりで謎の光が出現し
それに体を吸い寄せられて侵略者の研究所に移動する。
催眠の技法はありきたりだが独自の要素や音楽が混じっていて面白い。
イメージがしやすくすんなり催眠に入れた。

エッチは研究所で2人の異星人にドライとセルフで一回ずつイカされる。
ドライは耳と尻穴にあらかじめ入れておいたチューブから特殊な薬を投与し
それによる媚薬効果と感度強化の暗示でまずエロい気分にさせる。
ここでも専用の音楽と効果音が鳴りプレイに臨場感を与えている。

しばらくすると「へんたい」をキーワードに設定し暗示に混ぜてさらに気持ちを盛り上げる。
平和的な異星人だからか罵声の威力が随分弱かった。
これ以外に言葉責めと呼べる要素がなくドMには物足りないだろう。
まあ感度の盛り上げ方は問題ないんで激しいものを期待しないで欲しいってことだ。

10分近く暗示責めにしたところで30カウントダウンが始まる。
しかし寸前の1でストップして20カウントを再開、またストップする動作を何度も繰り返す。
適度に焦らして最後の絶頂を強く大きくしたかったのだろう。
その狙いはぴったりはまり、なかなかに強烈なドライオーガズムが味わえた。

セルフは利き腕の脱力を解き自分のやりたい方法でチンコを扱く。
ドライの直後とはいえ体の性的欲求はちっとも発散されていない。
そのせいかチンコを握ったときに走る生暖かい快感がえらく気持ちよかった。
彼女たちもこちらのオナニーを興味深そうに観察してくれる。
最後は2人の絶頂指示に合わせて射精する。

テーマのインパクトはいまいちだが催眠もエッチもよくまとめられてる作品だ。
運動や脱力によるリラックスを経て海底へ潜るイメージを使いスムーズに深化させている。
落ちる、沈む、吸い込まれる等の感覚を強いレベルで味わうだろう。

エッチは音に頼らず暗示の力でイかせてくれる。
以前よりも催眠のレベルが上がっていてイキやすく感じた。
双子システムを採用しているからかもしれない。
ドライもセルフもしっかり準備し丁寧に絶頂させている。

ってなわけで期待していたくらいの満足度は得られた。
催眠慣れしてない人でも問題なく楽しめるであろう。

出演:野上菜月
時間:75分
属性:ややM

催眠:★★★★☆
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★★☆


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2015年09月07日

4ジゲントリップ催眠

4ジゲントリップ催眠

2015年09月に発売されたサークルF・A・Sの作品。

既にサークルの顔となった音楽催眠シリーズ第三弾である。
今回は場所がクラブハウスってことでテンポのいいBGMが使われている。
似たタイプの作品を作っているサークルがほぼゼロだし
タイトルの意味が何なのか興味が湧いたんで早速聞いてみた。

この作品はアンビエントテクノを流しながら催眠を施し
その後クラブハウスで好みの女性とイチャイチャする。
ラブホじゃないからそこまでエロいプレイをするわけじゃないんだが
音楽による感度強化や絶頂指示がうまく意外にあっさりドライイキさせられた。
催眠慣れしている人ほど楽しめるだろうな。

催眠はまず肩幅に立ち13分近く両腕をぶらぶらさせる。
始まるとお姉さんはまったく話さず水が弾ける音だけが流れ続ける。
催眠に入る前の準備運動みたいなものだ。

それから仰向けに横になって目を瞑り4セット深呼吸→漸進的弛緩法と続く。
少し前にあれだけ運動しているのに追加で体を動かさせているのは
今作の催眠やエッチに慎重を期したかったからかもしれない。
とにかく、ここまで色々やってくれてるのだから誰でも大いにリラックスできるはずだ。
直後に10カウントダウンして軽く催眠に入る。

お次は扉の先にあるクラブハウスをイメージし
偶然そこにいたお姉さんとは別の女性の会話に耳を傾ける。
BGMがハウス系テクノに切り替わるのもそうだが
女性の話しぶりや暗示の表現がお姉さんとはずいぶん違うのも面白い。
主に音楽に対して心地よさを感じるとか快感を覚える暗示を入れていた。
深化とも取れるしエッチの下準備とも取れるシーンだ。

エッチは軽く抱き合い更に快感が高まる暗示を囁き続け
しばらくすると背中や肩を撫でられ最後に30→20→10→5カウントで複数回絶頂する。
プレイの淡白さに反し暗示のボリュームがとてつもなく多く
甘い雰囲気のおかげもあり結構興奮できるのだから大したもんだ。
絶頂回数が増えていくほど艶かしくなる女性の声も良い。

BGMも盛り上げどころをしっかり作ってイキやすくしてくれている。
絶頂タイミングを示す効果音を設定し
最初はカウントと共に、後は一定の時間を空けて単独で鳴らしてきたりもする。
それに合わせて股間が何度もビクつき大きな快感が味わえた。

このところ勢いを失っていた音催眠を独自のスタイルで復活させている作品だ。
催眠誘導では癒し重視、クラブハウスではノリ重視のBGMを使い分け
それに沿う形で暗示をテンポ良く入れている。
声だけの場合よりも集中力を高めやすく催眠も楽に入っていけた。

エッチは声と音でイカせる変わったものだが流れは完成されている。
キャンドルマンあたりの作品を多少研究したのかもしれない。
性的興奮よりも異性と仲良くする充実感でイカせるアプローチだった。
ドライ系の中では結構成功しやすい部類に思える。

ってなわけで期待通りの満足な作品であった。
今年は催眠アニメと並んで音楽催眠にとっても記念すべき年と言える。
今後も失敗を恐れず新たな可能性を模索していって欲しいものだ。

出演:沢野ぽぷら
時間:68分
属性:ノーマル

催眠:★★★★☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★★☆


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2015年06月19日

怪しい団体のマインドセッション催眠

怪しい団体のマインドセッション催眠

2015年06月に発売されたサークルF・A・Sの作品。

洗脳催眠が一段落した後に始まったシリーズの第二作目だ。
今回もアンビエントテクノなる癒し系BGMを流しながら物語を進めている。
過去に発売された音楽を流すタイプの作品は選曲が酷すぎてどれも受け付けなかったんだが
こいつだけは専門のスタッフに依頼してるらしく催眠に適している。
音と声の両方を活用する新しい催眠音声のスタイルが確立されつつあるのかもしれない。

この作品は取材目的で怪しい団体へと潜入したフリーライターが
2人の女性に催眠をかけられ最後には言いなりになってしまう。
霊感商法なんてものがあるように催眠の技術は悪用されることもしばしばある。
だが作中では純粋に催眠を深め、快感を味わわせながら従いたくなるよう誘導している。
胡散臭いテーマに反して催眠の内容は結構正統派だ。

催眠は10分間立ったままで腕をぶらぶらさせる運動をしてから
団体に所属するお姉さんの車で本部へと向かい、その最中に催眠をかけられる。
10カウントに合わせて力を入れ続け、それから同じく10カウントで弛緩し
車の外の景色をイメージしたり車の振動を感じながら脱力する動作を行っていた。
やってることは普通の催眠なんだがシチュが珍しいから聞いてて面白い。
バックで流れる音楽にも独特な癒しの雰囲気を感じる。

それから車内で0に対するイメージを植えつけてから30カウントダウンで深化
その後本部でもう一人の女性と合流し、今度は6に対するイメージを植えつけられる。
0はともかく6までするのはこの団体が0と6を大事にしているからだ。
イメージの内容は0が頭が真っ白になる、6が浮遊感や感度上昇であった。
えらくぶっ飛んだ内容なのだが、それぞれの数字に関する素晴らしさを力説してくるからか
なんとなくそう思ってしまう魔力じみたものを感じる。

エッチは最初に2つの数字を交えたカウントで連続絶頂し
その後は2人に密着されながら暗示でオナニーをさせられる。
完全にそうとは言い切れないんだが双子っぽいシステムを採用していた。

連続絶頂は1回目が左から100カウントダウン、右から100カウントアップを同時に聞きながら
2回目以降は6の倍数を順に数えて感度を上昇させ、特定のタイミングで絶頂させる。
エロトランスのカンストにあったエッチを双子でやってる感じだな。
先ほど設定したように6を感度上昇、0を絶頂の合図として使ってくるんで
ドライオーガズムを嗜んでいる人なら連続絶頂は十分に狙える。

もう一個のオナニーは暗示で手の動きをコントロールしながら行う。
事前に射精したら団体に入ることを宣告され、そのスリルとせめぎ合いながらチンコを扱くのだ。
普通のオナニーに精神的な刺激を加えたかったんだろうな。
最後はカウントじゃなくて彼女たちの絶頂を促すセリフに合わせて射精する。

催眠音声にあまり適さないテーマを上手に纏め上げている大した作品だ。
催眠やプレイ自体は結構スタンダードなのにそれらの演出が凝っているから
聞けば聞くほど魅入られたかのようにズルズルと吸い寄せられてしまう。
物語に興味関心を抱きながら聞いたほうが断然催眠に入りやすくなるわけで
そういう点では相当に優れている一品と言える。

催眠は以前の作品にあった言葉遣いの粗さが随分と改善され
それに音楽が加わって入りやすいし深めやすくもなっている。
数字を聞いて体が反射的に反応するかは被暗示性によるところが大きいのだが
最後のプレイがオナニーなんでそれ抜きでもちゃんと楽しめる。

エッチはこちらも催眠の慣れ具合にある程度対応させたプレイだ。
私みたいに聞きまくってる人は連続絶頂でイキまくって楽しめばいいし
ドライをこれから味わうあたりの人は素直にオナニーで楽しめばいい。
射精は射精でちょっぴり背徳感があるから快感の度合いはなかなかのものである。
ニッチなテーマなのだがどのシーンも作りがしっかりしていて誰でも楽しめる。

ってなわけでかなり当たりな作品であった。
このサークルは活動を始めて1年程度しか経ってないのに成長著しい。
作風も出来上がってるし今後も良い作品をバンバン出してくれるに違いない。

出演:沢野ぽぷら
時間:74分
属性:ややM~M

催眠:★★★★★
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★★★


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2015年03月07日

サキュバスのエナジードレイン催眠

サキュバスのエナジードレイン催眠

2015年03月に発売されたサークルF・A・Sの作品。

洗脳催眠シリーズが一段落したのか別のスタイルの作品を出してきた。
なんでもアンビエントテクノなる音楽を使って誘導するらしい。
環境音のように催眠に入りやすくなるかを確認したくて聞いてみた。

この作品はボクっ娘サキュバスと一緒に淫魔の世界へ行ってエッチする。
話によると現実世界における彼女には実体が無く
あっちの世界に行かないとお触りすらできないらしい。
その行程を描きながら催眠をかけていくって寸法だ。

催眠は10分くらい運動をしてから深呼吸する。
催眠の前に運動する作品は少ないが意外に有効だ。
深呼吸中はかなり入念に瞼が重くなる暗示を入れてくる。
普段は気にしないことでも言われると結構影響するものだ。
眠気に近い瞼の重さが強烈に襲ってくるだろう。

お次は音楽を聞きながら左右同時に刻まれる100カウントに耳を傾たり
階段を下りるイメージをする。
右はカウントアップ、左はカウントダウンしてきて両方同時に聞くと混乱する。
それを狙ったかのように中央からは暗示を入れてくる。
双子とは違う変わった演出が聞いていて面白い。

最後は白い部屋→紫色の部屋へと移動しながら深化する。
白い部屋では淫魔の世界の音を手に入れると称して声がクリアになり
紫の部屋では服が紫色に包まれて感度が増すと言っていた。
感度が増すのと紫にどういった関係があるのかよくわからんが
いずれも暗示の表現、入れ方、ボリュームが優れていてすんなり催眠に入れる。
アンビエントテクノの効果でそうなったのかもしれない。

エッチは音による手コキ→SEXと進む。
ここでもBGMやら効果音をバックに流し続けていた。
エッチでリラクゼーション系のBGMを流すのはよくない気もするのだが
催眠状態を維持するのに役立っているのは間違いない。

手コキSEX共々くちゅ音を鳴らし感度操作の暗示を入れながら
ソフトな罵声を入れて性的興奮を掻き立ててくれる。
まあBGMのおかげでそんなにM心をくすぐられたりはしないだろうな。
暗示を軸に添え物として罵声を入れているように思われる。
手コキは合計6回のカウントダウン、SEXは10カウントと数回の3カウントで絶頂する。

エッチに色々と首をひねる部分があるものの全体としてはよくできている。
専門家に協力を仰いだらしくBGMの品質は極めて高い。
作品の内容ともマッチしているから催眠にはかなり入りやすく感じた。
時間が催眠40分、エッチ20分だし催眠を重視したかったのだろう。
作り手の狙い通りの結果が多くの聴き手に見込めると思われる。

エッチはおまけとまでは言わないがもう少し変化が欲しかった。
BGMを気持ちを盛り上げる系にしてれば違ったかもしれない。
プレイ自体は暗示で煽ってイかせるテンプレ的な内容なんで
この作品らしさを出すなら諸々の音で色を出すべきだろうな。
次回作以降に改善されていることを期待しよう。

ってなわけで催眠に重きを置くのならかなり満足できる作品だ。
寝落ちしそうになるほどの安らかなひと時が心身を癒してくれるだろう。

出演:沢野ぽぷら
時間:76分
属性:ノーマル~ややM

催眠:★★★★☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★★☆


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2015年02月23日

洗脳催眠-改造してあげる-

洗脳催眠-改造してあげる-

2014年2月に発売された、サークルF・A・Sの作品。

以前洗脳催眠2-堕としてあげる-のレビューの中で実験作と言っていた作品だ。
片方だけ聞いてそのままというのもどうも後味が悪いんでこっちも聞いてみた。
時間が短いと記事にしやすいっていうレビュアー特有の都合もある。

この作品はお姉さんに暗示を何度もかけられて洗脳される。
この場合の洗脳は自分の心にある悪い部分を入れ替えるのが目的だから
正しくは心の切り替えと呼ぶべきなのかもしれない。
集中力や記憶力を増幅し、目標をきちんと遂行する強い心を作り上げる。

もちろん1回聞いただけでそうなるほど無意識ってやつはやわじゃない。
数日に1回くらいのペースで聞き続けて継続的に自分にそう教え込むのだ。

催眠は深呼吸を1回するごとに右腕→左腕→肩→両足→胸→お腹の順で弛緩し
目を閉じて同じ要領で頭も脱力する。
作品の内容的にあまり脱力させる必要が無いからだろう、暗示は軽めだった。

それから2分ほどを使ってお姉さんの声に気持ちよさを感じる暗示を入れられる。
彼女の声は気持ちいい、だから従いたくなる。
すくりぷの作品などでよく聞くお馴染みのパターンであるな。

最後に30カウントを数えながら適度に暗示を挟んで頭の中を真っ白にする。
最初は数カウントごとだったのが10から0までは1カウントごとに入れてきて
なかなかにきめ細かい流れであった。
最中にイキたかったらどうぞみたいなことも言われるがさすがに絶頂は無理だろう。

エッチはまず成功した時の自分をイメージし
10カウントを数えながら今の自分へと時間を戻していく。
エッチな要素はまったく無く感度の上昇を促進したりもしてこない。
催眠の延長として自己啓発をするみたいなものだ。

お次は同じく自己啓発として集中力、記憶力が上がるだとか
悪い習慣が改善されるといった暗示を自分で口ずさむ。
他者からの暗示よりも自己暗示のほうが強力だからそうしたのだろう。
そして合間に囁かれたくなるだとか、気持ちいいのに弱いだとか
今までとは違った毛並みの暗示も登場する。
メインの行動を行いながらこっそり気持ちよくしてやろうって感じだ。

1回さらりと一通り済ませてから2回目に入り
そこでは左右から別々の暗示を同時に入れられるシーンも登場する。
これが双子にやや似ている声のかけ方らだからか実に気持ちいい。
性的なものとは違い頭の中をかき回されるような心地がした。

最後に催眠の時と同じく30カウントを行って終了だ。
先で到底イケなかった人もここなら頑張ればなんとかなるかもしれない。

大してエロくない一方で催眠状態に漂う気分は結構味わえる作品だ。
お姉さんの声に気持ちよさを感じる、従いたくなる系の暗示がえらく多くて
徐々に頭の中を侵食されていく感覚が味わえる。
他の部分、例えば自己啓発などは効き目がイマイチなんだが
洗脳されるような感覚はそれなりに満喫できるだろう。

エッチはあってないようなものと思っていただきたい。
射精は指示されないから当然できないとして、これだとドライもきつかろう。
無理矢理エロをぶち込んだ感がそれなりにある。
まあ今の催眠音声は非エロだとさっぱり売れないから仕方ないのだが。
作品のコンセプトは良いんだがエロとそれ以外の部分のかみ合わせがイマイチだった。

ってなわけでエロの淡白さに目をつむれば割と妥当なレベルの作品である。

出演:誠樹ふぁん
時間:32分
属性:ややM

催眠:★★★☆☆
エロ:☆☆☆☆☆
コスパ:★★☆☆☆

総合:★★★☆☆


体験版はこちらから



saiminsusume at 20:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2014年12月25日

洗脳催眠3-魅了してあげる-

洗脳催眠3-魅了してあげる-

2014年11月に発売されたサークルF・A・Sの作品。

催眠ではあまり見かけないバイノーラル録音シリーズの3作目だ。
今回は意識の分化がテーマらしい。
いまいちピンと来ない内容なんだが要は心を開放すると思ってくれればいい。
エッチを楽しむのに邪魔な理性を取り払ってオスになりましょうってことだ。

催眠を始める前に堕落する暗示を入れ続ける危険性を語ってくれる。
「1ヶ月綺麗な言葉を掛け続けたり罵声を浴びせ続けたらどうなるか」
なんてのが話題になってるように、暗示は継続的に入れ続けると心を歪ませる。
だがこの作品ではそんなことはしないから安心してね、と締めくくっていた。
催眠に不慣れな人には結構効果的なんじゃなかろうか。

催眠は手足を伸ばすのに合わせて深呼吸をしてから
自分の中にある理性が遠のき本能が活気づく様子をイメージする。
なんとなく肩の荷が下りた感じがしたなら上々だろう。

それから高さ30階のビルをイメージし
カウントアップをしながら最上階へ行き、すぐさま30+50カウントダウンを刻む。
一旦心を浮き上がらせてから落としたほうが実感しやすいからな。
カウントや最中の暗示がスピーディーだし落下する感覚が起きやすい。

最後に「私の目を見て」と言われると見られているのを意識して恥ずかしくなる
「私の声を聴いて」と言われると声に集中し聞くのが気持ちよくなるって感じに
合計6個のキーワードを設定して代わる代わる何度も入れ続けてくれる。
声の位置が頻繁に左右に動いてちょっとした混乱も誘ってきていた。
割と催眠に入りやすい作りだし、声に反応して体が勝手にピクつくかもしれない。

エッチは先のキーワードにオナニーの指示を絡めて心身を同時に気持ちよくする。
最初は握らずに上から撫でるだけにして適度に焦らし
暗示の効果も合わせて十分に興奮してから本格的に扱く感じだ。
そして最後に「イっちゃえ」を何度も言われながら射精を迎える。
プレイ時間が10分もない駆け足なプレイであった。

初心者を意識してるのか随分と手の込んだ作品である。
催眠に関する豆知識を披露しながらラポールを構築し
効果的な催眠法を使って導入と深化をしている。
以前の2作は経験不足からくるぎこちなさがあったのだが
今作は全体の流れや暗示の内容が淀みなく催眠に入りやすい。
どっぷりってほどじゃないが中程度くらいの催眠には入れるだろう。

しかしエッチは相変わらず淡白でどうもパンチに欠ける。
作品のテーマとエッチの相性がいいのだからもう少し楽しませるべきだろう。
本格的なオナニーから射精までがわずか1分しかなく抜きにくい。
催眠に力を入れすぎてエッチがおざなりになっているように思える。

催眠状態を楽しむ分には合格点な作品である。
サークルの最終的な目標が奈辺にあるのかはよくわからんが
これだけの腕を持っているのならもう少しエッチも頑張ってほしいものだ。

出演:野上菜月
時間:51分
属性:ややM

催眠:★★★★☆
エロ:★☆☆☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★☆☆


体験版はこちらから



saiminsusume at 20:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)