Dot-Space

2017年04月05日

催眠迷宮 -Hypnotic Maze-

催眠迷宮 -Hypnotic Maze-

2017年03月に発売されたサークルDot-Spaceの作品。

名義はこのサークルだがF・A・Sとの合作らしい。
ここ数年でコラボ作品をそこそこ見るようになったのは業界が成熟したからかもしれないな。
複数の製作者が参加してひとつにまとめるのはなかなか難しい。
どっちも有力なサークルだし面白そうなんで聞いてみた。

この作品はとある地方にある神殿へ乗り込み神様と出会う。
主人公の目的は明らかにされてないが大方お願いでもするのだろう。
一人で入ると危険だからってことでシスターも同行する。
そのせいで彼女もとばっちりを食うのだから気の毒なことだ。

催眠はリラックス運動→神殿探索と続く。
リラックス運動はF・A・Sでよくやってる腕をぷらぷらさせるやつだ。
音楽も流れるし従来のDot-Space作品と随分違う。
被暗示性の低い人はやっておくと後々入りやすくなるだろう。

神殿探索はシスターがあらすじを説明し天の声が催眠をかける。
中盤から悪魔も登場するから女性は全部で3人だ。
落下する部屋→階段がある部屋→深海の部屋→心の部屋を順に通り抜け最深部へ向かう。
そしてどの部屋も説明と同時に深化させる暗示をこれでもかってくらい入れてくる。

時間が長いし暗示の入れ方も上手くて聞けば聞くほど頭がくらくらしてきた。
扉を開けて部屋に入るのを繰り返すだけなのに内容が多彩で結構面白い。
合作の弱点である作風の違いによる違和感もないしがっつり入れること請け合いだ。

エッチは悪魔のささやきに乗ってその領域へ侵入してしまい
逃げ出そうにもうまくいかず屈服させられる。
主人公とシスターの魂を順に黒く染め上げ最後にオナニーで射精する寸法だ。

悪堕ちするまでの経緯を楽しむエッチだわな。
暗示で感度を上げたりオナニーの動きを制御するところもあるが
神様に会うはずが悪魔にそそのかされて気持ちよくなる状況再現に最も力を入れている。
シスターを同行させたのも清らかな心と体を精液でどろどろにするためだ。
私には合わなくてあんまし気持ちよくなれなかったが好みの人ならはまるのかもしれない。

催眠は上々、エッチはぼちぼちの作品だ。
神殿探索をそのままトレースし暗示を無難に散りばめている。
リラックス運動や音楽も組み合わせて随分と手堅い誘導であった。

エッチはまあ人によるとしか言えない。
寝取られや悪堕ちは作品説明に書いておいたほうがいいと思うんだがな。
流れは良くても嗜好が合わなきゃ催眠も解けちまうわけでどうにも危うい。

ってなわけでそれなりに楽しめた。
サークルが力を合わせれば新しいタイプの名作が生まれるかもしれないな。

出演:柚木朱莉
時間:95分
属性:ややS~M

催眠:★★★★★
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★★☆


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2016年12月10日

[Caresses]

2016年12月に公開されたサークルDot-Spaceの作品。

コミケを間近に控えた時期にひょっこり現れた新作だ。
しかもふたくろ氏とのコラボときてる。
あっちは冬コミに新作を出すはずなんだがよくこんな余力があるもんだ。
結果を残し成功を収める者たちは総じて行動力がある。

この作品はヘッドマッサージ専門店で2人のセラピストに弄ばれる。
頭部のケアをある程度済ませたら乳首と同時にお世話する寸法だ。
風俗ではないらしくエロい言葉はほとんど言ってこない。
まあ露骨なエロさがないほうが暗示でイカされる快感を味わいやすい。

催眠は深呼吸&ヘッドマッサージ→深化と進む。
ヘッドマッサージは深呼吸しながらマッサージされてる暗示をちょこちょこ入れる。
1セットごとに刺激する箇所を変えながら丁寧にやっていた。
kuroko.氏の演技がえらくうまくて頭の中が妙に心地いい。
マッサージ気分はともかく催眠の掴みとしては上々であるな。

深化は3カウントダウンに合わせてマッサージの音を聞くと気持ちよくなる暗示を入れる。
重要シーンだから先ほど以上に暗示の量や入れ方に気をつかってた。
さらにスペシャルコースへの変更手続きをして追加のセラピストを呼びにいく。
呼びにいく間を無音にしたのは沈黙法を狙ったのだろう。
限られた時間内にこの上ない品質の催眠を施していた。

エッチは2人になったセラピストが頭と乳首を撫で回す。
擦るってよりは優しく撫でたり指で圧力をかけて気持ちよくする感じだ。
ここでもマッサージの音を適度に鳴らして感度強化を図る。

そして催眠者が2人に増えたので暗示の入れ方も双子スタイルへと変化する。
時間がそれほどないからだろうが暗示を畳み掛けて入れるシーンがそれなりに見られた。
途中から乳首オナニーの指示が出て10回のマッサージに合わせて絶頂する。

ほぼ癒し一色な聞きやすい作品だ。
マッサージらしさをできるだけ出しながら催眠とエッチを行う。
玄人向けなところも多少見られるが無料なんで試しに聞いてみるのもよかろう。
後半の双子もレベルが高くて結構気持ちよくなれる。

ってなわけで私はそれなりに満足できた。
M性がほとんどないことだけ留意しておけば諸君も楽しめるに違いない。

出演:kuroko./ftnr
時間:37分
属性:ノーマル~ややM

催眠:■■■■□
エロ:■■■□□

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http://markusdotspace.blog.fc2.com/blog-entry-42.html


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2016年10月19日

【催眠音声】昼下がり団地妻II~隣人は可愛いペットがお好き~

【催眠音声】昼下がり団地妻II~隣人は可愛いペットがお好き~

2016年10月に発売されたサークルDot-Spaceの作品。

シリーズ団地妻なる作品群に所属する作品だ。
女性向けの作者が発起人になり色んな音声を作ってるらしい。
私も最近までよう知らんかったのだが女性向け作品を主に出してる。
この作者ならたぶん面白いだろうと思い期待しながら聞いてみた。

この作品は佐渡さんなる団地妻の家に連れ込まれ犬化の調教を受ける。
彼女の旦那は仕事人間で色々と欲求不満なんだそうな。
かといって団地だとペットも飼えないってことで主人公を代わりに立てている。
不倫セックスに勤しむのに比べれば健全な遊びとも言える。

催眠は深呼吸&時計のイメージ→脱力&深化→暗示と続く。
深呼吸は4セット行った後に目を閉じ時計の音を聞く。
普段よく聞く音なんでリズムもよくだんだん落ち着いてくる。
振り子時計ってことで揺れるイメージと暗示も入れてきた。

深化は簡単なストレッチの後に「沈む」を何度も言ってトランスを深める。
それだけを単調に繰り返すんじゃなくセリフの中に紛れ込ませ多少強調して言っていた。
説明が遅れたがこの作品には佐渡さん以外に進行役のお姉さんも話す。
彼女は主人公視点の状況描写とプレイのお手伝いを主に行う。
このシーンでは別視点で深化の暗示を入れてくれる。

暗示は佐渡さんの命令には「アン」と答えるように教え込まれ
それと同時に声に従うことに安らぐ、喜ぶ暗示を入れられる。
ペットの名の通り可愛がりながら気持ちよくしてやろうって寸法だ。
脱力感が特にない代わりに意識のぼやけや幸福感がえらく感じられる。

エッチは彼女が入れたミルクを飲み、お手をし、体臭を堪能し、オナニーする。
ミルクは当然皿に注がれ床に置かれる犬仕様だ。
つうてもそれらを本当に用意しろとは言われない。
オナニー以外はイメージで代用しても十分楽しめる。

オナニーは仰向けのまま手で扱く通常のスタイルに加えて床オナもできる。
開始時に好きなほうを選べと言われるしどちらでもいいのだろう。
佐渡さんが命令を出し進行役のお姉さんが感度強化の暗示を入れる。
終盤に10カウントダウンが始まり3で一旦ストップ、少し焦らしてから0まで数えて射精する。

団地妻相手のエッチにしては淡白な作品だ。
犬化の調教はともかくエッチの内容がいささかインパクトに欠ける。
恥ずかしいポーズを取るとかチンコを尻尾に見立てて振り回すとかもやらせて欲しかった。
結局のところ佐渡さんもパンツしか見せてくれず不倫の旨みがなんとも薄い。

催眠は誘導役を二人にしてるのが真新しい。
双子のように完璧な連携を取ることはないが役割に明確な違いがある。
ドラマ仕立ての作品にしたかったからこういう作りになったんだろうな。
時間が短めなんでトランスの入り具合は中程度がいいとこだろう。

ってなわけでドMとしては不満の残る内容であった。
年上相手の甘いエッチが好きな人なら楽しめるかもな。

出演:みもりあいの
時間:50分
属性:ややM

催眠:★★★☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★☆☆


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2016年04月10日

【催眠音声】マインドイーター

【催眠音声】マインドイーター

2016年03月に発売されたサークルDot-Spaceの作品。

8ヶ月ぶりの有料作品であるな。
このサークルは有料と無料をバランスよく製作している。
催眠音声はこのところ有料作品優勢だが、ここまで栄えたのは無料があったからこそだ。
ニッチなテーマをどう扱ってるかが気になったんで早速聞いてみた。

この作品はとあるパーティー会場で女性に脳みそを吸い取られる。
つうても本当にそうするんじゃなくて類似体験をさせて楽しませようって寸法だ。
いかに催眠といえども被験者の体に害を及ぼす暗示は絶対に入らない。
彼女もそれをわかっているからえらく慎重に事を進めている。

催眠は深呼吸→漸進的弛緩法→イメージによる深化→沈黙法と進む。
漸進的弛緩法は右腕→左腕→右足→左足の順に個別に力を入れ
5カウントで力を抜くのをそれぞれ2セット行う。
これまでの作品で知識と経験を積んでいることもあり指示と暗示が的確だ。
言われた部分がだらーんとする感覚が早速湧いてきた。

イメージによる深化は3カウントダウンで目を閉じ額に意識が集中するのをイメージする。
わざわざ額を指定したのは脳に近いからだろうな。
それを維持しながら頭が重くなる、頭の中が痺れる等々深化の暗示を入れていた。
脱力感が強くなる人がいればとんでもなく眠くなる人もいる。
それらに共通するのは気持ちいいってことだ。
最後に彼女が1分近く沈黙し今の感覚を自分で確認する。

エッチは耳元に甘い吐息を吹きかけ、指で脳をくにゅくにゅかき混ぜ
左右の耳を舐め、彼女とキスをし、脳みそを吸い取られる。
最後のプレイ以外はドライ絶頂するための準備ってところだ。
彼女は主人公の脳みそを最高の状態でいただきたいらしい。

催眠音声のエッチにつきものの暗示も充実している。
どのプレイをする時もまず前暗示を入れ、短めのカウントを数え、後追い暗示を入れる。
基本形を単調に感じないレベルでアレンジしながらやっていた。
元々トランスに入りやすい作品なんで頭の中がぐるぐるする感覚がする。
もうどうにでもしてくれって思うほどよい気分が味わえて幸せだった。

脳みそを吸い取るシーンは10カウントダウンの後にあるセリフを言い
ちと激しいちゅぱ音を鳴らしてそれっぽさを出している。
まあここをリアルにイメージさせると催眠が覚めるだろうしいいんじゃなかろうか。
ドライの快感も良好で射精に負けない強さと長さを持っている。
これで物足りない人は約5分のEXパートを繋げて聴けば大丈夫だろう。

今まで聞いてきたサークルのどの作品よりも優れている作品だ。
最後の瞬間に訪れる脳イキに向けてひたすらに準備を進める。
展開が面白く女性の声とセリフも穏やかでえらく聞きやすい。
ドライ未経験の人でもこれならそれに近いものが味わえそうだ。

しかしこのサークルは以前に比べて随分と成長したものだ。
活動開始直後の2014年は色々とひどいことを言ったものだが
これだけ立派なものを作れる今となっては申し訳なく思う。

断言しよう。
「この作品は良いものだ」と。

ってなわけで大いに満足できる内容であった。
マインドブラストを受け入れられる諸君は是非聞いてみてくれ。

出演:沢野ぽぷら
時間:66分
属性:ややM

催眠:★★★★★
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★★★


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2015年07月09日

ヒプノアドベンチャー

ヒプノアドベンチャー

2015年07月に発売されたサークルDot-Spaceの作品。

有料では前作から9ヶ月ぶりに出た久々の新作だ。
サキュバスにエッチな事をされるシチュをRPG風に仕立てているらしい。
出演が彩音まりか氏ってことで早速聞いてみた。

この作品は特殊なデバイスを使ってバーチャル世界のヘタレ勇者になり
敵にあたるサキュバスにエッチな魔法をかけてもらう。
催眠の感覚はしばしば魔法に例えられることからこうしたのだろう。
毒、混乱、麻痺などRPGで頻出するステータス変化を順にかけていく。

催眠はその下準備として深呼吸や分割弛緩で心身を脱力するところから始まる。
脱力は首→右肩→右腕→右手の指の先→左肩→左腕→左手の指先
→胸→お腹→背中→太もも→脹脛→足先って具合に全体を軽く流していた。
脱力感をあまり強めないのはエッチでセルフパートがあるからだ。

お次はバックで電子音を流しボリュームを大きくしたり小さくしたりしながら聞かせる。
大きくなったときは意識が覚醒、小さくなったら催眠に戻ると暗示を入れていた。
他の催眠で時折使われる揺さぶりの効果音版ってところか。
そして10カウント→3カウント*4→10カウントと繋ぎながら催眠を深める。

最後は3カウントを数えて一度覚醒してすぐさま戻り、サキュバスのイメージをして終了だ。
大元は古典催眠のよくあるタイプに他ならないのだが凝った演出がされている。
以前のようにぶっ飛んだことをせず催眠をきっちり深めようとする姿勢に好感が持てた。
まあ中程度くらいまでなら無理なく入れるんじゃなかろうか。

エッチは混乱→眠り→毒→麻痺→魅了の順に魔法を受けてからセルフとドライのエッチをする。
前の5つはフェラとかセックスみたいな一般的なプレイをするんじゃなくて
聴き手にそう感じさせるための暗示を入れていく催眠の延長みたいな内容だ。

混乱は「くるくる」「混ざる」と言いながら声を移動させて意識を揺さぶり
眠りは白い光の玉をイメージし5カウントを数えて安らぐ暗示を入れ
毒は息をふーふー吹きかけながら脱力する暗示を入れ
麻痺は黄色いオーラを纏った手で頭を撫でられ
魅了は彼女の目を見つめるイメージをしながらキスをする。

最大7分程度の時間しかないのにまったく違った方向性の催眠を施しているのは
深い催眠に入っていることを踏まえてもあまりよろしいとは思えない。
催眠音声における暗示ってやつは時間をかけて入念に入れることで初めて効果が現れる。
イメージの内容を統一してそこから各感覚を派生させるってのならわかるんだが
この内容ではサキュバスが狙った感覚操作はほとんどできまい。
この中だったら混乱が一番かかりやすいだろうな。

セルフは自分の性感帯を彼女に責められるイメージをしながらオナニーする。
そして彼女はその様子を見ながらさらに自分のことを好きになり
言葉に心を犯されることに快楽を覚えると暗示を入れていた。
言葉責めとか視線を意識させてきたりしないところがちと珍しくもある。
催眠音声ってことで暗示でイカせたかったのだろう。
最後は10カウントダウンに合わせて射精する。

ドライは騎乗位の体勢でセックスしながらキスを交わす。
ここにきてようやくエッチらしいエッチが登場するわけだ。
最中はちゅぱ音をガンガン鳴らし、それを聞くほど興奮が高まると暗示を入れていた。
セルフと同様10カウントダウンで絶頂する。

催眠は上々なんだがエッチがどうにも残念な作品だ。
作品のコンセプトにこだわるあまり暗示の方向がてんでばらばらだから
最後のエッチになっても性的快感がどうにも湧いてこない。
かといって途中のステータス変化も時間・内容共に乏しく満足度に欠ける。

催眠、魅了、ドライパート以外はオプション扱いになってるとはいえ
ある程度の整合性は当然求められる。
やりたいことをとにかくぶち込んだ結果収拾がつかなくなっているように思えてならない。
セルフはともかくこれでドライ絶頂するのは難しかろう。
エッチをどう組み立てるかがこの作者の今後の課題になりそうだ。

催眠は元から良かったのがさらにレベルアップしている。
作品に合わせた表現をしながら催眠を進められるようになったからだろう。
まだまだ粗は見られるがじきに改善されるものと思われる。

ってなわけでまあまあの作品であった。
催眠音声におけるエッチの組み立てはどのサークルも難渋している。
これを克服し自分のスタイルを確立できればもっといい作品が作れるようになるはずだ。

出演:彩音まりか
時間:90分
属性:ややM~M

催眠:★★★★☆
エロ:★☆☆☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★☆☆


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2014年11月13日

[Medication]

[Medication]

2014年10月に発売された、サークルDot-Spaceの作品。

サークル立ち上げからもう3作目を出してきた。
6月、8月、10月と2か月程度の短い間隔で作品を出しているところを見ると
色々と催眠音声のネタを抱えているようだ。
ぼちぼちサークルとしての作風が固まってくる頃だろうと期待しながら聞いてみた。

この作品は入院中の患者を看護師が催眠を使って治療する。
つってもカウンセリングをするんじゃなくて投薬をしながら
暗示を入れて段階的に催眠を深くしていく寸法だ。

そして事あるごとに彼女の匂いを強烈に意識させてくる。
最初はなんてことなかったのが次第に何か匂ってくるかもしれない。
それがどんな香りなのかは人それぞれだろうが
そうなるように何度も何度も喚起していた。

催眠は点滴してから塗り薬、内服薬、吸入薬を個別に投与する。
点滴では点滴薬を注入されると体がじんじん熱くなる
塗り薬は塗られた部分が暖かくなる、内服薬は体の中がとろとろになる
吸入薬は意識が薄れて看護師の言いなりになるって感じに
治療しながら催眠に関連のある暗示をちょこちょこ入れていた。

ちょこちょことわざわざ言ったように暗示の入れ方はあまりよろしくない。
なんというか散発的な暗示だからそこまで操作される感じはしないだろうな。
その代わり投薬の方法やその様子を随分と綿密に描いている。
催眠に入る感覚は得にくいがボイスドラマ的な没頭感はあるかもしれない。

エッチは注射、フェロモンくんくん運動、生体アロマディフューザーを行う。
まあ注射以外は何の事だかさっぱりだろうから順番に説明していこう。

注射はまず聴き手の右手の人差指に意識を向け、それを注射針と思い込ませる。
それからリアルでやるように左腕の内側にぶっ刺すわけだ。
指なんで痛みは感じないだろうが先端恐怖症だとちと辛いかもしれない。
注射器の中には彼女のフェロモンが入っていて、それを吸入すると感度が上がる。

フェロモンくんくん運動はお椀の形にした両手の中にフェロモンが入っているのをイメージ
それをくんくんしてさらに興奮する犬のようなプレイだ。
しばらくすると看護師が尻を顔に乗せてくるからマンコの香りを下着越しに堪能する。
最後に尻穴へ極太の注射器を挿入して大量のフェロモンを注入
くんくんしながら10カウントダウンに合わせてドライ絶頂する。

生体アロマディフューザーは彼女がどいた状態で息を吐き出す。
尻から香りを吸引して口から吐き出すからアロマディフューザーなわけだ。
オプションプレイだから絶頂シーンは無い。

前作に比べると随分よくなったのだが相変わらず気難しさを感じる作品だ。
催眠音声で匂いを感じさせようって目論見自体が難しいのに
それを製作歴わずか4か月の作者が行っているから色々とぼろが出る。
結局私は大して催眠に入れないまま終わりを迎えた。

その理由について考えてみたんだが、やはり暗示が全体的に足りないのだ。
最初の体に熱さを感じさせるシーンは2パート使ってるからまだいけるのだが
その後の頭がとろとろになるとか意識が消えるってのはどうにも感得しにくい。
聴き手をそうするためにはもっと暗示を何度も繰り返し入れる必要がある。

テーマは面白いし何をしているのかまではよくわかるのだ。
だがその結果作者が聴き手にどうなってほしいかの表現がどうにも足りない。
匂いに関しても匂うところまでで匂ったからどうなるかがほとんど表現されていない。
状況説明に徹しているだけのセリフは暗示と呼べないだろうに。

だが前作に比べると問題点がすっきりしている分
この先の頑張り次第によっては名作が生まれそうな予感がした。
今はまだ経験が足りないから思ったことを形にできていないように思える。
現段階でもそのへんの凡サークルよりずっと優れているのは間違いない。

話を元に戻すと、この作品に関して言えばイマイチ感が拭えない。
だがこの値段ならその分くらいは十分に楽しめるってところだ。
今一歩足りないまったくもって惜しい作品である。

出演:三森愛乃
時間:100分
属性:ややM~ドM

催眠:★★☆☆☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★☆☆


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2014年11月01日

[Halloween-DinnerParty]



2014年10月に公開された、サークルDot-Spaceの作品。

今年一番勢いがある新規サークルの4作目である。
無料、有料、有料ときて今回無料に戻ったのは季節ネタなのもあるが
今一度自分の作風を見つめ直したかったからかもしれない。
それというのも有料作品に比べて随分と大人しい作りだからだ。

この作品はとある人妻と一緒にハロウィンパーティーの準備をする。
私はあまりハロウィンってやつをよく知らないんだが
仮装したりカボチャのスープを作ってるのがいかにもそれらしい。
ストレートな形で催眠と絡めるのが難しいこの話題を
イメージをふんだんに使った誘導でうまい具合に適合させていた。

催眠は人妻と買い物に出かける前に中をくりぬいたカボチャを装着する。
そして歩きながらカボチャの中に炎が揺らめているのをイメージする。
炎は聴き手の意識であり、弱まると意識も弱まると何度も言っていた。
カボチャをかぶるのは仮装もあるが一体感も植え付けたかったのだろう。

買い物を終えて家に帰ると大きな鍋を用意し
その中に3種の食材を投入する。
ここでも鍋を聴き手の空っぽになった意識に例え
色々と詰め込んで頭が重くなる、意識が押し潰されると暗示を入れていた。
そして火をかけてぐるぐるかき混ぜつづけて意識の力をさらに弱める。
「ぐーる ぐーる」と言ってるシーンはすくりぷの第5弾を彷彿とさせるな。

エッチはカボチャのスープに成り果てた主人公を彼女とその娘が食べる。
まあつまりエロとかけ離れたプレイってわけだ。
彼女たちがくちゃくちゃじゅるじゅるとやや下品に下を鳴らし
それに気持ちよさや幸福感を覚えて欲しいと言ってくる。

催眠音声が盛んに作られ始めた初期の作品に近い
催眠的な感覚を極端なほどに重視した作品だ。
導入に15分、深化に30分近くの時間をとってゆっくりと誘導している。
そして催眠に入った結果を確かめさせるために食べられる。
エロイ感覚を満喫しにくい反面リラックスや幸福感が得やすい。
無料ならこういう作品もいいんじゃなかろうか。

ここ2作有料を聞いてきてアイデアに実力が伴ってないと思ってたのだが
今回はあまり突飛なギミックを使わず大人しい誘導を行っている。
でもハロウィンにきちんと適合させながらやってるから聞いてて面白い。
1作目の基本に忠実な作風に立ち返っていて私は大いに楽しめた。
催眠の深さも中の上くらいまではいけるだろう。

結構安心して聞ける作品である。
このところ催眠音声は有料無料いずれも新作が少ないし
その穴埋めとして十分役立ってくれるに違いない。

出演:ftnr/三森愛乃/綾瀬桂吾/綾坂めろ
時間:63分
属性:ややM

催眠:■■■■□
エロ:■□□□□

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2014年09月17日

[Conception]

[Conception]

2014年08月に発売された、サークルDot-Spaceの作品。

前作で無料とはいえ3000ダウンロードを獲得して好感触を得たのか
早速有料にも作品を出してきた。
こちらでも好成績を残すのか、はたまた撃沈するのか。
私としても前作を絶賛した手前どんなもんかと気になってたんで聴いてみた。

この作品は旅を通じて女性の体内に入り卵子と出会って命を生み出す。
セックスの一歩先、精子が体内を通って受精しするところを描いているわけだ。
なかなか珍しいが表現が難しく作り手の技量が問われる内容でもある。

催眠は諸注意を伝えた後少しだけ卵に関するイメージをし
それから凝視法→深呼吸へと繋ぐ。
いずれも行いながら目が閉じたくなる、心地よくなる暗示を入れて
最後に10カウントで軽く落としていた。
よく言えば無難、悪く言えば没個性的な出だしであるな。

続いては白の世界と題し、ミルクで満たされた真っ白い湖に浮かんで
水面をゆらゆらと漂いながら気持ちよさを全身に広げる。
ちと時期外れだがプールにぷかぷか浮かんでいるのをイメージするのがいだろう。

そして最後にピンクの世界へと至り深い催眠状態に入る。
全身をとろとろとしたいやらしい液体に包まれ、その感覚を沈黙法で強化
それから一度だけ半覚醒してすぐさま催眠へと落とし
その感覚を増幅させるように暗示を入れて頭の中をとろとろにする。

一見するとよさげだがそれぞれが短時間であまり効果的とは思えない。
それ以前は深呼吸だけとかイメージだけと内容を絞っていただけに
ここまで築き上げてきたものが最後の最後で崩れた印象を受ける。
沈黙法も時間が30秒程度じゃやるだけ無駄だろうに。

エッチは肉の門を通って卵へとたどり着き受精する。
この時点で主人公が精子であることがわかるだろう。
当然門はマンコのことを言ってるのだろうな。
門が動く時に粘性の水音が鳴っていたことからもそれがうかがえる。

時間は門が4分、その先の受精も4分、最後の胎児プレイが8分でどれも短い。
そのせいか主人公が門をどう通っているだとか、精子と卵子の結びつき具合だとか
そういう起こっている様子の描写が大半を占めている。
暗示でイクようなエッチとはちょっと違うと思っていただきたい。
最後の胎児プレイはママにお臍から養分を送ってもらってそれに気持ちよさを感じる。

絶頂は受精と胎児プレイで1回ずつの合計2回。
前者は10カウントダウン、後者は100カウントアップを終えた時点で合図が出る。
しかしどちらも後追い暗示が弱くドライを目指すのは厳しいと言わざるを得ない。
イメージ系なんで本当に聴き手の素質頼りになるだろうな、これは。

全体的に荒削りで改善点が数多くみられる作品である。
催眠導入および深化は丁寧でいい感じだったのに
その後のエッチが時間内に表現できていない要素が多くて気持ちよくなれない。
この内容ならもう30分は延ばさないと形にならないだろう。
テーマの選定は良いのに非常にもったいなく感じた。

エッチはプレイ的に気持ちよさを入念に刷り込まないとさすがにまずい。
「精子が卵子と合体して気持ちいい」では普通誰もついていけない。
そこをどう気持ちよく感じさせるかが催眠者の腕の見せ所だろうに。
最近こういう聴き手に投げっぱなしな作品が増えてきて実に嘆かわしい限りだ。

あとどのパートもカウントの数え方がまったくもって催眠的でない。
落とすときは声を落とし、持ち上げる時は持ち上げないとカウントの威力は半減する。
それくらいわかっている作者だと思ってたのだがどうも間違いだったようだ。
解除パートのカウントが特に酷くて聞けたものじゃない。
素直に他の作品から解除音声を持ってきてそれを聞くことを強くおすすめする。

またしても新規叩きのようになってしまった。
しかし前作は本当に良かったのになぜこうなったのかが私には理解できない。
金に目がくらんで正常な判断ができなくなったのだろうか。
道は長く険しいがめげずに頑張っていただきたいものである。

出演:鹿乃仔
時間:60分
属性:ノーマル

催眠:★★☆☆☆
エロ:★☆☆☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★☆☆☆


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2014年07月20日

Recording

2014年06月に公開された、サークルDot-Spaceの作品。

久々の新規サークルである。
新規と言うと地雷な印象が強い今日この頃だが
世間的に評判が上々のようなので聞いてみた。

この作品はバイノーラル録音で使われるダミーヘッドマイクになって
お姉さんに言葉で責められる。
当然のように作品自体もバイノーラルで収録されていて
普段よく聞くものより立体感や臨場感を感じるだろう。
テーマもなかなか面白い。

催眠は最初に伸びをして体をほぐしてから目を閉じて深呼吸する。
伸びの時は脱力した時に体が温かくなる暗示を入れていた。
この時点で作者がある程度催眠を勉強しているのが理解できる。

お次は聴き手を本格的にダミーヘッドマイクに作り変えるために
まずはイヤホンを軽く浮かせて10カウントダウンに合わせて装着する。
体内にマイクを埋め込まれていく感じを出したかったようだ。
しかしこれどうなんだろうな、演出としては面白いのだがいまいちしっくりこない。
だが暗示の入れ方は基本に忠実でそつがない。
他にもグロくないイメージでメモリを埋め込んだりケーブルを繋いだりもしてくる。

そして最後は実際にマイクとして機能するかをテストする。
「好き」や「沈む」といった短い言葉を繰り返してメモリを一杯にし
彼女の声で頭の中を満たす寸法だ。
ほんのりエコーのかかった声とマウスのクリック音が耳に心地よい。
とどめに媚薬効果つきの吐息を吹きかけて感度を上げて終了だ。
進め方は割と単純だが内容が個性的で聞いていて飽きが来ない。

エッチはマイクになった後からの音声を裏で再生されながら
更なる声を吹き込んで頭の中をパンクさせる。
ダミーヘッドになっている時点でわかると思うが普通のエッチではない。
右が再生音、左が暗示と位置を分けてさらにそれを反転させたりしていた。

暗示はもっとお姉さんの声に夢中になれるように誘導してから
合間にカウントを挟みつつ本能のままにイキまくるように言ってくる。
連続絶頂を狙うタイプのエッチであるな。
ダミーヘッドに本能と言うのは少々しっくりこない気もするが
進め方は無難で感覚を操られる気分をそれなりに味わえた。

処女作ってことであまり無理をせず手堅く進められている作品だ。
聴き手をダミーヘッドマイクに作り変えるまでの工程にうまく催眠を絡め
違和感なくその通りになるように丁寧に導いてくれる。
まったく無名の作者だから舐めていたのだがかなりの実力者なようだ。
一部疑問を感じる表現もあるにはあったが、全体として見れば些細なものである。
今年の新規の中ではダントツに優れている。

ダミーヘッドマイクそのものを扱った点も見逃せない。
催眠音声でバイノーラルをどう有効活用するか
そのアイデアをあれこれ考えている作者は多いと思うが
こういうアプローチも一つの指標としていいんじゃなかろうか。

エッチはまぁあまりエロくはないな。
感覚支配の暗示だけで絶頂へ持っていく。
内容的に実際イケるかどうかは人それぞれだろう。

処女作である点を差っ引いても十分に聞く価値のある作品である。

出演:ftnr
時間:42分
属性:ややM

催眠:■■■■□
エロ:■□□□□

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saiminsusume at 20:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)