音撫屋
2013年12月04日
Trip Sound
2013年8月に発売された、サークル音撫屋の作品。
先日の「湖のサキュバスのマゾ犬調教催眠」と同じく
エロボイスを作っているサークルによる催眠音声である。
声優が直接運営しているサークルだからか、結構人気は高いらしい。
(私は普段エロボイスを聴くことが無いためそちらには疎い)
この作品は音をテーマにしていて、作中の随所で色々な効果音が流れる。
ただRSGやHDLのように音そのものにイメージをこめているわけではなく
その場その場の雰囲気に適した音を鳴らしていく感じだ。
今までの音催眠とはアプローチが違う点をご理解いただきたい。
催眠はカウントダウンを絡めた脱力から始まる。
効果音はこの時点から鳴り始め、聴き手の心を癒してくれる。
発売された季節が夏であるからか、爽やかな系統の音が流れることが多い。
その後もバリエーション豊富な効果音に意識を向けさせることで
聴き手を催眠へと誘導していく。
エッチは最初焦らすようにソフトにチンコをいじってからオナニーに移る。
開始後もやや焦らすように進めて、最後にカウントに合わせて発射。
後半も引き続きオナニーで、こちらはお姉さんが耳元で囁いたり
耳を舐めてくれたりと1回戦より積極的に責めてくる。
こちらもフィニッシュは射精することになる。
ここでももちろん効果音は随所で登場する。
音催眠のように感じるが音催眠ではない、そんな作品である。
お姉さんの声と効果音の両方にバランス良く意識を向けたほうがいいだろう。
フィニッシュをドライではなくウェットにしている点も音催眠では珍しい。
催眠1作目で音催眠を作る創作意欲は大いに買いたい。
ただその心意気が先行しすぎて催眠音声の体を成していないように思われる。
DLsiteではかなり売れている作品だが
私は催眠音声としてはイマイチと考えている。
もう一つだけ言わせていただくと、解除音声が不十分に感じた。
解除音声は催眠を解除するためのパートであって、エンディングではない。
ストーリーと絡めたい気持ちはよくわかるが
それによって解除がおざなりになってしまっては本末転倒である。
出演:かの仔
時間:60分
属性:ノーマル~ややM
催眠:★☆☆☆☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★★☆
総合:★★☆☆☆
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