夢音工房
2016年06月21日
【催眠音声】夢邪気~小悪魔姉妹~
2015年10月に発売されたサークル夢音工房の作品。
今までずっと耳かき音声を作っていたサークルだ。
販促なのか催眠は儲かると踏んだのかよくわからないが
ジャンルは双子、声優はことね様なのを見ると多少は研究しているのかもしれない。
新規のサークルはふぁん氏かことね様を起用する場合が本当に多いのだ。
この二人がそれだけメジャーな読み手と思われてるのだろう。
この作品はお兄ちゃんの部屋に押しかけた双子が密着して催眠をかける。
双子系の例に漏れずセリフを小分けにして話すことが多い。
これだけやれば双子ってわけじゃないんだが形から入るのもいいことだ。
催眠は軽い深呼吸→体の体温操作→揺さぶりを含めたカウントによる深化と進む。
体温操作は手足を絡みつかせ彼女たちの匂いや温もりを意識させる。
しかし肝心の暗示をほとんど入れないハリボテ仕様であった。
新規によくある暗示を入れずに行う粗悪な催眠が早速炸裂している。
深化は10カウントダウンをしながら体の重さや意識のぼやける暗示を入れ
一旦カウントアップして半覚醒し、再度10カウントダウンでより深いところへ沈む。
催眠音声では定番とも言える技法だがどうにも締まりに欠ける。
カウントアップに浮遊するイメージ、カウントダウンに落下するイメージを絡めているのに
どちらも同じようにゆったりのんびり話しかけてくるからだ。
催眠ってやつは言葉の意味に加えて雰囲気にも気を使う必要がある。
だから浮かぶときは意識的に柔らかく温かい声と口調がいいし
落ちるときは気持ちペースを速めて多少の緊迫感を持たせるのがいい。
沈むイメージだったら低く鈍く話すのがいいだろう。
そのメリハリがないから締まらないと言っているのだ。
聴き手を落としたいのならサークルはしっかりとした演技指導をして欲しい。
エッチは二人が耳やチンコを舐め、セックスする。
始める前に10カウントダウンと一緒に感度が高まる暗示を入れていた。
つうてもこの内容じゃ催眠にほとんど入れないんで無意味だわな。
とりあえずカウントしとけば催眠になるだろうとでも考えてるんじゃなかろうか。
そしてプレイも舐めるだけ、喘ぐだけの催眠そっちのけなものばかりだ。
催眠をかけたのだからそれを活用したプレイをしてこその催眠音声だろうに。
それなら最初からエッチしたほうが無駄が無くてずっといい。
半分近くの時間をかけてなぜ催眠を施したのかまったくもって理解できない。
しかもこともあろうかフィニッシュでセルフじゃないのに射精の指示を出している。
大手の催眠音声だって手を使わずに射精をさせる作品はほとんど無い。
Es_labが太ももの摩擦で射精させるプレイを取り入れてるくらいだ。
あまりに展開がぶっ壊れていてとにかく呆れた。
フェラは3カウント、セックスは10カウントダウンに合わせて絶頂指示が出る。
双子の名を騙る催眠音声モドキだ。
催眠導入や深化はお世辞にも金を取れるものとは言えないし
エッチも催眠音声とはまったく関係ないプレイをしている。
催眠音声ってやつは催眠とエロが複雑に絡み合ってできている。
それを知らないから催眠とエロをぶった切るこんな作品ができあがるのだ。
見掛け倒しの双子をやっているのも腹立たしい。
こういう作品が平然と売られているからユーザーが離れてしまうのだ。
ってなわけで結構な地雷作品であった。
この界隈の規模が大きくなってきたのか最近劣悪な作品をそれなりに見かける。
諸君も騙されないように気をつけてくれ。
出演:紅月ことね
時間:38分
属性:ノーマル~ややM
催眠:★☆☆☆☆
エロ:★☆☆☆☆
コスパ:★☆☆☆☆
総合:★☆☆☆☆
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