俺だけが得する音声工房
2017年06月28日
だいすきひゅぷの。
2015年08月に発売されたサークル俺だけが得する音声工房の作品。
催眠をかけていちゃいちゃするだけのえらくシンプルな作品だ。
催眠音声はこのところシチュやストーリーにこだわりのあるものが随分増えてる。
でも昔は女性が目の前に突然現れ催眠を始めるものが多かった。
製作者たちのできることが増えたからかもしれないな。
年末のキャンペーンで半額になってたんでちょっと聞いてみた。
この作品は謎の女の子に突然告白され催眠とエッチへ進む。
彼女との関係はよくわからないがクラスメイトあたりの顔見知りなのだろう。
主人公も取り立てて抵抗せずすんなり受けれてる。
カップルになったばかりってことでセックスはやらず相互オナニーを楽しむ。
催眠は深呼吸&分割弛緩→温感上昇&カウントによる深化と進む。
深呼吸は息を吸って止めて吐く動作を彼女の声に合わせて行う。
各動作を余裕を持って行いひとまず気持ちを落ち着かせようって寸法だ。
そういや催眠の終了直前まで目を開けたまま聞くように言われた。
閉じたほうがリラックスしやすいしこいつは悪手だと思う。
深化は右腕→左腕→右脚→左脚→胴体→頭の順に温まる暗示を入れ
20カウントダウンに合わせて目を閉じ深化の暗示が入る。
エッチを有利に進める暗示はひとまず後回しにしてトランスに入らせることだけ頑張ってた。
瞼が重く感じた以外はこれといって何もなかったな。
エッチはキスをして、オナニーを見せ合って射精する。
キスシーンは催眠重視でその後は催眠関係無しに楽しむ感じだ。
どっちかというとエッチの後半で催眠に力を入れたほうがいいんだがな。
キスは大好きを何度も言いつつそれとキスの音を聞くと幸せを感じる暗示を入れる。
重要な暗示なんで時間をかけてゆっくり丁寧にやってた。
多少なりとも頬がにやけてくるんじゃなかろうか。
大好きはちと言いすぎかなってくらいにバンバン言ってくる。
それから先はオナニーを開始しキス、耳キス、大好き等が入った小さな音声ファイルをループさせる。
私はめんどくさいから全部ぶっこんで流しておいた。
もともとシチュが無いのにエッチの様子をこれだけでイメージしろとか無理がある。
途中でトランスも解除されいつも通りの精神状態で射精パートを聞くはめになった。
最後をいい加減にやってるから催眠をかけたのがまるで台無しである。
催眠はぼちぼち、エッチはげんなりな作品である。
際立った個性や冴えは見られないが催眠をかけるところは無難にこなしてる。
だが肝心のエッチ中盤から催眠らしきことをまったくしてない。
作りが雑というかサークルがどういう意図でこういう流れにしたのかがよくわからない。
催眠をかけるのもエッチをするのもとどのつまりは気持ちよく射精するためだ。
その目的を蔑ろにしてたらいかんだろう。
途中までが割かしちゃんとしてたから尚のことそう思う。
ってなわけで私はあまり満足できなかった。
セルフはドライよりイかせやすいのだからもうちっと考えて組み立ててほしいもんだ。
出演:夏埜ソラ
時間:70分
属性:ノーマル
催眠:★★★☆☆
エロ:★☆☆☆☆
コスパ:★★★☆☆
総合:★★☆☆☆
体験版はこちらから
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2017年03月12日
シスターの懺悔催眠
2014年01月に発売されたサークル俺だけが得する音声工房の作品。
サークルが活動開始した少し後に作られた作品だ。
シスターに言われてオナニーを披露し懺悔する。
しっかし巫女やシスターといった宗教関係者の女性はなぜかそそるな。
色恋沙汰に不慣れで汚したくなるイメージでもあるのかもしれない。
この作品はシスターに欲情した男性をオナニーで清める。
彼女によると色欲は大罪にあたり教会で射精すれば罪を償えるらしい。
魅力的な女性を犯したいと思うのは男なら当たり前だと思うんだがまあいいか。
催眠よりエッチの方が時間がずっと長い。
催眠は深呼吸→脱力&興奮増強と続く。
深呼吸は教会が生み出す清涼な空気を取り込みドス黒いものを吐くイメージでする。
神社や寺は独特な空気が漂っていて確かになんとなく懐かしい感じがする。
10分近くやるんで結構なリラックス効果が得られた。
脱力&興奮増強は全身の力がチンコに集まるイメージをする。
3カウントダウンを2セット数えて効果を強めてもくる。
順当な流れなんだが深化させる暗示がなくちっとも催眠に入った気がしない。
このサークルは初期に支離滅裂な作品を出してたしまだ勉強不足だったようだ。
ごくごく浅いトランスのままエッチが始まってしまった。
エッチは彼女の前で全裸になり脚を開いてオナニーに勤しむ。
普通の男性なら恥ずかしいだけだがMにはなかなかのご褒美である。
彼女が開始から射精までちゃんと見続けてくれるのだからありがたい。
言葉責めは弱いがこのイメージだけでも結構興奮できる。
オナニーは「懺悔なさい」と言われたらしごき始め停止の合図でストップするのを繰り返す。
つうても開始直後は焦らし系のプレイが多くなかなかしごかせてくれない。
1時間くらい射精を我慢し続けるんだから懺悔と言ってもおかしくはあるまい。
普通のオナニー→焦らしオナニー→おねだり→休憩がてらのフェラ→ハード目なオナニーと続き
最後の最後で30カウントダウンに合わせて射精する。
催眠はいまいち、エッチはまあまあな作品だ。
リラックス部分だけひたすら頑張り深化をまるで考慮してない。
眠気を感じたくらいでそれ以上の感覚はさっぱりだった。
作品の素材はそれなりに使用してるんだがもうちょい暗示がほしいわな。
エッチは催眠の技術を碌に使ってないんで催眠音声としては失格なんだが
単に抜くのに使うのならばそれなりにいける。
チンコを扱く時間がそれなりにあるし責め方もバリエーションに富んでる。
ドM要素がもうちっとほしい気もするが罵声を浴びせるシスターはさすがにまずいか。
ってなわけで何とも微妙な作品であった。
このサークルは最近だとそれなりにいい作品を作ってる。
だからこの作品の評価だけでサークル自体をダメだとは思わないでくれ。
出演:紫月琥珀
時間:97分
属性:ややM
催眠:★☆☆☆☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★☆☆
総合:★★☆☆☆
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2016年11月12日
青姦催眠
2016年08月に発売されたサークル俺だけが得する音声工房の作品。
こいつも夏コミ合わせの作品だな。
野外でのセックスを2つのシーンに渡って行う。
ダウンロード数は他の夏コミ作品に比べると伸び悩んでるが品質はなかなかによい。
遅ればせながら紹介させていただく。
この作品は謎の女性と公園や人ごみの中でセックスする。
冒頭の挨拶で過去に会ったことがあるような会話をしてたから知り合いなんだろう。
時間の内訳は催眠が約30分、エッチは約50分だ。
このサークルはエッチに力を入れてる作品が多いわな。
催眠は深呼吸&カウント→分割弛緩&カウント→セックスのイメージの順に進む。
深呼吸は目を開けたまま彼女の声に合わせて呼吸し心を落ち着ける。
とりあえずリラックスさせたかったのか暗示は控えてのんびりやっていた。
カウントは瞼の重さを感じる暗示を入れつつ5カウントダウンを数える。
前後の暗示がしっかりしていて目を閉じたくなること請け合いだ。
そのまま1分程度沈黙して心地よい感覚に浸らせる。
分割弛緩は右腕→左腕→右足→左足→腹や胸の順に10カウントを毎回数える。
さらに1カウントごとに重感暗示を入れる手の込んだ作りだ。
深化にあたるシーンなんでこれだけ入念にやってるんだろうな。
重さはちゃんと感じるしほんのりとした温かさも味わえる。
サークルの実力を考えれば上々の内容である。
セックスのイメージは好きな体位で彼女とイチャイチャする様子を妄想する。
事前に「セックス」をキーワードに設定し、それを聞くほど興奮する暗示を入れていた。
催眠で特定の単語をトリガーに感覚を操作するのはよく見かけるが
淫語そのものをキーワードに定めて興奮させるってのはどうもいただけない。
おっぱいやマンコといった単語は催眠に入っていようがいまいが言い方次第で誰でも興奮する。
催眠特有の感覚を体験させるべきシーンでこれらを連呼しても催眠の効果かわかりにくいってことだ。
「合体」とか多少ぼかした表現を使うべきではなかろうか。
途中までは割とよかったのに最後がどうにも引っ掛かる催眠であった。
エッチは騎乗位でセックスを開始し公園や町に場所を移して続ける。
移動するんじゃなくて場所が一気に切り替わるのを見ると
VRみたいな仮想空間でのエッチを想定してるのかもしれない。
人ごみの中にあっても他人が乱入して輪姦になることはない。
セックスは気持ちよさを感じる暗示を入れながら彼女が喘いだりキスをする。
分量は控えめだが声が艶っぽくて年上好きほど勃起するだろうな。
それが場所を変えると他者からの視線を意識するほど興奮する暗示に切り替わる。
場所に応じた環境音が鳴るのもよい工夫と言える。
人ごみのシーンではカメラのシャッター音も鳴るしセリフ以外の部分も頑張っていた。
青姦は野外でするのだから場合によっては誰かに見つかるリスクが当然発生する。
それを嫌がらせないように言葉を選んで語りかけてくる。
「見られるかもしれない、でもそれが気持ちいい」ってな具合だ。
まあプレイの方は彼女とセックス&中出しするだけなんでスマートである。
どちらも終盤に10カウントダウンを数えて絶頂する。
思ってたよりもずっといい作品であった。
催眠は無理に個性を出さずに手堅くこなしエッチでとことん盛り上げる。
暗示責めじゃなくてイメージを掻き立てたり効果音を鳴らして雰囲気を出している。
催眠の感覚はちと味わいにくいがエッチで気持ちよくなれるのだから問題あるまい。
もし持ってるならエッチ開始と同時にオナホでチンコをしごくとさらにハマれるだろう。
ってなわけで私は大いに満足できた。
これから冬コミまで大作が出るとは思えんし、興味があったら試しに聞いてみてくれ。
出演:岩清水椿
時間:85分
属性:ややM
催眠:★★★☆☆
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆
総合:★★★☆☆
体験版はこちらから
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2016年03月17日
机の角。
2016年01月に発売されたサークル俺だけが得する音声工房の作品。
サークルが先々月の冬コミに出展した作品だ。
エロゲとかに登場する女の子が机の角を使ってオナニーするプレイを
机になりかわって楽しむっていう変わった内容だ。
以前ネットで見た話だが側溝に潜り女性の下着を除き見て捕まった男が
「生まれ変わったら道になりたい」と言っていた。
それに近いこだわりを感じたんで期待しながら聞いてみた。
この作品はとある学校の教室にある机に変身し
偶然現れたクラスメイトのオナニーに使われる。
こちらから手を出せないんで覗きに近いのかもしれない。
何にせよ、破天荒なプレイを催眠の流れに沿い順序だてて行っている。
そういや催眠をかけたりエッチの案内をするお姉さんとクラスメイトの2人が登場する。
お姉さんがメインの術者でクラスメイトはオナニーで喘ぐのが主な役割だ。
催眠は深呼吸&脱力→イメージによる深化→机化と進む。
深呼吸と脱力は格別珍しいことをしてないんで省略する。
イメージによる深化は学校時代のあれこれを思い返す。
この作品は18禁だから聞いてる人は必ず中学や高校を卒業しているはずだ。
その時のことをできるだけいい形でイメージすればいい。
しばらくすると授業中のシーンに移り、お姉さんが眠くなる暗示を入れてくる。
昼飯を食べた後や体育の次の授業は随分眠かったのを覚えてる人もいるだろう。
それに似た感覚を暗示で活性化させている。
寝起きでもなければ多少なりとも眠くなるわな。
机化は一旦心と体を分離し体を机に作り変え心を戻す。
机と一体化したから体が動かせないとも言っていた。
これだけだとちと実感しにくいかもしれんがエッチで机気分を味わえる描写がされている。
意識のぼやけや体の重さをそれなりに感じた。
エッチは放課後教室に戻ってきたクラスメイトが角オナをする。
主人公の机をわざわざ選んだってことは内心好きなのだろうな。
どの机でもいいのなら普通は自分のを使う。
誰もいないのをいいことにうっとりした喘ぎ声を大量に漏らしていた。
その状況からお姉さんがクラスメイトのマンコの温もりや匂いを実況する。
机の角は丁度顔に位置するらしいんで顔や頭が暖かくなるかもしれない。
ちと息苦しそうだが男にはたまらないシチュであるな。
オナニー開始から10分後、お姉さんがカウントと指を鳴らして机の角の位置を変える。
今度は角がチンコの位置になり互いの性器を擦り合わせるプレイになる。
直後にお姉さんがオナニー開始の指示を出し、手をクラスメイトのマンコにイメージさせていた。
そのまま5分くらい扱きクラスメイトのイキ声に合わせて射精する。
催眠はそれなり、エッチはなかなか良いものを持っている作品だ。
闇雲に机に作り変えるんじゃなく学校の教室をきちんとイメージさせている。
場所がイメージしやすければプレイの様子もしやすいわけで
机になりきれるかはともかく女の子のオナニーを見ている気分は味わえる。
サークルの実力が十分に発揮されてると思う。
だがもっとクオリティアップできたようにも思える。
全体的に演技にメリハリが無く朗読を聞いているようだった。
「眠い」をハキハキした声で言ってたら入るものも入るまい。
「早く沈む、落ちる」をいつも通りのゆっくり口調で言うのもよろしくない。
状況に応じて声を巧みに使い分けてこそ催眠音声は成り立つ。
サークルは声優にもっと演技指導をするべきだ。
台本が良くてもそれを伝える演技ができてなければ作品の魅力は削られる。
いいところまできているのだからもう一歩頑張ってほしい。
ってなわけでまあまあの満足度が得られた。
発想は素晴らしいのだが完璧に表現するには至ってない。
イメージ力に自信のある人なら値段分くらいは楽しめるだろう。
出演:西浦のどか/佐月ユーリ
時間:54分
属性:ノーマル~ややM
催眠:★★★☆☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★☆☆
総合:★★★☆☆
体験版はこちらから
2015年04月24日
ひゅぷのすいーとちょこれーと
2015年04月に発売されたサークル俺だけが得する音声工房の作品。
随分昔に誰得催眠製作所がチョコレートやアイスになる催眠音声を作っていた。
この作品もそれに似たテーマを持っていて聴き手はチョコレートになる。
つうてもあちらみたいに食べられるシーンは登場しない。
催眠の心地よさをイメージする材料として使っているに過ぎない。
この作品はお姉さんに乳首とチンコを別々に舐められる。
どうも先月にこの作品が無償で配信された時期があったらしく
その時に入っていたのが乳首を舐めるバージョンだそうだ。
催眠は共通なんだが最低でも2回分は楽しめることになる。
催眠は広い海をイメージしながら甘い匂いを楽しむ。
この海は水ではなくチョコレートでできているからだ。
のっけからチョコレートを使って誘導する展開はなかなか面白い。
しばらくすると5カウントダウンに合わせて海中へと沈む。
そこから先は分割弛緩をする。
腕→肩→二の腕→肘→腕→手首→手のひら→手の甲→指→指先
股関節→太もも→膝→脹脛→足首→足の甲→足の裏→指→指先
胸→背中→みぞおち→お腹→おへそ→腰
首→顎→頬→鼻→目→おでこ→頭全体
ってな具合に体全体を細かく分けてそれぞれ2回ずつ意識を向ける。
丁寧な割には脱力する暗示が少ないのが玉に瑕だがのんびり脱力できるのはよい。
最後の頭だけは5カウントを2回、続いて3カウントを4回数えながらやっていた。
カウントの声にメリハリがあればもっと入りやすくなってただろうな。
一通り済ませてからおさらいにもう1度だけ流し、しばらく沈黙して終了だ。
エッチは乳首舐め、フェラどちらも最初のパートで感度を強化し
それから乳首舐めは16、フェラは39個の音声ファイルを好きな順序やパターンで聞く。
中身はちゅぱ音だけでセリフやプレイの実況は一切ない。
催眠と同じくイメージが鍵を握ることになるだろう。
だがどの音もなかなかにエロく聞いてるだけで股間が熱くなってくる。
両者の一番の違いは絶頂シーンの有無だ。
乳首舐めはちゅぱ音を聞いてそのまま解除に進むのだが
フェラはその後5分くらいのパートが用意されてそこで絶頂できる。
スタイルはセルフ、ドライどちらでもいいらしい。
暗示は少ないが十分興奮できるんで射精なら難なくできるだろう。
セルフ系のプレイを楽しむのなら割といける作品だ。
エッチシーンでちゅぱ音をとことん聞かせてくれるのが大きい。
暗示が感度を高めるくらいしかないのが寂しいところなのだが
この内容ならお姉さんに舐められてる感じさえ楽しめれば問題あるまい。
催眠は催眠でサークルの実力相応の結果を出せている。
ところどころで粗はあっても致命的に間違っているところは見当たらない。
まだまだ発展途上のサークルだから経験を積めばじきによくなるだろう。
このボリュームで値段が700円なら不満を漏らす気にもならない。
ってなわけで内容を理解した上で聞くのなら満足できる作品だ。
何よりエロいんで気持よく射精したいのなら聞いて損はあるまい。
出演:西浦のどか
時間:90分
属性:ややM
催眠:★★☆☆☆
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★★★
総合:★★★☆☆
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2014年11月25日
ひぷのせっくす。
2014年11月に発売されたサークル俺だけが得する音声工房の作品。
去年から製作を始めたサークルはいくつかあったのだが
現時点で生き残っているのはほとんどいない。
その中の一つがこのサークルである。
癒し系音声も作っていてそこそこの支持を得ているようだ。
この作品はお姉さんとSEXをして一緒に気持ちよくなる。
多くの有料作品が捻りを加えるのにえらくストレートな作風だ。
お姉さん役にエロく上品な声の彩音まりか嬢を起用している。
催眠はエッチにより没頭するために深呼吸を長めに行い
赤→青→黄→緑→白→黒の順に色にまつわるものを連想する。
色彩対比法だと思ったのだがこの内容だと単なるイメージ利用だわな。
最後の黒を連想したところで体が重くなる暗示を何度も入れてくる。
それから肉体は沈み、精神は浮き上がるイメージをして更に催眠を深め
一旦沈黙してから声に心地よさを感じる暗示を入れておしまいだ。
よくある流れの催眠だが必要な暗示を要所にまとめて入れている。
このサークルの技術レベルを考えれば上々だろう。
途中の色を連想するところをもう少しスピーディーに進めていれば
もっと深く入れたかもしれない。
エッチは事前に「セックス」を言われると感度が上がる暗示を入れてから
彼女が騎乗位で挿入してくれる。
挿入前にあなたはこれから私とセックスをします、だとか
オマンコに挿入して最後には絶頂します、とか
当たり前すぎることを数分に渡ってもっともらしく言ってくるのが鼻についた。
そんなことに無駄な時間を費やさずとっととセックスすればいい。
セックスは挿入にじっくり時間をかけながら
マンコにチンコが入っていくところを詳細に教えてくれる。
こういう時催眠音声なら暗示を使って気持ちよさを伝えてくれるのだが
そういった内容のセリフはほとんどなかった。
だがイメージ力次第で結構興奮できるだろう。
挿入後しばらく動かさずにマンコの感触を楽しんでから
ディープキスをしてピストンを始める。
ここからはピストンによる喘ぎ声をキスのちゅぱ音が交互に流れる感じだ。
催眠音声らしからぬがまあエロイんで抜けるっちゃ抜ける。
それを何度も繰り返して徐々に興奮が高まってきたら
彼女の後に続いて合計32にも及ぶ復唱を行う。
「私と一緒に、気持ちよくなります」とか
「カウントがゼロになったら、射精します」みたいな内容だった。
でもこのエッチの内容だとおそらく途中で催眠が解けるから
復唱をすること自体が無意味だろう。
復唱する項目も多すぎるし邪魔な要素としか思えない。
そのあと10カウントダウンを刻んでようやくドライ絶頂を迎える。
催眠に入って合体するだけの極めてシンプルな作品だ。
一部で余計なセリフを挟むシーンがある以外は一直線にエッチしてるし
エッチな声をたっぷり聞けるから興奮が得やすい。
でもこれ淫語で興奮させてるわけで暗示じゃないんだよな。
催眠を行う意味があまり感じられない。
最初からエッチしたほうが無駄な時間を使わずに済んだんじゃなかろうか。
催眠音声だから淫語を使うな、と言うつもりはないんだが
どうもそういう要素に頼りすぎている気がしてならない。
エッチの時間がえらく長いのに途中で催眠をかけ直すことも無い。
結局最後の方は素の状態でエロボイスを聞いている気分だった。
まあエロイからいいんだが催眠音声としてこれはまずいわな。
ってなわけでちと癖のある作品である。
エロボイス的な使い道もあるんで需要が無いとは思わない。
まりか氏のファンならまず聞いて損はないだろう。
出演:彩音まりか
時間:130分
属性:ノーマル
催眠:★★☆☆☆
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★★☆
総合:★★☆☆☆
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2014年10月17日
先生催眠
2014年9月に発売された、サークル俺だけが得する音声工房の作品。
子供の頃に戻って美人の先生とイチャイチャする作品だ。
男女を問わず小学校の先生がどんな人物だったか覚えている人は多いに違いない
私もママさん先生に優しくしてもらったのを今でも鮮明に覚えている。
物心がついて初めて出会う大人の女性は魅力的であった。
大人になった今、そんな体験を改めて味わってみたいと思い聞いてみた。
催眠は最初に1回だけ先生と一緒に深呼吸をすると
いきなり100カウントを数え始めるので今度は自分のペースで呼吸を行う。
それから黒板や学校の教室をイメージし、それに文字を書いていく。
科目、教室、行事、筆記用具など小学校にちなんだものばかりであった。
そして〆に同じ要領で数字を50からカウントダウンする感じで書いていく。
お次はより詳細な教室及び小学生のイメージを膨らませる。
そこにはどんな生徒がいて何をやっているのかを描写しながら
その都度「思い出して」「イメージして」と語り掛けてきた。
材料を提出してあとは聴き手に好きに料理してもらおうってスタンスだな。
ここも終わりに30カウントを数えて子供になっていくと暗示を入れてくる。
最後に聴き手自身が教室にいるように思わせながら
その入り口にいる先生と手を取り合って催眠を更に深める。
手を触れた瞬間あたりが真っ暗になり、彼女の声だけが聞こえる世界に飛ばされ
その後教室を再構成し今度は彼女と2人きりになる。
周りに生徒がいたらエッチな事は出来ないしまあ妥当な展開だろう。
ここまで約1時間にわたってのんびりと行っていた。
エッチはそれらを行うための口実として先生の告白から始まり
彼女に指1本で顔を中心に撫でられ、それを口で吸い
それから乳首を吸ったりセックスしたりする。
指や乳首を吸うのは子供に戻ったのを強く印象付けるためだろう。
プレイ自体は客観描写中心で催眠とはとても呼べないのだが意図は買いたい。
女性に優しく甘える子供っぽさのあるプレイであるな。
最後のセックスはカウントを刻んで挿入すると
熱っぽい声でプレイの様子やこみ上げてくる感覚を暗示っぽく伝えてくる。
効果音があるのを利用してその音に合わせて腰が勝手に動くなんて暗示もあった。
最後は10カウントで先生がイクのと同時に中出しする。
一見すると珍しいテーマを扱ったよさげな作品なんだが
催眠音声と呼ぶのはちと気が引ける。
一番最初の深呼吸+カウントを20分近くかけて十分リラックスさせたにもかかわらず
次の深化パートでもほぼ同様のことを行っていて芸が無い。
それだけならまだしも深化と名付けているのに暗示がほとんど登場しない。
黒板をイメージして文字を書くところまでは問題ないのだが
それによって聴き手に何を伝えたかったのかがさっぱりわからないのだ。
催眠を深めるために行うのが深化パートなのに落としてこないのはまずいだろう。
眠くはなるが催眠状態らしい感覚は得られなかった。
私なら新ピンクの部屋みたいに階段を下りるイメージを使う。
碌に催眠に入ってないからその後もお察しである。
主観的に見せるべきところを客観的に描写しているセリフもあるし
全体的に催眠を意識したセリフの表現に欠けていると言わざるを得ない。
例えば「昔通っていた学校の教室」は「今通っている学校の教室」とすべきだろう。
細かいことだがこういう表現の違いが催眠の成否を分けるものなのだ。
エッチはバイノーラルってことで普通の音声に比べて臨場感があって興奮できる。
至近距離での囁きや耳舐めは実に素晴らしかった。
だがそれはエロボイスとしてであって催眠音声とは違う。
きちんと暗示を入れながらプレイを行って初めて催眠音声になるのだ。
なかなかの可能性を感じる惜しい作品だ。
だが初期の無茶苦茶な作品に比べたら随分良くなったと思う。
来年の今頃まで活動が続いていれば良い作品が作れているかもしれない。
出演:野上菜月
時間:125分
属性:ややM
催眠:★☆☆☆☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★★☆
総合:★☆☆☆☆
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2013年12月17日
魔女催眠
2013年10月に発売された、サークル俺だけが得する音声工房の作品。
つい2か月前から参入した新規のサークルだ。
ことね様だからというのが第一の理由なのはもちろんとして
なんとなくサークル名に剛毅さを感じたので買ってみた。
「俺だけのために作った作品というのだから、さぞこだわりがあるのだろう。」
無意識的にそんな期待を抱いていたのかもしれない。
下手に万人向けに作ろうとして中途半端になるよりよほどいいと思う。
そもそも万人向けの催眠音声など存在しない。
対面催眠なら脳に一時的な負荷をかけることで
強引に催眠状態へと持っていくことも可能なのだが
音声だとそれができないから結局人を選ぶことになる。
現在多くの人に支持されている作品は、たまたまその人達に合っていただけだ。
この作品は魔女に仮装したお姉さんが魔法という名の催眠をかけてくれる。
ただ時期が丁度ハロウィンだっただけで、魔法っぽいことをするわけではない。
最近のことね様にはあまり見られない、えらく明るく間の抜けたキャラだ。
催眠は深呼吸をしてから自分が水面に浮かんでいるのをイメージする。
そこからカウントを挟みながらゆっくりと沈んでいく流れだ。
催眠と覚醒を繰り返すことで、催眠に入る感覚を磨いていく。
しかしカウントダウンがとてつもなく多く
かつカウントをする際にかける暗示が「気持ちいい」など非常に短い。
正直なところしつこすぎて聴いている途中でうんざりしてしまった。
エッチは感覚を研ぎ澄ましてからオナニーをして
さらにその手をマンコに変えていくちょっと変わったプレイが聴ける。
ここでもカウントが非常に多く、さらに指を鳴らす音も入ってくる。
最後は疑似マンコの感触を味わいながら、自分の手の中で果てることになる。
「作者は本当にこれで催眠にかかれたのか?」と思ってしまうほどに
色々と問題の尽きない作品である。
カウントが多いことについては別に悪いとは言わない。
だが碌な暗示もかけずにカウントを乱発するのは催眠的に無意味である。
事前にきちんと暗示の内容を細かく指示して、カウントをして、後にも暗示をかける。
この催眠の基本が完全に無視されている。
なぜ新規で敢えてこのような危険を冒そうとするのか、私には理解できない。
とりあえず一度無難な作品を作ってみていただきたいと切に願うところである。
出演:紅月ことね
時間:35分
属性:ノーマル~M
催眠:☆☆☆☆☆
エロ:★☆☆☆☆
コスパ:★★★☆☆
総合:★☆☆☆☆
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