ラビットラバー
2015年04月12日
お姉さんの甘々催眠~早漏、遅漏、どっちがいいの?~
2015年04月に発売されたサークルラビットラバーの作品。
今年3つ目の新規サークルであるな。
有料作品の中には総時間や作品の詳細を一切書かない悪質なものも結構ある。
その点こいつはパートの割り振りまできちんとわかって好感が持てる。
処女作祝いのお布施&偵察ってことで早速聞いてみた。
この作品はお姉さんに催眠をかけられてから2パターンのオナニーをする。
挿し絵のように彼女が手コキをしてくれるシーンは特にない。
まあ催眠音声で手コキメインにするとハードルが一気に上がるんで妥当だろう。
オナニーはソフトな早漏バージョンとちとハードな遅漏バージョンがある。
催眠は深呼吸と簡単な弛緩法から始まる。
深呼吸を6分くらい断続的にやらせながら
力が抜けるとか頭がぼーっとするとか暗示を入れていた。
新規サークルによくあることなのだが暗示を一言で済ませるシーンが多い。
だから深呼吸ぶんのリラックスは得られてもそれ以上は難しかろう。
弛緩法は部位を指定せず聴き手に気になる部位を意識させていた。
お次は3カウントダウンの後に「ふわーっとする」と暗示を入れるのを2度繰り返し
その後改めて深呼吸をさせながら体がピリピリすると言ってくる。
そして彼女の命令に従うと体が操られるようになり幸せになると言っていた。
最後に「ぴゅー ぴゅー」と言われると射精したくなる暗示を入れて終了する。
催眠がたいして深まってもいない状態でこんなこと言われても無意味だろうに。
サークル的にはこいつが深化にあたるらしい。
こういう深化をする作品がまったくないってわけでもないんだが
大抵は大手で新規が挑戦するようなものじゃない。
そこを何を勘違いしたのか無茶をするから全然催眠に入れなかった。
深呼吸によるリラックスもこれでは台無しである。
指摘したいところが山ほどあるんでこれ以外は後に回す。
エッチは早漏バージョンはチンコの裏筋を指先で数回撫で
次にカリ首の周りを同じように撫でてから10カウントに合わせてシコり射精する。
予想通り暗示と呼べるものは一切なかった。
催眠誘導したのにエッチで暗示を入れないってのが理解に苦しむ。
遅漏バージョンは初っ端からチンコを握りシコシコの掛け声に合わせて扱く。
ずっと扱き続けるんで早漏バージョンよりは気持ちいい。
しかし雰囲気がちっともエロくないから射精するのにちと苦労するだろう。
途中からは「ぴゅー ぴゅー」の掛け声も加わり最後に5カウントで射精する。
ぎりぎり催眠音声と呼べるかってレベルのよろしくない作品だ。
催眠は原則をことごとくぶち破る支離滅裂な誘導をしているし
エッチはそもそも催眠との関連性が欠片もない。
そして2つの関係がちぐはぐだから作品としてえらく歪になっている。
これなら催眠誘導などせず普通のオナサポをしたほうがずっと良い。
そもそもこの作者は催眠を理解してない気がする。
それは作品の冒頭でお姉さんがこんなことを言っていたからだ。
「催眠っていうのはね、君をぼんやりとした状態にしてね、お姉さんが操っちゃうの。意識の奥底に呼びかけて、好き放題にね。」
このセリフを聞いた時点でイヤホンを投げ出したくなる思いであった。
主人公が小さい子供みたいだからこういう曖昧な表現を用いたのかもしれない。
だが催眠は無意識に働きかける行為であって意識に対しては弱め遠ざけるに過ぎない。
好き放題にって表現もおかしいし何故こんなことを言うのか私には到底理解できない。
作者が催眠の専門書を一切読んでいないとしか思えない。
作品の内容も催眠の基本すらできておらず聞くに堪えない。
深呼吸を真面目にやらせているのに暗示を入れるタイミングが滅茶苦茶だし
お姉さんが言うことをきくようお願いしてくるシーンまである。
「言うこときいてね」「はい」で済むなら最初から催眠などかける必要はあるまい。
催眠の存在意義に対する理解やその利用法が根本的に間違っている。
エッチはまあ催眠じゃないんで言うことは特に無い。
催眠誘導などすっ飛ばしてここから聞いたほうがまだ使える。
ってな感じで徹底的に叩かせていただいた。
そういえばこの作品は解除音声も解除になっていない。
もし既に聞いている人がいたら信頼できる作品の解除を別途聞いておいて欲しい。
出演:ワカコ
時間:40分
属性:ノーマル~ややM
催眠:☆☆☆☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★☆☆☆
総合:☆☆☆☆☆
体験版はこちらから