ボイスワールド
2014年03月04日
人間椅子催眠
2011年5月に発売された、サークルボイスワールドの作品。
催眠音声に限らずどんなことでも個性は大切だ。
個性によって人はその人の価値を認め、それが人との繋がりを生んでいく。
同人作品でキワモノが売れるのも、それが個性を持っているからに他ならない。
他のサークルとは違った作品を作りたい。
そんな一念から生み出されたのがこの作品だ。
どうやら挿し絵の女性は椅子で、この子に座るらしい。
これだけで色々な所が盛り上がってきそうだ。
この作品は素っ裸の女性に座ってリラックスしていく。
丁度後ろから持ち抱えられるような体勢になるのだろうか。
太ももの上に腰をかけ、背中のおっぱいを感じながらゆったりとくつろぐ。
実際にやったら女性虐待もいいところである。
だがきっと気持ちいいに違いない。
催眠は深呼吸を適度に挟みながら、そんな彼女の体温や柔らかさを感じ取っていく。
椅子と言っても人間とほぼ同等の性能を持っているらしく、ある程度体が動くらしい。
後ろから背中や首を揉んでくれたりと至れり尽くせりだ。
そんな様子をイメージしながら脱力していく。
最後に背中→腰→背中→肩→首→脇→腰→お腹と軽く愛撫されて終わる。
催眠らしく暗示をかけられたりイメージを使って落としてきたりはしない。
エッチはこのままの体勢から体をまさぐられる。
彼女の硬くなった乳首を背中に感じながらチンコを扱かれる贅沢なプレイだ。
こういう後ろから密着されてのプレイはそそるものがある。
後半は自分の手に彼女が手を添えて一緒にオナニーするパターンと
体勢を変えて彼女と騎乗位で繋がるパターンのどちらかを選択する。
どちらも10カウントをややゆっくり数えての絶頂でフィニッシュだ。
前者はスタイルとしてはセルフにあたるのだが
精液が出たなどの表現が無いことからドライなのかもしれない。
催眠っぽい内容を含んだただのエロボイスである。
これで催眠にかかれる人は相当に被暗示性が高いのだろう。
それくらい催眠状態になりにくい。
ならエッチに力を入れているかと言われると、そうとも思えない。
プレイの種類は豊富だが個々の時間は短くてなんだか慌ただしい。
もっと絞ってじっくりと楽しませてほしかった。
個性を出すと言っても催眠にかかれないのでは何も始まらない。
何やら2ちゃんねるでよからぬ事をしたようで、その影響もあるのだろう。
ボイスワールドはこの後販売数をどんどん減らして活動を停止したようだ。
個性が結果に結びつかなかった作品である。
出演:紗藤ましろ
時間:42分
属性:ややM
催眠:☆☆☆☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★☆☆☆
総合:☆☆☆☆☆
体験版はこちらから
2013年11月03日
ヒプノスレーブ ~Mへの覚醒~
2010年11月に発売された、サークルボイスワールドの作品。
この作品は言葉責めに非常に特化していて
よくある調教作品のような嫌味を言うタイプではなく
怒鳴るような罵声を容赦なく叩きつけてくる。
しかも演じているのはあのことね様だ。
「おい」とか「てめぇ」とか平気で使ってくるくらいに言葉遣いも荒い。
だから半端なMが聴いたらおそらくドン引きするだろう。
それくらいに厳しい言葉責めが聴ける珍しい作品である。
催眠はカウントダウンを行いながら、お姉さんの声を頭に刷り込んでいく。
ここだけは非常に口調が穏やかだから、落ち着いて催眠に集中できるだろう。
これといって奇抜な事は特に行われない。
エッチは一転して苛烈な言葉責めを受けながら
足を舐めさせられたり、顔やチンコを踏まれたりと
かなり手ひどい扱いを受けることになる。
足の匂いを嗅ぐシーンなどは、他の作品では見たことがない。
「ちっ へたくそな奴だな 足もろくに舐められないのか このM男は!」
こんな言葉をことね様にかけられたら、Mならきっとたまらないだろう
それだけで射精してしまいそうになるほどである。
まさにドMのために作られたと言っても過言ではない作品である。
射精後にもきっちり見下してくれるなど
最後まで容赦のない作りには清々しさすら感じてしまう。
言葉責めという1つのプレイにおいて、これに勝る作品は今のところおそらく無いだろう。
一方催眠は至って普通だから、あまり過度な期待はしないでいただきたい。
出演:紅月ことね
時間:53分
属性:ドM
催眠:★★★☆☆
エロ:★★★★★
コスパ:★★★★☆
総合:★★★★☆
体験版はこちらから