フラワー症候群
2014年02月26日
ちっちゃい系サキュバスの家畜さん催眠
2012年11月に発売された、サークルフラワー症候群の作品。
このサークルが催眠音声サークルとして認知されるきっかけとなった作品である。
最新作の「小っちゃい系催眠ボイスドラマ プチエンジェルサロンへようこそ♪」は
結構売れてるし、催眠法も毎回手を変えているなど評価すべき点は多い。
作品の質は大手にまだまだ及ばないが将来的に期待できるサークルである。
この作品はいささか残念な体つきのサキュバスに催眠をかけられる。
事前に催眠の本質というか、聴き手が嫌がる暗示は拒めることを説明したりと
ちょっぴり催眠のお勉強っぽい内容を話してくれる。
日本は催眠に対する誤解が蔓延している国だから
正しい認識を持つことはきっと催眠のかかりやすさに繋がると私は思っている。
催眠は横になってリラックスしながらサキュバスの話を聞くところから始まる。
脱力とは何か?をテーマに話しながら腕の感覚を取り除くのである。
同じ要領で足の脱力も行い、最後に深呼吸をしながら頭の意識も抜いていく。
やってることはただの脱力なのだがアプローチの仕方が変則的で面白い。
意識して無意識を顕在化させる、とでも言えばいいのだろうか。
現代催眠とはちと違うように思われる。
エッチはサキュバスに顔面騎乗されてマンコの匂いを嗅がされたり
裸で大股開きして彼女にアナルを見せつけたりと変態的なプレイが多い。
そうして軽く屈辱的なプレイによる快感を味わわせてから奴隷の契約をする。
主人公がM男の設定だからMの方がきっと楽しめるだろう。
お次はサキュバスの足で顔を踏まれたり足を舐めたりしながらのオナニーだ。
リアルで動物にするような小馬鹿にした感じのセリフがM心をくすぐる。
ワンと吠えさせたりして完全に人の心を捨てさせてから10カウントで射精する。
罵るタイプではないものの彼女の言葉責めには十分に劣等感を得ることができた。
催眠を使って適度に心を痛めつけてくれる作品だ。
彼女の言う通りに進めることに慣れさせることで逆らえない空気を作り出し
その流れのままペット化して上限関係を完成させている。
「とりあえずやってみようよ」と軽い気持ちで取り組ませているスタンスは
Parasite ~寄生概念~あたりに近いものを感じた。
サキュバスのキャラについては威光暗示的に使われているように思われる。
「サキュバスだからきっとエロイことをしてくれるんだろう」
「サキュバスの力でエロくさせられたんだから変態になっても仕方ないよね」
といった感じでプレイに前向きな姿勢を与える効果を狙っていると予測してみた。
実際サキュバスと聞くと何か期待してしまう方は多いだろう。
エッチはプレイはM向けだが雰囲気はかなり穏やかだ。
顔面騎乗を理性の除去と感度アップに利用している点はよかった。
M度が高ければ高いほど楽しめるだろう。
Mならかなり満足できる作品である。
出演:星野ゆん
時間:63分
属性:ややM~ドM
催眠:★★★★☆
エロ:★★★★☆
コスパ:★★☆☆☆
総合:★★★★☆
体験版はこちらから
2013年11月18日
こちら白魔導師さんの癒し系催眠になります
2013年7月に発売された、サークルフラワー症候群の作品。
催眠を魔法や魔術に例える作品はそれなりにある。
この作品もその中の一つで、心を癒す呪文的位置づけで催眠が使われている。
言うまでもないかもしれないが、催眠は魔法でも魔術でもない。
テレビ番組などで催眠にかかった人が豹変して会場が盛り上がるシーンがあるが
あれはあくまでその人の心の奥底にある人格が浮き上がっただけだ。
だから一般人にピアニストになる催眠をかけても上手な演奏はできない。
もしできたとしたら、その人が過去にどこかでピアノを習っていた、それだけだ。
少々脱線してしまった。
この作品はゲームなどにある剣と魔法の世界を舞台に
白魔導師が魔法という名の催眠をかけてくれることになる。
エロ有りの作品なのだが扱いは催眠による治療みたいなものだから
残念ながら挿し絵の女の子とエッチな事はできない。
催眠は深呼吸した後に真っ白い世界やまばゆい光をイメージする。
アニメやゲームを嗜んでいる方なら想像するのは簡単だろう。
その後再度呼吸を意識しながら、今度は草原に行ってリラックスする。
目的が精神の疲労回復だからか、負担のかからない聴き手には楽な作りだ。
エッチは前半が白魔導師に体をさすられながらのドライ
後半は彼女に見られながらオナニーをすることになる。
ドライは心身どちらに対しても刺激が弱いから
おそらくほとんどの人はイけないだろう。
オナニーは優しく見守ってくれるのかと思いきや、軽く罵声を浴びせられる。
変態やらマゾやら割と散々に言われるが、口調はそこまで厳しくない。
催眠とエロがいまいちかみ合っていないように感じられる作品である。
エッチ後半のオナニーをなぜ調教風味にしたのか、私には理解できない。
催眠とドライでせっかく甘く優しい雰囲気を作り上げてきたのに
それを最後の最後でぶち壊してしまっているように思える。
催眠は癒しが目的だからかそこまで深く落としてはこない。
その分心地よい感覚を感じ取りやすいと言えるだろう。
出演:紗藤ましろ
時間:62分
属性:ノーマル~ややM
催眠:★★★☆☆
エロ:★☆☆☆☆
コスパ:★★☆☆☆
総合:★★☆☆☆
体験版はこちらから