ネイティファス
2014年01月31日
ゴッデス悠美子の共感覚催眠
2011年6月に発売された、サークルネイティファスの作品。
またしてもことね様作品である。
まったくもってファンなのだからどうしようもない。
とりあえずうちはことね様だけはコンプリートしたいと思っている。
ネイティファスはエロボイスの方で実績のあるサークルらしい。
最近は催眠をまったく作っていないようだが気になったので聞いてみた。
この作品はゴッデス悠美子なる女性に催眠をかけられる。
ファンタジー系の作品を色々作ってるサークルだから女神なんだろうと思っていたら
女神を自称しているただのお姉さんのようだ。
まあ女神だろうが人間だろうがきちんと催眠さえかけてくれれば問題ない。
催眠は背中を指圧しながら彼女のイメージカラーである白を体に刷り込まれる。
何を言っているのかきっとわからないだろうから説明すると
彼女には人の感情を色として見ることができるらしい。
お次は何の前暗示も無しにいきなり5カウントダウンを始め
その後に「あなたは白に近づきます」と言われる。
私はこの次点で嫌な予感を察知した。
その後も3、5、10と色々なカウントを使いながら頭の中を真っ白にする。
そしてなぜか深呼吸を挟んでからもう1回10カウントする。
カウントのペースもまったく催眠を意識していないしもう滅茶苦茶である。
エッチは彼女に抱き着く際に肌色をイメージさせたり
唇にキスをする際にピンクをイメージしながら
カウントに合わせて白くなった頭に必要な色を加えていく。
パレットで絵の具の色を作るような要領で、規定カウントになったら完成する感じだ。
その旨を彼女は1回さらりと言うだけでその後延々と続ける。
最後はカウントアップするにつれて主人公が彼女の口の中に入り
お腹の中で体と意識がとろける様子が描かれている。
そして100まで数えたところで絶頂だ。
彼女が100を強く連呼することでドライオーガズムを促してくれる。
所詮イメージだからどうやって入ったの?とか消化されるよね?というのは置いといて
10ごとに先に進んでいく様子が実況されるのはわけがわからない。
進展していることをカウントによって表現したかったのかもしれないが
催眠では少なくとも事前の暗示無しでカウントをそのようには使わない。
カウントをなぜ、何のために刻むのか。
その意味を理解している者なら絶対にこういう使い方はしないだろう。
催眠音声としての体すら成していない作品である。
誘導、深化、感覚支配のすべてにおいて催眠っぽいことをただ行っているだけだ。
当然聞いていて催眠状態にはならないし、彼女の言う通りにもならない。
こちらがどんなに協力的な姿勢をとったとしても
彼女には聴き手を導こうとする意思も技術もないからだ。
「ひどい事を書くやつだ」そう思う方がきっといるだろう。
だがこれが現実なのだから仕方ない。
催眠とは何か、催眠を行うにあたって必要なもの・大切なものは何か
イメージ法やカウントを聴き手に対してなぜ行うのか。
それらをきちんと理解していなければ基本的に催眠音声は作れないのだ。
これが催眠音声の敷居の高い理由であり
すくりぷ、エロトランス、キャンドルマンの御三家をはじめとする
催眠音声専門のサークルが絶大な人気を得ている理由なのだ。
出演:紅月ことね
時間:39分
属性:ノーマル~ややM
催眠:☆☆☆☆☆
エロ:★☆☆☆☆
コスパ:★☆☆☆☆
総合:☆☆☆☆☆
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