トランスフロー
2017年10月30日
メイド催眠~ご主人様にえっちな教育~
2015年01月に発売されたサークルトランスフローの作品。
8ヶ月くらい活動し消えていったサークルであるな。
最新作が2015年の6月で止まってるからもう出ないのだろう。
フラワー症候群に作風がえらく似てたのは中の人が同じだからかもしれない。
まだ一作しか聞いてないしもうひとつくらいいいだろうってことで紹介する。
この作品はメイドが主にあたる少年を性教育する。
彼はまだ射精を一度もしたことがないくらいの年齢らしい。
彼女に性的な魅力を感じてるのにエッチで戸惑うことが何度もある。
思春期の男子にとって大人の女性は近寄りがたい存在だからな。
催眠は深呼吸&目の開閉→深呼吸&目の開閉&脱力→感度強化と続く。
最初の深呼吸と目の開閉は彼女の生おっぱいを見つめながら行う。
恥ずかしいする時にする仕草のように顔を手で覆い合図に従ってするわけだ。
ぶっちゃけ手を使う意味はないんだが少年っぽさを出したかったのかもしれない。
もうひとつのほうはパンツを脱いでから呼吸と力を入れる→脱力と目の開閉を同時にやる。
複数の行動を一気にやらせて暗示を入れやすくするものだと思ってたのに
指示をだすことにかまけて碌に何も言ってこない。
それなのに「あなたはより深い催眠状態になる」などと言ってくるのだから困ったものだ。
目の開閉も深呼吸もつまるところ暗示を入れやすくするための準備に過ぎない。
そこで暗示を入れなかったら何のためにそれをしたのかがわからない。
おっぱいを見せたりチンコを晒すことで性教育っぽさを出したかったのだろうが
その結果催眠がダメダメじゃいかんだろう。
実力が無いのに難しいことをやるから内容が支離滅裂になってる。
感度強化は彼女も全裸になって抱きつきチンコを撫でる→乳首舐めの順にやる。
エッチの触りにあたるが暗示メインだったので催眠に分類した。
トランスにぽれっぽっちも入れやしないのにこんなことやられても笑うしかないわな。
エッチはメイドのおっぱいを吸い、おまんこを至近距離で観賞し、シックスナインをし、セックスで締める。
合間に女性の体について説明してくれるんで性教育らしいっちゃらしい。
だが肝心の催眠がプレイの開始時に3カウントダウンとありきたりな暗示を言うだけでよろしくない。
声優も演技指導がされてないのかほぼ棒読みで催眠にちっとも合ってない。
まあちゅぱ音を鳴らしたり喘いでくれるから少しくらいなら興奮できる。
しかし催眠音声ってやつはまずトランスに誘導しその状況を活かしたエッチをしてなんぼだ。
前提にあたる催眠がボロボロでエッチも単調極まりないとあっては文句しか出てこない。
サークルはこの音声を聞いてトランスに入れたのだろうか?
50分以上も同じようなことを延々繰り返すエッチを聞いて楽しめたのだろうか?
作った本人が楽しめない代物を他人が聞いて楽しめるわけがない。
大手の作品が人気を得てるのは品質もさることながら面白いからだ。
私にはこの作品にユーザーを楽しませようとする心意気がこれっぽっちも感じられなかった。
10カウントダウンに合わせてフェラで1回、セックスで1回射精する。
ここまでで十分言ってきたから諸君にもこの作品のダメさ加減がある程度わかったと思う。
テーマは甘い物語や年上が好きな人に受けそうで結構いい。
それが催眠音声に形作るところで多くの失敗をしている。
自分が思った通りのモノを作るってのは確かに難しい。
でもそれを実際にやり遂げてる連中がいるのだから比較せざるを得ない。
催眠の技量と柔軟性が不足してるし催眠音声の研究ももっとやらんときついかなーってところだ。
まあ4作で撤退したのは正解かもしれないな。
ってなわけでお世辞にもよろしいとは言えないものであった。
同じメイド作品を聞くにしても他のサークルから選ぶのがよかろう。
出演:秋川ひなた
時間:75分
属性:ノーマル
催眠:☆☆☆☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★☆☆☆
総合:☆☆☆☆☆
体験版はこちらから
saiminsusume at 20:00|Permalink│Comments(0)
2016年05月08日
淫乱痴女のねっとり催眠
2014年11月に発売されたサークルトランスフローの作品。
一昨年の10月から活動を始めた比較的新しいサークルだ。
女体化、メイド、小悪魔などなど手広く構えて製作をしている。
大手の中では女体化専門とかポリシーを持ってるサークルもいるが
作り始めたばかりの段階なら色々なことに挑戦してみたほうがいいだろう。
そこそこの実績を残してるんでちょっぴり期待しながら聞いてみた。
この作品は本屋にいた痴女に性の手ほどきをしてもらう。
初体験をしたくても彼女ができない童貞たちの願いを叶えてやってるらしい。
催眠30分、エッチ50分と構成もエロにやや寄せてある。
だが内実は正統派の催眠音声に近い暗示による操作を重視したものばかりだ。
催眠は深呼吸→眼球運動をしながらの深呼吸→カウントを数えながらの分割弛緩と続く。
眼球運動は息を吐いたときに寄り目にして吸うときはそれを解除する。
目の疲れを誘うために行ってるんだろうが、それなら開閉あたりのほうがやりやすいだろうな。
リラックスと過度な疲労を履き違えている節がある。
分割弛緩は右腕→左腕→右足→左足→瞼→尻→腰の順に行う。
左足まではこちらに200カウントダウンをさせているのと並行して脱力する暗示を
それ以降は凝視法、温感操作、感度上昇の暗示と絡めていた。
古典系の催眠法をわざとブレンドするのは新規の作品によく見られる。
そして真新しさを出そうとしたのに結局両方失敗するって寸法だ。
この作品も下手に小細工を労していてどうにも落ち着けない。
尻や腰の脱力シーンでは玉を揉んだりアナルに指を挿入するプレイまで登場する。
その後の〆も3カウントを数えてごくごく軽い追い込み暗示を入れるだけの簡素なものときてる。
深化の時間がここまで短いと入れるものも入れなくなる。
催眠における優先順位を理解し、それぞれの時間や労力の配分をもっと考えるべきだろう。
新規サークルの悪い特徴が浮き彫りになってる催眠だった。
エッチは乳首舐め→フェラ→パイズリフェラで1回、セックスでもう1回射精する。
まあ射精はするけどオナニーしないんで実際に出せる人はまずおるまい。
セルフでもないのに射精表現があるとややこしくなるからやめたほうがいい。
2回のプレイはいずれも3カウント→開始の合図→感覚操作の暗示をひたすら続ける。
このスタイル自体は悪くないのだが、どのプレイも同じ進め方だと聞いててさすがに飽きる。
感覚操作の暗示も責める部位や責め方が少し違うだけで似た表現が多い。
さらに致命的なのが痴女モノなのにちっともエッチな声や音を聞かせてくれない。
催眠音声ってやつはシステム的にエロボイスに比べてエロくなくなるのは仕方ないことだ。
だがそれでも男がそそるシチュを設定するとか、ちゅぱ音を鳴らす時間をわざと設けるとか
最終的にイかせるための要素を組み込んでいかないとどうにも味気なくなる。
この作品は平たく言えば暗示責めで絶頂させるタイプのエッチをしているのだが
事前の催眠が形になりきれていないから感覚操作の暗示が通用しにくい。
しかも50分近くも時間があるのに再深化するシーンも一切ないときている。
催眠状態でのエッチを想定しているのにそれを維持する努力がされてないのだ。
だからたぶんほとんどの人が途中から素の状態で音声を聞くことになるだろう。
そういう経緯もあって聞いても絶頂どころか興奮すらほとんどできなかった。
催眠音声としての形に固執するあまりエロさを犠牲にし過ぎている。
痴女とのエロエロなプレイを期待して聞いたらきっとがっかりするだろう。
最後は2回とも10カウントダウンと「ぴゅっぴゅー」って感じの射精のセリフに合わせて絶頂する。
製作者の頭の固さがモロに出ている面白みに欠ける作品だ。
催眠開始からエッチ終了に至るまでひたすら催眠らしい行為をただただ続けている。
大手の作品なんかはそれをセリフの表現でうまく隠しながらプレイをするものなんだが
この作品はそれがされてないからどうにも興奮しにくい。
催眠パートにおける声のかけ方や技術の内容も聴き手への配慮を欠いたものが見られるし
催眠音声に対する研究が不足していると言わざるを得ない。
なんつうか独り相撲の催眠をしてるって感じだな。
開眼させているシーンが多いのも催眠への入りにくさを助長している。
エッチは痴女モノだからエロくないところが余計にがっかりした。
プレイが変わる度に毎回決まって3カウントダウンを数えるのもよくわからない。
カウントを数えるなら前後の暗示をしっかり入れたほうが効果的だろうに。
カウントを数える意味や目的を勘違いしているように思えてならない。
しかも感度を操作する際のセリフが「気持ちいい」ばかりときている。
…まあこのへんにしておこう。
催眠音声にありがちな要素を工業的に組み上げただけの作品だ。
シナリオもそうだがセリフの表現力が全体的にダメダメなんで
相当に勉強しない限りこのサークルに未来はあるまい。
出演:誠樹ふぁん
時間:80分
属性:ややM
催眠:★☆☆☆☆
エロ:☆☆☆☆☆
コスパ:★★☆☆☆
総合:★☆☆☆☆
体験版はこちらから