キャンドルマン
2018年09月25日
マゾヒスティック・リラクゼーション ~小悪魔メイドさんのとっても健全な催眠音声~
2018年09月に発売されたサークルキャンドルマンの作品。
前作のSissyが2017年7月だから1年2ヶ月ぶりの新作であるな。
しかも今回はエッチができないR-15を選んでる。
ドM御用達のサークルがわざわざ年齢指定を広げたのには訳があるのだろう。
それが知りたくなったんで早速聞いてみた。
この作品はキャラメリーゼなるメイドにそこそこエッチなご奉仕を受ける。
頭に角が生えてるってことは悪魔の類なのだろう。
でも作品内ではそれらしきことをまったくしない。
催眠は分割弛緩→深化&暗示と続く。
分割弛緩は耳→顔→首→肩→胸→腕→脚の順に一つずつ脱力する。
同時に両手を耳に当てて撫で続けてもいた。
効果音と暗示でリズムを取って入れやすくするのを狙ったのかもしれない。
M向けのことはこれといってしてこずえらく癒された。
深化&暗示は頭の中を脱力するついでに隷属の暗示を入れる。
頭が空っぽになって何も考えられない、考えられないから彼女にすべて任せるってな具合に
暗示の内容をちょこちょこ変えてスムーズに屈服させていた。
キャンドルマンは言葉選びが上手なサークルなんでこの手のアプローチは本当によく効く。
トランスの感覚も強めでなかないい気分に浸ることができた。
エッチは彼女にひざまずき、犬の芸をし、唾液を顔にかけられ、眠りにつく。
脈絡のないラインナップだがちゃんとひとつの流れができてるんで安心して欲しい。
最初のひざまずくシーンは立ったまま→前ががみ→土下座っぽい格好とイメージの中で体勢を変える。
本来ならば傅かれるべきメイドにそうすることでひとまず女性の下につく喜びを覚える。
彼女もそのお礼にキスや耳舐めをしてきてなかなか優しい。
調教よりはどうしようもないご主人様へのご奉仕に近かった。
犬の芸は四つん這いになりちんちんのポーズを取る。
人扱いされない時点でこっちのほうがずっとM向けだわな。
彼女がご褒美に唾を吐きかけるのもそれに拍車をかけてる。
事後に顔を舌で舐めて塗り拡げるほどの念の入れようだ。
そして極めつけは最後の寝かしつけである。
こちらをしきりに挑発してやる気にさせたところへ眠たくなる暗示を入れる無慈悲なプレイだ。
当然これまで溜まった欲求を発散できずに終わるわけで生殺し感が強い。
キャンドルマンは結局のところこれがやりたくてR-15にしたんじゃなかろうか。
生粋のドMじゃないと作れない気合の入った作品だ。
前半部分はじっくり時間をかけて深いトランスまで落とし後半でM向けの悪戯を仕掛ける。
R-18に比べてエロくないのは確かだがむずむず、うずうずするくらいのエロさは持ってる。
穏やかな雰囲気の中で惨めなことをやる点も面白い。
しっかし8年以上活動しててまだ新しいことをやってくるのだから大したもんだ。
今後も強烈な個性と発想力でこの業界をぐいぐい引っ張っていって欲しい。
出演:みもりあいの
時間:120分
属性:M~ドM
催眠:★★★★★
エロ:★★☆☆☆
癒し:★★★★☆
コスパ:★★★★☆
総合:★★★★☆
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2017年11月04日
催眠ボールギャグ~淫らな呪いのアイテム、実現します~
2017年10月に発売されたサークルトランスイノベーションの作品。
少し前に物販が始まって最近デジタル版も出た作品だ。
ボールギャグを身に着けてオナニーするかなりのキワモノである。
まあキャンドルマン氏がスクリプトを書いてたら普通のことをするわけないわな。
手間はかかるが面白そうだったんで玉砕覚悟で聞いてみた。
この作品は謎の女性にボールギャグを使った調教を受ける。
ドラクエなんかにある呪いのアイテムを再現したかったらしく
ボールギャグをそのまま使わず催眠を通じて別のものに変えている。
体を動かすシーンが多くて普通の作品よりも体力を消耗した。
催眠は漸進的弛緩法→奴隷化の暗示と続く。
漸進的弛緩法は仰向けに横になり目を開けたまま合計5回力を入れる→脱力を繰り返す。
ボールギャグはまだ首にかけるところまでだ。
20分位かけてゆっくりやってくれるんでかなりの脱力感がする。
5回目は深化の暗示を重点的に入れてたしそっちの役目も兼ねてるのだろう。
暗示は目を閉じギャグボールをリンゴっぽい果物に例え甘い匂いを意識させる。
そして匂いを起点に感度を高め、同時に彼女に服従するほど気持ちよくなる暗示を入れていた。
誘導ってよりはエッチの取っ掛かりに近い内容だな。
途中で正座の格好になってボールギャグを口に咥え深呼吸を繰り返す。
最後に溢れ出てきた唾液を手のひらに垂らして終了だ。
前半は割と普通にやって後半でオリジナリティを出してる感じだった。
催眠の段階からボールギャグを取り入れてるのが異色であるな。
でも暗示がしっかりしててトランスにガッツリ入れる。
匂いとかは催眠音声だとあんましやらないんで効果が出るかは微妙なところだ。
エッチは唾液を乳首やチンコにまぶし、乳首→金玉→竿の順に優しくいじり
乳首とチンコを同時に激しく責め、亀頭とチンコを使ったオナニーに移る。
感度を上げる暗示は多めに入れてくるが体をいじるプレイのほうが目立ってた。
あまり玄人向けにすると誰もついていけなくなるからセルフにしたんだろう。
前半は焦らし続けて後半に強くいじらせてくれる。
10カウントを長めに数えて射精に持っていき、すぐさま亀頭だけを磨いて潮吹きまでする。
唾液だけで亀頭オナニーするのはきつく痛気持ちいい感覚がするだろう。
でもドMならそれすら快感に思えてくるかもしれない。
射精は1回、潮吹きは5回くらい立て続けに繰り返して終わる。
ニッチだが今まで誰もやったことないものでなかなか面白かった。
催眠はボールギャグの呪いアイテム化を中心に奴隷化を進め
エッチは体をガッツリいじる傍ら暗示で心も気持ちよくする。
癖が強いからといって孤高を気取らずなるたけ平易な誘導を心がけていた。
セルフ作品の中でもかなりきつい部類にあたるわな。
モルストの3連続射精に比肩する心身の負担が味わえた。
潮吹きはできるように頑張ってるけど無理ならドライに切り替えてもよかろう。
最初の射精だけでも満足できるくらいに気持ちいい。
ってなわけで興味があるなら聞く価値のある一品だ。
道具を使った催眠音声はハードルが高い分他にないものが生まれやすい。
作るのは大変だろうがこういう路線の作品も続いていって欲しいものだ。
出演:御苑生メイ
時間:127分
属性:ドM
催眠:★★★★★
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆
総合:★★★★☆
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2017年07月22日
Best work for Sissy boi 〜女々しいボクにピッタリのオシゴト〜
2017年07月に発売されたサークルキャンドルマンの作品。
およそ2年2ヶ月ぶりの新作であるな。
昨年末の冬コミに出す予定だったのが随分遅れたらしい。
キャンドルマンは以前から遅筆で有名だが今のところ今作が最長である。
まあ締め切りのない活動なんで中の人の納得できるものを作るのがよかろう。
あまり馴染みのないテーマだが期待を胸に聞いてみた。
この作品はベータなる男性がフタナリにアナル開発される。
アナルセックスと女装が好きなドMのことを海外ではSissyと呼ぶそうだ。
催眠音声では女体化が定着してるし案外合ってるんじゃなかろうか。
トランス誘導がえらく個性的なのもキャンドルマンらしい。
催眠は予行演習→物語の順に進む。
予行演習は案内役の女性が「あぁん」と喘いだら力を入れ、「んふぅ」と言ったら力を抜く。
その際にアナルへチンコを挿入されてるイメージをするように言われた。
この作品に合わせた漸進的弛緩法とでも言えばいいのだろうか。
物語はベータが仕事場でSissyに関する違法なブツを見つけて興味を持ち
国境付近にある地区のそういう風俗店に赴く。
それで顔のメイクやウィッグの装着、女性の服を着て楽しむって寸法だ。
これだけだとまったく催眠になってないようにも思えるんだが
台詞の言い回しがことごとくユーザー目線になってて主観的に捉えやすい。
物語を話しながら自然とその世界に引きこむ高度な誘導だ。
お話も結構面白くて熱中しながら聞けるだろう。
エッチはアルファなる風俗嬢にアナルを掘られ、別の風俗店のスタッフになり、薬物プレイを楽しむ。
風俗通いがやめられず借金を背負った彼が辿った末路をそのままなぞるってわけだ。
キメセクっつっても効果音を色々鳴らして擬似幻覚を味わわせるだけだから後遺症はまったくない。
アナルを中心に強い熱や筋肉の痙攣が続いてえらく気持ちよかった。
どのパートもフタナリたちの射精に合わせてドライ絶頂する。
なんというか言葉では説明が難しい類の高度な作品だ。
トランス誘導が既存の作品とはまるで違うしエッチもアナルセックスをガンガンやってくる。
ノーマルな諸君が聞いたらドン引き間違いなしだがドMなら満喫できるだろう。
陵辱するんじゃなくて愛情を込めて優しく開発してくれる。
ってなわけで私は相当に満足できた。
今回は私の説明が下手なせいでわかりにくかったと思う。
誰にでも聞けるってわけじゃないから興味を持った人だけ検討してみてくれ。
出演:井上果林
時間:135分
属性:ドM
催眠:★★★★☆
エロ:★★★★★
コスパ:★★★★☆
総合:★★★★★
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2015年06月03日
瞳を覗けば熔かされる
2015年05月に発売されたサークルキャンドルマンの作品。
待ちに待ったキャンドルマンの最新作である。
早くても今年の秋頃だろうと予想していたんで突然の発売にびっくりした。
しかも今作は映像を観ながら聞く変わった趣向も持っている。
これだけの人気を誇りながら今なお挑戦を続ける姿勢は敬服に値する。
この作品は謎のお姉さんの目を見つめながら催眠に入り
それから彼女が提示するエッチなゲームを楽しむ。
目を開けながら催眠をかけるわけだがずっとなわけじゃない。
時折目を閉じさせて催眠に入っていく気分を味わわせてくれる。
目を開けながら催眠状態にいる不思議感覚も味わえて一石二鳥だ。
催眠は彼女の目を見つめながら暗示に耳を傾ける。
お約束の深呼吸を挟まずいきなりそうするのは凝視法を仕掛けてくるからだ。
目を開けることを意識づけてくるのもあり瞼の重さが早速襲ってくる。
その感覚を維持させながら頭がゆらゆらと揺れる暗示も入れていた。
お次は5カウントダウンで目を閉じ、4カウントダウンで再深化し
3カウントダウンで目を開け半覚醒する揺さぶりだ。
2セットやるんだがキャンドルマンだからもちろん普通のやり方じゃない。
1セットに20分もの時間をかけ、その中で脱力や温感操作の暗示を何度も入れてくる。
頭がとろけるような幸せな気分が大いに満喫できたし
体はシャツを脱ぎたくなるほどに火照って大変であった。
エッチな用語なしにここまで体を熱くしてくれることに魔術めいたものを感じる。
実際キャンドルマンの暗示は他の製作者には真似できない力が備わっている。
エッチは彼女が提示した4つのゲームを順番にこなす。
内容はチンコを握らないよう我慢する、シコらないよう我慢する
オナニーを停止する、白旗を上げるとシンプルなものばかりだ。
最終的にオナニーを始めて射精してしまったら負けになる。
だがこの勝負を難なく潜り抜けられる人間はそうそうおるまい。
彼女はこちらがオナニーをしたくなる感度強化や
金玉などルールに当てはまらない部分をいじくらせて性的快感を煽ってくる。
遠まわしにチンコをいじりたくてたまらない心持ちへ追いやるってことだ。
それらを達成するのにここでも暗示を有効活用している。
どれか1個だけ勝てばいいと彼女は言ってくるが、事はそう簡単なものでもない。
手前のゲームほど刺激が少ないから物足りなく感じるし
後になるほどクリアするためのハードルは上がる。
この絶妙なバランスが聴き手の自制心をうまいぐあいに鈍らせる。
結果、あれよと言う間にチンコを握り射精に至ってしまった。
だがやってはいけないことをやった瞬間の快感は格別のものがある。
射精の快感は言うに及ばず、脳内物質の分泌もなかなかのものであった。
単なるオナニーをここまで劇的に演出する手腕は脱帽ものである。
素晴らしい、としか言いようのない天晴れな作品である。
目を開けている時間が長くてもしっかりとした深さの催眠に入れるし
エッチもそれが解けることなく言葉に操られっぱなしであった。
調子に乗ってきつい指摘をすることが多い私も
この作品に限っては何も言うことは無い。
「恐れ入りました」と平伏し、キャンドルマンの偉業をひたすら称えるばかりである。
ここまでのものを作れるサークルは他に5指とおるまい。
久々に言わせていただこう。
「こんな記事を読んでる暇があったらとっとと聞け」と。
今年出た作品の中でトップ3には確実にランクインするレベルの優れた作品である。
出演:桃華れん
時間:120分
属性:M
催眠:★★★★★
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★★☆
総合:★★★★★
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2014年02月12日
ヒプノふぉれすと ~妖精の棲む森~
2010年7月に発売された、サークルキャンドルマンの作品。
RSGやHDLがとかく注目されがちなキャンドルマンの隠れた名作である。
催眠法や流れがオーソドックスで作りが一般的な催眠音声にとても近い。
そのおかげで催眠音声製作者としての力量がストレートに表れている。
おそらく催眠を知る者ほどこいつを聞いた際の衝撃は大きくなるだろう。
催眠音声としての完成度が恐ろしく高いからだ。
大まかな流れは誘導役のお姉さんに催眠に持って行ってもらい
その後イメージに登場する森の中で妖精と合流。
妖精の巣穴に移動してからエッチで気持ちよくなる。
ややストーリー性があるのが催眠音声としては珍しいかもしれない。
催眠はこちらの好きなペースで深呼吸をしてから妖精のいる世界をイメージする。
カウントを使って数回覚醒と催眠を往復させて催眠を強化するのと同時に
「私はあなたの言葉を受け入れます。」
などの言葉を復唱させてお姉さんの指示により従いやすくしている。
これらの準備だけに15分ほどかけているのだから催眠に入れないわけがない。
その後ようやく森の入り口で妖精と出会う。
暗い森の中でぽつんとピンク色の光を放つ妖精の後を追いながら
それから匂う甘い香りでさらに催眠状態を深めていく。
暗示を連続させながら性的感度を高めたり、声への服従心をさらに強めたりと
本当にこれでもかというくらいに念を押してくる姿勢に脱帽した。
すくりぷとは違った方向でのきめ細かさを感じる暗示である。
エッチはここからさらに2人の妖精が加わって合計3人から同時に責めを受ける。
最初にチクニー+オナニー、一旦停止してお次は左右から別々に乳首を舐められて
絶頂を求めるもやもやとした心を徹底的に植え付けてくる。
「うおおチンコいじりてぇ。射精してぇ。」と悶える人がきっといるに違いない。
が、ここから先チンコをしごくことは一切ない。
その代わりに面白い感覚が味わえるだろう。
ここで前代未聞のとっておきのプレイが登場する。
なんと妖精の尻尾をチンコの形にしてそれをこちらの尿道に挿入するのだ。
作中でも言っているのだが男体のまま女のように犯される感覚を味わうことになる。
リアルでは絶対にできないプレイであることを考えて
お姉さんと妖精がセリフでしっかり状況やイメージする感覚を伝えてくれる。
だから思っていたよりずっと主人公が味わっている感覚を実感できた。
催眠のおかげできちんと言葉を受け入れる体勢ができあがっていたからだろう。
そして妖精が尿道に中出し、若干暗示を入れて準備を整えてから
カウントに合わせて3回ほどドライ絶頂を行う。
射精はしないのだがおそらく射精に近いような感覚が得られると思われる。
ここまで没頭できたのは初めてじゃないかってくらい深い深い催眠を楽しめた作品だ。
聞いた後色々考えてみたんだが、すべての行動に隙が無いのだ。
元々のイメージが平易で想像しやすいのに加えて
こちらが戸惑う可能性のあるシーンで必ず的確なセリフを入れてフォローしてくる。
まるで盲導犬でも連れているかのように安心してお姉さんに体を預けることができた。
聴き手の導き方、暗示の内容、体に生まれる感覚の表現方法
これらすべてが恐ろしいほどにまでハイレベルなのだ。
エッチも暗示に対して否定的な考えさえ持たなければ
割とあっさり体に感覚が湧いてくるのがわかるだろう。
あちらが全部やってくれるから我々に必要なのは信じる心だけだ。
ドライも3回全部とは言わなくても1回くらいは
股間の奥の方からこみ上げてくるものを感じられるだろう。
射精しなくても十分に気持ちよくなれる。
催眠音声としての一つの完成形を持っている作品である。
出演:紅月ことね/椎那天
時間:80分
属性:M~ドM
催眠:★★★★★
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★★★
総合:★★★★★
体験版はこちらから
2013年12月03日
催眠メルトダウン
2010年3月に発売された、サークルキャンドルマンの作品。
現在催眠音声の大手サークルとして
多くの人々に親しまれているキャンドルマンはこの作品から始まっている。
今でこそ音を使った奇抜な作品で独特の地位を築いているものの
最初は結構普通の作風であった。
だが処女作と言っても侮ってはならない。
確かに最近の新規は催眠が弱かったり、個性が無かったりで残念な所もあるが
キャンドルマンは最初からM向け作品としての地歩を確立している。
こういうところはやはり一種の才能なのだろうか。
催眠はひたすらお姉さんの声を聴きながらリラックスしていく。
深呼吸や脱力を区切ってやらせたりはしないから
最初の2、3分は聴き手の好きなスタイルでくつろげばいい。
何もしていない所に彼女の声が聞こえてくれば、自然と意識が向くだろう。
そして後半は3カウントを数えおろしながら、催眠と覚醒を繰り返す。
ここで面白いのが、催眠に入った時だけに暗示を入れてくることだ。
こうすることで体が勝手に彼女の声を聴く準備をするようになる。
そして準備をしているから、その声を体に染み込ませやすくなる。
暗示は聴き手を恥ずかしがり屋にして
さらに辱められることに喜びを感じるようにしてくる。
弱いところを責めることで、より一層興奮を高めていく感じだ。
この後のプレイは別に恥ずかしがり屋でなくても十分恥ずかしく感じるプレイだから
無理にそうなろうと力まずに「恥ずかしい」という言葉を心に刻み付けていこう。
エッチはストリップのように服を脱がされたり
お姉さんの目の前でM字開脚をしながらオナニーすることになる。
チンコを掴むだけに留めたり、尿道口だけを刺激させたりと
聴き手がイかないようにコントロールしながら徐々に快感を高めていく。
扱き始めても適度に停止してやきもきさせるところが心憎い。
初っ端からM向けの変態性の高いプレイを持ってくるところに
キャンドルマンらしさを感じる。
体ではなく心を徹底的に責めてくるあたりも
後々に登場するRSGやHDLにおけるドライ絶頂を匂わせる演出だ。
Mであればあるほどに満足できるだろう。
一方催眠はというと、聴き手にそれなりの努力を要求してくる。
私はMだからあまり違和感を覚えることもないのだが
ノーマル寄りな方だと受け付けない部分もありそうに思える。
自分のM度を測る意味で丁度いい物差しになる作品かもしれない。
出演:みる☆くるみ
時間:60分
属性:M~ドM
催眠:★★★☆☆
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★★★
総合:★★★★☆
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2013年11月24日
Parasite ~寄生概念~
2010年9月に発売された、サークルキャンドルマンの作品。
キャンドルマンの作品紹介は早くも4作目になる。
キャンドルマン、エロトランス、すくりぷてっどこねくしょん
これが現在私の中で御三家として崇めているサークルだ。
色々と作風は違う部分があるが、内容はどれも安定している。
初心者はこの3サークルの作品から選べばまず間違いないだろう。
この作品はお姉さんに徐々に心を追い詰められていく。
「危なくなったら引き返せばいい」そんな甘い言葉をちらつかせながら
少しずつ前進させ、気づいた時には後戻りできない場所にいる。
そんな人生の失敗談のようなものを催眠を使って味わわせてくれる。
催眠は最初に体を疲れさせるために首の運動をする。
これは催眠ではよくやることなのだが、催眠音声ではあまり見かけない。
運動系と全体的に相性が悪いのは仕方ないだろう。
目をつぶったまま歩くとかさせる作品は見たことがない。
その後は催眠と覚醒を繰り返しながら暗示をかけていく。
エッチはまずチンコと金玉を少しずついじくらせていく。
男は強めの刺激を与えたほうが気持ちよくなることを逆手にとって
わざともどかしい感覚を与えたいのだろう。
そうして心の鎖を徐々に解いていき、最終的には自分でマゾになる決断をする。
その後は手ひどく豚扱いされながらのオナニーだ。
時折チンコをビンタするように言われるため
誤って金玉を叩かないように注意していただきたい。
催眠の力をうまく使って心を誘導している作品である。
お姉さんは色々と心得ているようで、聴き手の心理を読んだ手を打ってくる。
人間は普通の状態だと理性が感情を上回る可能性は低いのだが
催眠は無意識、つまり感情が優先する精神状態だから
どうしても「気持ちよくなりたい」などの欲求を抑えにくくなってしまう。
そこに付け込まれ、落ちていく。
実に催眠に即したテーマが選択されていると言えるだろう。
出演:誠樹ふぁん
時間:69分
属性:ノーマル~ドM
催眠:★★★★☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★★☆
総合:★★★★☆
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2013年10月30日
レイプ・サウンド・ガール♪
2011年4月に発売された、サークルキャンドルマンの作品。
同サークルの代表作であり、音モノというジャンルを確立させた作品でもある。
催眠音声をある程度知る方なら、おそらく一度は聴いていることだろう。
私も詳しくは覚えていないが、少なくとも10回は聴いている。
催眠は数種類の効果音を流しながら、そのイメージを頭に植え付けていく。
音は高いものから低いものまでそれぞれ特徴を持っており
それをお姉さんが細かく説明しながら、1つずつ何度も聴いていく丁寧な作りだ。
エッチは効果音と罵倒で責め上げられるやや特殊なタイプ。
催眠段階でどれだけ音を体に染み込ませることができるかがカギになるだろう。
射精を伴わない、男性にとっては異質な絶頂を目指すことになるため
複数回聴かないと十分に堪能するのは難しいのだが
上手く音に合わせて絶頂を迎えられた時
体中を震わせるような激しい快感を得られるだろう。
古典催眠系の作品をある程度経験した後
気分転換にちょっと変わった趣向の作品に触れてみたい方には
まず最初に聴くことをお薦めできる作品である。
出演:紗藤ましろ
時間:109分
属性:ややM~ドM
催眠:★★★★☆
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★★★
総合:★★★★☆
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2013年10月29日
おゆうぎのじかん
2013年10月に発売された、サークルキャンドルマンの作品。
催眠で幼児化をテーマにしたやや珍しい作品である。
キャンドルマンが連年調教モノを作り続けていただけに
ファンはこの方向転換に驚いたのではないだろうか。
催眠は絵本を読んで聞かせる現代催眠風の展開に
「すーやすや」「しーこしこ」などの擬音語を交える面白いタイプ。
擬音語にはリバーブがかかっており
その言葉の意味よりも、音を聴かせることに力を入れているようだ。
エッチは予想通りと言うか、お姉さんがとことん甘やかしてくれる。
ここでも擬音語がカギを握っており、左右から立て続けるに流れることで
聴き手の意識を混濁させてしまうだろう。
内容的に作り手がマンネリを憂慮したのか
催眠、エロ共に大きなテコ入れをしてきた本作品だが
再生時間が3時間以上と非常に長いため、催眠状態を維持するのはもちろん
通しで聴くことすらなかなか難しいと言わざるを得ない。
また、強めのリバーブがかかった擬音語がひっきりなしに流れ続けるおかげで
長時間聴いていると頭痛のする方もいるだろう。
色々と面白い要素が詰め込まれていて興味深い作品なのだが
現状ではまだ完成度に難があると思われる。
出演:椎那天
時間:182分
属性:ややM~ドM
催眠:★★★☆☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★★★
総合:★★★☆☆
体験版はこちらから
2013年10月28日
ヒプノドラッグレディ
2012年5月に発売された、サークルキャンドルマンの作品。
キャンドルマンと言えば、2011年に発売された「レイプ・サウンド・ガール♪」以降
音をテーマとした催眠音声を制作しているサークルとして有名だが
その中でも私が最高傑作と考えているのが本作品だ。
内容はいくつものを効果音を
お姉さんの言うイメージを頭に入れながら聴くだけの単純な設計。
その後、音に合わせて彼女から調教を受けるのだが
音を体に染み込ませていればいるほど、快感の電流が全身を走るだろう。
エッチは徹底的に寸止めを繰り返すややハードな作り。
作品の性質上、淫語や喘ぎ声で射精を促すのではなく
脳だけの絶頂-ドライオーガズムを目指すことになる。
催眠音声の経験が浅い方だと、このドライの感覚はわかりにくいだろう。
簡単に言えば脳と股間を中心に甘い感覚が走るような感じ。
射精のように刹那的なものではなく
ある程度の時間継続して楽しめる、男にはありがたい快楽だ。
音声ファイルも複数回聴くことを前提にして、様々なコースが用意されている。
音モノに興味を持った方は、この作品を選べばまず間違いないだろう。
出演:紅月ことね
時間:113分(コースにより多少変化あり)
属性:ややM~ドM
催眠:★★★★★
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★★★
総合:★★★★★
体験版はこちらから
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