カジハラエム
2015年03月01日
天使のTS催眠!
2015年01月に発売されたサークルカジハラエムの作品。
今年に入って2本目の作品である。
1月中に2作品ってのはとんでもなく速いペースに感じるわけだが
もう一方が天使の催眠チクニー!、つまり似たようなテーマの作品なんで
別段無茶をしているわけではないようだ。
内容も催眠誘導で同じ表現を使ったシーンが見られる。
この作品は地上に落ちてきた天使が女体化催眠を行う。
彼女に限らずこの世界の天使は色々な性のお世話をしているらしい。
だから女の子になりたい主人公の願望も叶えてあげるのだそうだ。
催眠は長めに深呼吸をしたあと海に浮かぶ浅瀬をイメージする。
天使の催眠チクニー!と同じく波の打ち寄せる環境音が鳴っていた。
それから深い霧に包まれ頭の中を真っ白にする。
10カウントを数えていたところを見ると一段階目の深化ってところか。
お次は存在が曖昧になった体を女性の形へ作り変えていく。
ぐにぐに、こねこねと言いながらそれらを行っている様子は
さながら粘土細工をしているようであった。
そんな風にイメージしたほうが状況を掴みやすいかもしれない。
最後の方に10カウントを4回刻んで催眠をさらに深めるシーンもある。
そして仕上げに女体化を行う。
自分が女性として生まれ育った記憶を追いつつ体の変化をイメージする。
ここまでくるとそれなりに意識がぼやけてるんで
女性であると言われてもそんなに強い抵抗を感じないだろう。
その場に漂い声を受け入れていればなんとなく女性の気分になれる。
エッチは引き続き女体化を進めながらオナニーする。
目鼻立ちや手足などの一般的な容姿に目を向けていたのが
一歩踏み込んで今度はおっぱいやマンコの気持ちよさを実感する。
ローターでクリトリスをいじめるプレイが中心なんで
マンコよりはクリトリスの気持ちよさの方が楽しみやすいかもしれない。
最後に10カウントで最初の絶頂、そして立て続けにもう3回連続絶頂する。
ここ最近の酷い作品群に比べるとかなり出来の良い部類と言える。
催眠誘導の進め方や女体化への繋ぎがきちんとしているし
エッチもファンタスティックな要素を控えておとなしいプレイに徹している。
カジハラエムは悪い意味で自分の世界を構築している作品が多いのだが
この作品ならまあ誰にでもおすすめできるかなってくらいの安心感がある。
催眠は深呼吸をえらい回数繰り返すんで意識が結構ぼんやりする。
その後の深化もわかりやすいイメージを取り入れ
感覚的に催眠が深まるような暗示を何度も入れていた。
中程度弱くらいの催眠状態には到達できると思う。
エッチはオナニーするだけの至ってシンプルなものだ。
催眠が楽しめるからそれ目当てで聞くなら悪くないのだが
女性の快感を存分に楽しみたいってなると力不足かもしれない。
風呂井戸あたりのハードな快感は厳しいだろうな。
ってなわけでここ最近では割と良作の部類に入ると思う。
あと毎度のように解除音声が入っていない。
楽しい催眠オナニーライフを送るために各自きちんと用意しておいてほしい。
出演:誠樹ふぁん
時間:45分
属性:ノーマル
催眠:★★★★☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★☆☆
総合:★★★☆☆
体験版はこちらから
2015年01月24日
姉×妹の添い寝W催眠
2011年11月に発売されたサークルカジハラエムの作品。
こいつも現在半額になってる作品だ。
ことね様が姉と妹の二役を演じられている。
全年齢向けなんだが安さにつられて聞いてみた。
この作品は姉妹に左右から挟まれながら眠りにつく。
2人が同時に話しかけてくるところを見ると双子を真似たかったのだろう。
本家には程遠いがごく一部でそれっぽい演出も見られる。
だがこれで催眠効果は到底見込めまい。
催眠は2人の呼吸に合わせて深呼吸をするところから始まる。
お決まりのように息を吐いた時だけリラックスする暗示を入れていた。
およそ6分間にわたって断続的に行う。
それから2人が左右から頭を撫で始める。
最初はカウントをしながら全部で30回なでなでと言い
その後はなでなでと言ってから元気いっぱい、穏やか絶好調とかのセリフをつける。
何故こういうことをしているのかはよくわからないが
囁き声で語り掛けられることによる安眠効果はある程度見込める。
そして最後に10分くらい無音の時間が入って終了だ。
なんというかコメントに困るほど簡素過ぎる作品である。
催眠らしいことを一応やってるが所詮はリラックスさせるに過ぎない。
まあ寝かせる目的は達せられてるし別に悪いってわけでもないんだが
本格的な催眠音声を期待すると残念な結果に終わるだろう。
左右から同時に話しかけるスタイルも有効に機能しているとは思えない。
双子がもてはやされていた頃だからそれを真似ましたってところか。
技巧面も双子に遠く及ばない。
だが安眠効果はある程度見込める。
囁き声で暗示を入れるスタイルがうまく働いてるのだろう。
かく言う私も結構眠くなった。
ってなわけで寝る前に聞くのならそんなに悪くない作品である。
700円だとさすがにきついが300円なら悪い買い物とも思えない。
双子のような作品を期待しなければまずもって楽しめるだろう。
出演:紅月ことね
時間:35分
属性:ノーマル
催眠:★★☆☆☆
癒し:★★★☆☆
コスパ:★★☆☆☆
総合:★★☆☆☆
体験版はこちらから
2015年01月09日
天使の催眠チクニー!
2015年01月に発売されたサークルカジハラエムの作品。
「サキュすん!超寸止め催眠V」で私がぼろくそに叩いたからかはよくわからないが
あれ以来ほぼ3か月ぶりの催眠音声新作である。
以前ヒットしたチクニー催眠の続編に当たるらしい。
3か月の成果と乳首特化の珍しさにひかれて聞いてみた。
この作品は天から落ちてきた天使ミルフィにチクニーを手伝ってもらう。
彼女の話を聞く限り主人公はチクニーに興味はあるんだが
やり方がわからないのか今のところはやったことがないそうだ。
レクチャー形式にしたほうが誰でも聞きやすくなるからそうしたのだろう。
催眠は5分以上に渡って深呼吸を行い
天使の海と呼ばれる海に浮かぶ浅瀬をイメージする。
なぜ天国じゃなく海にしたのか最初はわからなかったのだが
しばらく後に波の音が聞こえてきたところで合点がいった。
環境音を使ってリラックスさせていこうってわけだな。
そして爽快なイメージをさせながら体に適度な温かさを感じさせる。
最後はようやく主役の乳首に目を向け
暗示を使ってジンジンとした熱を感じさせて終了だ。
催眠状態より眠気の方が強く感じられたが胸もそこそこ温かくなった。
まあ目的は達せられてるんでよしとする。
エッチは彼女の声に従いながら一通りチクニーをし
それから後は彼女の手、指、口で胸や乳首をいじくりまくられる。
乳首と乳房の両方をバランスよく刺激していたのがやや珍しい。
でもチクニー未経験者は乳首だけいじってたほうが楽しめるだろう。
男で乳房を揉んで快感を得るのはちと難しい。
そういえばスペンスの乳腺尾部を愛撫させるシーンがあった。
ネットで調べたら女性に対してここを揉んであげると気持ちいいそうだ。
しかし男性にこの器官があるかはよくわからなかった。
実際やってみても気持ちよさは実感できない。
試みは悪くないがこの作品にはふさわしくないプレイだと思う。
ミルフィが責めるシーンは催眠よりもエロボイスに作りが近く
ただ舐めるだけ、喘ぐだけの時間がそれなりにある。
興奮できるだろうが感覚を操作するようなアプローチではないな。
最後は後ろから抱きかかえられ、乳と乳首を揉まれながら10カウントを3回刻んで絶頂する。
催眠誘導の段階までは割とよかったのにエッチで急降下していった作品である。
元々カジハラエムは催眠誘導自体はそこまで悪くない。
コテコテの古典催眠を使いながらほんの少しテーマに沿った暗示を入れてくる。
深呼吸のタイミングや間も良くリラックスしやすい。
それがエッチに入ると人が変わったかのように激変する。
まずチクニー催眠と言いながらほとんどチクニーをさせてくれない。
初心者にチクニーの気持ちよさを教えるなら
チクニーのやり方をレクチャーしながら気持ちよくなる暗示を入れればいいのに
この作品ではとりあえず揉ませてくるから何をどうすればいいかわかりにくい。
しかも5分もしたらミルフィがいじるプレイに入ってしまう。
これならチクニー催眠じゃなく乳首開発催眠と呼ばなければ聴き手が納得するまい。
タイトルとやってることが違う時点で作品としてどうかと思う。
しかもミルフィが乳首を舐めている最中に「テイク2」なるセリフが入る。
ことね様がいくつかちゅぱ音を用意したのか、はたまたリテイクかはわからないが
どちらにせよ聴き手に聞かれてはならないセリフってことだ。
この程度のことをチェックしていないようではたかが知れている。
クオリティ以前に作品として出来上がっていない。
そして極めつけは解除音声がついていない。
催眠は誘導部分のみ注目を浴びがちだが
実のところ解除音声こそが最も大切なのだ。
催眠の世界からリアルへと聴き手をスッキリさせながら送り出す。
そこまでやって初めて催眠は完結する。
それが無い時点でこの作品は催眠音声と呼べない。
とまぁいいところもあるんだがそれ以上に悪い部分が多すぎる作品だ。
カジハラエムは独自の世界観に浸りすぎて初心を忘れているように思える。
次回は一度基本に立ち返ってシンプルな作品を作ってほしいものだ。
出演:紅月ことね
時間:50分
属性:ややM
催眠:★★☆☆☆
エロ:☆☆☆☆☆
コスパ:★★★☆☆
総合:☆☆☆☆☆
体験版はこちらから
2014年10月08日
サキュすん!超寸止め催眠V
2014年9月に発売された、サークルカジハラエムの作品。
カジハラエムの人気シリーズ第5作目だ。
最初の方はお姉さんに暗示責めをされる結構レベルの高い作品だったのだが
後になるにつれて迷走を重ね催眠音声らしさが無くなりつつある。
せっかくことね様やふぁん氏を起用しているのにもったいないことだ。
そして今度はとうとうサキュバスまで登場させてきた。
この作品はサキュバスに焦らしに焦らされて精液を熟成させてから発射する。
つまり寸止め地獄を味わうわけだが世間的な寸止めとはちと違うプレイだ。
約1時間お預けを食らいまくるシチュがMにはたまらない。
催眠はまず深呼吸をしながらリラックスする暗示を聞く。
体から悪いものが抜ける、体が軽くなる、理性が無くなる、頭が真っ白になる。
それらをすべて息を吐いた直後に入れていた。
前の2つはいいとして「理性が無くなる」は本当にそう言うだけだし
「頭が真っ白になる」は数十秒程度に渡って数回暗示を入れてくるだけだった。
暗示として入れるべきは理性が無くなった結果どうなるかだろうに。
頭が真っ白になるってのは深化のつもりなのかもしれんが
これといった催眠法と組み合わせてないからイマイチ威力に欠ける。
目的はわかるんだがどうも締まりのない催眠であった。
その後サキュバスが目の前で裸になり、淫語を連発して終わりだ。
最後のは感度強化目的だろうがやり方が催眠的とは思えない。
エッチは彼女にチンコの根元を握られながらフェラや乳首舐めをされる
ちゅぱちゅぱ音を鳴らしながらプレイをしているから結構エロイ。
フェラは亀頭、尿道口、尿道内までくまなく舐めていたし
乳首は左右に音を動かしながら交互に丁寧に舐めていた。
合間に責められると気持ちよくなる暗示をごくごく軽く入れてくる。
最後はお決まりのカウントダウンでフィニッシュだ。
10カウントダウンを一気に1まで数えてそこでしばらく足踏みし
やきもきさせてからチンコを開放してそのまま射精する。
催眠音声、エロボイスどちらとして見ても色々問題を感じる作品だ。
この催眠だとせいぜい浅催眠止まりで中程度の催眠に入れるとはとても思えない。
最中特に声に興味を感じさせたり従いたくなる暗示も入れてこないんで
相当に催眠音声を聞き慣れている人でもなければすんなり催眠には入れないだろう。
かく言う私はほとんど入れなかった。
エッチもぶっちゃけ舐めるだけなんで興奮はできるだろうが催眠とは別物だ。
暗示を使って感覚を操作し、その結果興奮させるのが催眠音声だろうに。
ちゅぱ音を触媒として使うのならまだしもメインディッシュにしているから困ったものだ。
その証拠に30秒~1分間ひたすらちゅぱちゅぱするだけのシーンが何度もある。
そして結局のところこの作品で寸止めは一度も行われていない。
寸止めは射精の寸前で刺激を止める行為と私は認識しているのだが
サキュバスはチンコを握りしめたままひたすら舐め続けていた。
こういうプレイを寸止めと呼ぶこと自体が間違いだと思うのだが如何だろうか。
カジハラエムは作品にムラがありすぎて安心して聞けないのが難点だ。
別に毎月作品をリリースするなとまでは言わないが
催眠音声だけは最低3か月程度の期間を設けて真面目に作ってほしいものである。
出演:紅月ことね
時間:58分
属性:ややM
催眠:★☆☆☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★☆☆
総合:★☆☆☆☆
体験版はこちらから
2014年08月03日
TS催眠!-女体化エンドレスオーガズム-
2014年7月に発売された、サークルカジハラエムの作品。
カジハラエムは毎月1本ペースで作品を出しているサークルだ。
知名度は高いがDL数的にパッとしないサークルと思われているかもしれない。
しかし催眠音声においては大手に2歩下がるくらいの実力を持っている。
1歩と書かなかったのは時々トンデモ展開を見せてきたり解除音声が無いからだ。
これらが無ければ価格も安めで安定して聞けるサークルになるのだが。
この作品はTS、つまり女体化して女の子としてエロを楽しむ。
アイミスなる少女がとある異空間へと主人公を連れていき
そこで2人きりでじっくりと催眠を施すのだ。
カジハラエムの慣例として異常なほどに声の位置がころころ移動する。
催眠は深呼吸をしつつ彼女のセリフを聞くところから始まる。
実際に深呼吸をする音を鳴らして、その後に毎回暗示を入れていた。
当たり前のようにリラックスを助長する暗示から入って
そこから安らぎ→喜びへとセリフを上手くつなげて感情を操作する。
暗示の表現や入れ方が基本に沿った確かな手順で耳に心地よい。
その後はおよそ4分をかけてアイミスの声に気持ちよさを感じる暗示を入れ
耳→鼻→顎→首→肩→腕→手→指→胸→お腹→腰→股間→太もも→脹脛→足の指の順に体に熱さを感じる。
感度上昇みたいな位置づけだが声に対する反応を見る目的もあるのだろう。
全身をざっと流すような軽いものだが部分的に体が泡立つのを感じる可能性は高い。
首筋あたりが多いんじゃなかろうか。
そして全身をキラキラとした光に包まれるイメージに合わせて意識を沈める。
特にカウントを刻んだりしない暗示だけの催眠だな。
詳しい評価は後に回して先に進ませていただく。
女体化は催眠で意識を失った主人公がアイミスに起こされ
彼女に自分が女であると告げられる。
「朝起きたら女の子になってました」みたいな展開だな。
作中では男から女になったのではなく元から女だったと表現している。
そしてそれを実感させるために自分が女として育ってきたこと
現にそれにふさわしい魅力的な容姿をしていることを事細かに教えてくれる
黒髪ロングの巨乳の美少女ってことで結構イメージはしやすい。
ややイレギュラーなタイプの女体化であるな。
エッチは女の子が大好きなアイミスが主人公の乳を揉み
マンコやクリトリスにしゃぶりつく。
単に気持ちよさを暗示として入れるだけではなくて
見た目の割にグロいマンコをしているだとか、野外でオナニーするのが趣味だとか
キャラづくりを更に鮮明にするセリフを入れていて別の形の興奮も誘ってくる。
クンニやクリ舐めの際にちゅぱ音を鳴らすのも催眠音声ではちと珍しい。
最後の絶頂は最初が10カウントを数えるやつで
その後アイミスの声に引っ張られながら立て続けに3回行う。
約3分で合計4回イク結構ハードなプレイだ。
後の3回は余韻に浸るみたいなことを言ってたし無理にやらなくてもいいのだろう。
感度を上げるシーンがほぼなくて初心者にはちときついのだが
私はドライの感覚にかなり近いものが得られた。
ここ最近のカジハラエム作品の中では当たりの部類である。
元々催眠誘導は結構頑張っている方だったのだが今回は特に真剣に行っていて
進め方やセリフの表現が違和感なくきめ細かい誘導がされていた。
お決まりのように深化シーンでカウントを刻んで落としてこないのも良い。
人によっては物足りなさを感じるかもしれないが、それは従来のタイプと違うからの話で
催眠としてこれが他の作品に劣っているとはそこまで思えない。
むしろこういう催眠ができるサークルがやっと出てきたかと私は喜んでいる。
ところどころ粗は見られるが比較的容易に催眠に入れるだろう。
声とセリフがどちらも優しく何もしなくても彼女の声に幸せを感じるに違いない。
女体化およびエッチは催眠の頑張り具合に比べるとおまけ的な印象を受ける。
そもそもの時間が短いし暗示も少な目で感覚を操作される気分は味わいにくいな。
でもある程度の深さの催眠に入っているなら勝手に気持ちよくなることもあるだろう。
絶頂もやや性急だがやり方は特に問題ない。
もう5分延ばしてその分を感度の強化にあてていたら名作になっていたかもしれない。
女体化音声としてはちと物足りないのだが催眠音声としてはなかなか良い作品だ。
これだけのものを600円で販売しているところも好感が持てる。
カジハラエムを敬遠していた人も騙されたつもりで聞いてみていただきたい。
出演:紅月ことね
時間:48分
属性:ノーマル~ややM
催眠:★★★★☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★★☆
総合:★★★★☆
体験版はこちらから
2014年06月28日
チクニー催眠!-お兄ちゃん!オナニーに飽きるのはまだ早いっ-
2014年6月に発売された、サークルカジハラエムの作品。
今月は有料の催眠音声はほとんど出ず記事を書く側としてちと苦労した。
ちなみに無料では2つほど良作が出ている。
同人音声の部屋で記事が上がってるから気になる人は見てみるといい。
何にせよ財布に優しい月だったことは間違いない。
この作品はオナニー中毒の兄に妹が乳首の気持ちよさを教える。
鉄棒やら床オナをやっているレベルなら乳首くらい平気でやってそうなものだが。
そんなわけで開始から終了までチンコには一切触れない。
ハイブリッドではなく乳首だけで気持ちよくなる中上級者向けの内容だ。
催眠はまず深呼吸をしながら妹の声に耳を傾ける。
この後のエッチもそうだが彼女の声はとにかく目まぐるしく移動して
右へ左へ頻繁に揺さぶりながらこちらの脳を軽く混乱させてくる。
深呼吸は単純なものだがこれのおかげで結構頭がぼんやりするだろう。
まあ混乱法の一種なんだろうな、これは。
お次は乳首責めをより楽しむために感度を強化する。
彼女がオナニーに使っているボールを2つ取り出してそれを乳首に当てるのだ。
そして同時に乳首が温かくなったりじんじんする暗示を入れてくる。
乳首に刺激を与えているのだからエッチの導入ととれないこともない。
最後にボールが兄の胸に溶け込む描写があって終了だ。
一過性ではなく音声が終了するまで効果を持続させたかったのだろう。
催眠状態を楽しむのではなくて本当にエッチに向けて一直線に突き進む催眠だな。
エッチはチクニーではなく妹に乳首をいじられて目覚めさせる。
爪で引っかき、2つの指でつまみ、擦り、舐める。
乳首責めの一通りの方法を行いながら暗示で気持ちよさを自覚させるのだ。
暗示は淡白だがちゅぱ音が多めでそれなりに興奮できる。
ここでも声やちゅぱ音を頻繁に動かしてプレイに臨場感を持たせていた。
後半は乳首から少し遠ざかって胸を揉まれる気持ちよさを楽しむ。
台所で料理をしている同棲中の彼女に後ろから抱き着く感じで
背後から揉みしだく表現がされていた。
まあ女体化音声じゃないからちと無理があるわな。
最後に10カウントで一度感度をアップし、再度の10カウントで絶頂する。
内容は問題ないんだがタイトルが誤解を生みそうな作品である。
チクニーをするんじゃなくて妹に徹底的にいじられるプレイに終始していた。
つまり聴き手はイメージで乳首を気持ちよくしていくことになる。
作品のコンセプトやプレイは乳首を普段いじってない人に対するものなのだが
この展開だとチクニーをこなしている人じゃない限り楽しめないんじゃないかと思う。
もしくは自分で乳首をいじったり胸を揉みながら聞くのが妥当だろう。
催眠はカジハラエムってことで相変わらず短時間の簡素なものであった。
まあこの作品は彼女に色々操られるわけでなく乳首が気持ちよくなればいいわけで
それなら多少暗示を受け入れやすいこの程度の催眠でも問題はあるまい。
声の移動が頻繁で頭を揺さぶられる感じが結構味わえるだろう。
エッチは乳首及び乳房の愛撫に徹底したやや人を選ぶプレイだ。
チンコでしか気持ちよくなれない人には色々と辛いだろうな。
私はそこそこ開発していることもあって結構楽しめた。
だが乳首のみでドライを目指すのはこの催眠ではさすがにきつい。
ちょっと気持ちよくなる程度だな。
催眠音声としては平均点で、エッチの奇抜さで勝負している作品だ。
乳首系は少ないし値段も安めの600円ってことで聞いて損はないだろう。
出演:誠樹ふぁん
時間:39分
属性:ややM
催眠:★★★☆☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★☆☆
総合:★★★☆☆
体験版はこちらから
2014年05月12日
すんどめ☆超寸止め催眠2-早漏寸止め編-
2011年10月に発売された、サークルカジハラエムの作品。
カジハラエムの作品の中で一番ダウンロード数が多い
すんどめ☆超寸止め催眠 CV紅月ことね編の続編である。
世間的な評価も概ね好評だったことに気分を良くしたのだろう。
前作と同じくことね様を起用して作風も似たようなものとなっている。
内容の方は早漏が射精を我慢するスタンスに若干変更された。
本当の意味での早漏君はそんなにいないと思うのだが
「もしかしたら自分は早漏なんじゃないか?」と不安を感じている方はいるだろう。
だからなかなか興味深いジャンルではあるな。
催眠は長めに深呼吸をしてからまずは体、次に心に温かさを感じる。
催眠状態に入ると頭以外は自然に温かくなるから実感はしやすい。
そして10カウントを刻んで心を沈めていく。
まあここまではよくあるタイプの催眠だな。
お次はメトロノームの音が鳴り始めてそれを聞きながらさらに心を落ち着ける。
その際音が左右と中央に小まめに移動して面白い感覚が味わえた。
暗示を先ほどよりかなり減らして音の方に集中させているのも良い。
暗示は体にじんじんとした感覚を呼び起こしてエッチで感じやすくしている。
それと同時に早漏治療のための射精を制御するセリフも言ってきた。
エッチは1から100のカウントを数え上げながらチンコを1回ずつこする。
つまり100回シコるまで射精はお預けよということだ。
90までは10カウント毎に、それ以降は1カウント毎に快感を煽る暗示を入れてくる。
さらに30カウント以降はエッチの開始前に止んでいたメトロノームが再び鳴り始め
こちらを聞くたびにも快感が高まっていく暗示を入れられる。
最後は若干カウントを遅らせてやきもきさせてから
お姉さんの「早漏卒業」のセリフに合わせて射精する。
催眠はそこまで悪くないのだがエッチが微妙な作品である。
カウントのペースが平凡、手なりなおかげで性的快感を高めにくいのには困った。
普通射精が近づくとチンコをしごくペースは速くなると思うのだが
この作品では逆に遅くしてとにかく途中で射精させないようにしている。
つまり射精のタイミングを100に合わせるのがかなり難しいのだ。
かといって声や音によってそこまで高ぶれるかというとそうでもない。
ここでのカウントの使い方があまり催眠的でないのも原因だろう。
1カウント1こすりじゃなくて後になるほどペースが速くなるとか
ある程度聴き手に任せるような指示をしたほうがよかったのではないだろうか。
握っているだけで射精しそうになる人向けのエッチだな、これは。
催眠はメトロノームが良かった。
こういう一定のリズムを刻み続ける音が聞いていて実に心地よい。
なんでこの作品でメトロノームを引っ張り出すのかはよくわからないが
誰でもリラックス感覚が得られる効果的な音なのは間違いない。
まあどう考えても前作の方が優れているわな。
催眠音声としていまいちまとまりに欠ける作品である。
出演:紅月ことね
時間:44分
属性:ややM~M
催眠:★★☆☆☆
エロ:★☆☆☆☆
コスパ:★★★☆☆
総合:★★☆☆☆
体験版はこちらから
2014年03月20日
すんどめ!!!! 超寸止め催眠
2014年3月に発売された、サークルカジハラエムの作品。
過去に高評価をつけた作品の続編である。
過去3作はことね様だったのが今回はふぁん氏を持ってきた。
声優が変わったからといって作品ががらりと変わるとは思えないのだが
同一のテーマを別の声優が演じるのを楽しむのは悪くない。
催眠の大まかな内容は深呼吸をしてカウントする、これだけだ。
時間が5分程度しかないからこうなるのは仕方ない。
だが暗示の内容が本当に偏っていて理性を取り除くことにすべてをつぎ込んでいる。
深呼吸の最中は理性が揺らぎほぐれる暗示
カウントではロウソクの火を使って理性が消え失せる暗示をかけられる。
まあ深呼吸をすることで理性が消えて本能がむき出しになるってのは
色々とおかしい気もするのだが暗示の入れ方自体はきちんと催眠を考えている。
お姉さんがバイノーラルを利用して何度も声を左右に揺らしながら話すおかげで
頭がぼーっとする感覚がそれなりに得られた。
エッチは事前に体をパーツごとに軽く敏感にさせてからオナニーする。
プレイが寸止めオナニーだからお姉さんへのお触りは一切無しだ。
このへんは過去作も同様だったしいつも通りってところか。
途中で「どぴゅどぴゅ」を射精許可のキーワードとして定めた後
10カウントを合計7回刻んでその都度快感を高めていく。
1回目だけやや入念に前暗示を入れてその後は1回ごとに軽く煽る感じだ。
ここでも序盤は10ごとに、後半は1ごとに声を左右に切り替えていた。
最後は同じく10カウントなのだが、途中でわざと噛んだりして何度か仕切り直す。
そして普通に0まで数えるのだが先ほどのルールがあるので射精はできない。
そんなフェイクを噛ませてからようやく「どぴゅどぴゅ」に合わせて射精する。
寸止め系としてはお約束の流れだがキーワードがある分1段階きつくなっている。
時間の割には楽しめる作品である。
催眠導入と深化は完全に理性の削減に努めているし
エッチも催眠音声っぽく適度に暗示で心に飴と鞭を与えてくる。
暗示の内容も入れ方も催眠をきちんと考えたうえで行われていた。
所々に粗が見えるもののそこまで悪い作品とは思えない。
お姉さんの言いなりになる的な暗示が極端に少ないことから
ある程度経験を積んだ人の方がおそらく楽しめるだろう。
場数を踏んでいると催眠音声はお姉さんの声に従うものだって感じの
潜在的な心構えが身についてくるからこの手の作品では特に差が出る。
エッチは催眠を使って射精したい衝動を適度に押さえている。
淫語を連発してエッチな気分を過度に起こさせたりはしてこないし
まず普通にやってれば完遂できるだろう。
人間なら誰でも寸止めしたら射精の際に気持ちよくなるから
あまり我慢せずに射精するオナニーライフを送っている方なら
少しくらいは普段より気持ちいいと感じるのではないだろうか。
テーマに沿った単純明快な作りの作品である。
出演:誠樹ふぁん
時間:27分
属性:ノーマル~M
催眠:★★★☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★☆☆
総合:★★★☆☆
体験版はこちらから
2014年01月29日
すんどめ☆超寸止め催眠 CV紅月ことね編
2011年7月に発売された、サークルカジハラエムの作品。
ことね様にいじめられながら寸止めに悶え苦しむ。
そんなシチュを期待してしまうM向けの作品だ。
だが聴いてみると思ったよりも雰囲気はソフトで
ややノーマル向けの趣すら感じてしまう。
その理由は寸止めのやり方にある。
寸止めといえば自分でチンコを扱くのが当たり前なのだが
この作品ではチンコを扱くどころか一切触れることすらない。
つまり肉体的ではなく精神的な寸止めを行うのだ。
最後は当然ドライオーガズムで達することになる。
催眠は深呼吸をしながらお姉さんの暗示を聞くことで脱力していく。
これだけを聞くとなんだか忙しそうに思ってしまうかもしれないが
声に意識を向けているだけで簡単に脱力できるから大丈夫だ。
チンコに意識を向けることで軽く勃起させた後
彼女の言葉への抵抗を徐々に削いでいく。
術者がことね様だからか私はどっぷりと催眠状態に陥ってしまった。
エッチはお姉さんのカウントに合わせて意識を上下させていく。
チンコには本当に指一本触れることのない徹底した作りだ。
カウントは足踏みをしたり逆に戻ったりと目まぐるしく
それが徐々にドライへの欲求を高めていくことになるだろう。
最後は主人公がノーハンドでの射精を達成して終わりを迎える。
小細工を弄さず必要な部分だけを盛り込んだシンプルな作品だ。
時間が30分程度とかなり短いにも関わらず、とても良くできていると思えてくる。
本当の意味での寸止めではないのと、射精を促している点には疑問を感じるが
それぞれを感度上昇、ドライへと置き換えれば満足できる。
カジハラエムへの評価を一変させてくれたなかなかの良作である。
出演:紅月ことね
時間:34分
属性:ややM~ドM
催眠:★★★★☆
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆
総合:★★★★☆
体験版はこちらから
2013年12月06日
サキュバス的おにゃのこの超自慰 -乳首チ○ポ化催眠-
2013年9月に発売された、サークルカジハラエムの作品。
催眠もエロボイスも大量に制作しているサークルだ。
有名ではあるが作風が結構ニッチなせいか、そこまで大手な印象は受けない。
これだけアイデアが出てきて、それを形にする情熱があるのは称賛に値する。
この作品も結構独特である。
まずおにゃのこはサキュバスではなく人間のようだ。
性に対するどん欲さをサキュバスという単語で表現したかったのだろう。
そして全編バイノーラル録音がされている。
バイノーラルは催眠だとここ最近導入され始めた段階で、まだ黎明期ってところだ。
今のところヒプノマルチボイスとヒプノリラクゼーションくらいにしか使われていない。
催眠は最初に3分ほど幻想的な効果音が流れる。
どうやら催眠効果を上げるための音らしい。
確かに聴いていると頭の中を軽く揺さぶられているような気がする。
音が止んだ後おにゃのこが登場して本編が始まる。
といっても時間が短いからか、取り立てて催眠っぽいことは行わず
普通に聴き手にオナニー見せろ的なことを言ってくる。
ただ意識的に声を左右に揺さぶりながら話しているところをみると
どうも驚愕法を狙って作られているようだ。
相手を驚かせて心を空白にし、その隙を突いて暗示をかけていく方法である。
軽く頭がくらくらするような感覚が味わえるだろう。
エッチはおにゃのこの望み通りM字開脚でオナニーをすることになる。
だがチンコを扱くのではなく、乳首にかなり傾倒しているのが面白い。
乳首を左右交互に指でいじるようなスタイルで
そのタイミングをおにゃのこが細かく指示する。
そして最後の最後でチンコへの刺激が解禁され、射精へと向かう。
ここでも声を左右に揺さぶりながら語り掛けてくる作りだ。
バイノーラルの利点をうまく生かした珍しい作品だ。
古典催眠のようなわかりやすいものとはまったく違うのだが
催眠効果はそれなりにあると思われる。
チクニー経験者の方がより楽しめるだろう。
解除音声がついていない点にだけ注意。
事前に他の作品から取り寄せておいていただきたい。
出演:誠樹ふぁん
時間:27分
属性:ややM~M
催眠:★★★★☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★☆☆☆
総合:★★★☆☆
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