エロトランス

2017年01月23日

ヒプノマルチレイプ

ヒプノマルチレイプ

2017年01月に発売されたサークルエロトランスの作品。

こいつも冬コミに出展された中の一つだな。
しかも随分前に出たヒプノマルチボイスの続編ときてる。
純粋に腕試ししたかったのか、それともネタが切れてきたのかはわからんが悪くない。
エロトランスならM度はお察しだろうと思いつつとりあえず聞いてみた。

この作品は異世界に住む少女たちが寄ってたかって暗示を施す。
双子システムをさらに幅広く高密度に仕上げたと言えばなんとなくわかってもらえるだろう。
暗示のフレーズは短めで揃えてとにかく数を増やしてる。
そのすべてが技術に基づいてるのだからあっさり入り気持ちよくなれるって寸法だ。

催眠は深呼吸→分割弛緩→カウントによる深化と進む。
深呼吸は彼女らの指示するタイミングで最初の2回は普通に、最後の1回は一旦息を止めてから吐き出す。
分割弛緩は右肩→右の指→左肩→左の指→右脚→左脚→顔→頭の順に行う。
五人が細かく分担してるものだから時間が短くても暗示の量が多い。
ありきたりな技法をこの作品に合ったものへとアレンジしてるわけだ。

深化も10カウントダウンを3セット数えて前後最中の暗示をとことん盛り込む。
メインの暗示をエッチの冒頭に入れてくる流れなんでトランスの感覚だけを味わえるだろう。
1セットごとにずんずんずんと深まっていくのがわかってなかなか面白い。
もうちっと変わった技法も聞きたかったがシステム的に導入が難しいのかもしれないな。

エッチは耳舐め音を聞くとエッチな気分になる暗示を入れてから左右同時に舐め始め
さらに他の三人がチンコや全身が敏感になる暗示を入れて何度も絶頂させる。
参加者が多いと一度にできることが当然増えるわけで、多角的にアプローチしてくるシーンがえらく多い。
催眠パートで落ち着いていた気分が徐々に高まってくるのがわかるだろう。

耳舐めは音が結構エロいけどそれで抜かせるってよりは触媒に近い扱いだ。
それをトリガーに暗示でイかせることを常に心がけてる。
責め方は案外ソフトなんで射精への欲求はそれほど膨らんでこない。
だがその一方でドライオーガズムの起点となるエネルギーの高まりや凝縮が強く感じられる。

10カウントアップを数える1回目と2回目の絶頂はさほどピンとこなかったのに
それ以降にある多彩な暗示と数を使った連続絶頂誘導でめちゃめちゃ気持ちよくなれた。
絶頂タイムが最大10分くらい取られていてうまく波に乗れたら断続的にオーガズムが襲ってくる。
色んな方法を使って慎重かつ大胆に暗示を叩き込んできたからこうなったのだろう。
まさに限界突破って感じの壮絶な絶頂感であった。

レイプってほどの責めじゃないことを除いて概ね満足できる作品である。
一人や双子とは明らかに違う催眠とエッチでトランスやドライを体験させてくれる。
久々のマルチボイスってことで心身を馴染ませるシーンを用意してるのも心憎い。
少女たちの暗示を無理に追うようなことをせずとも無意識が勝手に反応してくれるだろう。

ってなわけでなかなかに良いものであった。
ドM向けってほどではないが気持ちよさに関しては迫るものを持ってる。
これだけのものを作るってなると編集も大変だろうし多少割高になるのは仕方あるまい。

出演:沢野ぽぷら
時間:50分
属性:ややM~M

催眠:★★★★☆
エロ:★★★★★
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★★★


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2016年10月15日

ヒプノフィルター

ヒプノフィルター

2016年10月に発売されたサークルエロトランスの作品。

夏コミから二ヶ月近くを経てようやく発売された新作だ。
音声チェックに手間取ったのか、はたまた他サークルとの競合を避けたのかは知らぬが
結構待たされた感があって喜びもひとしおである。
エロトランスなら駄作はありえまいってことで早速聞いてみた。

この作品は恋人と思しき女性と二人きりになり催眠をかけられる。
前作にあたるリアルヒプノと同じシリーズとなってるが直接の繋がりはない。
敢えて挙げるなら声優が一緒なくらいか。
20分ちょいある催眠パートでは生活観のある効果音が数多く鳴る。

催眠は深呼吸&腹に手を置く→音を聞きながらの弛緩→深化&暗示と進む。
深呼吸はその前に周囲の音へ軽く意識を向け吸う、吐くともどもゆっくり行う。
季節が夏なのか扇風機の音が鳴り洗い物や掃除機の音が別方向からも聞こえる。
彼女の母親が家事でもやってるんだろうな、実にほのぼのした空間である。

弛緩は引き続き音に意識を向けながら腕と足の力を抜く。
意識を揺さぶることで心を揺さぶりトランスに入らせるって寸法だ。
さほど疲れを感じることなく落ちていくのがわかる。
彼女の屈託のない態度も初めて会った気がせず癒しを感じた。

暗示は生活音が消えて時計音とホワイトノイズだけが流れる中
あらゆる感覚が消え彼女の言いなりになる暗示を入れる。
ライブが終わり外に出た時に感じる妙な静けさと同じく空気がえらく落ち着いている。
途中までは催眠らしさを適度にぼかし最後だけは王道タイプの誘導で落とす。

エッチは序盤に耳舐めをしてからローター責め&手コキ→フェラと続く。
耳舐めはほとんどしゃべらずひたすら舐め続け、ローター責めの前に感度強化を行い
振動音と共にチンコの敏感な部分を控えめに責める。

従来のエロトランス作品に見られる暗示重視のプレイを少しだけ崩し
エロボイスでやるようなちゅぱ音だけを鳴らすシーンがちょくちょくあった。
感度強化の暗示もクオリティが高く脳や股間がどんどん熱くなる。
プレイと暗示の配合具合がレベルアップしてるように思えた。

ローター責めの途中で彼女の合図無しではイけない暗示を入れ
同時にほんの少しの手コキをしフェラでフィニッシュさせる。
フェラは耳舐めと同じくほとんどちゅぱ音でなかなかにエロい。
プレイ時間をもうちっと長く取ってればより良くなっただろう。
フェラの最中に射精を促すセリフを言われて絶頂する。

緩くもあり緻密でもある天晴れな作品である。
サイミー氏自身が誘導にこだわったと言ってるだけあって催眠がえらく面白い。
うまく読み解けない部分があったのを鑑みると高度な技術が使われてるのだろう。
だが内実はのほほんとした日常風景に終始していてすんなりトランスに入れる。

エッチはエッチで過去作に見られる堅苦しさを払拭せんと努力してる。
技術力は元々トップクラスなのだから暗示責めにせずとも感度強化はできるわけで
舐め音と暗示を振り分けてイかせる今回のスタイルは概ね成功と言える。
ようやっとサークル名に近いエッチをしてくれたってところか。

ってなわけで私は大いに満足できた。
そらまめ。氏のナチュラルな演技も緩い雰囲気に合っている。
価格がちょい高いのに目をつぶれるならきっと楽しめるはずだ。

出演:そらまめ。
時間:53分
属性:ノーマル

催眠:★★★★★
エロ:★★★★☆
コスパ:★★☆☆☆

総合:★★★★☆


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2016年03月01日

リアルヒプノ

リアルヒプノ

2016年02月に発売されたサークルエロトランスの作品。

昨年末の冬コミでヒプノヘルツと一緒に出展された作品だ。
あちらと違い催眠をかけ合うカップルの様子を聞かせて催眠をかけている。
最近大手がちょこちょこやってる会話調の催眠だな。
普通のサークルならまず形にならないのだがエロトランスなら大丈夫だろうと思い聞いてみた。

この作品は彼女の家に行って催眠をかけてもらう。
彼女は大学のレポート作成中らしく何やら慌しい様子だ。
キーボードをカタカタ打ち込みながら世間話をしてくる。
聞き始めた当初は作品を間違えたのかと思ったほどに催眠らしさがない。
しかし進めていくうちにだんだんと催眠の話をするようになる。

催眠は彼女が主人公に催眠をかけてもらったときの体験談から始まる。
催眠に初めて入って驚いただとか催眠に入る感覚はエレベーターに似てるだとか
脱力や深化したした時の感覚はこうだとか随分細かく語ってくれる。

暗示とは違うのにそれらを聞いてると催眠に入ってしまうのだから面白い。
まあ現代催眠にこういうテクニックがあるんでそれを使ってるのだろうな。
催眠慣れしてる人ならあっさり入れる。

そういや続きで普段の催眠もかけてくれる。
深呼吸→分割弛緩→カウントでの深化を9分程度でするよくあるやつだ。
最後に彼女の言葉を受け入れやすくする暗示を入れて終了だ。

エッチは感度の強化をしてからドライとセルフを個別に楽しむ。
繋げて聞いてもいいがその場合はドライの後に無音のファイルを挟むのがいいだろう。
ドライイキした後のインターバルがほとんどなく余韻に浸る余裕が無いからだ。

ドライは3カウントでチンコの感度をさらに上げ
キッチンタイマーのダイヤルを回して感度が高まる暗示を入れる。
セルフでもスプーンの音を取り入れていて音催眠の要素も多少持っている。
それらを約7分間続け最後に10カウントダウンで絶頂する。

セルフはチクニー→オナニーの順に体をいじる。
どちらも開始だけを指示し具体的ないじり方は好きにさせている。
同時に彼女がオナニーを見ていることを再三告げていた。
女性に見られながらするオナニーはなかなかに良い。
チクニーが4分、オナニーは7分くらい続けて任意のタイミングで射精する。

エッチは単純だが催眠は創意にあふれている作品だ。
音声の冒頭部分で催眠とは無関係なことをいくつか語り
自分が彼女の家にいる気分に浸らせてから催眠をかけている。
催眠は催眠で普通のものとは肌色を変えているから面白い。
彼女の素な語り方も作品の雰囲気にマッチしている。

エッチはエロトランスなんであんまり期待してはならない。
サークル名に反し淡白なエッチが多いのでな。
ドM要素が特に無く誰にでも聞けるのがいいところか。
もうちっとはっちゃけたエッチも聞いてみたいものだ。

ってなわけでそれなりに満足できる内容であった。
珍しい催眠を聞きたいのならまず外れることはあるまい。

出演:そらまめ。
時間:72分
属性:ノーマル~ややM

催眠:★★★★★
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★★☆


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2016年01月21日

ヒプノヘルツ

ヒプノヘルツ

2016年01月に発売されたサークルエロトランスの作品。

エロトランスでは3年ぶりになることね様作品だ。
どうやら音だけで絶頂させるプレイをするらしい。
随分昔にあったヒプノタイマーに似た内容であるな。
催眠音声らしいテーマだしエロトランスなら大丈夫だろうってことで早速聞いてみた。

この作品は催眠療法士を名乗る女性に音催眠をかけてもらう。
主人公は心身ともに健康なのだが強い性的刺激を求めているそうだ。
じゃあ音でイかせてあげましょうってことで催眠を施す。

催眠は深呼吸&脱力→音による深化&暗示と進む。
深呼吸はバックで流れるメトロノームの音を聞き、その回数ごとに好きなペースで行う。
メトロノームは催眠音声だと最も登場回数が多い効果音かもしれない。
話すリズムを取る目安になり暗示が入れやすい効果もある。
誰でもそこそこのリラックス感覚が得られるだろうな。

脱力は左肩→背中→尻→右足→左足の順に分割弛緩する。
その直後に左右と中央で手を叩いて意識を向けるようにも言っていた。
何から何まで音を絡めているのが面白い。

深化&暗示は重低音を流して耳に馴染ませる。
マッサージ機能つきの椅子に座っている時に鳴る音に近いな。
耳から脳にかけてほんのわずかだが揺さぶられる感覚がする。
催眠療法士も「気持ちいい」「心地いい」と暗示を立て続けに入れていた。
最後のほうになると効果音のスピードとトーンが上げ、追い込み暗示で催眠を一気に深める。

エッチは冒頭のやり取りに従い音だけで絶頂させる。
催眠パートに登場した2種類の音を再び鳴らし
今度はそれらを聞くと体が熱くなる、快感が高まると暗示を小まめに入れてくる。
私が以前似た作品を聞いてたからか気持ちいいと思えるくらいの快感が得られた。

絶頂シーンが近づくと2つの音が同時に鳴り始め、彼女も手を叩いて絶頂開始の合図を出す。
そのまま1分ほど追い込み暗示で助走をつけドライ絶頂する。

このところまったくお目にかかれなかった古風な音系作品だ。
すべてのシーンに音を鳴らし暗示で印象づけをして感覚を操作する。
エッチが独特なんで催眠に入り慣れてない人にはさっぱりだろうな。
慣れてる人でも1回目でちゃんとした絶頂が味わえるかは保障できない。
数回聞いて音を染みこませた後から気持ちよくなり始めるだろう。

催眠はエロトランスの作品にしては独創性に欠けるが内容は堅実この上ない。
メトロノームの音から他の音に派生させる流れも理に適っている。
催眠パートの方が圧倒的に時間が長く催眠好きほどのめりこめる。

エッチは音と暗示の力だけで絶頂させようとしている。
RSGやHDLには遠く及ばないが手軽に楽しめる点は評価したい。
欲を言えばプレイ時間がもっと長いハードモードを聞いてみたかった。

ってなわけでそれなりの満足感が得られた。
先に挙げた音系作品にハマった人は聞いてみるのもいいだろう。
それ以外の人はあまり気持ちよくなれないんじゃなかろうか。

出演:紅月ことね
時間:50分
属性:ややM~M

催眠:★★★★☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★★☆



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2015年08月30日

双子の催眠彼女

双子の催眠彼女

2015年08月に発売されたサークルエロトランスの作品。

毎度おなじみコミケ合わせの新作であるな。
なんでも今回は同人側で活躍しているサークルとの合作らしい。
催眠音声のシナリオを複数人で作ると大抵質が落ちるものなんだが
サイミー氏の実力なら大丈夫だろうってことで早速聞いてみた。

この作品は双子の彼女に催眠をかけられたっぷり耳を責められる、
二人は何から何まで一心同体らしくとうとう彼氏までも一緒にしたそうだ。
女の子を左右にはべらせるなかなかに羨ましいシチュであるな。
だがエッチはひたすら耳を舐めるだけのなんとも味気ないものになっている。

催眠は双子の声に耳を傾け脱力し、膝枕の状態でマッサージを受ける。
ボイスドラマっぽくしたかったのか語尾を曖昧にした暗示を多く使っていた。
脱力は左肩→右肩→お腹→右足→左足の順に深呼吸しながら行う。

その後は双子の声がさらに耳元へと近づき好き好き言ってくる。
私たちはあなたの事が好き、だからあなたも私たちを好きになって欲しいと
恋人の関係を使って暗示を受け入れやすくなるよう働きかけてくる。
このあたりで聴き手が催眠に入っているとも言っていたが私はさっぱりだった。

最後はエッチで責められても体が動かなくなる暗示を入れ
囁き声でしゃべりながら息を吹きかけられておしまいだ。
四九八苦氏のような洗練された双子を聞かせてくれると期待してたんだが
術者が二人いる利点を活かしきれているようにはあまり思えない。
左右から畳み掛けてくるリズミカルな暗示をもっと楽しみたかった。

エッチは双子が交互に耳を舐めながら感度強化の暗示を入れ
最後の最後に10カウントダウンで絶頂する、これだけだ。
まあ最中は色々頑張ってくれるのだがそれ以上のプレイは特に無い。
耳舐めに頼り切ったエッチなんで好きじゃなければそんなに楽しめないんじゃなかろうか。

そういえば途中から気が向いたらオナニーしてもいいと言われるシーンがある。
催眠誘導ならまだしも、エッチでプレイの方向を曖昧にするのはいかがだろうか。
感度を上昇させる暗示の入れ方は上手いから抜けるっちゃ抜けるんだが
精神的な引っ掛かりを抱えさせているのは良い射精の妨げになる。
耳舐めだけでイかせるのはきついとサイミー氏自身も考えていたのかもしれない。

普段のエロトランスに比べるとあまりよろしくない作品だ。
催眠音声において特別な意味を持つ双子を十全に活用できているとは思えないし
エッチはエッチで耳を舐めながら暗示を入れるだけのありきたりなものになっている。
双子のいいなりみたいな作品を期待して聞いたら多分がっかりするだろう。

私がサイミー氏に期待しすぎていたのも確かに悪いのだが
それでももう少し何かできたんじゃないかという釈然としない部分がある。
合作が悪い方向の影響を与えてしまったように思えてならない。
催眠のかかり具合も中の下くらいであった。

だがバイノーラル+双子ってことで両手に花の気分は結構味わえる。
だから癒しを求めて聞くのならそんなに悪くはない。
催眠音声で耳舐めをしまくる展開も真新しさがあって良い。
良い部分と悪い部分が明確だから人によって評価が分かれそうであるな。

ってなわけで個人的には小当たりくらいの作品だった。
深いトランスに入ることにこだわらなければそれなりに楽しめるだろう。

出演:かの仔
時間:68分
属性:ノーマル~ややM

催眠:★★★☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★☆☆


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2015年01月18日

ヒプノクラウド

ヒプノクラウド

2015年01月に発売されたサークルエロトランスの作品。

先日のすくりぷに引き続き今度はエロトランスの新作である。
夏冬は大手が安定して作品をリリースするありがたい時期であるな
それにしても綺麗に1週間後に出してきたところを見ると
販売時期で内々の相談をしているのかもしれない。
被ったところでサークルも聴き手も損しかしないし良いことだ。

この作品は雲にまつわる女の子に別世界へ連れて行かれる。
前作の明晰淫夢を聞いた時はこの先どうなるかと不安だらけであったが
今作は至極真っ当ないかにも催眠音声って感じの作風だ。
つってもサイミー氏は誘導方法の引き出しが多い。
その変幻自在のテクニックで多くの聴き手をすんなりと催眠状態にする。

催眠は彼女についていく約束をしてから深呼吸を3回*2セット行い
その後手を引かれながら霧が立ち込める真っ白な世界を進む。
ストーリー性を持たせているのはエロトランスだとちと珍しいかもしれない。
先へ先へと進みながら頭が真っ白になる、落ちるなどの
催眠状態を深めるのに効果的な暗示を的確に入れていた。
これだけでも朝起きたばかりのような心地よいまどろみに包まれるだろう。

それから右腕、左腕、右足、左足、腹、背中、首、顔、瞼、頭の中の順に軽く脱力し
とどめの10カウントと沈黙法で催眠をさらに深くする。
テーマをイメージに絡めて確実に落としてくれる催眠ってところだ。

エッチは雲のように曖昧な存在を維持したままピンクや赤の霧に飲まれる。
これらの色にエッチなイメージを持ってる人は多いだろう。
案に違わず同時に心や体がエッチになる暗示を多めに入れてくる。
指でいじったり彼女と致すんじゃなく本当に包まれるだけのプレイだ。

そういえばこのあたりになると女の子の声が囁き声になって
左右から交互に語り掛けるように暗示を入れていた。
一番最初に交わした約束通り彼女の声についていくと
エッチな気分になるし頭の中がとろけるくらいに深い催眠にも入れる。
ドライの下準備としてこれほど効果的なアプローチはなかなかあるまい。

終盤に差し掛かると間を空けて合計4回10カウントを数え
最後の1回でドライ絶頂する。
全身に心地よい痙攣が走り、脳にピリリとした快感が味わえた。
今まで味わってきたドライオーガズムとはちと違う不思議な感覚であった。

ヒプノマルチボイスなどに比べるとやや大人しさを感じるのだが
催眠音声としてこの上ないほどに洗練されている作品である。
雲に因んだ曖昧さをセリフに持たせ、さらにその感覚を聴き手にも伝えてくる。
体の感覚がなくなったかのようなぼんやりとした心地よさが味わえるだろう。

しかしエッチはこの内容だとちと人を選ぶかもしれない。
フェラやセックスみたいな型にはまったプレイがまったくないし
チンコが気持ちよくなっても扱く指示は一切出ない。
最中はチンコも結構ムズムズするんで聞き終わった後に抜きたくなるだろうな。
そこの処理を敢えて切り捨てて心の気持ちよさに特化したのは
好手であり悪手でもあると思う。
催眠、エッチいずれをより楽しみたいのかで評価が分かれそうだ。

ってな感じで完璧に限りなく近い作品である。
エロトランスに奇抜さを求めている人だと物足りないかもしれない。
だが数ある催眠音声の中でも上位に食い込む一品なのは間違いない。

出演:紗藤ましろ
時間:46分
属性:ノーマル~ややM

催眠:★★★★★
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★☆☆☆

総合:★★★★★


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2014年09月07日

明晰淫夢

明晰淫夢

2014年8月に発売された、サークルエロトランスの作品。

夏コミ合わせの最新作であるな。
なんでも完全に眠った状態で聞くのを想定しているらしい。
催眠を入念に行いすぎて聴き手が寝落ちするってのは時々あるのだが
それを意図的に誘発する方向性の作品は初めてだ。

この作品は安眠音声を聞きながらとりあえず寝て
約1時間半後に訪れるレム睡眠に合わせて本編を聞く。
用意してある無音のファイルを繋ぎ合わせて間を作る。
安眠音声は本編とほぼ無関係なんで眠かったら聞かなくてもよい。

安眠音声は約10分間深呼吸や脱力でリラックスする。これだけだ。
脱力は顔→頬→顎→首→肩→背中→腕→お尻→太もも→脹脛→足
といった感じで上から下に意識を移動させながら全身を確認する。
これといってテーマ性のある暗示も入れてこないし本当に寝かせる音声だな。

で、肝心の本編なのだが
「明晰淫夢」「明晰淫夢 まどろみ」「明晰淫夢 付き添い」「明晰淫夢 自由」「明晰淫夢 痺れ」の中からどれか一つを選んで聞く。
繋げて聞いてもいいがこの内容だとおそらく楽しめまい。
何度も聞いて楽しむタイプの作品なんでコツコツのんびり聞いてほしい。
時間は一番短いのが3分、長いのが24分と結構幅がある。
以下でそれぞれの内容をかいつまんで説明していく。

「明晰淫夢」はエッチで楽しい夢を見せる暗示を入れてくる。
最初に10カウントで少し催眠を深め、脳にエッチなイメージを湧かせたり
体がジンジンするみたいな表現をしていた。
具体的なシチュやプレイは敢えて何も言ってこない。
エッチな夢を見る下地を作って後はお好きにどうぞって感じのパートだな。

「明晰淫夢 まどろみ」は一旦起こされてから女の子と騎乗位でセックスする。
彼女の重さを感じさせて体の動きを封じながら
こちらにもたれかかって耳を舐めたりしてきた。
耳舐めが抜群にエロくてギンギンに勃起できるパートだな。

最後は彼女のイキ声に合わせてドライ絶頂を迎える。
ちなみに明確な絶頂表現があるのはこのパートだけだ。
時間が一番長くていろいろ楽しみやすい。

「明晰淫夢 付き添い」は「明晰淫夢」と似たような内容なのだが
自分が会いたい人と一緒にいるイメージが入るだけややリアルな感じがする。
アイドルとか好きな子が夢に出ると幸せになるし、そんな狙いを持ったパートだな。
その子とエッチをするところまでは描かれてないから全然エロくない。

「明晰淫夢 自由」は「明晰淫夢 付き添い」から会いたい人の部分をカットしたパートだ。
一人で幸せな気分に浸りたいならこれがいいだろう。
こいつが3分で一番短い。

「明晰淫夢 痺れ」は催眠の初期段階で起こりやすいグローブ状麻痺を味わう。
長時間正座した時に足に起こるピリピリの弱い版と思ってくれればいい。
たぶん手足の先が一番実感しやすいだろうな。
これもエロ無しでその気持ちいい痺れをしばらくの間味わう。

聴き手任せの部分がかなりあるのだが作りが面白く聞く価値のある作品だ。
サイミー氏自身がリアルで実験して効果があったと言ってるのだし
暗示で心身を操られる聴き手もそれなりにいるだろう。
ちと高い気もするんでそれに目を瞑れるか次第ってところか。

私は好意的に解釈したがかなり人を選ぶ作品であることは否めない。
夏コミ作品で他に気になるものがあったらそちらを先に聞いて
しばらく人柱の報告を待つのもいいだろう。
何が起こるかわからない無限の可能性を秘めている作品である。

出演:伊ヶ崎綾香/あきら
時間:60分
属性:ややM

催眠:★★★★☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★☆☆☆

総合:★★★★☆


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2014年08月27日

涼○ハルヒの催眠

涼○ハルヒの催眠

2011年1月に発売された、サークルエロトランスの作品。

同人と言えば薄い本なんかはパロディものであふれかえっているのに
なぜか催眠音声ではそういった作品が極端に少ない。
まあまったくないってわけでもないんだがその多くは催眠音声にすらなっていない。
サークル名の明言は避けるがいつも1300円くらいで売ってるところだ。

そんな中で奇跡的に催眠音声として機能しているのがこいつだ。
随分前に手に入れて久しく存在を忘れていた。
パッケージ版しかないのだから無理もない。
今はダウンロード販売が普通だからな。

この作品は涼○ハルヒなる少女に催眠をかけられSOS団の部室へ行く。
ハルヒ、朝比奈みくる、長門有希の声をふぁん氏が一人で演じられていた。
私は原作に詳しくなくて声をニコ動でちらほら聞いた程度なんだが
似てると言えるくらいにしっかりと声を作って使い分けられている。

催眠は原作に倣って未来人や超能力者や宇宙人について彼女が話をする。
ところどころイメージするように言われるだけでこちらはほぼ聞くだけだ。
最初の未来人はギャンブルで有利になるのはいいが先がわかるのはつまらないとか
そこまで催眠に関係ない話をしていた。
小学生の時に抱いた夢なんかを思い出させたりしていることから
これから学生として部室に行くことへの抵抗感を取り除きたかったのかもしれない。

次の超能力者は鳥になって空を飛ぶ様子をイメージする
団員の超能力者が飛べるとかでそれに関連付けていた。
「ぽかぽかして気持ちいい」やら「飛べば飛ぶほど楽しい」みたいな単語を多く入れて
聴き手に無意識的なリラックスを促してくる。
言葉の内容もそうだがハルヒはいかにも楽しそうに話していた。

宇宙人は人ではなく宇宙の暗さを使ってさらに催眠を深くさせる。
ブラックホールに意識を吸い込まれるような描写もしていた。

話の内容はいずれも一般的なものばかりでパロディっぽさには欠けるのだが
話すきっかけにそれらを使っていてすんなりとした切り出しを心がけている。
催眠も現代催眠色を強くして会話しながら深めていくスムーズな展開だ。

エッチはハルヒたちの部室を訪れて、そこで一人寝ている長門の胸や太ももを触る。
あまり女性として魅力的には思えない体つきだが主人公は好きなのだろう。
しばらくしてハルヒたちが登場して已む無く中断、新入部員として歓迎される。

そして男どもを追い出して主人公と女子部員3人の形を作り
最初にみくる、次にハルヒといちゃいちゃする。
どちらもプレイの状況を綿密に描きながらその時どういう感覚が湧くかをわかりやすく教えてくれていた。
ボイスドラマとしても催眠音声としてもまずもって問題ない。

最後のハルヒとはキス→手コキ→フェラ→セックスと一通りのことを行う。
ドラマ性を重視したのか流れ作業的な感が否めないが雰囲気は出てるんじゃなかろうか。
チンコを見てびっくりするところも初々しさがあってとてもよい。
最後は彼女と同時にドライ絶頂して終わる。

原作の熱烈なファンでもなければ満足できるであろう作品だ。
女子3人とは程度に多少の差はあるが絡みがあるし声やストーリーもそれらしさを感じる。
催眠も短い割にはしっかりと入れて満足できた。
エロトランスの力量が如何なく発揮された一品と言える。

それにしてもなぜこれをダウンロード販売しないのやら。
何か特別な事情でもあるのか、はたまた忘れているだけなのか
もっと多くの人に聞いてもらったほうがいい作品だと思うのだが。

何にせよ面白い作品なのは間違いない。
シチュがレアだし値段分くらいの満足度は得られるだろう。

出演:誠樹ふぁん
時間:45分
属性:ややS~ノーマル

催眠:★★★★☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★☆☆☆

総合:★★★☆☆

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2014年06月29日

ヒプノガストリップ

ヒプノガストリップ

2012年8月に発売された、サークルエロトランスの作品。

監禁・拘束・凌辱
これらの言葉に良い方向のイメージを持つ人はあまりいないだろう。
催眠は術者と被験者の信頼関係が最も大切だから
催眠音声においてもこれらの言葉はほとんど使われない。

そんな要素を敢えて前面に掲げる形で作られたのがこの作品だ。
文字通り女研究者に監禁され、拘束され、凌辱される。
が、催眠のおかげで痛々しさや辛さを見事なまでに緩和している。
サイミー氏本人がリアルで受けた手術を題材にしているだけあって表現も細かい。

催眠は監禁室に入る前に深呼吸と脱力と10カウントを刻む。
ここだけは内容を詳しく話す必要のないくらいありきたりなものだ。

その後はコンクリートと鉄格子で囲まれた部屋に入り
拘束具付きの椅子に座らされて4種類のガスを吸う。
言い忘れてたが部屋はガスを製作している研究所の地下施設で
聴き手は新作ガスの実験台になる設定だ。

最初は催眠ガスを吹きかけるのと同時に暗示を入れてさらに催眠を深め
2番目に神経ガスで手足の自由を更に奪い
3番目の感度強化ガスは五感を鋭敏にし
最後の興奮ガスでエッチな気分を盛り上げる。
それらを病院の酸素注入器のようなマスクを装着させて強引に行う。
何やら正義のヒーローが悪の施設で肉体改造を受けるような感じがするな。

事前に割としっかりと脱力するおかげで拘束感が味わいやすく
ガスも流す音と同時に暗示を入れてくれるからなんとなくそんな気がしやすい。
プレイの雰囲気に浸る心構えがある程度必要になるから
ごっこ的感覚で一時的に童心に帰って取り組んでみるのもいいだろう。

エッチはガスの効果を確かめるために電マとオナホでチンコを責められる。
女研究者がさっさと終わらせたいようで最初から割と飛ばしてくれていた。
どっちも効果音がついてるしプレイの感覚は掴みやすいだろう。
オナホのくちゅ音がリアルかつハイペースでこれだけでも結構興奮できる。

最後は短く3カウントを刻んでからの後追い暗示で絶頂させられる。
絶頂後すぐ解除が始まって余韻を楽しめなかったのがちと残念だった。

ハードな凌辱をテーマにしている割にはマイルドな気がする作品である。
プレイはどこからどう見てもヤバいのに聞いていてヤバさがそこまで感じられない。
おそらく暗示の表現が普通の催眠音声にかなり近いからだろう。
これをプラスと取るかマイナスと取るかはM度によってまちまちだろうが
私はこれでよかったのだと思っている。

結局のところ催眠音声である以上催眠状態に持っていかないといけないし
暗示を使って心身を操作していかなければならない。
そのへんはルールに則って行い、他の部分(シチュやプレイなど)でハードさを出す。
サークルがそんな方針で作ったのではなかろうか。

実際エッチはこちらの都合を一切考えない強引な搾精っぷりだった。
でも催眠がしっかりしているから脳がイク感覚はなかなかのものである。
言葉にするのがちと難しいのだが、3カウントを数え終えたあたりで
「ぎむっ」とした衝撃が股間に走ったのを覚えている。
…やっぱりよくわからないな、感覚を文字にするのはどうも難しくて困る。
とにかく私は楽しめたってことだけは伝えておきたい。

調教のレベルを明らかに超えた行き過ぎたプレイが楽しめる作品だ。
モルストあたりとはまた違った空気を持っていて真新しさも感じる。
声優も安定のことね様だしMならきっと満足できるに違いない。

出演:紅月ことね
時間:55分
属性:M~ドM

催眠:★★★★☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★★☆


体験版はこちらから



saiminsusume at 20:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2014年06月23日

調教愛催眠

調教愛催眠

2009年12月に発売された、サークルエロトランスの作品。

調教を通じて感じられる愛を描いた作品だ。
まあSMなんてお互いが好きでないとやってられないだろうし
催眠音声だと物珍しいとか変態的なプレイに特化したものが多いし
ありそうでなかった作品であるな。

催眠は深呼吸をしてからお姉さんの言う体のパーツに意識を向けて脱力する。
肩→腕→足→お腹→胸→おでこ→頬→鼻→喉→肺と内臓にまで目を向けさせていて細かい。
意識するだけでも効果はあるから肺を脱力させようなんて力む必要はない。
そしてお風呂に入っている様子をイメージして体をさらにリラックスさせる。
催眠に入る前の準備運動みたいな位置づけだな。

深化はまず心の中にある5枚の扉を思い浮かべて
扉が1枚開かれるごとに心が軽くなるのを意識する。
そのあとは3カウントで覚醒、10カウントで催眠を繰り返す揺さぶり法だ。
並行して調教にとって必要な声に従う素養を暗示によって身に着けていく。
言うことに従うといい子いい子と撫でてくるから奴隷よりはペットが近いかもしれない。
やってることがどれも基本に忠実でとてもやりやすい催眠であった。

エッチは最初にチンコを握ったままにしたり扱き始めてすぐ止めさせたり焦らしてくる。
感度アップと命令にきちんと従えるかの確認をしたかったのだろう。
続いて学校をイメージして朝礼中に全校生徒の目の前で全裸でオナニーをする。
恥ずかしさと気持ちよさが同時に味わえるシチュにゾクゾクした。
露出もそうだがお姉さんの命令に従って行う解放感みたいなものも味わえるだろう。
ここで大勢に見られながら1回目の射精を迎える。

お次はご褒美としてお姉さんがフェラをしてくれる。
時間は3分程度と短いのだがなかなかにエロい演技であった。
ここでも射精の描写があるから合計で2回出すことになるな。
調教だし少しくらいハードな方がいいだろう。

エロトランスらしからぬ割と普通な作品である。
催眠の進め方が色々と考えられていてあまり従うことには目を向けさせずに
言うことを聞くと幸せ、みたいな婉曲的な表現が多く使われていた。
奴隷って単語も一番最後にぽろっと出てくる程度でかなりソフトな雰囲気を感じる。
でもやってることはどう考えても調教なわけで、このギャップが大いに気に入った

エッチも命令よりもその先にあるご褒美を強くアピールしている。
フェラをしてあげるのはさすがに調教にはそぐわないから
足コキあたりにしてくれたほうがもっと楽しめたんじゃないかと思う。
ライトな調教を楽しみたい人向けって感じだろうか。

催眠音声としてすごくしっかりしている誰でも聞ける作品である。

出演:織田リコ
時間:54分
属性:ノーマル~ややM

催眠:★★★★☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★★☆


体験版はこちらから



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