みじんこ
2017年04月21日
幸せ治療催眠
2017年04月に発売されたサークルみじんこの作品。
サークルでは5ヶ月ぶりの催眠音声であるな。
みじんこは今のところ催眠音声のスクリプトを外部の人間に任せてる。
以前はAtA氏や49氏が担当したこともあるのだが今回は無名の人物のようだ。
ぶっちゃけ催眠音声は声優がどんなに優れていてもスクリプトがダメだとまず体を成さない。
競馬で駄馬に名騎手が乗っても結果を出せないのと一緒だ。
そんなわけで特に期待せずに聞いてみた。
この作品は担当のナースに特別な治療を施してもらう。
何でも主人公はただの風邪なのに入院までしてるらしい。
仕事を頑張りすぎて疲労を溜めてたのかもしれないな。
彼女も彼の事情を察して優しく接することを心がけてる。
催眠は眼球運動法→カウントに合わせて手の指を曲げる→手足とチンコの洗浄と進む。
眼球運動法はこちらが左右に目を動かし彼女は脱力の暗示を入れる。
5分近く続けて瞼を閉じ開かなくなる禁止暗示も入れていた。
まあ割とよくある技法だがもうちっと時間は短くしたほうがよかろう。
暗示の言い方が指示的過ぎてナースにまったく合ってないのも鼻につく。
この時点で大手に遠く及ばないスクリプターだとよくわかった。
指を曲げる運動は両腕を天井に向けて上げ自分でカウントを指折り数える。
そんで彼女は先ほどと似た暗示と腕が下がる暗示を入れていた。
催眠の教本のパクリかと思えるほど暗示が堅苦しくてよろしくない。
癒しの催眠をかけてるのに肩の力を抜きにくい言葉遣いは言行不一致甚だしいわな。
手足とチンコの洗浄は左腕→右腕→左足→右足→チンコの順にタオルで拭き
その都度体が温まる暗示を入れる。
で全部片付いたら不意にチンコが勃起すると言っていた。
若い女性にチンコを拭かれたら普通は勃起するからそれを催眠に組み込んだのだろう。
それを頑張ってるせいで深化が弱くトランスに入った感じがどうもしない。
まあ序盤から暗示の言い方に嫌悪を抱いてたのが原因で入れなかったんだろうな。
パート名の催眠を楽しもうから随分かけ離れたいかつい催眠であった。
エッチはパイズリ+フェラとセックスを個別にこなす。
チンコに聴診器を当ててから膝で抱えて挟みこみ上下に扱くよくあるパイズリだ。
気にならないボリュームの効果音も流れる。
そしてここも何をするにも3カウントや合図を出し直後に似たような暗示を凝りもせずだらだら入れ続ける。
興奮させるべきシーンで「はいっ! あなたのオチンチンはおっぱいに挟まれてます」なんて言われたら興ざめもいいとこだ。
何故催眠とエッチでまったく同じ暗示の入れ方をするのか私には理解できない。
技術だけで抜かせようって心積もりなのかもしれんがそれでも最低限のエロさは必要だろう。
しかもそれを成し遂げられるのは実力のある人だからであってこのスクリプターには到底無理だ。
やってることは結構エロいのにセリフがダメダメですべてがぶち壊しである。
催眠を少しでも勉強してれば言葉選びや言い方の重要性がわかるはずだ。
流れとセリフの両方が単調だからトランスを維持しようにもできやしない。
どちらも10カウントダウンで射精の許可が出る。
まあなんだ、今まで発売されたみじんこ作品の中で最低ランクの代物だ。
ナースがエッチに癒す良シチュをスクリプトが台無しにしてる。
トランス誘導はともかくエッチはこれじゃまずかろう。
ユーザーを興奮させようとする働きかけがとんでもなく弱くて勃起すらできなかった。
ふぁん氏の演技は相変わらず安定してたんだがな。
ってなわけでお世辞にも勧められるものとは言えない。
以前の栄光とまではいかずとも輝きを少しでも取り戻して欲しいものである。
出演:まさきふぁん
時間:84分
属性:ノーマル
催眠:★★☆☆☆
エロ:★☆☆☆☆
コスパ:★★★★☆
総合:★★☆☆☆
体験版はこちらから
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2016年11月08日
クラゲ娘のいいなり~水の世界・痺れる甘い毒~
2016年11月に発売されたサークルみじんこの作品。
本当に久しぶりの新作であるな。
ナースのいいなりが2015年の11月だから丁度1年になる。
ふぁん氏は現在音声作品の依頼をほぼ受けてないそうだが、自サークルだけは定期的に出している。
音声サークルの中にあくどい連中がいるのは事実なんで敬遠するのも仕方あるまい。
49氏とのタッグならド安定だろうってことで早速聞いてみた。
この作品は海月娘なる女性に海中に連れてかれエッチする。
海月は海中に住む生き物だから普段と違う場所で気持ちよくなろうって寸法だ。
それを象徴するかのように水の音がえらく沢山出てくる。
約1時間ずっと水音を聞いてたら誰でも癒しを感じること請け合いだ。
催眠は脱力1+深呼吸→脱力2+深化と続く。
脱力1は海や彼女がそこで泳ぐ様子を話しつつ脱力系の暗示を入れる。
導入扱いなんで催眠らしさをあまり出したくなかったのだろう、普通の会話にとても近い。
5分くらい経つと場所が浜辺に移り波の音に合わせて呼吸する。
49氏にしては大人しいが効果は抜群なんでよしとしよう。
深化はそのまま波に漂い海へ潜る。
波に漂う時は両肩→指先→腰→お尻や太もも→足先→背中→頭の順に脱力
海へ潜る時は100カウントダウンをじっくり数え合間に深化する暗示を入れる。
癒し系ってことで慌しさがなく落ち着いて聞けるのがありがたい。
期待通りの上々な催眠ってところだ。
エッチは一旦海面から10メートルの地点にまで上がり全身愛撫と手コキをする。
上がるときにはカウントアップと並行し感度が高まる暗示を丁寧に入れていた。
わざわざ沈んだのにまた引き上げるのは違和感を覚えるが技術は理に叶ってる。
全身愛撫と手コキはどちらもビリビリする音をたびたび鳴らし気持ちよくする。
催眠音声ではあんまし聞かないタイプの音だわな。
海月が肌を刺したような電気系の音なんで聞くたびにゾクッとする。
全身愛撫で感度が100倍に達したところで一度絶頂、手コキは10カウントダウン→5カウントダウンで二度絶頂する。
多少季節はずれな気もするが高度な作品である。
海月娘のキャラや舞台の海と催眠の技術を完璧なまでに融合させている。
海に沈むイメージを深化に使う作品はとても多いのに楽しく聞くことができた。
細かな部分に至るまでの作りが非の打ち所がないほど優れてる。
エッチはこの音だと苦手に感じる人がいるかもしれないな。
もうちっとソフトなものにしたほうが万人向けになったと思う。
でも催眠慣れしてる人ならドライは比較的容易だろう。
全身にピリピリした痺れが走りえらく気持ちよかった。
ってなわけで大満足な内容であった。
ヒーリングボイスとしても相当な効果を発揮してくれるに違いない。
出演:誠樹ふぁん
時間:60分
属性:ノーマル~ややM
催眠:★★★★★
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆
総合:★★★★★
体験版はこちらから
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2015年11月18日
ナースのいいなり~1172さんの病室~
2015年11月に発売されたサークルみじんこの作品。
随分久しぶりのいいなりシリーズ新作であるな。
前作が2013年7月だから2年以上も経っている。
しかもスクリプトと編集が49氏ときたもんだ。
この前出た「DreamChannel「えっちのめざめ」」もいいものだったし期待しながら聞いてみた。
この作品は病院のナースにストレス発散がてら催眠をかけてもらう。
注射が怖い患者への心のケアから始まり性欲処理までしようって魂胆だ。
彼女が脱いだり直接ご奉仕するシーンはなくイメージでイかせている。
とりわけドライパートは催眠らしい独特なプレイをしていた。
催眠は深呼吸→分割弛緩→キーワードによる深化と進む。
分割弛緩は肩、腕、手、胸、背中、腰、太もも、脹脛、足の裏を軽く意識し
注射の処置を挟んだ後に両腕、肩、胸、尻、両足に脱力感を伝播させる。
違う視点から二重の脱力をするわけだから当然結構くる。
深化は副題にもなっている「1172」をキーワードに設定し
それを聞くと催眠が深まる暗示を何度も繰り返し入れていた。
キーワードっつうと揺さぶりによく使われる印象があるのだが
この作品ではエッチを見据えて繰り返し言う使い方がされている。
キーワードと暗示をバランスよく使って深化させるなかなか面白い趣向だ。
リラックスにたっぷり時間を割いてるせいか結構な意識のぼやけが感じられる。
カウントを使わずにここまで落とせるのは暗示が相当に優れているからだろうな。
エッチはセルフとドライに分かれていて一回ずつ絶頂シーンがある。
セルフは利き手と逆の手だけ脱力を解除し、胸や腹を撫でてからチンコへと進む。
いきなりチンコにいかせないのは焦らしもあるが腕の感覚を取り戻すためだ。
こちらの具合を見ながら的確な指示を出してくれるのが実に心地よい。
いいなりにされたい気分にさせてくれるから催眠も維持しやすいってもんだ。
オナニーが始まってからも意識的にゆっくりしごかせている。
男はついゴシゴシしてしまうもんだがこいう緩いオナニーもたまにやるならいいものだ。
事前にチンコが敏感になる暗示も入れてくれるから十分に気持ちよくなれる。
射精も任意と決められたタイミングの両方を聴き手が選べる至れり尽くせりな仕様だ。
後片付けしやすいようにコンドームかタオルを用意しておくのがいいだろう。
ドライは彼女の手が顔の上にかざされているイメージをし
そこから胸、腹、チンコへと移動するにつれて個々の部位に熱の高まりを感じる。
イメージを介して彼女にいじられてる気分を味わわせようってわけだ。
しかしそこから先は聴き手が気持ちよくなりたい部分をいじられているのを想像し
感度強化の暗示でドライを目指すフリースタイルのプレイをしている。
大抵の人はチンコに意識が向くと思うが乳首やアナル、前立腺でもいいのだろう。
まあ確かにドライイキに特定のプレイは必要ないのかもしれないな。
自分が一番イける責めをイメージしたほうがそうなりやすいってのは頷ける。
最後は3カウントダウンに合わせて絶頂する。
ドライパートがちと独特だが概ね良好な作品である。
ナースから連想される女性の優しさを強く感じさせるキャラを用意し
多くのシーンでこちらを労わるセリフを言いながら催眠とエッチを堅実に進めている。
催眠の技術も型にはまっていない独創的かつ有効なものばかりであった。
ここまでのものを作れるのは49氏を初め数人の製作者しかいないだろう。
今回ばかりは指摘や文句を言いたい部分が特に無い。
しっかり入れるし最後の瞬間まで維持しやすい完璧な催眠を施している。
エッチはセルフも普通のオナニーに捻りを加えていて面白い。
腕の脱力解除からオナニーさせるまではとにかく慎重に進めていた。
腕を操られている感覚を楽しみながらエッチをすることになるだろう。
セリフの多くにキーワードの1172を入れているのも催眠を途切れさせないためだ。
ってなわけで大満足の作品であった。
ノーマル向けの内容だが価格が安いんでドMな諸君も是非聞いてみてくれ。
出演:誠樹ふぁん
時間:80分
属性:ノーマル~ややM
催眠:★★★★★
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★★★
総合:★★★★★
体験版はこちらから
2014年12月28日
モデルのいいなり~催眠個人撮影会~
2013年7月に発売された、サークルみじんこの作品。
みじんこの催眠音声では今のところ最新にあたる作品だ。
今までシナリオを外注に頼っていたところを今回はふぁん氏が自分で作っている。
スクリプターと声優が同一人物な作品はほぼないし面白そうなんで聞いてみた。
この作品はモデルの女の子に催眠で気持ちよくされる。
大まかなストーリーは写真撮影をしようとしたところ
主人公がどうも緊張していてそれを解きほぐすために催眠を行う。
モデルや撮影はきっかけみたいなもので催眠にはそれらをほぼ絡めてこない。
安心して聞ける反面ちと残念ではあるな。
ちなみにユーザーからのリクエストに応えてエロパートを他の作品と差し替えることもできる。
催眠音声でこういうことをやること自体が間違っているのだが
催眠を知らない人なら思いついてもおかしくはない。
そんなわけで割と異質な部分を持っている作品だ。
催眠は3分ほど深呼吸をしながら力が抜ける暗示を聞いた後
3カウントアップで半覚醒、3カウントダウンで催眠に入るのを何度も繰り返す。
催眠を知っているふぁん氏らしく一旦意識を他へそらしてからカウントを数えて
軽い混乱状態を引き起こすようなシーンもあった。
内容がありきたりで面白味に欠けるが催眠自体はしっかりしていて悪くない。
エッチは軽くキスをしてからチンコを舐め、しばらくすると咥えこむ。
事前に3カウントを数えると感度が上がると暗示を入れていたのだが
焦らしたいのかそれをなかなか使ってこなかった。
エッチ中の暗示と呼べるものはほぼそれだけで
他はずーっとちゅぱちゅぱ音を鳴らし続けるエロボイスみたいな内容だ。
しばらくフェラをしていると彼女も興奮してきてマンコを舐めるように言ってくる。
ここも普通にエッチする感じで先ほどよりも若干吐息が荒くなる程度の変化だった。
そして我慢できなくなった彼女が自分から騎乗位で挿入。
5分ほどアンアン喘いだ後に10カウントダウンで絶頂する。
終盤は適度に3カウントを数えていたが景気づけ程度の効果だろう。
ぎりぎり催眠音声と呼べるか?ってくらいにエロボイス成分が強い作品である。
催眠は本当にシンプルに作ってあってエッチをメインに楽しませている。
だがシンプルと言っても侮ってはならない。
そんじょそこらの出来損ないよりもずっと催眠の感覚を味わえるだろう。
あくまで時間の短さに比べればの話だが。
エッチはわざとこうしたんだろうってくらいに暗示の量が少ない。
差し替えを想定しているのだからそこまで力を入れなかったのだろうな。
だがオカズ的な使い道をする分には悪くない。
ちゅぱ音も喘ぎ声も十分艶めかしくて抜けること請け合いだ。
内容的に色々と判断に迷う部分がある作品なのだが
うちでは並レベルの位置に据えさせていただく。
最近催眠音声も有料だと1000円越えがざらだし財布に優しいのもありがたい。
出演:誠樹ふぁん
時間:30分
属性:ノーマル~ややM
催眠:★★☆☆☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★☆☆
総合:★★★☆☆
体験版はこちらから
2014年06月01日
淫魔のいいなり~サキュバスの夢~
2010年1月に発売された、サークルみじんこの作品。
今回のはシナリオをアイロンウェアーの人が担当されている。
49氏といいAtA氏といい、有名なスクリプターがここまで揃っているのを見ると
ふぁん氏の人脈の広さが窺える。
私としては彼女自身のスクリプトをもっと見てみたいものだ。
スクリプターと声優が一緒ならきっと究極の催眠音声ができあがるに違いない。
この作品はサキュバスのいいなりになってやや恥ずかしいエッチをする。
催眠風音声ってことで純粋な催眠音声とはちと違った作りをしている。
つっても催眠を知らない人間ならまずわからない程度の細かいものだ。
催眠にはきちんと入れるしエッチも楽しめる。
催眠は最初に夢とは何かを教えてくれる。
夢とは本人の無意識から情報をランダムで拾い上げ、それを繋ぎ合わせたものだ。
だから自分がまったく知らないものを夢の中で見たり体験することはない。
歴史上の人物なんかも本やテレビで間接的に出会い、一定のイメージを持っている。
催眠が無意識を扱うものだから関連付けたかったのだろう。
そしてようやく深呼吸が始まり暗示を聞きながら少しずつリラックスする。
途中で意識を白や黒の色に例えながら軽く落として人形化を行い
右→左の順で腕浮揚の実験を行う。
これは被験性のテストってやつで要は催眠に入ったかどうかを確かめるものだ。
十分に入っていれば腕が勝手に上がるしそうでなければ上がらない。
別に上がらなくても問題ないが上がれば一気に催眠が深まるだろう。
現に作中でも上げた腕を下ろす際に深化の暗示を入れている。
エッチはまず人形らしく服を着替えさせられる。
サキュバスが女物の洋服しか持っていないらしく女装するのだ。
女体化ではなく女装する展開はレアで面白い。
明らかにわかっているはずなのに一度下半身を裸にしてチンコを確認する行動も
狙ったようなシチュで興奮を掻き立てられる。
その後女装した主人公に自分でスカートを捲らせる。
最初は金玉の見えるところまで、少し置いて竿まで丸見えになる流れだ。
金玉のシーンでその中で精子が泳ぎ回っているイメージをさせて感度を高めてきた。
見られることで快感を増幅させようとするエッチだな。
最後は10カウントに合わせて両手でチンコを扱く。
そこまでは一切物理的刺激を与えられないしちと射精しにくいかもしれない。
まあペースは指定されない緩いオナニーだし弱点を集中攻撃すればなんとかなるか。
なかなかに慌ただしさを感じるオナニーであった。
この内容なら催眠音声と言ってしまってもいいだろう。
サキュバスの話に聞き入らせて声に従う体勢を作り上げるところが上手だった。
人形らしく手を操るシーンが多くて催眠との整合性も高い。
もうちっと感覚系の暗示を入れてくれれば尚良かった。
催眠の話やらで催眠の要素が強い分エロさはあまり無い。
アイロン氏ならもうちょっとエロいセリフを詰め込んでくると思ってたんだがな。
射精はできるだろうがやらされた感が後に残りそうである。
ともあれ、DL数3000を誇るにふさわしい出来の作品と言える。
サキュバスにつきもののエロエロな展開さえ期待しなければまずもって楽しめるだろう。
出演:誠樹ふぁん
時間:56分
属性:ややM
催眠:★★★★☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★★☆
総合:★★★★☆
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2014年05月06日
メイドのいいなり~遊園地でご奉仕~
2009年10月に発売された、サークルみじんこの作品。
すくりぷのAtA氏がシナリオを手掛けた作品である。
以前別の作品で言ったようにみじんこの催眠は主にシナリオを外注に頼っている。
今回はお馴染みの方だし大丈夫だろうってことで聞いてみた。
この作品はご主人様がメイドに調教を受ける形でのエッチを楽しむ。
もちろん本当の調教ではなくごっこ遊び的なもので
プレイも別段ハードではなく雰囲気を楽しむための設定だろう。
多くの人に傅かれている人間もたまには誰かに頼りたくなるのは当然だ。
催眠は呼吸に意識を向けながら彼女の暗示っぽい話を聞くところから始まる。
意識して力を抜かなくてもいいですよ、とか曖昧な表現をかなり多用していた。
その合間に彼女の声に耳を傾けるように何度もアピールしてくる。
かなり現代催眠を意識した言い回しであるな。
お次は肩→腕→指→胸→背中→お腹→足→脹脛→体中と順番に脱力してから
少し深呼吸して10カウントで催眠を深める。
1カウントごとに「気持ちいい」とか「幸せ」と言いながら
声に対するイメージを刷り込んでいるように思われた。
ここでも一貫して暗示を声に関するものに絞っている。
最後は遊園地に彼女とデートに行くのイメージしながら感度の上昇を行う。
観覧車の中で彼女に告白されるなんていう劇的なシーンを描きながら
お互いが心を通じ合うドラマチックな展開がちょっぴり胸にキュンと来るものを感じた。
エッチはそこから2人だけの気持ち位世界へと場所を変えて
今度はメイドがご主人様、ご主人様が奴隷の立場に立ってプレイを楽しむ。
催眠の最後の部分で心と体の感覚を一体化させるような表現があって
お互いが気持ちよくなることで快感を更に高めていくのだ。
少しだけチクニーをしてからチンコの根元を指で支えて若干の刺激を感じながら
メイドと繋がっているのをイメージする。
奴隷とか変態とか蔑むような言葉がM的には心地よい。
最後は100カウントアップをして100に到達した時点で射精を迎える。
しかしチンコは終始指で支えた状態だから射精はちと難しいだろう。
メイドによる調教モノってことでテーマはありきたりなわけだが
催眠もエッチも個性的で私はとても楽しめた。
催眠は意識を徹底的に回避しながら進められているおかげで
一気に落ちる感覚は得にくいものの徐々に心を侵食されていく感覚が味わえる。
彼女の声に浸っている時間が長くなるほど体が言うことを聞かなくなるだろう。
エッチは簡単に言えばチンコを固定するだけだ。
しかし彼女の暗示を聞いていると体がゾクゾクしたりチンコがビクビクしたりする。
タイトルの通りメイドのいいなりになる感覚が味わえるだろう。
射精はできなかったが十分に性的な快感は楽しめた。
ドライオーガズムを目指す分には特に問題を感じない。
期待していた通りの安定感のある作品である。
現代催眠が好きな方ならきっと満足できるに違いない。
出演:誠樹ふぁん
時間:52分
属性:ノーマル~ややM
催眠:★★★★☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★★☆
総合:★★★★☆
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2014年03月16日
催眠のお部屋~お姉さんと・・・~
2009年12月に発売された、サークルみじんこの作品。
みじんこの催眠音声は古い作品が多い。
最近はもうずっとエロボイスばかりだし、催眠音声サークルの印象は薄いだろう。
それというのもみじんこの催眠音声はシナリオをほぼ外部の人間が書いている。
最も有名な双子のいいなりはListenable pharmacyの四九八苦氏
その次に多く売れている遊園地でご奉仕はすくりぷのAtA氏と
自分自身でも作品を作れる大物が手掛けている。
この作品は上記のどちらにも当てはまらない方がシナリオを描いている。
だから少なくとも神作品ではないだろうと心の準備をした上で聴いてみた。
恋人がオナニーを手伝ってくれるあまあまな展開で
喘ぎ声やエロイセリフが結構多いのが目を引く。
ライターが抜きボイスっぽい視点でシナリオを作っているようだ。
催眠は深呼吸をしながらお姉さんの声を聴いていく。
空の色、水の色、風や森と自然をイメージさせて軽くリラックスを誘い
オナニーと彼女の声に恋をするように暗示をかけられる。
要はそれらに対して好意を持ってほしいという意味だ。
彼女は置いといてオナニーが嫌いな人はさすがにいないだろう。
エッチは彼女の言う通りにオナニーをしていく。
焦らすようなタイプではなくてある程度の自由を与えながらも
射精だけはきつく禁止して最後までパワーを溜めていく流れだ。
こちらがオナニーするのに合わせて彼女がいやらしく喘いでくれる。
2人の心と体が重なり合って、感覚が同期しているようなことを言ってくるのだが
そもそも催眠があまり強くないから素直に受け入れられないかもしれない。
まあオカズにはなってくれるから抜く分には問題ない。
最後はチンコと乳首をいじりながら、全身がチンコとマンコになった感覚で射精する。
催眠っぽい要素のついたエロボイスである。
短時間の場合催眠かエロのどちらかに重点を置かないと中途半端になってしまう。
だからエロ重視にして催眠にかかってなくても抜けるように作ってある。
催眠はまあこれだと色々とまずいだろう。
暗示が飛び飛びでバラバラだから余程のことがない限りかかれない。
エッチシーンの暗示も催眠にかかっているからこそ機能するもので
素の状態で聴いたら普通に拒絶反応が出るだろう。
催眠にかかる、かからないは抜きにして
とりあえず抜きたいなら割と使える作品である。
出演:誠樹ふぁん
時間:37分
属性:ややS~ややM
催眠:★☆☆☆☆
エロ:★★★★☆
コスパ:★★☆☆☆
総合:★★☆☆☆
体験版はこちらから
2014年01月19日
メイドのい・い・な・り~射精管理ボイス~
2009年2月に発売された、サークルみじんこの作品。
今から5年前、双子のいいなりより前に出たみじんこ初の催眠音声だ。
こちらはシナリオをすくりぷのAtA氏が担当している。
2009年はすくりぷでも4,5,6,7,11月に作品を出しているし
どんだけ書いてるんだこの人はと素直に感心してしまった。
この作品はご主人様がメイドに立場を逆転されて命令を受ける。
どうもご主人様にその手の趣味があるらしくて自主的に奴隷になる流れだから
あまり厳しい調教というわけでもない。
射精管理の名の通りオナニーをあれこれ指図されながら遂行する。
催眠は少しだけ深呼吸をしてからメイドの暗示を聞き続ける。
まず彼女の声に良い印象を持ってもらい、聞くと安心するようになってもらい
そして聞かないと落ち着かなくなってもらうように心を誘導する。
ある程度予想していた通りほぼすくりぷの作品と変わらない作りだ。
最初に軽く凝視法を使っている分聞くだけよりやや疲れるだろう。
初めて意識を落とさせる際はカウントダウン
その後催眠を深化させる際にカウントアップを使っているのは珍しい。
後半はメイドがご主人様、こちらが奴隷の立場になって服従心を植え付けられる。
目の前で服を脱がせて「変態」と罵ってくるなどM心をくすぐる言葉責めが心地よい。
エッチは両手でチンコの根元を押さえて固定した後
メイドがフェラをしてくれると言いつつ結局しなかったり
代わりに指を舐めて唾音を出しながら興奮を煽ってきたりと結構焦らしてくる。
そうしてほどほどに快感に悶えさせてからカウントに合わせてしごいて射精だ。
タイトルに「いいなり」とある割にはそれほど何かをさせられるわけでもない。
射精に適度に歯止めをかけている点では
心をいいなりにされていると言えなくもないが。
催眠がメインディッシュでエッチは付け合わせのような作品だ。
すくりぷらしい暗示のオンパレードで意識の一切を溶かし尽くし
そこに命令を与えることで従う喜びをうまく生みださせている。
エッチはどっぷりオナニーにハマるようなプレイではなくて
羞恥心や劣等感を煽って快感を誘うかなりのM向けだ。
主人公がご主人様となると日頃は多くの人に傅かれたりしているんだろうし
一時的にせよまったく逆の立場に立つことはいい気分転換になるのかもしれない。
そんな風に好意的に解釈してみた。
催眠音声としては合格だが、エロがちと引っかかる作品である。
出演:誠樹ふぁん
時間:40分
属性:ややM~M
催眠:★★★★★
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★☆☆
総合:★★★★☆
体験版はこちらから
2014年01月03日
女教師のいいなり~メトロノームの音に合わせて~
2012年2月に発売された、サークルみじんこの作品。
先日の「OFFICE SWEET PAIN~上司から受ける癒やし術~」と同じく
四九発苦氏がスクリプトを担当した作品だ。
催眠音声を聞くにあたってプラスに働く要素である集中力を養うことをテーマとしていて
先生の声による妨害をかいくぐりながら彼女の出した指示を遂行する。
催眠を行うに際して最も大切なのは施術者と被験者の信頼関係(ラポール)だ。
それを表面的であるにせよ乱そうとしているのが実に面白い。
四九発苦氏の有料作品は何やら挑戦的な内容が多くて聴いていて飽きない。
催眠は先生の声以外を意識の外に追い出すことを考えながら深呼吸する。
声以外を受け付けないのはつまり声に集中することで
普通に聞いていれば勝手に外の騒音などは気にならなくなるだろう。
人間の体はそういう風にできている。
ならなかったら場所や時間を変えるなど聞く環境をいじってみてほしい。
飯を食べた直後は集中力が落ちるから催眠音声を聞くには適さない時間だ。
深化は目をつぶった状態でメトロノームの音に合わせて眼球を動かす。
その次はこちらも音に合わせて自分でカウントを刻むのだが
その際に先生がセリフを挟んで集中力を乱してくる。
元々集中力に自信のない方だとちとイライラするかもしれない。
遂行にこだわるよりはメトロノームの音に集中してみるのがいいだろう。
エッチは先生の指に全身を撫でられた後騎乗位で合体する。
ここでも指が触れている部位に集中したり
挿入時はチンコの感覚に集中する作品のテーマに沿ったプレイだ。
先生の指が竿やカリを撫でまわすシーンはなかなかエロに溢れている。
催眠音声としては珍しくトレーニング要素を併せ持った作品だ。
どうもうまく催眠にかかれないと思っている方は聞いてみるといいかもしれない。
いつものふぁん氏とはちょっと違ったお堅い声もエロくてよかった。
欲を言えばもう少しメトロノームの音が聞きたかった気もする。
さすが四九発苦氏といったところだろうか。
作品の趣旨を理解したうえで聞くのならきっと満足できるに違いない。
出演:誠樹ふぁん
時間:59分
属性:ノーマル~ややM
催眠:★★★★☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★☆☆
総合:★★★★☆
体験版はこちらから
2013年12月28日
遊園地でご奉仕~スピードコース~
2009年11月に発売された、サークルみじんこの作品。
催眠音声は45~70分の時間で収まるものが非常に多い。
催眠にかける部分だけを見ると15~30で済ませている作品が大多数で
残りの時間は肝となるエッチシーンにあてられている。
つまり催眠音声として成立させるには最低でも15分必要なわけだ。
解除パートも合わせると18分くらいだろうか。
ところがこいつは催眠とエッチを合わせても20分しかない。
この時点で催眠音声にはならないだろうとも思ったのだが
やたらと売れているのが気になって聴いてみた。
この作品はメイドが手っ取り早く催眠をかけて抜かせてくれる。
タイトルの遊園地を思わせるシーンは特に見当たらなかった。
これとは別にロングバージョンがあるからそっちで使われているのだろう。
とにかく何から何まで短い。
催眠は脱力から入って彼女の言うイメージを頭に浮かべていく。
まるで雲の上にいるように頭をふんわりとさせたり、爽やかな気分にしたりと
心身を軽くしていくような流れだ。
そこから心を落として眠るような感覚へと導いてくれる。
時間内でやるべきことはやっていると思われる。
エッチはメイドに見守られながらのオナニー。
若干意地悪になった彼女の声を聴きながら性感を高めていく。
暗示によってやや体のコントロールを奪われるように進められており
彼女の許可がおりるまで射精を我慢していく。
そうは言っても元々の時間が短いし、寸止めと呼ぶほどにはならない。
最後は彼女の声に追い立てられるような形で射精する。
軽く頭をぼやけさせて抜くのには丁度いい作品だ。
催眠術師ですら会ってすぐさま催眠にかけるのはほぼ不可能なのだから
音声でそれを求めること自体に無理がある。
ちょっぴり心地いい気分になって、いつもよりちょっぴり気持ちいい射精をする。
それができていれば十分ではないだろうか。
少なくとも値段分は楽しめる作品である。
出演:誠樹ふぁん
時間:20分
属性:ややM
催眠:★★★☆☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★☆☆
総合:★★★☆☆
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