ふしぎラボ-MystiskaLab-

2015年05月06日

アニマの素敵な下ごしらえ

アニマの素敵な下ごしらえ

2014年7月に発売された、サークルふしぎラボ -Mystiska Lab-の作品。

最近活動を始めた新規のサークルである。
主に天然系の素材を使って癒しを与えるのをコンセプトにしているようだ。
こいつも含めて今までの3作はすべてエロ無しで作られている。
声の担当に七凪るとろ氏を迎えている点が気になって聞いてみた。
催眠では無名だがエロボイスの方で頑張っている声優だ。

この作品はアニマなる少女にお菓子の姿に変えられて気持ちよくなる。
聴き手を食べ物に変える系統の作品は催眠音声だとそれほど珍しくない。
チョコレート、アイスクリーム、わらび餅など柔らかいものを対象にすることが多い。
今回もバニラクリームやチョコレートに変化してとろとろ感を楽しむ。

催眠は深呼吸をしてから全身に力を入れ、脱力している部位に意識を向ける。
そしてアニマに砂糖を口から流し込まれて全身を部分ごとにこねくり回される。
このへんからもうお菓子作りっぽい内容になってるわけだ。
背後でバイノーラルビートと風が吹くような環境音が流れていた。
お菓子と無関係なのは置いといてリラックスできる。
展開が非現実的だしイメージ誘導を重視した系統の催眠だな。

十分に柔らかくした後はバニラクリーム→チョコレートの順に混ぜ合わせる。
こねる様子は効果音ではなく擬音語を使用し
グロい表現を避けて普通にお菓子をかき混ぜるように進めていた。

そしてしばらく沈黙してから最後にアニマと合体して溶け合う。
全年齢だしお菓子だからセックスではなく物理的に融合するわけだ。
一体感を味わわせて幸せにしたかったのかもしれない。
最後にその感覚を8分ほどの沈黙で聴き手自身に感得してもらって終わりだ。

催眠っぽい部分はあるが催眠音声とは到底呼べない作品だ。
催眠において最も肝心な暗示を入れずに話を進めている。
「こねこね」と入念にやってくれるのはいいとして
それによって聴き手に何を伝えたかったのかが最後まで不明瞭だった。

催眠において明確な表現を避けて間接的に伝える暗示が存在するのは事実だが
それは主に対面時に行うもので、音声ではある程度明確に意思を伝えるべきだ。
ジェスチャーや顔色といった要素が使えないのだから仕方ない。
やってることは理解できてもそれを通じて催眠者の意思が伝わらなければ
少なくとも催眠音声と呼ぶわけにはいかないだろう。
要は聴き手の資質に頼りすぎているのだ。

もっと暗示の表現に力を入れていたら今よりもずっといい作品になっていただろう。
サークルはもっと他の催眠音声を聞いて勉強する必要があると思われる。

出演:七凪るとろ
時間:50分
属性:ノーマル

催眠:★☆☆☆☆
癒し:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★☆☆☆


体験版はこちらから



saiminsusume at 20:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)