#define
2015年07月25日
姉の処女(はじめて)は、弟が奪うものなんだよ?
2015年5月に発売されたサークル#defineの作品。
催眠音声では年上のお姉さんが催眠をかけて男を食べる作品が結構ある。
そんな中催眠をかけて逆に食べてもらおうとする作品だ。
登場人物の関係を血の繋がった姉弟に設定し
すんなりとエッチに持ち込みにくくしている。
前作から十分な期間が空いてるんで成長具合を楽しみにしながら聞いてみた。
催眠は深呼吸をし、深化らしき暗示を入れ
ついでに彼女の指示に従いたくなる暗示を入れて終了だ。
本当にこれしかしてこないのだから仕方ない。
そういや音声ではずっと何らかの音楽が流れ続けていた。
エロゲでよく聞くタイプのものだし催眠にとって効果的とは思えない。
深呼吸は最初に声に合わせて数回
息を吸い、止めてから3カウントに合わせて1回
心臓が4回動くたびに数回行う。
深呼吸なんてタイミングを取りながら軽く暗示を入れればいいと思うんだが
サークル的には実力があるのをアピールしたかったのかもしれない。
その結果どうにも落ち着きにくい深呼吸が出来上がっている。
催眠の掴みでこういうことをやっている時点でお察しである。
深化は力が抜ける、降りていくなんて単語を何度も言ってくる。
だが古典・現代いずれの技術も使われてないからどうにも締まらない。
もうちっとリラックスを十分に行っていたら少しはましだったのだろうが
頭がぼやける感覚すら一切起こらず終わってしまった。
これで催眠に入れる人がいたら病院に行ったほうがいいくらいにひどい。
エッチは手コキとパイズリ、彼女の乳舐めとクンニ、セックスを3つのパートにかけて行う。
最初に彼女にチンコを触られると幸せになる、勃起すると言っていたが
催眠に入ってないから当然のごとくちっとも興奮できない。
しかしプレイを行うシーンに入ると彼女が結構熱っぽく喘いでくれる。
だから暗示ではなくエッチな雰囲気で勃起する人はいるだろうな。
まあ催眠じゃないんだが何も無いよりずっとましである。
最後に3カウントを2回数えて射精する。
その次の乳舐めはおっぱいが好きになる暗示を入れられてから
目を開けておっぱいを舐め、彼女が1回イってからクンニに移る。
催眠において目を開けるのは声に集中しにくくなるからかなりのマイナスになる。
おっぱいが見えないとプレイが成り立たないからそうしたんだろうが
イメージで代用しても別段差し支えない。
この後エッチのラストまで目を閉じる指示はなく不親切極まりない。
だが相変わらず彼女の喘ぎ声が艶かしく抜きたい気分にはなった。
〆のセックスは彼女が騎乗位でリードする。
破瓜の痛みで顔をゆがめる彼女に彼が緩和の催眠を施し
そのお返しに彼女は射精するまでチンコが抜けなくなる暗示を入れていた。
だがどちらも催眠の技術を一切考慮しておらず
変な効果音や目を見るだけで発動すると表現されている。
催眠音声にあるまじきトンデモ展開に怒りを通り越して呆れた。
最後に彼女のイキ声に合わせて2人同時に絶頂する。
催眠音声っぽいことをやってるだけのパチモンである。
催眠誘導は時間が短く内容も稚拙極まりないものだし
エッチも暗示っぽいことを言ってるだけのエロボイスに過ぎない。
そもそも催眠に入れないからこういうエッチをしても無意味なわけで
催眠音声、エロボイスどちらとして見ても中途半端になっている。
そういや今まで書いた以外にもう一つオプションパートがある。
弟がお姉ちゃんに催眠をかけて催眠を使えるようにするのだ。
しかし催眠の学習を一切していない人間が
催眠を使えるようになる暗示を入れられたところで本当にそうなるだろうか。
答えはもちろんノーである。
催眠っぽいことを実践し、その結果失敗するだけだ。
催眠は人の無意識にある情報を活性化させるものだから
元々備わっていない技術や知識を引き出すことなどできない。
サークル自身が催眠音声の中で絶対に起こりえないことをやってるわけだ。
そんな作品を聞いて催眠に入れるわけなかろうに。
ってなわけで前作以上に聞くに堪えない作品である。
このサークルは下手に催眠のゲームを作った経験があるからか
それが邪魔をしてまともな催眠音声を作れていないように思える。
まずは催眠を1から改めて勉強しなおし、問題を洗い出したほうがいいだろう。
出演:ヒマリ
時間:57分
属性:ノーマル~ややM
催眠:☆☆☆☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★★☆
総合:☆☆☆☆☆
体験版はこちらから
2014年07月08日
お兄ちゃんの射精は、妹が管理するのが当たり前なんだよ?
2014年6月に発売された、サークル#defineの作品。
催眠音声は初だがAVGで結構いい数字を出しているサークルだ。
直前に催眠をテーマにしたゲームを作っているし
体験版を聞く限りではそんなに悪くなかったんで聞いてみた。
この作品は妹に催眠をかけられる割とベタな展開だ。
主人公が催眠音声好きらしくそれに触発されて催眠をかけてくれる。
登場した時は催眠を碌に知りもしなかった彼女がなぜ催眠を扱えるのか
色々と謎は深まるばかりだがキリがないのでとりあえず置いておくとしよう。
催眠は深呼吸から始まる。
息を吸って一旦止めて、3カウント後に吐き出すやや変則的なやつだ。
しばらくそれを繰り返して環境に慣れさせたところで今度は5カウントを刻み
0に合わせて「落ちる」を連呼して催眠を深化させようとしてくる。
軽くストンとくるくらいは感じられるかもしれない。
お次は右手→右足→左手→左足の順に脱力する。
手首→肘→腕→肩と末端から中枢へと徐々に感覚を広げていくのだ。
そして最後に頭をぼんやりとさせながら気持ちよさや幸福感を味わう。
ここでも何度もカウントをして催眠を深めようと頑張っていた。
一応催眠の形になっているが、このレベルだと有料にするにはちと厳しい。
暗示の表現が「落ちる」「気持ちいい」を繰り返すだけで単調だし
催眠の目的となる、兄を妹の声に従わせる部分の時間が短い。
あとカウントを数える際に1のアクセントを「い↑ち↑」にしていたが
ここは「い↑ち↓」と発音した方がいいだろう。
細かいことだが1だけ他の数字に比べて浮いていてどうも気になる。
聴き手にそういう感覚を起こさせる表現は極力避けるべきだ。
エッチは最初に腰にいやらしい気分を感じる暗示を入れられたり
自分の意志で射精をコントロールできない体に変えられてから始める。
催眠音声では定番の「私が許可するまで射精禁止だからね」的展開だ。
前半は乳首舐め、キス、チンコの愛撫、尻穴いじり、太もも愛撫と
妹が兄の体をいじくりまわすプレイを18分ほどかけて行う。
時間でわかるように個々のプレイ時間はあまり長くない。
加えて毎回何をするかの説明とか気持ちよくなる暗示を入れてくるから
聞いていてなんだか慌ただしいと感じるかもしれないな。
新規サークルがよくやることだがプレイはもっと絞ったほうがいいだろう。
あとここでもあまり意味のないカウントを乱発していた。
最後に10カウントダウンして「精子どぴゅどぴゅ」のセリフに合わせて一度絶頂する。
後半は一転してセックスのみを行う。
実際に入れている感じを出すために、妹が半分喘いだ感じの声に変わっていた。
若干セリフが聞き取りにくいが演出としては悪くない。
途中で何度も3カウントを刻んで連続絶頂っぽいことをさせてから
同じく10カウント+キーワードで2度目の大きな絶頂を迎える。
そういえば、チンコとマンコを発音する際に自主規制音(ピー音)が鳴っていた。
テレビとかエロゲで聞くあの音だな。
なんでわざわざ鳴らすのかはわからんが、エロゲと勘違いしているのかもしれない。
処女作ってことで甘めに見るとぎりぎり及第点の作品だ。
サークルによっては催眠の体すら成してないものを売りつけてくることもあるし
とりあえず催眠に必要な要素をある程度押さえている点は評価したい。
それでも通常レベルの催眠には遠く及ばないからその辺は察していただきたい。
エッチはこれといって書くことが無いほどにありきたりな内容だった。
妹が兄をいじめる、それだけだ。
キャラかプレイのいずれか一方でも個性があれば随分と変わったのだが。
AVG製作者ってことで私が期待しすぎていたのかもしれない。
自主規制音は明らかに無いほうがいいだろう。
出演:ヒマリ
時間:60分
属性:ややM
催眠:★☆☆☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★☆☆
総合:★☆☆☆☆
体験版はこちらから