人外

2018年11月09日

CONTRACT~未知との契約~

CONTRACT~未知との契約~

2012年02月に発売されたサークル誰得催眠製作所の作品。

オリジナルが多い催眠音声の中で珍しく元ネタがある作品だ。
作者がこのキャラにシンパシーを覚えたのが発端らしい。
私にはイートミーの良さがいまいちわからんのだが好みは人それぞれなんで何も言うまい。

この作品は獣と人間のハーフっぽい見た目の少女とエッチな契約を結ぶ。
彼女が催眠でこちらを気持ちよくする見返りに美味しくいただこうって寸法だ。
でも終了後はきちんと戻してくれるからこれといったデメリットはない。
彼女も強いて言うなら中毒性があるくらいだと言ってる。

催眠は深呼吸→分割弛緩→ゼリー化と進む。
深呼吸は合図に従い4分程度続ける中にちょろっと温感上昇の暗示を入れる。
分割弛緩は右腕→左腕→右足→左足→意識の順に力が抜けて吸収されると言っていた。
ここではソウルジェムと思しき宝石を体の各所に当てるイメージも絡めてる。

分割弛緩をそのまま深化に繋げる流れだからかえらく入念にやってた。
おかげで脱力感や意識のぼやけが強烈に感じられて心地いい。
最後に丸呑みされるとは思えないまったり具合である。
ゼリー化は温感操作をもう一段階上げて体をとろとろにする。

エッチは軽く舐めてから全身をこねられ口に入れられる。
全身をこねるプレイはゼリーらしく体内を直接いじってた。
まあでも別段ヤバイことを言ってこないんで抵抗を感じるほどではない。
特殊なマッサージをされてる程度でなかなか気持ちよかった。

丸呑みは先ほどの宝石で全身を小さくした後に舐めて消化する。
ネガティブな事はできるだけ避け気持ちよくなる暗示をガンガン入れていた。
こういうことをするって事前に知っておけば十分受け入れられるプレイであるな。
体をいじる時は10カウントダウン、丸呑みは特にカウントを数えずに1回ずつ絶頂する。

エッチが変わってる以外は割かし落ち着いてる作品だ。
作品に合った方法で心身を骨抜きにしてからシチュとイメージで気持ちよくする。
こういう作品はトランスの入り具合が肝になるから催眠重視にするのが自然だわな。
取り立ててエロいことをしてないのにこみ上げてくるのが面白い。

ってなわけでニッチなテーマをなるたけ大衆的にまとめ上げた良いものだった。
誰得催眠製作所は新作を出さなくなって久しいが腕はあるんでいつでも復活して欲しいもんだ。

出演:霜月優
時間:57分
属性:M

催眠:★★★★☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★★☆


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2018年10月30日

魅惑の魔女の降霊術催眠

魅惑の魔女の降霊術催眠

2018年10月に発売されたサークルRubCraftの作品。

降霊術を題材にした作品であるな。
相性がいいのか催眠音声でスピリチュアルなことを取り入れた作品は割とある。
まあこれの場合は好き放題されるM向けなわけだが。
少なくとも駄作ではないだろうと思い早速聞いてみた。

この作品は不思議な場所に住む魔女に降霊術を受ける。
なんでも主人公は彼女の弟子になりたいらしい。
魔女というと胡散臭いところがある一方で能力の高いキャラが多いわな。
降霊に使う相手はドSの元王族ときてる。

催眠はリラックス運動→深呼吸&分割弛緩法→憑依を兼ねた深化と続く。
リラックス運動はいつもやってるやつなんで説明は不要だろう。
深呼吸と脱力は双子スタイルで10分くらいかけて行う。
足の指先、かかと、ふくらはぎと全身を下から上へなぞり脱力と温感の暗示を入れていた。
やり方が上手でみるみるリラックスできる。
さらに3カウントダウンからの追い込み暗示で軽く深化させる。

憑依は夜の野外に場所を移し霊の素性を語る。
容姿端麗、頭脳明晰な女性だったが少年に目がなく所構わず手をつけてた。
その結果両親や使用人に呆れられ食事に毒を盛られたらしい。
お世辞にも幸せな最期じゃなかったから霊のままこの場所に居座ってるってことだ。
憑依対象の情報を把握しておいたほうがエッチもやりやすい。
最後に50カウントダウンを数えてもう一度深化させる。

エッチはメインの語り手を魔女から霊に交代しドライ→ウェットの順にイく。
どちらも乳首をいじり続け後半に入るとチンコも擦り始める。
オナサポっぽいことはやらず感度の上がる暗示をガンガン入れていた。
ドライは2分、ウェットは15分くらい寸止めを繰り返した後に絶頂する。

サークルの過去作と同じく残忍さの薄い作品だ。
魔女に弟子入りする条件として降霊術への協力を了承し
ドSな霊の性癖に合ったプレイで強めに焦らす。
Mな諸君にとってはご褒美の範囲内で満足できるだろう。
ドライよりもウェットを重視してるからやりやすいってのもある。

催眠はいつもどおり音楽を絡めてガンガンリラックスさせる。
双子も終始使い続けていて結構眠くなった。
エッチがきつめだからわざと癒しを強くしたのかもな。

ってなわけで安心、安定のRubCraftであった。
F・A・Sとの差別化もある程度できてるし今後も期待通りの活躍が見込めそうだ。

出演:陽向葵ゅか
時間:105分
属性:M

催眠:★★★★★
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★★☆


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2018年10月05日

催眠音声-れんちサキュバス

催眠音声-れんちサキュバス

2018年09月に発売されたサークル帽子屋の作品。

前作からぴったり1年後に出た新作であるな。
今まで手をつけてなかったサキュバスに挑戦してる。
サキュバスはM向けとの適性が高い反面それ以外で扱うと魅力が大幅に下がる。
このサークルじゃM性は低かろうと思いながらとりあえず聞いてみた。

この作品は恋人にあたる後輩と夢の世界でエッチする。
彼女の魔力が強すぎて普通にエッチしたら主人公が干からびてしまうそうだ。
エッチするだけが恋愛とは思わんけどこの年頃でおあずけは厳しいわな。
サキュバスは夢魔とも呼ばれるんでこの設定はうってつけである。

催眠は深呼吸→分割弛緩→メトロノームを使った深化と続く。
深呼吸は3分くらい続けてから彼女の質問に全部はいと答える。
催眠にかかってみたいか、彼女の言葉を素直に受け入れられるか等々心の準備に関するものだ。
恋人相手なら拒絶反応を示すことはないものばかりだった。

分割弛緩は右腕→左腕→頭→右足→左足の順に暗示を入れる。
腕も肩、肘、手とさらに細かく分ける手厚いものだ。
普段以上にゆったり話しかけ重要な単語はちと間延びさせる。
動かないとはいかないまでもそれなりに手足がだらんとするだろう。

深化はメトロノームの音を鳴らすのと同時に意識が揺れる暗示を入れる。
最初は中央だったのが少し経つと左右に移動し最後は回転までする。
回転するシーンでは双子みたいに暗示を重ねてあって頭がくらくらした。
サークルの実力相応のなかなかよい催眠であるな。

エッチは全身を舐めてから騎乗位セックスして1回
そのまま続けてさらに2回、オナニーを指示されて1回絶頂する。
必須は最初のパートだけで他のふたつは聞いても聞かなくてもいいそうだ。

催眠っぽいことをするのは感度の上昇と絶頂時くらいで
他はちゅぱ音を鳴らしたり喘ぐことが多い。
別に催眠から脱線してるってわけじゃないんだが物足りなく感じた。
それもあってかドライの快感はそこそこ、射精も通常時とさほど変わらないレベルであった。
催眠をバリバリ使うエッチが好きな諸君には合わないだろうな。

催眠は上々、エッチはぼちぼちの作品である。
サキュバスの恋人ってことでいちゃいちゃしながらガッツリエッチする。
トランス誘導までは真面目にやってエッチでそれを崩してた。
これを是と取るか否と取るかは人それぞれだろう。

ってなわけで内容を理解して聞くなら十分いけるものだった。

出演:まきいづみ
時間:112分
属性:ノーマル~ややM

催眠:★★★★☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★☆☆


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2018年09月05日

【催眠音声】宝石蜂の寄生生殖

【催眠音声】宝石蜂の寄生生殖

2018年09月に発売されたサークルDot-Spaceの作品。

実在する虫の生態をモチーフにした作品らしい。
気になったんで試しにググってみたらヤバそうなのが出てきた。
耐性のない人は名前と画像をチラ見しただけで吐き気がするかもしれない。
そんなものを催眠にどう落とし込んでるか興味が湧いて早速聞いてみた。

この作品はよい子のいきもの教室なるイベントでお姉さんが宝石蜂にちなんだ催眠をかける。
捕まえた相手の体内に卵を生んで子供の養分にする蜂らしい。
んで我々はその獲物になりきりイキ狂おうって寸法だ。
まぁネタはかなりのゲテモノだわな。

催眠はストレッチ&深呼吸→カウントによる深化→麻酔の注入と進む。
深呼吸は両腕を頭の上に伸ばしてから呼吸に意識を向けてやる。
合図は出さずにリラックスを促進する暗示を入れていた。
その後の深化も3カウントダウンを合計4セットこなして結構な深さまで落とす。

麻酔の注入は覆い被さってきたお姉さんが「ちくっ」を合図に体が痺れる暗示を入れ
さらに頭に指を突っ込んでると思しき描写に気持ちよくなる暗示を交える。
やることはかなーりぼかして暗示を厚めにしてあった。
以前に作ったマインドイーターのノウハウを活かしてさらに蕩かす。

レビューを読むとうへぇって思えることでも音声なら割とまろやかだから面白い。
事前にきちりと深化させて暗示を受け入れやすい体勢を整えたからだろう。
脳内物質がドクドクと溢れてる感覚がして気持ちよかった。

エッチは尻穴から卵を産み落とし、生まれてくる娘に内側から体を食われ、心だけ同化したまま全身を舐められる。
相変わらず表現がマイルドなものばかりでトランス状態を維持しやすい。
体を食われるシーンもキスを連発するだけでグロさは全然なかった。
アナルに意識を集中させながらやるんでチンコよりもそっちが気持ちよくなるだろうな。
卵を入れられたところで1回、食われるところで複数回ドライ絶頂する。

同化は精神だけの存在になった主人公が女王蜂の娘になりきって責められる。
女王の声が左右に分離し似た内容のセリフを若干違う表現で同時に言ってきた。
顔→唇→乳首→腰→マンコ&アナルってな具合に移動させてその都度ちゅぱ音を鳴らす。
娘の視点で実況や感覚支配の暗示を入れるんで女体化音声経験者のほうが向いてるだろう。
産卵や食われるパートのほうが私は気持ちよかった。

多くの人が忌避しそうなことを敢えてやり遂げる作品だ。
通常なら残酷な思いをするはずの獲物になりきって気持ちいい体験をする。
デメリットを快楽で塗りつぶすあたりがちと強引にも思えるのだが
催眠はちゃんとかかれるしエッチもドライできるように作られてる。
気持ちよくなるはずがないシチュでそうなるスリルもそれなりに味わえた。

しっかしこういう無茶なことを自ら進んでやるとは相当なMであるなぁ。
中の人が成長し自信をつけたのだろう。
人を選ぶがモノはいいので気になった諸君は試してみてくれ。

出演:逢坂成美
時間:80分
属性:ドM

催眠:★★★★★
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★★☆


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2018年08月01日

インプの無限湧きバグ催眠

インプの無限湧きバグ催眠

2018年07月に発売されたサークルF・A・Sの作品。

コミケを目前に控えた時期にひょっこり出てきた作品だ。
F・A・Sは確か夏コミでも2作品出す予定だった気がする。
スケジュール管理が上手いのか知らんがよくここまでぽんぽん出せるものだ。
しかもそのすべてが十分以上の品質を持ってるのだから尚更驚く。

この作品はナイトメアクエストなるVRRPGのデバッガーになりインプに襲われる。
軽い戦闘とアイテムの効果確認をするだけだったのがえらいことに巻き込まれるわけだ。
まあ仮想世界での出来事だからこっちは別段被害を受けるわけじゃない。
連続ドライ責めをしてもらえるんだからむしろお得と言っても差し支えあるまい。

催眠はリラックス運動→漸進的弛緩法→冒険しながらの深化→デバッグと続く。
リラックス運動は立ったまま10分くらい腕をぶらつかせるだけなんで説明は不要だろう。
漸進的弛緩法は10カウントアップで全身に力を入れ10カウントダウンで抜くのを三度繰り返す。
カウントを数える役と暗示を入れる役が分かれていて双子っぽくなってる。
体の脱力を二段構えでやるってのが慎重なF・A・Sらしいな。

冒険はRPGのスタート地点から城下町を経由しデバッグルームに移動する。
城下町からデバッグルームに行く方法が独特だが何か元ネタがあるのかもしれない。
BGMも曲の雰囲気を大作RPGに近づけてあって随分と凝ってる。
このシーンで多くのユーザーが中程度以上のトランスに入れるだろう。

デバッグは下級悪魔のインプの攻撃を受け続ける。
つうても相手は歌声に似た声を発するだけで体へのダメージはほぼ0だ。
その代わりフェロモンを放射してエッチな気分にさせてくる。
あとここ以降は案内役のAIが3人に増え暗示の密度が上がる。

エッチはインプの巣に移動してからフェロモン責めや体の愛撫を受ける。
インプは引き続き声を出すだけで実況や絶頂誘導は専らAIが担当する。
20→30→50とカウントを増やし感度強化の暗示を入れる簡素な作りだ。
しかし演出を色々頑張ってるおかげで聞けば聞くほど快感がこみ上げてくる。

特に面白いのが終盤の連続絶頂シーンだ。
カウントを1まで減らし0と往復させる動作を延々繰り返す。
ひとつひとつの快感は弱めでも積み重なれば結構な気持ちよさになるって寸法だ。
F・A・Sにしてはえぐいことをやってるなって思う。

期待通りの優れた作品だ。
催眠は古典系の技法にRPGのイメージを交えて無難にこなしてるし
エッチも基本部分はシンプルにして周りを面白くしてる。

こういう作品はテーマで個性を十分出せてるのだから骨組みまで複雑にする必要はない。
力を入れる部分をきちんと見定めクオリティアップを図る手腕はさすが大手と言える。

ってなわけでMな諸君なら満足できるであろう一品だった。
この調子なら夏コミ作品も大いに期待できそうだ。

出演:そらまめ。
時間:100分
属性:M

催眠:★★★★★
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★★☆


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2018年07月27日

サキュバスお姉さんのしこしこレッスン

サキュバスお姉さんのしこしこレッスン

2017年12月に発売されたサークルすたじお ちぇりーの作品。

DMM専売サークルの4作目であるな。
お姉さん、妹と続いて今度はサキュバスに挑戦してる。
音声作品ではお馴染みのキャラを選んで色々探ってるのだろう。
活動を始めてからまだ一年も経ってないし試行錯誤するのはいいことだ。

この作品はサキュバスに精液をご馳走する見返りにオナニーを手伝ってもらう。
セルフ系作品によくある感度を上げてからしごく流れに多少の指示を盛り込んでる。
最初の11分は催眠と関係ないから総時間は実質38分だな。
ここまで短い場合傑作か核地雷のどっちかに分かれる。

催眠は深呼吸&脱力→揺さぶりによる深化と進む。
脱力は寝そべったまま手→足→手足の順に脱力する暗示を入れる。
大して長くもないのに同じセリフを使いまわしててどうにも薄っぺらい。
暗示を入れる段取りもあんまし合理的とは言えずいい加減だった。
初歩的なことをきっちりこなせない作品はその先もだいたいぐだぐだになる。

揺さぶりは3カウントダウンで目を開け同じく3カウントダウンで閉じる。
閉じる前に暗示を多少入れてたがカウントの後は無言だった。
10分ちょいしか誘導の時間がないんだからここは前後に入れるべきだろう。
催眠をあまり勉強してないのか、はたまた自分を過信してるのか知らんがよろしくない催眠だった。

エッチは媚薬を飲まされ寸止め気味にオナニーする。
シコシコしていいよが開始の合図、ストップを停止の合図に定め小まめに言ってくる。
というか開始から停止の時間が短すぎて1回あたり2~3コキしかできやしない。
オナニーする時間を碌に用意せずどうやって射精させるんだっつうの。
終盤ですら固めてしごく時間がちょろっとあるだけだしなんとも不満の残るプレイだった。
ぴゅっぴゅしていいよのセリフに合わせて射精する。

定価が100円だとしてもこれはさすがにまずいっしょ。
催眠が全然入れないしエッチも気持ちよくなれない。
せめてどちらかに偏ってたら少しは楽しめるんだがそうでもないし抜くのは難しいな。

ベッタベタな技法をこの程度でしか使えないってなると
やっぱり時間を延ばしてリラックスを強化するか暗示を増やすしかなかろう。
短時間の誘導は大手でも苦労するものだからこのサークルがやっても結果は目に見えてる。
せめてトラック2のプロローグが少しでも催眠になってたら違ったんだろうが今更言っても遅いか。

エッチはエッチで媚薬のイメージを使って感度を上げるとか
2種類の合図を短時間のうちに何度も言って練習するとかの前準備がえらく長い。
感度強化はこの作品のトランス誘導じゃまず入るまい。
いいとこ運動支配が限界だな。
効果が見込めない暗示に時間を割いてエッチがおざなりになったら本末転倒である。
ものすごく簡単なプレイにわざわざ練習を挟むのも意味がわからない。

ってなわけで安かろう悪かろうな代物であった。
催眠音声は曲がりなりにも人の心を扱うものだから低価格でもいい加減なのは許されない。
そのへんを理解して作らない限りまともな作品は永遠に生まれまい。

出演:かなせ
時間:49分
属性:ややM

催眠:★☆☆☆☆
エロ:★☆☆☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★☆☆☆

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2018年07月17日

淫魔リリンの催眠遊び

淫魔リリンの催眠遊び

2018年04月に発売されたサークルナイトフレンドの作品。

新規だと思ってたら同人音声を3年以上作ってるサークルらしい。
あちらで頑張ってたほうが楽だと思うんだが催眠に興味を抱いたのかもしれないな。
まあ思惑はどうあれ勉強してなきゃいい作品は絶対に生まれないわけだが。
声がことね様だったんで様子見がてら聞いてみた。

この作品はリリンなるサキュバスに寸止めオナニーをさせられる。
精液が目当てかと思いきや彼女には必要ないらしい。
男をいじって遊ぶのが好きでその役が主人公に回ってきたわけだ。
確かに射精は一番最後に1回しかしない。

催眠は漸進的弛緩法→カウントとイメージによる深化と続く。
漸進的弛緩法は両腕にだけ力を入れ3カウントダウンで脱力するのを3セットやる。
脱力した直後に軽い暗示を入れてるところを見るとド素人ではなさそうだ。

しかし何をするにもカウントカウントで聞けば聞くほど嫌になってくる。
とりあえずカウント数えときゃ催眠になるだろーっていう安易な考えは如何なものか。
カウントを数えるのを頑張ってて暗示が少なくトランスにちっとも入れやしない。

深化は今いる場所から真っ暗な世界に移動する。
10カウントを2回数えて温かさを感じさせ、3カウントで頭の中に映像が流れると言い
10カウントをまた2回数えて月が近づいてくる様子を実況する。
なんでこんなにカウントばっかり数えるのか私にもよくわからん。
ことね様は頑張ってたのだがトランスの入り具合はごく浅いあたりであった。

エッチは彼女に顔面騎乗され、寸止めオナニーする。
顔面騎乗は10カウントで股間を顔に近づけて1回絶頂し、直後に5カウントでもう1度絶頂する。
そして今は視覚と嗅覚が遮断されてる状態だといきなり言い出し
5カウントでそれを戻し同時に3回目のドライを迎える。
読んでて不可解に思う人もいるだろうが本当にこういう流れなのだから仕方ない。

寸止めオナニーはチンコを握ってからまたカウントで感度を上げ
精液が勝手に増産されたと言い、射精を我慢し、イったふりをする。
途中で手が動くとか感情が意識とは無関係に変わるとか言ってたが
エッチの序盤でトランスがほぼ解けてたから変化はまったく感じなかった。

オナニーを結構長くやるから気持ちいいっちゃ気持ちいい。
でも普段やってるのと同じでこの音声をわざわざ聞いた結果そうなったとは思えない。
30分くらいカウントを数えまくりながらだらだら続けてからようやく射精の許可が出る。

まあなんだ、カウントが思いっきり悪影響を及ぼしてる作品だ。
何も考えずにやたら数えてくるから気が散って暗示に集中できない。
技術的に有効とも思えんしサークルは何を考えてこういう内容にしたのだろうな。
勉強不足なのか、はたまたカウント大好きなのかは知らんがこれのおかげでボロボロになってる。

催眠をよく知らない人にとってはカウントを数えることに催眠らしさを感じるのかもしれない。
でも技術で見ればカウントは刺激に過ぎずその前後最中に入れる暗示が肝になるのだ。
まあカウントそのものに暗示を込めていっぱい数える特殊なやつもあるがね。
カウントを数えれば数えるほど暗示の総量は減るのだから
そのへんのバランスを考えて誘導を組み立てるのが催眠音声の妙味ではなかろうか。

ってなわけでお世辞にもよろしくない代物だった。
今の御時世で催眠音声を作るのならせめてカウントの意味や使い方くらいは理解しておいてほしいものだ。

出演:紅月ことね
時間:79分
属性:M

催眠:★☆☆☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★☆☆☆


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2018年05月28日

ドレインサキュバスダンジョンーパフュームサキュバスの芳香催眠ー

ドレインサキュバスダンジョンーパフュームサキュバスの芳香催眠ー

2016年6月に発売されたサークルabnormal fantasyの作品。

今のところ処女作にして唯一の作品だな。
初っ端から3時間オーバーの催眠音声を作るとは大したものだ。
だがどんなに長くても出来が良くなければユーザーの支持は得られない。
とりあえず地雷じゃないことだけを願いつつ今さらながら聞いてみた。

この作品はエレナなるサキュバスに匂い責めされる。
彼女は匂いを放つ特性があるらしく体よりもそっちを使ったプレイがとても多い。
リアルでも魅力的な女性は妙に良い匂いが漂ってるからそれを応用したのだろう。

催眠は深呼吸→分割弛緩→カウントとイメージによる深化と続く。
深呼吸は合図に従ってするだけだから特に言うことはない。
分割弛緩は右腕→左腕→胸→腹→尻→脚の順に重い沈むと暗示を入れる。
テーマ性は皆無だが多少は勉強したと思われる程度の技量を持ってた。

深化は彼女と一緒にベッドごと落下するイメージに合わせて暗示を入れる。
最初は5カウント、次に7カウントダウンを数えておしまいだ。
総時間が長いのにこんな催眠で大丈夫か?って言いたくなるほどあっさりした催眠であった。

エッチは彼女の体の匂いを嗅ぎながらドライやウェットを繰り返す。
匂いを体内に吸い込んで内側から気持ちよくなる暗示を入れて感度を高め
少しの休憩や授乳を挟み抱き合ったまま連続絶頂を決める。
さらに顔面騎乗で連続射精までする結構ハードなものだ。

匂い推しってことで匂いを意識させるセリフが異常に多いのも個性があって良い。
でも催眠が如何せん弱くエッチ中の暗示も少ないんでイメージできても気持ちよくなれない。
頑張ってるのは認めるがこれだと二人のエッチを端から見る感じになるだろう。
絶頂シーンはほぼすべてでカウントに合わせて行う。

まあなんだ、アイデアが一人歩きしすぎて手足が伴ってない作品だ。
パフュームサキュバスの魅力を出そうと匂い絡みのプレイを多くしたところまではよかったのだが
それを支える催眠の技術が不足してて結局どれも空回りしてる。
もうちっと勉強してから作っていれば今よりずっといいものになっただろう。
惜しいことをしたものだな。

ってなわけであまりよろしくなかった。
題材は面白いから頑張り次第で今後化ける可能性が大いにあるサークルだ。

出演:桃華れん
時間:183分
属性:M

催眠:★★☆☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★☆☆☆


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2018年05月08日

ディーナのバーチャル催眠

ディーナのバーチャル催眠

2018年05月に発売されたサークルF・A・Sの作品。

催眠音声は名前の通りほぼすべての作品が声と音でできてる。
しかし少し前に画像を見せながらトランス誘導をする作品がちょろっと出てた。
その系譜を継ぐのがこの作品である。
結構楽しみにしてたんで早速聞いてみた。

この作品はディーナなるサキュバスに映像催眠をかけられる。
彼女は普段夢の中にしか現れないのだがこれによってそれ以外の時も相手できるようになったらしい。
我々も座ったまま目を開けて聞くように言われる。
催眠で目を開け続けるのはあまりよくないんだがきちりとカバーしてある。

催眠はリラックス運動→深呼吸&凝視法→カウントによる深化→暗示と続く。
リラックス運動は立ったまま腕をぶらつかせるだけなんで説明は不要だろう。
凝視法は目を開けさせたまま瞼が重くなる暗示を入れ2セット開閉する。
最初から最後までずっと開けたままじゃトランスに入りにくかろうってことで一旦閉じてた。

深化は彼女が2人に分裂し双子形式で暗示やカウントを入れる。
このシーンは目を閉じて聞くから催眠音声とほぼ同じだわな。
相変わらず双子の扱いが上手でするすると入っていける。

暗示は3つのキーワードを設定しそれらを聞くと別の反応を示すようにする。
映像の行為を実体験に感じる、彼女の目を自然と凝視する、声に集中するってな具合に
トランス状態が途中で解けないための保険をかけていた。
これ無しでも別に維持できると思うんだがF・A・Sは慎重な誘導をすることが多い。
イレギュラー要素を武器にできてるなかなかいい催眠であった。

エッチは彼女が1人に戻り乳首責め、手コキ、セックスをする。
乳首責めは通しでやって前半は手コキ、後半はセックスで1回ずつ絶頂する流れだ。
催眠の最後に目を開ける指示が出てこれ以降は映像を見ながら聞く。

乳首責めとセックスをする時に自分の手で乳首とチンコをいじる指示が出る。
映像でいじってるのにイメージで代用したら齟齬が出るからこうしたのだろう。
感度を上げる暗示も小まめに入れてきて気持ちいい。
映像も責める様子をフルアニメーションでやっててえらく凝ってた。

絶頂は手コキが10カウント、セックスは50カウントの後に0を連呼する。
当然追い込み暗示も入れてくるんでドライ経験者ならあっさりイけるだろう。
エッチな音も積極的に鳴らしてて全体のバランスが取れてる。

新しい形式の割によくできてる作品だ。
催眠はサークルが得意としてる運動、音楽、双子でサクッと落とし
エッチは映像と暗示を連携させて両方から興奮させる。
目を開けたまま聞いても集中力の維持が簡単でとても気持ちよくなれた。
M向けのことをあまりしてこないから誰でも聞けるんじゃなかろうか。

ってなわけで期待通りの逸品であった。
こういう作品をコンスタントに作るのは難しいだろうがまたいつか聞いてみたいものだ。

出演:沢野ぽぷら
時間:86分
属性:ノーマル~ややM

催眠:★★★★★
エロ:★★★★★
コスパ:★★★★☆

総合:★★★★★


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2018年04月28日

ヒプノアドベンチャーII

ヒプノアドベンチャーII

2018年04月に発売されたサークルDot-Spaceの作品。

サークルで2番目に売れてる作品の続編だな。
キャラは引き継いでやることを大幅に変えてる。
続編ってやつは完全新作より構想を練るのは簡単だが前作を超えるクオリティを要求される。
少なくとも駄作ではないだろうってことでとりあえず聞いてみた。

この作品はナビゲーターのお姉さんに案内された世界でサキュバスとエッチする。
本当は彼女と一緒に冒険するはずだったのがサキュバスに邪魔されるって寸法だ。
魅了、時間停止+即死、生命吸収ってな具合にえげつないものが揃ってる。
つうてもやることはかなーりソフトなんで残虐な印象はまったく受けない。

催眠は深呼吸→音による揺さぶり→イメージによる深化→分割弛緩→魅了の魔法と続く。
深呼吸は5回くらいやるだけなんで取り立てて書くことはない。
音による揺さぶりはヘミシンク音を流しながら沈む暗示と浮く暗示を入れる。
音が近づいた時は沈む、遠ざかったら浮くと連動させていた。
この後も音をちょくちょく鳴らすからそれに慣れさせたかったのかもしれない。

深化は白くて丸い光をイメージし「真っ白」と何度も言ったりカウントを数える。
冒険する世界を構築する様子に合わせた深化ってところか。
よくある手法だが作品の世界観に合わせてかけてくる。
分割弛緩は右足→左足→腹→右腕→左腕→頭の順に意識を向ける。
あちらの世界に移動した後だから白い絹糸に包まれるイメージを使ってた。

魅了の魔法はナビゲーターからバトンタッチしたサキュバスがキスをする。
それによって生まれたピンクの魔力に白い体が侵食されるって流れだ。
最後のほうに絶頂指示も出てたが思い切り催眠寄りだしエッチに分類するのは気が引ける。

技術は割とスタンダードなもので揃えて物語の流れを重視してる催眠だな。
異世界に赴き魔法を受ける様子に色んな技法と暗示を絡めてる。
安定感のあるサークルだからトランスに入るのは容易かろう。

エッチはサキュバスに時間停止と即死の魔法をかけられ、ナビゲーターと2人がかりで責められる。
最初がドライ、次はセルフからのウェットでこれらは片方だけでも両方でもいいそうだ。
25分と40分あるから時間を考えれば1つのほうが聞きやすいように思える。

ドライは効果音からストップの合図で感覚を止め、指を鳴らして解除するのを繰り返す。
催眠音声なんで最中の暗示もかなり多い。
対面でならやるそうだが催眠音声だと滅多に出てこない誘導だな。
時が止まったというか意識が軽く飛んだ気分がしてなかなか気持ちよかった。
即死の魔法はそれプラスキスをしてくる。

セルフは最初サキュバスを食い止めようとしてたナビゲーターが魔法で言いなりにされ
それ以降は2人が協力して体をいじってくる。
ナビゲーターは手コキ、サキュバスはおっぱいでの挟み込みを続け
主人公にも暗示で手を支配してオナニーさせる凝ったものだ。
最長構成だと2時間近くしてから初めてチンコに触るからなかなかに気持ちいい。
最後に10カウントダウンを3セット数えてそのたびに射精する。

もうちっと短いほうが聞きやすい気もするが内容は概ね満足できるものだった。
催眠は深化までを割かしスムーズに済ませてその後の暗示を頑張ってる。
エッチはドライとウェット両方を採用してどちらも別のプレイに勤しむ。
最後に死ぬとか言われるが精を使い果たした結果によるものなのでヤバさは感じない。

ってなわけで値段分は楽しめる代物だった。
できることならこの調子でマインドイーターの続編も出して欲しいもんだ。

出演:彩音まりか
時間:134分
属性:M~ドM

催眠:★★★★☆
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★★☆


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saiminsusume at 20:00|PermalinkComments(0)