その他

2018年10月25日

催眠ヤバイフェス

催眠ヤバイフェス

2018年08月に発売されたサークルミミックスの作品。

同人音声を何本か作って催眠に乗り込んできたサークルだ。
フェスを題材にしてるんで音楽がずっと流れる。
F・A・Sのイジゲントリップ催眠に近い内容だわな。
まあ品質は雲泥の差なのだが。

この催眠は謎のギャルに誘われてヤバイフェスに参加する。
会場はリアル世界ではないそうでトランス誘導の時に精神だけ分離してた。
催眠の途中から声の数がふたつみっつと増えていく。

催眠は暗示+深化1→深化2と進む。
最初の暗示は「ゆっくり」や「気持ちいい」を連呼して心を空っぽにする。
催眠処女作だから深呼吸とかしてくるのだろうと思ってたのにのっけからこれではな。
どうすれば聞き手が暗示を受け入れやすくなるのかすら理解してないのだろう。

彼女の話すペースや間の取り方が一定なのもよろしくない。
深化も3カウントを数えて暗示をちょろっと入れるだけのお粗末なものだった。

深化2は主人公の意識をミラーボールに模してゆっくり下りていく。
10カウントを数えながら下りると何度も言っていた。
導入部分が滑ってるのに深化をやっても効果は期待できまい。
結局トランスとは無縁の状態でエッチを聞く羽目になった。

エッチは10カウントを2セット数え、高速手コキをし、セックスで締めくくる。
フェスだから音でイかせるのだろうと思ってたんだがごく普通のプレイをしていた。
催眠パート以上に暗示の量が減ってシコシコを連呼したりガンガン喘ぐ。
そして音楽はよりダンスミュージックっぽいものに変化する。

催眠から脱線したことをエッチでするなら最初からトランス誘導しなけりゃいいのにな。
無駄な時間が省けてエッチの質と量を上げられる。
残響のエフェクトが強すぎて何を言ってるのかわからないシーンもあった。
こういうところをやたら頑張るのは技術に自信がない証拠だよ。
カウントで2回、手コキとセックスで3回くらい絶頂する。

ギリギリ催眠音声と言えるかって程度のいまいちな代物だった。
トランス誘導にまるで適してない音楽を流し続けてリラックスや深化を妨げ
技術自体もカウントに合わせて同じセリフを何度も言うだけの薄っぺらいものである。
音楽やエフェクトでごまかしてる感がえらく強かった。

催眠音声で音楽を流すのは別に悪くないと思う。
でも流すからにはやっぱり意味が欲しいんだよな。
今のままだと雰囲気作りにとりあえず流しておくかー程度の意図しか感じない。
バイノーラルビートを忍び込ませておくとか多少の工夫はしたほうがよかろう。

ってなわけでお世辞にも諸君に勧められるものとは言えない。
個性は十分あるんで今後は催眠に合う曲選びや流し方を考えてみるといいだろう。

出演:葉月まぁち
時間:61分
属性:ややM

催眠:★☆☆☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★☆☆☆


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2018年10月20日

男の娘・コスプレセックス催眠

男の娘・コスプレセックス催眠

2018年10月に発売されたサークルHypnotic_Yanhの作品。

一番最後にダウンロード販売が始まった夏コミ作品であるな。
男の娘化に加えてもう一つニッチな要素を含んでる。
男性向け催眠音声で女性がほとんど出てこないってのは随分攻めたものだ。
スク水氏なら大丈夫だろうってことで早速聞いてみた。

この作品はメイドコスプレを趣味にしてる男の娘とエッチする。
主人公とは町で偶然会った程度の間柄だがその素質を感じ取ったらしい。
イメージで補完するバージョンの他にメイド服を実際に着るものもある。
さらにエッチもドライとセルフの2パターン入ってた。

催眠は性差による抵抗感の破壊を主眼において誘導する。
深呼吸、脱力、カウントによる深化といった定番の技法も使うっちゃ使うんだが
様々な暗示を状況に応じて入れることのほうがずっと多い。
現代催眠の技法がいくつも使われておりレビューでいちいち説明するのは困難だ。

例えば男の娘が自分の考えを彼に受け入れさせようとする時は「~だよね?」と言う。
こちらがイエスと答えやすい表現にすることですんなり通そうって目論見だ。
エリクソンもこの「isn't it?」をよく使ったと以前本で読んだことがある。

ってな感じの小技が散りばめられてるんで一見すると普通の会話っぽく聞こえる。
だが男の娘の話を聞けば聞くほどトランスの感覚は強くなるだろう。
綾瀬桂吾氏のぼんやりした声や丁度いい間の取り方も技術の良さを引き出せている。
女体化じゃなく男の娘化なんで催眠終了時に感覚の差はそれほど感じないだろうな。

エッチは男の娘とキス、フェラ、アナルセックスをする。
当然フェラは咥える側、アナルセックスは入れられる側だ。
通常版はドライ、うつ伏せ版は床オナからのウェットを目指す。
ウェットの場合は仰向けや横向きで寝られなくなるから被暗示性が高めの人のほうが向いてるだろう。

私はとりあえず通常版を聞いたのだが男の娘が甘い言葉をガンガン言ってくる。
ドM向けを得意としてるサークルにしてはえらくマイルドなエッチであった。
まあそうでもしないとこういうシチュに対する抵抗は削ぎにくいと踏んだのかもしれない。
少なくとも1回目の絶頂を迎えるまでは暗示多めでゆっくり責めていた。

だがそれ以降はカウントを短い間隔で数えて連続絶頂に持っていく。
アナルに意識を向けさせてくるからかそのへんがキュンキュンしっぱなしであった。
全部とはいかなかったが2~3回はイけたし大満足である。

マニアックなエッチをなるたけ多くの人に楽しんでもらえるようにアレンジしてる作品だ。
男の娘同士のエッチってことで女性的な要素はほとんどないのだが
雰囲気をめちゃめちゃ甘くしたり催眠で性別の感覚をある程度除去して受け入れやすくする。
男の娘も可愛い系のキャラで女の子とほぼ一緒だ。

ってなわけでこういうシチュを了承できるのならかなりお勧めできる。
今年の夏コミはとにかく変わり種の作品が多かった。
間もなく当落発表される冬コミも何が出てくるか楽しみだ。

出演:綾瀬桂吾
時間:80分
属性:ノーマル~M

催眠:★★★★★
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★★☆


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2018年10月10日

ヒプノティックオナニー ~into the deep(サキュバス編)

ヒプノティックオナニー ~into the deep(サキュバス編)

2009年11月に発売されたサークルVOICE☆FACTORYの作品。

双子のいいなりとほぼ同時期に出た古い作品だ。
ことね様扮するナビゲーターが催眠をかけサキュバスとエッチする。
今でこそぼちぼち見かけるが3時間超えの作品は当時珍しかっただろうな。
興味のあるシチュだったんで今更ながら聞いてみた。

この作品は澪なる女性が催眠でヒプノワールドに連れて行く。
彼女は催眠ボイスドラマにおける天の声にあたりエッチに直接参加しない。
サキュバスとエッチする様子を語りながら暗示を入れてくわけだ。
射精回数は多めだがドM向けってほどでもない。

催眠はメトロノームによるリラックス→海に沈む&階段を下りる→ジャングル探索&草原で昼寝と続く。
リラックスは例の音を背後で鳴らすのと並行して澪が暗示を入れる。
演技指導をそれなりにしたのかことね様の演技がなかなか良い。
ほぼ無名のサークルだが催眠を多少は勉強してるようだ。

海に沈む&階段を下りるはその順にイメージしてよりリラックスする。
メトロノームは止みカウントを数えながら暗示を入れるいつものやつだ。
ここから先はほとんど何らかのイメージと暗示を関連付けてる。
内容が内容だけにすっと落ちる感覚がするだろう。

ジャングル探索&草原はヒプノワールドに降り立った後の話だ。
木々が生い茂る場所をひたすら歩き抜けた先で一休みする。
ジャングルは疲労感や蒸し暑さ、草原は爽快感と心地よさを強調していた。
最後に3カウントアップで半覚醒してからエッチに進む。

エッチはトランス状態に戻してから時間帯を夜へ移しサキュバスとイチャイチャする。
下半身から上半身にかけて丹念に匂いを嗅ぎ、自分から下を脱いでマンコを見せつけ
たまらず勃起したチンコの尿道を長い舌で内側から責め立てる。

主人公は身動きの取れない状況だがそれほど激しいことはしてこない。
久しぶりの男を骨までしゃぶるようにじっとり焦らし続ける。
それから顔面騎乗→オナニーと繋げて5カウントダウンで1回目の射精を迎える。

もうひとつのパートは再度揺さぶってトランスを建て直し内臓愛撫からのオナニー+セックスへと進む。
内臓愛撫ってのは手が皮膚を貫通して心臓や金玉を直接いじるプレイのことだ。
サキュバスだから人間相手とは違うことをやりたかったんだろう。
ぶっちゃけ全然気持ちよくなかったが思ってたよりも実況はマイルドだった。

オナニー+セックスは内臓愛撫と同じ原理で両方同時にやる。
サークルがドライ誘導に自信がないと思って強引にセルフへ持っていったのだろう。
まあ下手なドライをやって爆死するよりずっとましだわな。
5カウントダウンを7回くらい数えてそのたびに射精指示が出る。

大手ほどではないがひとまず形になってる作品だ。
ヒプノワールドへの旅行風景とエッチをひとつの線で結べてる。
実況が冗長すぎて頭を空っぽにしながら聞きにくいんで中上級者向けだな。
エッチパートを片方だけ聞くようにすれば時間の長さはそれほど気にならない。

だがエッチでもうちっとハードな責めをしてくれてもよかった。
オナニー開始までに時間がかかりすぎてどうにも抜きにくい。
2009年当時なら十分評価できる品質だが今更聞くほどでもないってところか。
他に聞きたい催眠音声がなくなった時に考えてみてくれ。

出演:紅月ことね
時間:185分
属性:ややM

催眠:★★★☆☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★☆☆


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2018年09月10日

催眠音声-ヤンデレ後輩ちゃんと甘々子作りレイプ

催眠音声-ヤンデレ後輩ちゃんと甘々子作りレイプ

2018年08月に発売されたサークル暗中模索の作品。

年に二度あるコミケ作品ラッシュがいよいよ始まった。
この時期は大手を始め実力のあるサークルが新作をこぞって出すから心躍る。
一番手は暗中模索とみもり氏の定番タッグである。
作風からしてM度は低めだろうと予想したうえで聞いてみた。

この作品は最初から高感度MAXな後輩が先輩と子作りセックスに励む。
学校の仕事を手伝い音楽の好みを話し合ってるのだから仲はそれなりに良いのだろう。
でもそれだけじゃ他の女に取られるかもしれないから既成事実を作ろうって寸法だ。
つうてもヤンデレの王道に比べて随分手ぬるくしてある。

催眠は深呼吸→脱力→暗示と続く。
深呼吸は緑豊かな場所で後輩と共に寝転ぶイメージをしながら呼吸する。
6秒吸い、2秒止め、6秒吐き、1秒止めると言ってたが好きにやってもいいそうだ。
脱力は心と体の両方にバランスよく暗示を入れてくる。
元々実力のあるサークルだからこれだけでも軽いトランスに入れるだろう。

暗示は彼女の声を聞くほど幸福感が増す暗示を入れ
3カウントダウンを3セット数えてそれを膨らませ、最後に彼女が好き好き言ってくる。
ヤンデレによくある強引な愛情の押しつけを避けていた。

そういや催眠中は音質がモノラルに変わる。
彼女が事前に録音した音声を聞かせることになってて生声との違いを出すためだ。
好き好き言うところで音質が一気に上がってちと驚いた。
モノラルとバイノーラルをこういう手段で使い分ける作品はそうそうあるまい。
総合すると安定感のある催眠だな。

エッチは脳と乳首に快感を送って二度イかせてから念願の子作りに進む。
最初のプレイはピンク色の泡が弾けるイメージをし
そこへ口から発する音を立て続けに鳴らして感度を上げる珍しいものだ。
口を閉じてから空気を送り込んで開けると「ぽっ」という軽い破裂音が鳴るだろう?
それに暗示を込めて快感を積み重ねていくことになる。

ヤンデレらしさはあまりないがドライ誘導としてなかなか良い責めである。
ターゲットが上半身に絞られてるから純粋なドライが迎えられるだろう。
子作りセックスの前にこれを持ってきたのは催眠らしさを維持するためだろうな。

セックスはチンコを取り出し、手コキでもうちょっと硬くしてから挿入する。
体を器具で拘束してくるかと思いきやそんなこともなく主人公はずっとなすがままであった。
トランス誘導時に脱力させてるから不要と踏んだのかもしれない。

こっちは喘ぎ声や効果音を鳴らすエロボイスに近いプレイをしてた。
中出しによるスリルや背徳感もくすぐってこず普通に抜かせようってことだな。
もうちっとヤンデレに寄せてほしかった気もするが女性向けにわざと手控えた可能性がある。
私はどっちかというと最初のプレイのほうが満足できた。

コミケに合わせて出すだけのことがある良い作品だ。
後輩の愛の深さを強調する代わりにヤンデレ色を軽くしてある。
ゾクゾク感は薄めだがトランスやドライの感覚は十分満喫できるだろう。

出演:みもりあいの/和水創太
時間:71分
属性:ややM

催眠:★★★★☆
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★★☆


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2018年08月31日

恋人催眠 オナックス feat. 五十嵐ナナコ

恋人催眠 オナックス feat. 五十嵐ナナコ

2013年12月に発売されたサークルメルティービーンズの作品。

今のところサークル内で2番目に売れてる作品であるな。
作品名、ジャンルタグ、説明文から催眠音声と大々的に謳ってる。
だが催眠を疎かにしてエッチばかりする作品は地雷の可能性も高い。
キャンペーンで丁度半額だったから試しに聞いてみた。

この作品は既に付き合ってる女性と催眠を含んだエッチをする。
主人公が浮気してるわけではなさそうだが彼女としてはもっと好きになってほしいようだ。
本を少し読んだ程度で使いこなせたら誰も困らないんだがね。

催眠は暗示1→脱力→深呼吸→暗示2と続く。
暗示1は「いっぱい」「気持ちよくしてあげる」を左右から交互に何度も言うだけだ。
脱力は肩→腕→両足の順に意識を向けて力が抜けると言ってくる。
催眠音声でよくやる分割弛緩法の表面を真似ただけの薄っぺらいものである。
深呼吸も彼女の息に合せてするだけなんで催眠と呼ぶのはちと厳しいわな。

最後の暗示2も「いっぱい」「気持ちいい」を連呼するだけで技術とは縁遠い。
催眠音声ってやつは約めて言えば技術の集積体だ。
世に名作と呼ばれる作品たちはいずれも高度な技術が使われてる。
技術自体がありきたりだったとしてもテーマとの絡め方や独自性に優れてるものは多い。

だがこの作品はそもそも技術が皆無に等しい。
催眠の技術を使うのが常の催眠音声でそれがなかったら何も始まらんよ。
結局トランスとは無縁の状態でエッチを聞く羽目になった。

エッチは乳首をいじり、チンコをいじり、セックスするだけだ。
どのパートもあんあん喘いでエッチな音を鳴らすだけだからこれっぽっちも催眠じゃない。
彼女がエッチの冒頭で「催眠をかけちゃうよ」と言ってたからようやく始まるのかと思ってたら
最後の最後までそれらしきことをしなくて心底がっかりした。

催眠と無関係なことをやる音声をなぜ催眠音声と言い立てるのか私にはまったく理解できない。
催眠とは何か、催眠音声とは何かを少しでも勉強すれば少なくともこういうものは生まれないはずだ。
まあ作者がろくに理解してないからなんだろうが人を騙して金を巻き上げて何が楽しいのかねぇ。

ってなわけで半額でもおすすめできない代物だった。
このサークルはもう催眠音声を作ってないようだから今後被害に遭う人はほとんどおるまい。

出演:五十嵐ナナコ
時間:108分
属性:ノーマル

催眠:☆☆☆☆☆
エロ:★☆☆☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:☆☆☆☆☆


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2018年08月16日

イキ戻り!-∞すんどめ催眠-

イキ戻り!-∞すんどめ催眠-

2018年02月に発売されたサークルカジハラエムの作品。

チクニーと女体化ばかりやってたサークルがようやく方向転換してきた。
セルフなしでの寸止めに挑戦してる。
自分の得意ジャンルを持つのはもちろんいいことなんだが
カジハラ氏の場合はむしろ足枷になってきた気がする。

この作品は謎の女性に催眠をかけられエッチしながら寸止めを繰り返す。
彼女によるとイキ戻りは射精の直前から一瞬で平常時に戻ることを意味するらしい。
男は射精直前に刺激を控えれば普通は収まるからそれを催眠でやってみようって寸法だ。
普通にオナニーしたら効果がわからないんでいじらずに行う。

催眠は深呼吸→分割弛緩→カウントによる深化と続く。
深呼吸は4分くらい続けながら彼女が暗示をちょこちょこ入れる。
分割弛緩も右腕→左腕→右脚→左脚→頭→心の順に深呼吸と同時にやっていた。
いかんせん時間が短いからこうでもしないとトランス誘導が難しくなる。

深化は3カウントダウンを3セット数えてから落ちる暗示を何度も言う。
同じセリフを使い回すんじゃなく表現を色々変えていた。
ことね様の演技も相変わらず安定していて心地いい。
オリジナリティに乏しいが入りやすい催眠であった。

エッチは彼女が体を撫でフェラやセックスをする。
その間に10カウントアップをちょくちょく挟み、9まで数えたら0に戻すのを繰り返してた。
カウントを連呼するだけだとつまらんし興奮しないだろうってことで効果音をガンガン鳴らし喘ぎまくる。
エロボイスと催眠を半々くらいにしたエッチであるな。

感度を上げたりプレイを主観的に楽しませる暗示がほとんどないので
催眠の効果でイクのとはちと違うかもしれない。
でも催眠音声ってエロくないよなーと思ってる人にはこれくらいがよさそうだ。
良し悪しってよりは好みの問題じゃないかねぇ。
一通り続けた後10カウントアップで射精する。

エッチが催眠からちと離れてる点を除けば概ね良好な作品だ。
催眠は時間とやることをできるだけ削ってエッチを長くしてある。
イキ戻りが目的の作品でエッチがしょぼかったら話にならんし良い判断だと思う。
だがチンコに手を一切触れずに射精するってのはハードルが高いわな。

ってなわけでまずまずの満足感が得られた。
カジハラ氏は妙なこだわりがあるせいで品質が落ちてることが割とあるから
それを見直せば少なくとも今よりはいい作品ができると思うぞ。

出演:紅月ことね
時間:50分
属性:ややM

催眠:★★★★☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★☆☆


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2018年08月06日

ヒプノ古書堂の官能催眠

ヒプノ古書堂の官能催眠

2018年04月に発売されたサークルMayThirdの作品。

4月5月6月とこのところコンスタントに新作を出してるサークルだな。
マゾペット化調教催眠とか妙に見覚えのあるタイトルをつけてるが詮索するのはやめておこう。
大事なのは外側よりも中身なのでな。
以前より少しは良くなってることを期待しながら聞いてみた。

この作品はよみなる女性が経営する古書店で官能小説を読む。
彼女に読み聞かせてもらいその中に催眠の技法を組み込んでるものだ。
MayThirdは以前ブリスドールでも似たことをやってたからお気に入りなのだろう。
エッチのパートナーは別の書店で働く女の子が務める。

催眠は深呼吸&脱力を2セットやる。
1回目は小説内で主人公がやることを反芻し、もう1回はよみにやってもらう。
呼吸はほぼ自由で脱力は手足を中心にちょろっとやるだけだ。

エッチの序盤に深化っぽいことをやってくるがこれじゃトランスの深度は浅かろう。
シュルツの公式をほとんど使っておらず暗示がどうにも少ない。
読み聞かせ形式だと表現がやや遠まわしになるからその分厚めに暗示を入れんと厳しいぞ。
ほんの少し脱力したかなってくらいでエッチを聞く羽目になった。

エッチは女の子手動で乳首、アナル、チンコを個別あるいは複数同時にいじる。
乳首を舐める時に少しだけ水音を鳴らす以外は全部セリフで実況してた。
複数同時責めをするなら音を入れたほうがリアルになると思うのだがな。
でも暗示の入れ方がなかなか丁寧で頑張ってるのがわかる。

ローションでこれらの性感帯を湿らせてから開発するようにいじる結構ソフトなものだ。
絶頂が最後に1回だけなのと言葉責めを特にしてこないのもある。
あまあま系だからドMには物足りないが雰囲気作りはしっかりしてて良い。
一通りいじった後10カウントダウンに合わせてドライ絶頂する。

大手の読み聞かせにはさすがに及ばないが一応形になってる作品だ。
登場人物の特徴や関連性だけしっかり決めてそれに合った催眠とエッチをしてる。
催眠をもうちっと頑張ってたらきっといいものになっただろう。
少なくとも以前よりはずっと改善されてて今後に期待が持てる出来だった。

ってなわけでM度があんまし高くない人ならそれなりに楽しめるであろう。

出演:縁側こより
時間:74分
属性:ノーマル~ややM

催眠:★★☆☆☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★☆☆


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2018年06月22日

女王様のチクニー調教催眠

女王様のチクニー調教催眠

2018年01月に発売されたサークルMayThirdの作品。

催眠の処女作を出したのが2017年の2月だから1年ちょいになるな。
これまで5本ってことは2~3ヶ月に1本のペースになる。
もう新規ではなくなったしぼちぼち成長を見せてほしいものだ。
ちちのひにどれくらい迫ってるかが気になったんでちと聞いてみた。

この作品は欲の女王なる女性に乳首オナニーの指導を受ける。
主人公はチンコをしごくオナニーにもう飽きて新しい刺激を求めてるそうだ。
チンコオナニーは確かに数え切れないほどやってるが乳首がそれに代わるとは思えんがね。
隅から隅まで乳首オナニーに専念してるのは潔くて良い。

催眠は深呼吸→感度強化→プレイのイメージ→揺さぶりと続く。
深呼吸は2分くらい自分のペースでやるだけだから説明は不要だろう。
感度強化は右手→左手→両足→全身の順に意識を向けさせそのたびに暗示を入れる。

エッチの序盤にやることを催眠の初っ端に持ってくるのは珍しいな。
だが碌にトランス誘導もしてない段階でこの手の暗示を入れてもかかりにくかろう。
後でカバーもしてないし考えなしにやったとしか思えない。

プレイのイメージは亀頭オナニー→言葉責めされながらのオナニー→乳首オナニーの順に
彼女が言う風景をイメージする。
さらに「私は女王様に裸を見られて興奮している変態です」とも言わせてた。
調教を始める前の景気づけってところかね。
しかし肝心の催眠がほとんど手つかずなのにこれをやるのはいただけない。

揺さぶりは5カウントアップで目を覚まし、5カウントダウンで目を閉じる。
そして閉じた時に「落ちる」と何度か暗示を入れていた。
催眠の最後を飾るシーンをここまで薄っぺらくしてる時点でサークルの力量がよくわかる。
この催眠は何が大事で何がしたいのかをよく考えてから作り直したほうがいいだろう。
まったくもってお粗末な出来だった。

エッチは地肌→服越しに乳首をひたすらいじり倒す。
乳輪を撫でて焦らし、指先だけで圧をかけ、爪で引っかき、つまんだまま擦り、思い切り引っ張る。
プレイのパターンが結構多いんで乳首を既にいじってる諸君なら気持ちよくなれる。

だが如何せん最中の暗示が少なくてやらされてる感が否めない。
指示は的確なんだがそれだけだと催眠音声のエッチにならないんだよな。
催眠にかかってる状況を使って気持ちよくしないんならかけないほうがずっといい。
無駄な時間が節約できてエッチの質と量を上げられる。

まあこのトランス誘導だと碌に入れないからこうしたのかもしれない。
何にせよちちのひと比べるにはおこがましいエッチであった。
終盤にカウントに合わせて4~5回連続でドライ絶頂する。

催眠とそれ以外の要素がギクシャクしてる作品だ。
トランス誘導が雑で非合理だしエッチも催眠から離れてる。
ただ乳首をいじらせたいだけなら催眠なんざすっ飛ばせばいいわけで。
もし続編を作る気があるならとりあえずちちのひを全部聞いて研究すべきだ。

ってなわけで予想よりもげんなりする代物だった。
このサークルは作品を作れば作るほど質が落ちてる気がする。
ひとまず基本に立ち返りトランスに入りやすいものを作ってみてはいかがだろうか。

出演:口谷亜夜
時間:70分
属性:ややM

催眠:☆☆☆☆☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★☆☆☆☆


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2018年06月12日

催眠いもうとのリラックスフェラチオ

催眠いもうとのリラックスフェラチオ

2017年10月に発売されたサークルすたじお ちぇりーの作品。

音声作品では珍しいDMM専売のサークルだ。
3月、7月、10月テンポよく出してるところを見るとネタを色々持ってるのだろう。
値段が毎回100円なのも好感が持てる。
まあ一番大事なのは品質なんだがね。

この作品は妹に疲れが取れるエッチな催眠をかけられる。
お兄ちゃんと一緒に遊びたい年頃なのに催眠をバリバリ使えるってのもおかしな話だが
最初のやり取りから相当な自信がうかがえる。
不安そうにやるよりはそうしたほうがかかりやすくなるからいいんじゃなかろうか。

催眠は深呼吸→手足の脱力→深化と進む。
深呼吸は彼女の呼吸に合わせて3分くらい続ける。
暗示はちょろっと入れるだけでゆっくりやらせるほうを頑張ってた。

脱力は手→足の順に暗示をほんの少し入れる。
参入したばかりのサークルは揃いも揃って弛緩法を多用するのだが
この作品でわざわざ手足の脱力をする必要があるのだろうか。
そんな暇があったら深化を強化するなりしてトランスに入りやすくしたほうがよかろう。

深化は3カウントで目を開き、3カウントで目を閉じる。
サークルは揺さぶりのつもりなんだろうが1セットじゃほとんど効果はあるまい。
しかもどっちもカウントの数え方が同じで後追い暗示を入れてない。
こんな深化じゃ入りたくても入れんよ。

エッチは耳舐め→キス→フェラをやって多めにカウントを数える。
実際に舐める時間はかなり短く感度強化の暗示を重視してた。
絶頂させるときは0カウントに合わせて心臓の鼓動音が鳴る。
絶頂シーンに入る前にこの音で気持ちよくなる暗示を入れるのはなかなかよかった。

まあでも催眠が崩壊してるんでドライできる人はいないだろうな。
トランス誘導できてなかったらエッチで暗示をいっぱい入れたところで意味がない。
いい加減な土台の上に家を建てたら倒壊するのと同じだ。
暗示の割合が催眠とエッチで逆だったらもう少しましになったかもしれない。
5~10カウントに合わせて4回くらい絶頂する。

難しいことに挑戦し見事に失敗してる作品だ。
催眠はありきたりな技法をいい加減なやり方で行使してるだけで効果が見込めないし
エッチもトランスに入ってるのを前提にしたプレイだから気持ちよくなれるわけがない。
これを作った本人も同じ結果だったんじゃなかろうか。

ていうか大して実力のない作者が30分のエロ催眠を作るとか無理でしょ。
双子のいいなり然り、遊園地でご奉仕~スピードコース~然り
有力な作者がどうにかできるものを作ろうとしたところで失敗するに決まってる。
もっと自分の身の丈に合った作品を作ればいいのになぜ爆死したがるのか理解できない。

ってなわけでよろしくない代物だった。
この手の作品に取り掛かるのはもっと腕を磨いてからのほうがいいと思うぞ。

出演:鳴坂みあ
時間:30分
属性:ノーマル

催眠:☆☆☆☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★☆☆☆☆

同人ダウンロード
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2018年06月02日

【メス化】夏、キミ(男の娘)は従姉のお姉さん(ふたなり)にハメられて…【バイノーラル】

【メス化】夏、キミ(男の娘)は従姉のお姉さん(ふたなり)にハメられて…【バイノーラル】

2018年2月に発売されたサークル風呂井戸ソフトの作品。

風呂井戸と言えば女体化ってくらい作風が定着してるサークルが新しい試みをしてきた。
心と体を男と女の境界ギリギリあたりまで近づけ男の娘にする。
従姉のお姉さんがふたなりだから男のまま掘られたほうがMも喜ぶと思ったのかもしれないな。
何にせよ匙加減がなかなか難しいジャンルなのは間違いない。

この作品はお姉さんが夏休みの宿題ついでに刺激的なエッチを教える。
こっちは乳首をいじり続け彼女にはチンコとアナルを責められる流れだ。
しかし男の娘になりきってするから射精は一度もしない。
性感帯の用語も作品独自のものを使って男の子との違いを出してる。

催眠はバニラアイスを食べるイメージ→深呼吸&分割弛緩→男の娘化と進む。
イメージは彼女が用意したアイスを食べながら「甘さが広がる」「頭がぼーっとする」と暗示を入れる。
アイスが持つ白やとろける質感が催眠に適してるから取れ入れたのだろう。
あと舞台が夏なのもある。
ラポール構築っぽいセリフもあったから本格的に始める前の準備と見るのが妥当だろう。

深呼吸&分割弛緩は右腕→左腕→右脚→左脚の順に脱力する。
「おもいー」を軽く言う程度で効果はいまいちだった。
ここでもアイスを食べるイメージを挟んで同時に深化させる。
最近の風呂井戸は催眠が色々と簡略化されてて上級者向けな気がするな。

男の娘化はアイスの効果で変化した彼の体を彼女が撫でて確認する。
体格や肌の質感が女の子に近づいてることを教え
さらにウィッグ、レオタード、ネイルも身につける女装っぽいアプローチだ。
まあ見た目だけだと男の娘と女装はさほど違いが出ないだろうしエッチが本番だわな。
完璧とは言わないまでも結構いいラインを突いてる催眠だと思う。

エッチは左右の乳首を自分でいじり、お姉さんにペニクリとアナルマンコを責められる。
ペニクリはチンコ、アナルマンコは尻穴を表す単語だ。
包皮を剥いて手でしごき、アナルに指→チンコの順に挿入して8回くらい絶頂する。
アブノーマル路線だが彼女は相変わらず優しくて甘さもそれなりに感じる。
どっちのプレイも効果音をガンガン鳴らしてるのが催眠音声では異色だな。

だが時間が結構長い割に暗示が少なく催眠がやや脇役に位置づけられてるのは気になる。
まあ乳首をいじり続けるから気持ちいいっちゃいいのだが
暗示でイかせるってよりはイメージできる材料を多く用意してイきやすくする構成であった。

個性は十分にあるけどもうひと頑張りが欲しいとも思える作品だ。
従来の女体化より変化を小さくするのと同時に男の子と違うエッチをしてる。
チンコより乳首とアナルを重視してるのも男らしさをぼかす工夫なのだろう。
マイナーなジャンルなんで作風を確立させるにはもう少し時が要りそうだ。

ってなわけでこの手の作品を今すぐ聞いてみたい人にだけお薦めする。

出演:小石川うに
時間:100分
属性:M

催眠:★★★☆☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★☆☆


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saiminsusume at 20:00|PermalinkComments(0)