★4~....
2015年08月26日
ボクっ子催眠
2015年08月に発売されたサークルホワイトピンクの作品。
催眠音声サークルを見ていると老舗は自分の良さを維持する方向に
それ以外は色々なタイプの作品を作ってみようとする傾向が見られる。
すくりぷみたいに自分の型が完成しているのなら作風を守るのはいいことなんだが
拘泥し凋落していった国屋敷みたいなサークルもあるし
結局は両者のバランス感覚が重要なのだろう。
この作品はボクっ娘と二人っきりの世界で気持ちいい体験をする。
彼女とキャッキャウフフするわけではなく催眠だけで癒しイかせるわけだ。
幼児化作品を立て続けに作っていたホワイトピンクの今までと比べて随分違う。
しかもこのシチュに合わせて催眠をチューニングしてあるのだから驚きだ。
催眠は深呼吸→分割弛緩→イメージによる深化と進む。
深呼吸は最初と最後の数回は声に合わせて、それ以外は自分のペースで行い
タイミングを見計らってリラックスする暗示を入れてくる。
まあ普通なんだが深呼吸で奇をてらう必要はないんで特に問題なしだ。
分割弛緩は右肩→左肩→右足→左足の順に意識を向ける。
これもごくごく普通なんだが演技がしっかりしていてかなり重たくなる。
同じ暗示でも声優の演技によって結構効果は変わるもんだ。
最後に脱力具合を確認する時間を設けているのも親切丁寧で良い。
深化は最初にあたり一面真っ白な空間をイメージし
その中で好きな人と一緒に遊園地をデートする様子を思い浮かべる。
最初にわざわざ真っ白にしているのは頭の中をリセットしたかったのだろう。
そして遊園地でよく配ってる風船が宙高く浮かび上がる様子を描き
合わせて意識が浮かび上がり、心地よさを感じる暗示を入れておしまいだ。
パッと見では古典催眠がベースになってるんだが
ボクっ娘の言葉使いを聞いていると許容暗示を随分使用している。
テーマが調教よりも癒し寄りだからこのようにしたんじゃなかろうか。
柔らかい言葉をかけられたらいい気分になるのは人として当然だからな。
冒頭の話にあてはめると新しいタイプの作品に取り組んでいるのが窺える。
エッチは白い空間をエッチなピンク色へと染め上げ
その中で彼女じゃなく好きな女性の魅力を感じる体のパーツや
何らかのエッチをしている様子をイメージして気持ちを盛り上げる。
ここでわざわざプレイの内容をぼかしているのは彼女がそうしているからだ。
へっぽこ師の現代催眠風という作品にもあったアプローチで
多種多様な性癖やプレイを順番に言っていき
その中から聴き手がピンと来たものを強くイメージさせるといったものになる。
だからセックス、パイズリ、SMなんでもいいのだろう。
さすがにそれだけだとイけないだろうってことで
しばらく経つと今度は彼女が股間に直接エネルギーを注入してくれる。
力を込めて「ぎゅーっ」と言う行為を何度も行っていた。
手コキとかにしなかったのはイメージだけでイって欲しかったからに違いない。
授乳手コキやらお漏らしをしていた以前とはえらく違うドライなプレイだ。
最後は10カウントと20カウントで立て続けに2回ドライ絶頂する。
ボクっ娘の存在感が薄いことを除けば概ね良好な作品である。
リラックスのさせ方、最中の暗示の入れ方、声の使い方のすべてが安定していて
無理にそうしようと考えなくとも勝手に気分がよくなってくる。
エッチも意地悪や言葉責めの類が一切無い性的快感をひたすら求める展開だ。
ドMとしてはちと残念だが誰でも聞けるところは大いに評価したい。
しかしこの作品にボクっ娘をわざわざ登場させた意味は結局よくわからなかった。
男女共用にするためってのが一番可能性の高い理由だろうか。
そのおかげでエッチの描写が曖昧なのは男からすれば刺激が足りなく思える。
中道を目指した結果中途半端になっている印象だ。
ってなわけで催眠は満足、エッチはやや不満であった。
それでも中の上くらいの品質は十分に持っている。
ボクっ娘とのプレイが無いことを了承できるのなら問題なく楽しめるはずだ。
出演:沢野ぽぷら
時間:58分
属性:ノーマル
催眠:★★★★☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★★☆
総合:★★★★☆
体験版はこちらから
2015年06月19日
怪しい団体のマインドセッション催眠
2015年06月に発売されたサークルF・A・Sの作品。
洗脳催眠が一段落した後に始まったシリーズの第二作目だ。
今回もアンビエントテクノなる癒し系BGMを流しながら物語を進めている。
過去に発売された音楽を流すタイプの作品は選曲が酷すぎてどれも受け付けなかったんだが
こいつだけは専門のスタッフに依頼してるらしく催眠に適している。
音と声の両方を活用する新しい催眠音声のスタイルが確立されつつあるのかもしれない。
この作品は取材目的で怪しい団体へと潜入したフリーライターが
2人の女性に催眠をかけられ最後には言いなりになってしまう。
霊感商法なんてものがあるように催眠の技術は悪用されることもしばしばある。
だが作中では純粋に催眠を深め、快感を味わわせながら従いたくなるよう誘導している。
胡散臭いテーマに反して催眠の内容は結構正統派だ。
催眠は10分間立ったままで腕をぶらぶらさせる運動をしてから
団体に所属するお姉さんの車で本部へと向かい、その最中に催眠をかけられる。
10カウントに合わせて力を入れ続け、それから同じく10カウントで弛緩し
車の外の景色をイメージしたり車の振動を感じながら脱力する動作を行っていた。
やってることは普通の催眠なんだがシチュが珍しいから聞いてて面白い。
バックで流れる音楽にも独特な癒しの雰囲気を感じる。
それから車内で0に対するイメージを植えつけてから30カウントダウンで深化
その後本部でもう一人の女性と合流し、今度は6に対するイメージを植えつけられる。
0はともかく6までするのはこの団体が0と6を大事にしているからだ。
イメージの内容は0が頭が真っ白になる、6が浮遊感や感度上昇であった。
えらくぶっ飛んだ内容なのだが、それぞれの数字に関する素晴らしさを力説してくるからか
なんとなくそう思ってしまう魔力じみたものを感じる。
エッチは最初に2つの数字を交えたカウントで連続絶頂し
その後は2人に密着されながら暗示でオナニーをさせられる。
完全にそうとは言い切れないんだが双子っぽいシステムを採用していた。
連続絶頂は1回目が左から100カウントダウン、右から100カウントアップを同時に聞きながら
2回目以降は6の倍数を順に数えて感度を上昇させ、特定のタイミングで絶頂させる。
エロトランスのカンストにあったエッチを双子でやってる感じだな。
先ほど設定したように6を感度上昇、0を絶頂の合図として使ってくるんで
ドライオーガズムを嗜んでいる人なら連続絶頂は十分に狙える。
もう一個のオナニーは暗示で手の動きをコントロールしながら行う。
事前に射精したら団体に入ることを宣告され、そのスリルとせめぎ合いながらチンコを扱くのだ。
普通のオナニーに精神的な刺激を加えたかったんだろうな。
最後はカウントじゃなくて彼女たちの絶頂を促すセリフに合わせて射精する。
催眠音声にあまり適さないテーマを上手に纏め上げている大した作品だ。
催眠やプレイ自体は結構スタンダードなのにそれらの演出が凝っているから
聞けば聞くほど魅入られたかのようにズルズルと吸い寄せられてしまう。
物語に興味関心を抱きながら聞いたほうが断然催眠に入りやすくなるわけで
そういう点では相当に優れている一品と言える。
催眠は以前の作品にあった言葉遣いの粗さが随分と改善され
それに音楽が加わって入りやすいし深めやすくもなっている。
数字を聞いて体が反射的に反応するかは被暗示性によるところが大きいのだが
最後のプレイがオナニーなんでそれ抜きでもちゃんと楽しめる。
エッチはこちらも催眠の慣れ具合にある程度対応させたプレイだ。
私みたいに聞きまくってる人は連続絶頂でイキまくって楽しめばいいし
ドライをこれから味わうあたりの人は素直にオナニーで楽しめばいい。
射精は射精でちょっぴり背徳感があるから快感の度合いはなかなかのものである。
ニッチなテーマなのだがどのシーンも作りがしっかりしていて誰でも楽しめる。
ってなわけでかなり当たりな作品であった。
このサークルは活動を始めて1年程度しか経ってないのに成長著しい。
作風も出来上がってるし今後も良い作品をバンバン出してくれるに違いない。
出演:沢野ぽぷら
時間:74分
属性:ややM~M
催眠:★★★★★
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆
総合:★★★★★
体験版はこちらから
2015年02月02日
妹催眠2-Little Sister Hypnosis-
2015年01月に発売されたサークルEs_Labの作品。
先日のコミケ合わせで発売された作品だ。
随分前の作品をシリーズ化してきたってことは作者的に思い入れが深いのかもしれない。
路上でお漏らしするド変態作品を作っている人物とは思えないほどにノーマルだ。
それでもエッチで捻りを加えてくるところは如月氏らしくもある。
この作品はあまあまな妹にあまあまな催眠をかけられエッチする。
一通り聞いてみたら心がとろける思いであった。
ドMを矯正するのに丁度良い作品かもしれない。
まあとにかく最初から最後まで甘いことを強調しておく。
催眠は腕を伸ばす、足を宙に持ち上げる、足先に力を入れる
これら3つのストレッチを6分ほどかけて行い
それから運動で生まれた熱を上半身→下半身に広げる。
Es_Labお得意の運動を取り入れたリラックス法だ。
深呼吸から脱力に繋ぐお馴染みの手法よりもずっと効果が得やすい。
お次はロウソクの火をイメージし、最初持ち上げて視線を上に持って行ってから
3カウントで火を消す→再びつけるを4回繰り返す。
凝視法+イメージ誘導ってところか。
火の温かさや揺らめきをしっかりイメージさせ、消すと同時に意識を落とす暗示を入れる。
この言い回しやタイミングが実によくて催眠にするすると入ることができた。
ストレッチの効果があったのかもしれない。
そして最後に「私のこと、もっと好きになって」をキーワードに定め
何度も言いながら心を持ち上げたり揺さぶったりしてくる。
妹が兄のことを好きらしくここぞとばかりに告白してくるシーンは
何やら青春時代に戻ったかのような甘酸っぱい思いがした。
とにかくいい気分にさせてからエッチへ進む。
エッチは耳を舐めながらチクニーするパートと
それらに加えてパンツを穿いたまま太ももを擦りあわせるパートがある。
後の奴はチンコを妹の足で踏まれるプレイを自分でやる寸法だ。
セルフ素股とでも言えばいいのだろうか。
耳舐め&チクニーするシーンはそれらをやりながら感度上昇の暗示を入れてくる。
バイノーラルと耳舐めの相性が良く本当に舐められているようであった。
舐めと暗示を交互に行い十分感度を蓄積した後、声に合わせてドライ絶頂する。
セルフ素股も似たような進め方なのだが
終盤に合計6回10カウントを刻みその都度寸止めしてくる。
慣れないプレイだから刺激を十分に与えたかったのかもしれない。
最後の1回でカウント10と妹のイキ声に合わせて射精する。
一部で独特なプレイが登場するのを除けば概ね無難な作品である。
催眠とエッチのバランスを同じくらいにしてまずは十分な深さまで落とし
それから催眠色の強いプレイと個性的なプレイをしている。
全体があまあまなのは間違いないんだが、様々な性癖に対応してるようにも思える。
ドMな私も別段不満を抱かず大いに楽しめた。
催眠は結構単純なのだがえらく深いところまで入れる。
妹のキャラに無意識的な好感を抱いていたのかもしれない。
このシリーズにしか登場しない声優だからってのもある。
沢山の作品に出ている声優だとマンネリ化する部分があるからな。
声に興味を抱きつづけながら聞けるってのも催眠にとっては重要だと思う。
エッチは素股以外はノーマルなプレイばかりだ。
それでも耳舐めの破壊力でチンコが立ちっぱなしであった。
素股は時間内にはうまくいかなかったのだが
その後音声抜きで練習してみたら無事射精できたんで
何度か聞いてみないと達成できないものと思われる。
とりあえず後処理に困らないようタオルを敷いておくのがいいだろう。
ってなわけでサークルの実力相応の満足度が得られた。
催眠もエッチもバランスよく楽しみたい人にはもってこいの作品である。
出演:いちる
時間:73分
属性:ノーマル~ややM
催眠:★★★★★
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆
総合:★★★★★
体験版はこちらから
2015年01月18日
ヒプノクラウド
2015年01月に発売されたサークルエロトランスの作品。
先日のすくりぷに引き続き今度はエロトランスの新作である。
夏冬は大手が安定して作品をリリースするありがたい時期であるな
それにしても綺麗に1週間後に出してきたところを見ると
販売時期で内々の相談をしているのかもしれない。
被ったところでサークルも聴き手も損しかしないし良いことだ。
この作品は雲にまつわる女の子に別世界へ連れて行かれる。
前作の明晰淫夢を聞いた時はこの先どうなるかと不安だらけであったが
今作は至極真っ当ないかにも催眠音声って感じの作風だ。
つってもサイミー氏は誘導方法の引き出しが多い。
その変幻自在のテクニックで多くの聴き手をすんなりと催眠状態にする。
催眠は彼女についていく約束をしてから深呼吸を3回*2セット行い
その後手を引かれながら霧が立ち込める真っ白な世界を進む。
ストーリー性を持たせているのはエロトランスだとちと珍しいかもしれない。
先へ先へと進みながら頭が真っ白になる、落ちるなどの
催眠状態を深めるのに効果的な暗示を的確に入れていた。
これだけでも朝起きたばかりのような心地よいまどろみに包まれるだろう。
それから右腕、左腕、右足、左足、腹、背中、首、顔、瞼、頭の中の順に軽く脱力し
とどめの10カウントと沈黙法で催眠をさらに深くする。
テーマをイメージに絡めて確実に落としてくれる催眠ってところだ。
エッチは雲のように曖昧な存在を維持したままピンクや赤の霧に飲まれる。
これらの色にエッチなイメージを持ってる人は多いだろう。
案に違わず同時に心や体がエッチになる暗示を多めに入れてくる。
指でいじったり彼女と致すんじゃなく本当に包まれるだけのプレイだ。
そういえばこのあたりになると女の子の声が囁き声になって
左右から交互に語り掛けるように暗示を入れていた。
一番最初に交わした約束通り彼女の声についていくと
エッチな気分になるし頭の中がとろけるくらいに深い催眠にも入れる。
ドライの下準備としてこれほど効果的なアプローチはなかなかあるまい。
終盤に差し掛かると間を空けて合計4回10カウントを数え
最後の1回でドライ絶頂する。
全身に心地よい痙攣が走り、脳にピリリとした快感が味わえた。
今まで味わってきたドライオーガズムとはちと違う不思議な感覚であった。
ヒプノマルチボイスなどに比べるとやや大人しさを感じるのだが
催眠音声としてこの上ないほどに洗練されている作品である。
雲に因んだ曖昧さをセリフに持たせ、さらにその感覚を聴き手にも伝えてくる。
体の感覚がなくなったかのようなぼんやりとした心地よさが味わえるだろう。
しかしエッチはこの内容だとちと人を選ぶかもしれない。
フェラやセックスみたいな型にはまったプレイがまったくないし
チンコが気持ちよくなっても扱く指示は一切出ない。
最中はチンコも結構ムズムズするんで聞き終わった後に抜きたくなるだろうな。
そこの処理を敢えて切り捨てて心の気持ちよさに特化したのは
好手であり悪手でもあると思う。
催眠、エッチいずれをより楽しみたいのかで評価が分かれそうだ。
ってな感じで完璧に限りなく近い作品である。
エロトランスに奇抜さを求めている人だと物足りないかもしれない。
だが数ある催眠音声の中でも上位に食い込む一品なのは間違いない。
出演:紗藤ましろ
時間:46分
属性:ノーマル~ややM
催眠:★★★★★
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★☆☆☆
総合:★★★★★
体験版はこちらから
2014年11月19日
bar“HYPNOSE” homme -催眠音声-
2014年11月に発売されたサークルLotophagosの作品。
またしても女性系サークルの男性版であるな。
女性向けを男性向けとして発売するケースを最近ちらほら見かける。
男性向けの方が規模がでかいから宣伝も販売も有利と考えたのだろうか。
何にせよ実力のあるサークルが来るのはありがたいことである。
この作品はとあるバーに行ってそこの店員に催眠をかけられる。
催眠が使えるバーテンダーじゃなく元々そういうサービスの店らしい。
酒は過度に飲むと肝臓あたりに負担がかかるから
代わりに催眠状態になって似たような気分を味わうってコンセプトだ。
リアルで催眠をかけてくれる喫茶店が盛況だったしいいんじゃなかろうか。
催眠は深呼吸の後ハーブやレモン汁の入ったカクテルを飲むイメージをする。
実際に作っている様子を効果音を鳴らしながらお届けする凝ったものだ。
そして酒を飲みながら更にリラックス感覚を広げる。
その次はお腹→腰→お尻→太もも→膝→脹脛→足首→つま先
お腹→胸→肩→二の腕→肘→手首→手のひら
首→顎→頬→耳→瞼→頭のてっぺんって感じに体を細かく分けて
それぞれに脱力感と温かさを感じる。
酒を飲んだら体が熱くなるのは当たり前だし流れ的にも悪くない。
催眠状態になると体が温かくなる点ともリンクしている。
最後に10カウントダウンを使って深化をして完了だ。
よく知らん作者なのだがとんでもなく熟達しているのは間違いない。
催眠が優れてるのに加えて催眠音声としても洗練されている。
催眠の世界にぐいぐいと引きずり込まれていくのがよくわかった。
エッチはキスや乳首舐め→耳舐め→セックスと続く。
プレイをしながらそのたびに粘液質のちゅぱ音を何度も流していた。
お淑やかな声に対する落差が大きく股間が一気に盛り上がってくる。
そしてまめに暗示を入れて体にエッチな熱さを伝えてもくれる。
催眠抜きでも抜けるプレイだから催眠に入っていれば尚楽しめる。
途中でボウタイをチンコに巻き付けて射精を禁止し
手や口やマンコを使いじりじりと責められるシチュもよい。
変態とかマゾとか言われないんでまったくドM向けじゃないんだが
優しい中に意地悪さが見え隠れするプレイはM心を適度にくすぐるな。
最後のセックスもストレートには抜かせてもらえない。
わざとゆっくり腰を動かしてチンコに弱めの快感を与えながら
暗示やカウントを使ってイキたい気分をガンガン煽ってくる。
そして最後に5カウントダウンで絶頂だ。
後追い暗示も見事に入っていい感じのドライオーガズムを迎えられた。
催眠音声の新人賞があるのなら間違いなく受賞するレベルの作品だ。
古典系の技法を使った割とありきたりな催眠なのだが
テーマや表現がうまいから身を入れて楽しく聞くことができる。
そしてするすると自然な形で中程度以上の催眠に入ることができた。
相当な手練れでなければここまでの作品をいきなり作ることなどできない。
裏で催眠音声の研究をかなりしてきたのだろう。
エッチも催眠音声では定番の感覚操作系の暗示以外に
大ボリュームなちゅぱ音を鳴らしているところが心憎い。
エロ要素が強いから股間が勃起しっ放しであった。
声に合わせてチンコがこんなにピクついたのは久しぶりである。
絶頂時の快感も天にのぼる思いであった。
酒を扱っているところにちとハードルの高さを感じるのだが
それを踏まえても大当たりな作品である。
ドライオーガズムを経験したいのなら迷わず聞いてみて欲しい。
出演:柚木桃香
時間:100分
属性:ややM
催眠:★★★★★
エロ:★★★★★
コスパ:★★★★★
総合:★★★★★
体験版はこちらから
2014年11月10日
催眠オナクラM性感 マキ ~らぶらぶぴろーせっくす~
2014年11月に発売されたサークル窓際クルセイダーズの作品。
催眠音声のみならず2作目は大事だと私は考えている。
前作が人気だったらその期待にこたえなければならないし
不人気だったら評判を覆す最初のチャンスになるからだ。
このサークルは前作を見る限り成功したとみていい。
そういう場合普通はその路線を維持した作品を作ってくるのだが
今回は敢えてドMを捨ててあまあまな作風に転換してきた。
その判断がどう転んだかを気にしながら聞いてみた。
この作品はオナニークラブでお嬢に催眠をかけられてからオナニーする。
ラブラブピローセックスというのがプレイ名なんだが
つまるところ枕を抱いて腰を動かすわけだ。
キャラものの抱き枕あたりを相手に励むのが妥当なとこだろう。
催眠は深呼吸をしながら右足→左足→右腕→左腕→腹の順に脱力し
その後暗い空間の中を落ちていくようイメージする。
どちらも催眠音声では定番の手法ってところまではいいとして
暗示の言い回しや表現法まで細かく見てもなかなかによくできている。
ふぁん氏の演技がずば抜けて優れているのもあって
初期の段階から催眠に入る諸々の兆候が現れ始めた。
お次は3カウントダウンで覚醒と再催眠を1度行い
改めて全身を脱力してから30カウントを数えて深化する。
二重に脱力をするのは他の作品でも時々見かけるんだが
どの場合も脱力していく気分を実感しやすいのがメリットだ。
この作品も例に漏れず体に重りがついたような脱力感が湧いてくる。
最後に彼女の人形になるべく暗示を入れられて終了だ。
すっかり力の抜けた全身に彼女が特殊な力を注入していく。
そしてもう一度覚醒して体をうつ伏せにし、催眠へと戻す。
これはエッチがその姿勢でやるから下準備みたいなものだ。
エッチはあらかじめ用意した枕の上に跨りキスとセックスをする。
プレイの種類が少ないのは時間が17分しかないから仕方ない。
エロよりも催眠を重視している作品ってことだ。
キスは雰囲気づくりのために彼女がちゅぱ音を鳴らし
さらには感度が上昇する暗示を入れてくる。
つってもあまり催眠催眠してるんじゃなくて普通に語り掛けてくる感じだ。
オナニーを楽しませるのが目的だから雁字搦めにするのもよくあるまい。
セックスは正常位をするように腰をふりふりする。
特に何も言われないから好きなペースで好きなように動いていいのだろう。
最中は適度に気持ちよくなる、幸せになる暗示を入れられ
最後に10カウントダウンをして絶頂を迎える。
催眠とエッチのバランスが悪かった前作に比べると大幅に良くなっている。
催眠は深化の部分がしっかりしているから催眠に入りやすいし
エッチはまだまだ少ないと思うのだが感覚操作の暗示が登場する。
経験不足による粗が散見されるが3歩くらいの前進は見られた。
1年真面目に製作を続けていたら大手に続くくらいのレベルになるかもしれない。
催眠音声の読み手として格別の実力を持つふぁん氏の存在も忘れてはならない。
危うさの残るスクリプトを催眠を理解した演技でうまくカバーしていた。
ここまで良い作品になったのは間違いなく彼女の力あってのものだろう。
中程度以上の催眠状態にあっさり入れること請け合いだ。
エッチはプレイ構成とかは悪くないんだが
最後の最後、カウントの後に入る追い込み暗示がどうも締まらなかった。
ドライじゃなくセルフ目当てでやるエッチだから緩くしたのかもしれない。
追々ドライ系も作るだろうからそれを聞いて判断したい。
いい方向に予想を裏切られた作品であった。
オリジナリティやエッチの精度など一流の作品に比べると数段劣るのだが
基礎ができているから将来に期待が持てる。
この作品も値段分以上の価値があると言えるだろう。
出演:誠樹ふぁん
時間:50分
属性:ややM
催眠:★★★★☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★☆☆
総合:★★★★☆
体験版はこちらから
2014年10月14日
-催眠音声-Dozen Rose For Men vow eternal love
2014年10月に発売された、サークルTuberose kissの作品。
ついこの間作品を販売したばかりなのに早速2作目を出してきた。
前作同様女性向け作品のリメイクである。
このサークルの実力なら大丈夫だろうってことで早速聞いてみた。
この作品はお姉さんが欧米の風習に因んだ12本のバラを捧げて愛を語る。
正直男性受けしそうなテーマに思えないんだが真新しさがあるのはいいことだ。
バラの香りや花びらの肌触り、さらには棘の痛みまで利用しながら催眠を施す。
催眠はいつも通りの深呼吸や脱力をしながらバラの香りを堪能する。
催眠において匂いはややハードルの高い感覚らしいから
無臭の場所でバラの香りがするかは被暗示性によるところが大きい。
まあ別に匂わなくてもリラックスさえできれば問題ない。
お次は肩、肘、手、脚 太もも、脛、つま先など体の部位ごとにバラの花びらを乗せ
そこが軽くなるのをイメージする。
先の脱力で生まれた重さを花びらが吸い取っていく寸法だ。
体が軽くなるとすっきりするしリラックスも目的としているのだろう。
そして3カウントで半覚醒→同じく3カウントで催眠の揺さぶり法を施す。
合間に先ほどの軽さを感じるシーンを挟んで合計2回行っていた。
1回目は緩やかに、2回目はスピーディーに入る追い込み暗示が実に心地よい。
準備が入念だし催眠の世界にどっぷり浸かることができるはずだ。
エッチは最初にバラの花びらで全身を一通り撫でてから
うつ伏せになったこちらの背中、お尻、首筋、肩などにキスをしてくる。
途中でバラの棘を背中に擦りつけて軽く血を流させるシーンもあった。
全身をキスマークで埋め尽くすあたり相当嫉妬深い女性であるな。
エッチ開始から20分経ったあたりでようやく彼女がチンコに手を伸ばす。
後ろから手コキをしながら尻穴を舐めたり指を突っ込んで前立腺をいじっていた。
プレイの最中に感度が上がるとか気持ちよくなる系統の暗示を入れてくるんだが
アナル未開発の人にはちと感じにくいかもしれない。
この時点で手コキによって1回目のドライ絶頂を行う。
2回目は騎乗位でのセックスだ。
実際にプレイしている感じを出すために熱い息を漏らしながら
艶めかしい声で感度が上昇する暗示を何度も入れていた。
ピストン音もあるしなかなか興奮できるシーンである。
こちらは5カウントダウンの後、指を鳴らすのに合わせて絶頂する。
期待していた通り大いに楽しませてくれた作品である。
タイトルにもなっているバラは作品の雰囲気作り程度に押さえて
催眠音声らしく基本に忠実な暗示の積み重ねによって催眠を深めてくれる。
古典催眠なんで真新しさには欠けるんだが堅実で隙が無い。
無心になって聞いていれば中程度以上の催眠状態に入れるだろう。
エッチはぶっちゃけ最初のバラで体を撫でるシーンに必要性を感じないんだが
それ以外はプレイの進め方も暗示の内容も概ね良好だ。
背後から尻穴を責められながらチンコをいじめられるシーンが実に良い。
尻のあたりに彼女の息遣いがかかっているかのような熱さが湧いてきた。
2回ドライできるシーンがあるんで片方両方好きに選ぶといいだろう。
これといった問題点は見当たらない。
ってなわけで前作同様安心して聞ける作品だ。
これだけの実力を持っているのなら1本くらいはドM向けも聞いてみたいものである。
出演:佐内小鳥、綾瀬桂吾
時間:60分
属性:ノーマル
催眠:★★★★☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★★☆
総合:★★★★☆
体験版はこちらから
2014年10月05日
朝倉催眠診療所 Vol.04.1
2013年3月に発売された、サークルEs_Labの作品。
現在のところサークルで一番売れている作品だ。
テーマがアナル開発ってことでかなりぶっ飛んだものになっている。
約2000人がこれに挑戦した事実だけでも胸が熱くなるな。
もちろん私も発売当初に喜び勇んで聞いていた。
この作品はアナルに指、綿棒、エネマグラを突っ込んで快感を味わう。
前立腺マッサージでのドライオーガズムは世間的にも結構認知度は高く
やっている人もそれなりにいるんじゃなかろうか。
つってもエネマグラは最後の最後にちょこっと登場するだけで
それ以外での刺激がメインとハードルをやや下げている。
チンコだけでは物足りない人が興味本位で試すような作品だな。
催眠はベッドに仰向けになり目を開けたまま深呼吸を2回
それから右→左の順に足を浮かせて10カウント後に下ろす。
催眠的な意味はほとんどなく単にリラックスさせたいだけだな。
その後も似た要領で手や上半身を起こして脱力する。
お次はカウントダウンに合わせてその都度瞬きをし、0になったら目を閉じる。
5カウントを6回、10カウントを2回と結構時間が長く取ってある。
瞬きをする意味自体はそこまで無い気もするのだが
目の周りは神経が集まってるからそれなりに疲労感があるだろう。
随分と念の入った脱力である。
それからはカウントを絡めて数回覚醒と催眠を繰り返し
寝返りを打つ暗示を入れて催眠の効き具合を確認
最後に声に従いたくなる暗示を5分ほど入れ続けて終了だ。
結局は最後の奴が本命なのだがそこまでの準備が丁寧で隙が無い。
オリジナリティもあって催眠に入れるし楽しめる催眠になっている。
エッチはテーマの通りアナルへの指挿入、綿棒挿入、綿棒で前立腺マッサージ、エネマグラでマッサージと続く。
先生は主にそのやり方を指導しながら適度に気持ちよくなる暗示を入れるだけで
そこまで催眠音声っぽさは感じないかもしれない。
しかし前立腺マッサージは慣れれば結構な快感が味わえるんで
暗示は薄めでも相当に気持ちよくなれるだろう。
序盤は尻穴の周りを揉みほぐして指を入れやすい環境を整え
いざ入れるとなった時も時間をかけて無理なく行ってくれる。
普通の人ならアナルに何かを入れるのは今回が初めてになるわけで
入れた時の気持ち悪さを考慮してのことと思われる。
エネマグラは深呼吸をしながら挿入した後
同時に乳首をいじりながらお尻を収縮させる。
先生がカウントを刻んでくれてそれに合わせて動かすわけだ。
エネマグラを持っている人ならある程度前立腺の位置を把握しているだろうし
催眠の気持ちよさも相まってかなりの気持ちよさが味わえること請け合いである。
腰が砕ける、とまでは言わないがそれに準じるレベルの快感が味わえた。
アレなテーマの割には誰でも聞ける作品に仕上がっている。
催眠は十分にリラックスしてから段階的に落とす親しみやすい作りだし
エッチも催眠状態を維持することを念頭に置きながらわかりやすい説明を心がけ
挿入や刺激を与える際には時間に余裕をもって行っていた。
それなりの深さの催眠をかけるのもアナルで気持ちよくなってもらうために他ならない。
エッチはまあアナルに興味があるのが前提になるわけだが
初めての人でも不思議な感覚が味わえるかもしれない。
異物感と同時に湧きあがる熱っぽさ、くすぐったさとでも言えばいいのだろうか。
前立腺は綿棒だとさすがに長さが足りないだろう。
専用の器具以外は色々と危ないので本気でやりたいなら購入をおすすめする。
事前の準備や道具が必要でとっつきにくい部分もあるのだが
それらをひっくるめても聞く価値のある作品である。
出演:早乙女碧
時間:100分
属性:ややM
催眠:★★★★☆
エロ:★★★★★
コスパ:★★★☆☆
総合:★★★★☆
体験版はこちらから
2014年09月29日
ちょこれーとになっちゃう催眠音声。
2010年06月に発売された、サークル誰得催眠製作所の作品。
あいすくりーむになっちゃう催眠音声。の一つ前の作品だな。
あれと同様にエロさは欠片もない。
催眠音声初期の作品は割とこういうエロくない作品もあって
作り手がどうやって気持ちよさを提供するかを模索していたのがなんとなくわかる。
そもそも催眠とエロを結びつける路線の方がイレギュラーだし
私からすればこっちのほうが本筋に思えるわけだが。
この作品はお姉さんにチョコレートに変えて食われる単純な内容だ。
飲みっ子氏は人外や変態系の作品を数多く出しているがいずれもまったくグロくない。
そんなわけでこれも赤い汁が飛び散ったりするわけじゃあない。
そういうイメージは催眠的に向かないってのもあるのだろう。
催眠はお姉さんのお店に出向いた主人公が落ち着いて食べられるように
10分程度深呼吸をするところから始まる。
一旦普通にやってからデザートの匂いをイメージしそれから再開する。
イメージの前後で深呼吸に対する印象がそれなりに変わるだろうな。
そしてトリュフショコラを食べて甘い味と匂いを堪能しながら
心と体がとろける暗示によってこちらをチョコレートに変化させる。
具体的にうちらの体が溶ける様子を描写するのではなくて
脳がとろけるイメージから体もどろどろになったように感じさせるってところだ。
催眠状態の時に得られる感覚をチョコレートと例えているのは面白い。
その後は実際にチョコを作る要領で深化を行う。
彼女の手のひらでこねくり回されたり、冷水で冷やしたりしながら
混乱法や揺さぶり法といった催眠法を実行していくのだ。
これが実によくできている。
暗示は主に気持ちよさを増幅させる方向で進められていた。
だが諸々のシーンで「気持ちいい」を言うだけでどう気持ちいいかを表現していない。
氷水で冷やした時は額に冷たいタオルを当てたような
チョコレートで全体をコーティングした時は全身にお湯をかけられているようなとか
それぞれの気持ちよさをもっと具体的に表現したほうが効果的だったろう。
エッチは出来上がったチョコレートとして彼女に食べられる。それだけだ。
勿論催眠音声だから臨場感を出すためにチョコレート視点で描かれていて
女性の細い指、柔らかい唇、ぬるぬるの口の中とややエロい表現をしている。
つってもさすがにこの内容だと勃起しないだろう。
脳で気持ちよくなるタイプだな。
最後は彼女の喉を通って一つになり、幸福感が最高潮に達して終了する。
良くも悪くもタイトル通りの作品である。
催眠が色々と凝っていて聴いていてえらく面白い。
とにかく作品の内容に催眠を上手く絡めて違和感を抱かせないようにしている。
催眠も基本に忠実で技術力の高さを感じた。
頭の中がぼんやりとする催眠ならではの感覚を嫌と言うほど味わうだろう。
その反面エッチは極めて淡白である。
全身を性感帯にしたうえで口に入るのだからそれなりに気持ちいいのだが
射精のような強烈なものではなくふんわりとした気持ちよさに留まる。
暗示の内容も性的快感より幸福感を重視したソフトな系統であった。
まあ催眠音声の中にはこういうのもあるんだよってことで知っておいていただきたい。
私個人は初心者向けとして結構気に入っている。
全然エロくない点を除けばかなり優れた作品である。
出演:誠樹ふぁん
時間:60分
属性:ノーマル~ややM
催眠:★★★★☆
エロ:☆☆☆☆☆
コスパ:★★★★☆
総合:★★★★☆
体験版はこちらから
2014年09月21日
-催眠音声-DreamShop for Men
2014年09月に発売された、サークルTuberose kissの作品。
HypnoLifeforMENと同じく女性向けをメインとしているサークルだ。
2年ほど前から作品を出していて結構人気があるように見える。
彩音まりか氏の声が久々に聞けるとあって期待しながら聞いてみた。
この作品は夢を売る店で催眠を使ったサービスを受ける。
今回見る夢は森、Lovers、電車の3つ。
森以外の2つはどんなシチュかなんとなく予想がつくだろう。
それぞれに関連性は無く無理に全部を一度に聞く必要は無い。
催眠は両腕を頭の上に引き上げたり天井に突き出したり足を軽く浮かせて
それぞれに5カウントを刻んでから脱力、これを2回繰り返す。
単なるストレッチに見えるだろうが漸進的弛緩法という歴とした技術の一つだ。
他だとEs_labが好んで使っているな。
そして深呼吸に繋いでから分割弛緩へと続く。
1回目は両手→両足→お尻→お腹→背中→首→頭→頬→額って感じで軽く
2回目は肩→肘→手首→手のひら→指先、太もも→膝→足首→つま先
腰→背中→お腹→首→頬→頭→額の順に先ほどよりやや丁寧に行っていた。
最後に扉を通って雲の上に移動し、ふとした瞬間から落下するのをイメージする。
深化する際の落ちる感覚をストレートに表現したものと思ってくれればいい。
カウントを刻んだりはしてこないのだが、割とがっつり催眠に入ることができるだろう。
エッチは森が森での触手凌辱、Loversがお姉さんとの正統派なエッチ
電車が女体化されてこれまたお姉さんに痴漢をされる。
脈絡がないのではなく意図的に内容を別々にしてきたってところか。
森はゼリー状の触手に手足を拘束されてから
耳→胸→尻→太もも→足→チンコ&アナルの順に這い回られる。
催眠音声にしては珍しく触手のうごめく音が入っていた。
で、プレイをしながら気持ちよくなるよう暗示を入れてくるわけだが
股間を責めるのが開始から10分以上後と随分焦らされる。
暗示による快楽責めと表現すればわかっていただけるだろうか。
それからようやくチンコにオナホ型、アナルにチンコ型の触手が取りつく。
ここからはすんなり絶頂する、多少焦らされる、寸止めのまま終わるを選べる。
イケそうならそのまま絶頂音声を聞けばいいし
ドMなら結局イかずに覚醒したり次のプレイに進めばよい。
プレイに若干カスタマイズ性があってなかなか面白い。
Loversはお姉さんとキスしたりSEXする至ってノーマルなエッチだ。
恋人気分を味わいながら幸福感に浸る。
途中でイクのを禁止されてから騎乗位で責められるところがちと意地悪だが
それ以外はあまり書くことが思いつかないくらいに無難である。
電車はいきなり痴漢をするんじゃなくてその前に女体化を挟む
「カタン カタン」と電車の走る音を左右に声を振り分けながら言って意識をぼやけさせ
程よいところで女性になりましたと言われて容姿をイメージする。
それからは満員電車でお姉さんに囁かれながら尻を撫でられ
パンツ越しにクリトリスをいじられ、耳を舐められ
最後に直接クリトリスを撫でられて絶頂する。
女性同士だから挿入シーンも無いしソフトな感じのプレイだな。
催眠はおとなしいんだがエッチが随分とはっちゃけている作品である。
それぞれのシチュもプレイもまったく違うから聞いてて楽しいし
暗示も全体的にしっかりしていて感覚を上手に操作してくれる。
プレイそのものよりも暗示を重視したセリフ周りだから
催眠の感覚を楽しみたいのならまずもって上々の作品と言える。
エッチは触手や痴漢も精神的に追い込まれるような表現を使わず
気持ちよさにクローズアップした暗示を入れていた。
ブラックな印象には程遠いがとっつきやすさはある。
あまあまな雰囲気を大事にしている作品だからこれで問題あるまい。
ってな感じで結構いい作品だと思った。
それにしても相変わらずまりか氏の演技はエロイ。
彼女のファンなら間違いなく満足できるはずだ。
出演:彩音まりか、三森愛乃
時間:100分
属性:ややM~M
催眠:★★★★☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★★★
総合:★★★★☆
体験版はこちらから