★3.

2014年11月13日

[Medication]

[Medication]

2014年10月に発売された、サークルDot-Spaceの作品。

サークル立ち上げからもう3作目を出してきた。
6月、8月、10月と2か月程度の短い間隔で作品を出しているところを見ると
色々と催眠音声のネタを抱えているようだ。
ぼちぼちサークルとしての作風が固まってくる頃だろうと期待しながら聞いてみた。

この作品は入院中の患者を看護師が催眠を使って治療する。
つってもカウンセリングをするんじゃなくて投薬をしながら
暗示を入れて段階的に催眠を深くしていく寸法だ。

そして事あるごとに彼女の匂いを強烈に意識させてくる。
最初はなんてことなかったのが次第に何か匂ってくるかもしれない。
それがどんな香りなのかは人それぞれだろうが
そうなるように何度も何度も喚起していた。

催眠は点滴してから塗り薬、内服薬、吸入薬を個別に投与する。
点滴では点滴薬を注入されると体がじんじん熱くなる
塗り薬は塗られた部分が暖かくなる、内服薬は体の中がとろとろになる
吸入薬は意識が薄れて看護師の言いなりになるって感じに
治療しながら催眠に関連のある暗示をちょこちょこ入れていた。

ちょこちょことわざわざ言ったように暗示の入れ方はあまりよろしくない。
なんというか散発的な暗示だからそこまで操作される感じはしないだろうな。
その代わり投薬の方法やその様子を随分と綿密に描いている。
催眠に入る感覚は得にくいがボイスドラマ的な没頭感はあるかもしれない。

エッチは注射、フェロモンくんくん運動、生体アロマディフューザーを行う。
まあ注射以外は何の事だかさっぱりだろうから順番に説明していこう。

注射はまず聴き手の右手の人差指に意識を向け、それを注射針と思い込ませる。
それからリアルでやるように左腕の内側にぶっ刺すわけだ。
指なんで痛みは感じないだろうが先端恐怖症だとちと辛いかもしれない。
注射器の中には彼女のフェロモンが入っていて、それを吸入すると感度が上がる。

フェロモンくんくん運動はお椀の形にした両手の中にフェロモンが入っているのをイメージ
それをくんくんしてさらに興奮する犬のようなプレイだ。
しばらくすると看護師が尻を顔に乗せてくるからマンコの香りを下着越しに堪能する。
最後に尻穴へ極太の注射器を挿入して大量のフェロモンを注入
くんくんしながら10カウントダウンに合わせてドライ絶頂する。

生体アロマディフューザーは彼女がどいた状態で息を吐き出す。
尻から香りを吸引して口から吐き出すからアロマディフューザーなわけだ。
オプションプレイだから絶頂シーンは無い。

前作に比べると随分よくなったのだが相変わらず気難しさを感じる作品だ。
催眠音声で匂いを感じさせようって目論見自体が難しいのに
それを製作歴わずか4か月の作者が行っているから色々とぼろが出る。
結局私は大して催眠に入れないまま終わりを迎えた。

その理由について考えてみたんだが、やはり暗示が全体的に足りないのだ。
最初の体に熱さを感じさせるシーンは2パート使ってるからまだいけるのだが
その後の頭がとろとろになるとか意識が消えるってのはどうにも感得しにくい。
聴き手をそうするためにはもっと暗示を何度も繰り返し入れる必要がある。

テーマは面白いし何をしているのかまではよくわかるのだ。
だがその結果作者が聴き手にどうなってほしいかの表現がどうにも足りない。
匂いに関しても匂うところまでで匂ったからどうなるかがほとんど表現されていない。
状況説明に徹しているだけのセリフは暗示と呼べないだろうに。

だが前作に比べると問題点がすっきりしている分
この先の頑張り次第によっては名作が生まれそうな予感がした。
今はまだ経験が足りないから思ったことを形にできていないように思える。
現段階でもそのへんの凡サークルよりずっと優れているのは間違いない。

話を元に戻すと、この作品に関して言えばイマイチ感が拭えない。
だがこの値段ならその分くらいは十分に楽しめるってところだ。
今一歩足りないまったくもって惜しい作品である。

出演:三森愛乃
時間:100分
属性:ややM~ドM

催眠:★★☆☆☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★☆☆


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2014年08月25日

OMRS.

OMRS.

2014年8月に発売された、サークルEs_Labの作品。

先日のコミケで発売された作品の片方であるな。
もう一つはダブルサキュバスの続編で9月以降の発売と思われる。
同一サークルで作品を連発すると個々のダウンロード数が減るだけだし
こいつが複数回聞くタイプの作品ってことで少し間を開けてくるだろう。

内容は簡単に言えばオムツをつけてお漏らしをする。
どうしても入手の難しい人は直前でトイレに駆け込むのもまあ有りだ。
お漏らししながら射精するのは不可能だから当然射精シーンは無い。
かといってドライを目指しているわけでもない変わった趣向をしている。
あと催眠では珍しくバイノーラル録音がされている。

催眠は長めの運動をして適度に体をほぐしてから水の音に耳を傾ける。
環境音に近いぽたぽたとリズミカルに落ちるリアルな音が心地よい。
少女も暗示で「この音を聞いていると気持ちよくなる」と何度か入れてきた。

それから水音に合わせて自分でカウントアップを刻む。
その間彼女は何をやっているかと言うと普通に話しかけてくるのだ。
最初は右、しばらくすると左にも現れこちらの心を乱してくる。
こういう場合どれに意識を向けるか迷うところだが、基本的には水音でよい。
意識できっちりカウントを数え、無意識で声を聞く方がより催眠に入りやすくなる。
短時間だがかなり頭がくらくらする面白い体験ができるシーンだ。

そして最後にお漏らしするときに邪魔になる理性、モラル、タブーを捨て去る。
心の中に頑丈な箱をイメージし、その中に1個ずつ詰め込んで水に沈めていた。
それらが視覚的にどんなものかは語られていないんで好きにイメージすればいい。
私の時は黒いボール状のものが勝手に浮かんできた。
同時に少女の声に従いやすくなる暗示を入れて、3カウントを刻んで終了だ。
水音の存在感が大きい効果音を適度に織り交ぜた催眠であるな。

エッチはいろんな場所でお漏らしする、これだけだ。
自宅のトイレ・お風呂・ベッド、それから屋外・駅前・電車の中と6ヶ所ある。
作中では前の3つが練習、後の3つが実践と言っていた。
因みに野外と言っても本当に外へ出ろと言われるわけじゃない。
ベッドの上でそういうプレイのイメージをするだけだ。

大まかな流れはどれも同じで少女が暗示を使って尿意を増幅させ
適度に我慢して膀胱を膨らませてから練習はセリフ、実践はカウントで漏らす。
とりあえず何度か練習を聞いて漏らすのに慣れてから実践を聞くのがいいだろう。
トイレなんかは無意識的に漏らす場所とわかってるからいけるんだが
野外って言われると途端に股間が締まる人も多い。
1回で気持ちよさを十全に味わう系統の作品じゃあないな。

実践は到着後に周囲を見回して人がいるのを確認し
膀胱のあたりを擦って漏らしやすいように刺激を与え続ける。
この催眠なら深さ的に幻覚が見えるところまでいけるし
電車で通勤している人なんかはいい感じでプレイにはまれるだろう。
お漏らしの後にその匂いを嗅がせてより強く実感させたりもしてくる。
お漏らしプレイとしてやるべきことをすべてやっていると言える。

良くも悪くも人を選ぶ作品だ。
そもそもほとんどの人がお漏らし=よくない事と考えているこの世の中で
催眠とはいえそれを行わせること自体に結構無理があると言わざるを得ない。
催眠の技術云々が悪いのではなくハードルが高すぎるのだ。
潜在的に漏らしたいと思っている人でないとちと難しいと思われる。
私も結局うまくいったのはトイレと風呂までで、他は不発のまま終わりを迎えた。

催眠は作中を通じて流れ続ける水音にイメージを持たせ
それを聞くとリラックスして催眠が深まると何度も念を押してくる。
音のイメージが爽やかで聞いていて嫌にならない系統のものだし
割と多くの人がこの音に特別な印象を抱くのではなかろうか。
反面暗示がちと弱いのだがこれは仕方あるまい。

完成度は高いのだがあまりおすすめできない作品である。
作り手の趣味全開な内容なんで如月氏のファンでもなければついていけまい。
近々出るダブルサキュバスに金を投じるのが賢い選択だろう。

出演:糸井サラ
時間:135分
属性:ドM

催眠:★★★★☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★☆☆


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2014年06月17日

催眠拘束~彼女のマリオネット~

催眠拘束~彼女のマリオネット~

2014年4月に発売された、サークルびおらんての作品。

この作品はお姉さんの操る糸で心身をいじられるエッチを楽しむ。
催眠音声では感覚を操作する作品が多い反面運動操作系は意外に少ない。
だいたいがベッドに寝転んでイヤホンをつける姿勢になるから相性が悪いのだろう。
それを考えてこれも体が動くよりは動かせなくなる方を中心にしている。

催眠は深呼吸をしてから右脚→左脚→右手→左手の順に脱力する。
深呼吸は息を吸う際にも長めの暗示を入れてきてちと息が苦しくなった。
脱力はまず中指のあたりに糸が出ているのをイメージして
それをするすると引き抜かれるのと同時に肩や太ももから末端へと順に力を抜く。
糸を抜くと同時に神経も引っこ抜かれて感覚がなくなるそうだ。

糸を抜く際は抜いている様子を語るのと同時に暗示も入れていて実に丁寧だ。
表現も別段グロくないし誰でも聞けるだろう。
脚は太ももと脹脛で10、足先で5、手は二の腕で5、手先で10カウントを数える。
できれば部位の形状を想定してカウントのペースを変化させてほしかったが
今回が3作目のサークルにそこまで要求するのは無理があるとも思う。

最後に頭の糸を同じ要領で引っこ抜いて深化させて終了だ。
大まかに言えば深呼吸と脱力だけなのだがしっかり作り込まれていてとても良い。
だが暗示はもうちょっと固めて繰り返し入れていったほうが脱力しやすいだろう。
今のは気配りは感じられるが個々の威力が弱くてずーんとくる感じがやや薄い。

エッチはまず抜いた力を取り戻させるところから始まる。
抜いたときとは別の彼女の声で動かせる糸を体に通すのだ。
やり方は先程とあまり変わらないから詳しいところは省略する。

そういえば最初に右→左の手に糸を通してそこで一旦チクニーをするのだが
右手が終わった段階で一度腕浮揚を行っていた。
術者に「腕が上がる」と言われて勝手に上がってしまうアレだな。
私はてっきり昔からやられていると思ってたのだが
あれはエリクソンが好んでやっていてそこからメジャーになったらしい。

この作品でも腕が持ち上がって肘が伸びるように何度も声をかけて誘導している。
だがいかんせん「上がる」「上へ」などを強調して言っていないから力が足りない。
あと曲がっている肘を真っ直ぐにする際に「腕を伸ばす」と声をかけていた。
ここは「腕が伸びる」と表現したほうがいいだろう。

チクニーは糸を通す際に感度上昇の暗示を入れて
さらに一旦触れる寸前のところまで持って行って止める焦らしの後に始まる。
そして30カウントを刻んでドライ絶頂を迎える。
スピード感に欠けるが後追い暗示をしっかり入れてくれているし概ね問題ない。

オナニーもチクニー同様最初両脚に糸を通してから行う。
淫語を意識的に連発したり喘いだりはしてくれないから
本当に操られている雰囲気と暗示でイク感じだな。
催眠音声に慣れている人なら割と射精はしやすいと思われる。

完膚なきまでに叩いた前作と同じ人間が作ったとは思えないほどに作りの細かい作品だ。
催眠は目的に合わせてとにかく脱力を一生懸命やっているし
エッチも催眠の結果に合ったやりやすいプレイを採用している。
暗示の入れ方もややぎこちなさを感じるがそこまで悪いとは思えない。

催眠音声としてまとまっているしいいんじゃないだろうか。
エロエロな展開ではなく催眠を楽しむ系統の作品であることにだけご注意願いたい。

出演:雨月紅羽
時間:110分
属性:ややM~M

催眠:★★★☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★☆☆


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2014年05月27日

彼女とあまあま催眠

彼女とあまあま催眠

2009年12月に発売された、サークル催眠日記の作品。

催眠音声が一つの業界として形成され始めた時期の作品だ。
2009年はすくりぷやエロトランスらが相次いで有料の処女作を発表している。
実際に本格的な活動が始まったのは2008年で
その頃の催眠音声は多くが無料作品であった。
色々と手探りで金を取るほどの品質を生み出せていなかったからだと思われる。

この作品は甘い雰囲気の彼女に優しく調教される。
タイトルを見る限りでは調教っぽく感じないだろうが
まあ内容的にこれは調教だろう。
またあまり凝らずにわかりやすい催眠を心がけて作られている。

催眠は深呼吸をしてから手に力を入れる→脱力を4回ほど繰り返す。
脱力を意識させるやつよりは自然な形で行えるから効果的だ。
脱力に合わせて暗示を入れている点も基本に忠実で良い。

お次は10カウントでの深化を3回行う。
そして少しの間の沈黙からの揺さぶり法だ。
揺さぶり法は覚醒させる時だけカウントして
落とす際はキーワードの「気持ちいい」をトリガーにしている。

私自身が揺さぶり法をあまり好まないのもあるのだが
この辺の運び方がちと強引に感じた。
キーワードってやつはもっと時間をかけて入念に刷り込むか
さらに深い催眠状態に入ってから行った方がいい。
深化が完了してからだったらもっと違った感覚が味わえたように思える。

エッチはズボンとパンツを脱いで10カウントからの全身金縛り
そして同じく10カウントで快感の電気が走る暗示を受ける。
さらに数回カウントを刻んで何度も感度を高めていた。
ここでもカウントが目白押しであるな。
ちとやりすぎな感もあるが催眠としての型は崩さずに行われている。

そして彼女に見られながら完全フリースタイルのオナニーをする。
適度に右手の動きを制御する暗示を入れてくるがあまり効果は見込めないだろう。
そして「私は あなたの奴隷です」といった隷属化の復唱をしてから
無音になって自分の好きなタイミングで射精を迎える。
射精は催眠オナニーで最も大事なシーンなのになぜ放置にしたのかがわからない。
最後まできちんとお世話してこその催眠ではないだろうか。

聴き手を催眠に持っていくところまでは合格点
それ以降は色々と残念な作品である。
なんというか随所で詰めの甘さが目立った。
しかし催眠にはしっかり入れるだろう。
短時間の割にはよくまとまっていると思う。

エッチは最後は好きにやれと言うのだからそうすればいいだろう。
これだと催眠状態になった意味が無いようにも思えるのだが。

エッチがもっとしっかりしていれば今よりもずっと良くなっていた。
そんな惜しさを感じる作品である。

出演:誠樹ふぁん
時間:26分
属性:ややM~M

催眠:★★★☆☆
エロ:★☆☆☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★☆☆


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2014年05月15日

えっちで真面目な先生のぽかぽか催眠

えっちで真面目な先生のぽかぽか催眠

2014年5月に発売された、サークルヒプノズッキーニの作品。

新規サークルの1発目の作品だ。
私なりに調べたのだがこれといった情報も見当たらない。
でもまあ長い割には値段が安い方だし最近新作に飢えてるので聞いてみた。
作中でラポールやページングについて触れてるし少しは勉強してるのだろう。

この作品は家庭教師のお姉さんから催眠を使った軽い調教を受ける。
先生が催眠を上手になる過程も表現したかったようで催眠を2回行うのだ。
まったく別の催眠を数本入れたセット系作品は見かけるがこういうのは珍しい。

最初の催眠は深呼吸してから
肩→二の腕→肘→手首→手のひら→指先の順に手を
尻→足の付け根→太もも→膝→脹脛→足の裏→つま先の順に足を脱力する。
それと同時にクリーム色の光が流れて体が温かくなるイメージもさせていた。
途中で催眠に関係ないことを口走ったりわざと間違えるシーンがある。
色々言いたいがひとまず後回しにしておこう。

お次は心の中に失敗してしょげている自分を映し出しながら
先生の声に促されて頑張ろうと心を奮い立たせる。
するとだんだんと笑っている自分のビジョンが現れてきて
前の自分と入れ替えることで気分転換をさせようって魂胆だ。

イメージ系催眠にしては言い回しが雑で良い催眠とは思えない。
先生の未熟さがうまく表現されているとも言えるわけだが。
ちなみにこっちはエロ一切無しだ。

2回目は先生がある程度訓練をしてから日を改めて行われる。
最初に深呼吸してから頭の中に白い光の玉をイメージ
それに全身を包まれて温かさを感じ心を幸せな気分で満たす。
同時にメトロノームが鳴り始めてリラックスしやすくさせていた。

そして手足を脱力してから階段をイメージして下りていく。
よくある10カウントを刻んで同時に暗示を入れてくるやつだ。
声のトーンに気を配ってはいるが暗示が「深い 深い」と同じ表現をただ重ねるだけで
いまいち心に響くものが感じられない。

そもそもここで入れるべき暗示は
「階を下りるたびに心も沈む どんどん沈む 沈んで意識がぼやけてくる」みたいに
深さじゃなくて落ちていく感覚だと思うのだが。

エッチはとあるベッドのある部屋へ行って彼女に拘束され
全身を愛撫されたり耳や乳首を舐められたりしながら感度を高める。
それからチンコの皮を剥いて亀頭を指でぐりぐりし
唾をまぶしてこすったりする焦らしプレイが結構続く。
催眠に引き続き暗示は弱いが状況の描写はわかりやすくイメージしやすい。
イキたくてもイケない気分を味わってほしかったのだろう。

そしてフェラ→SEXと続く。
フェラは先生の甘い声に反してちゅぱ音が下品でなかなかにエロい。
SEXもくちゅ音、ちゅぱ音、喘ぎ声の3つががっつり入った抜ける仕様だ。
最後に10カウントを刻んでドライ絶頂した後
立て続けの4連続5カウントで連続絶頂を促してくる。
ドライまではいかなくても何かこみ上げてくるのを感じることはできるだろう。

なんというか作り手の目的や意図が不明瞭な作品である。
まずなぜ最初にわざとできそこないの催眠を聞かせたのかがわからない。
事前にラポールは大事みたいな事を言いながら自分でぶち壊しているように思える。
催眠の内容もちぐはぐで聞けたものじゃない。

最後のイメージにしてもまずダメな自分をイメージさせている理由がわからない
主人公を勇気づけるなら最初から元気な自分をイメージさせればいいだろうに。
勇気づけるための声のかけ方も「頑張れる」だけじゃなくて
例えば運動会の徒競走で1位を取ったとか、難解なゲームをクリアしたとか
そういう潜在意識に眠っている成功の感覚を呼び覚ますようなメタファーを持ち出したほうがいいんじゃなかろうか。

2回目の催眠は1回目に比べてぎこちなさがなくなった分良いのは確かなんだが
深呼吸に脱力に光のイメージと使うツールは前回とほぼ同じだし
聞いていて同じようなことをまたやらされている気がしてならない。
私はもっと別の催眠法を繰り出してくるような展開を期待していた。
2回目の催眠がようやく催眠音声としてのギリギリ及第点クラスである。

エッチは暗示量的にエロボイスに近い作りで
抜けるが催眠らしい感覚を操られる気分は味わいにくい。
まあエロで的確な暗示を入れるのは本当にむずいからこれからに期待しよう。
喘ぎ声とかちゅぱ音はエロくてすごく良かった。

相変わらずの新規サークル潰しっぽいレビューになってしまった。
だがこの製作者は大手サークルの名作を聞いたりしてもっと学べば
将来的に芽が出そうな可能性も持っている。
要は蛇足が多いだけで丸っきり催眠音声と呼べないものではない。
次回はもっとシンプルかつコンパクトにまとまった作品を聞いてみたいものである。

出演:卯月杏奈
時間:150分
属性:ややM~M

催眠:★★☆☆☆
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★★★

総合:★★★☆☆


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2014年05月04日

お嬢様の射精管理催眠

お嬢様の射精管理催眠

2014年4月に発売された、サークルフラワー症候群の作品。

今年に入ってやや低迷状態が続いている催眠音声業界の中で
このサークルだけはコンスタントに作品を出し続けている。
ネタがあるのか、チャンスと思っているのかはわからないが聴き手としてはありがたい。
できればもう200円安くしてくれるともっと聴きやすくなるのだが。

この作品はお嬢様のペットとしてちょっとした射精管理を受ける。
サークルがエロさを追求したと言うだけあってエッチシーンは確かにエロい。
詳しくは追々話すが命令されるよりも手懐けられる感じだな。
お嬢様のキャラも女王様ではなくお姫様に近い。

催眠は最初に凝視法っぽいことをしながら首の力を抜き
その後深呼吸をしてから200カウントを数えおろすのに合わせてその都度瞬きをする。
同時に脱力系の暗示を入れてくるから疲れを伴う自然なリラックスさせたいのだろう。

お次は彼女にお手をするような要領で左→右の順に腕を持ち上げる。
3カウントの後に入る暗示が結構入念でひとりでに手が持ち上がる人もいるだろう。
運動系の暗示は割と体験しやすい。
終わったら再度カウントをして催眠をもう少し深くする。

そしてお嬢様と一緒に廊下を散歩して寒さを感じたり
部屋に戻って逆に暑さを感じて終了だ。
まるっきり正反対の感覚を暗示で入れてきているのは揺さぶり法だな。
急激な変化を加えて心身の疲弊を誘っているわけだ。
合わせてカウントを使って深化をしっかりと促してもくれる。

エッチはお嬢様の前でチンコを披露した後
どういうわけか彼女も脱ぎだしておっぱいを見せてくれる。
さらにベッドの上で大股開きになってパンツの上から割れ目をなぞり
マンコがほどほどに濡れていることまで教えてくれるのだ。
お嬢様だしどうせ罵倒されたり足を舐めさせられるのだろうと思っていたから
これはこれで驚きの展開と言える。

しばらくその綺麗な体を見て十分に興奮してからオナニー開始。
彼女も興奮したようで一緒になってマンコを慰め始める。
麗しい声のお嬢様が自分から蜜壺に指を突っ込んで愛液を掬い取り
それをクリトリスに塗りたくって感じるシーンがとても良い。

オナニーは途中で終わって彼女の足コキ→クンニ、最後にセックスと続く。
クンニをした時に熱っぽくなる彼女の声がなかなかにエロかった。
セックスの最後に10カウントダウンが入り0で絶頂。
後始末にお掃除フェラをしてもらって終了だ。

予想していた以上にエロい作品であった。
お嬢様がその裸体を披露するだけでなく目の前でオナニーまでしてくれるし
その描写が客観的ながらも要所を押さえていてイメージがしやすく興奮できる。
しかも中出し&お掃除までしてくれるもてなしっぷりだ。

かといって主従の関係がそこまで崩れているとは思えない。
彼女は暗示を使って適度に制限を加えてくるし、何度か寸止めさせるシーンもある。
催眠を純粋に調教面の強化に使っている感じだな。
色々やってはくれるけどすべて彼女の言う通り、だから調教と呼ぶのが妥当だろう。

エッチの充実っぷりに比べると催眠はやや手抜きな感が否めない。
様々な催眠法を取り入れて真新しさを出したかったのだろうが
個々の時間が極端に短く流れ作業をしているように感じられる。
色々と詰め込み過ぎているおかげで流れがちぐはぐで統一感が無い。
それぞれを基本に忠実に行ってくれているからある程度催眠に入れるとは思うが
おそらく最中はそれらについていくことで手いっぱいになるだろう。
一部で編集ミスがあるのもあまりいい気分はしなかった。

もう少し考えて催眠を作っていたら名作になっていたかもしれない。
まあ催眠に深く入っていなくても抜ける作品に仕上がっているから
そっち目当てで聞くのもいいんじゃなかろうか。

出演:山田じぇみ子
時間:78分
属性:ややM

催眠:★★★☆☆
エロ:★★★★★
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★☆☆


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2014年03月20日

すんどめ!!!! 超寸止め催眠

すんどめ!!!! 超寸止め催眠

2014年3月に発売された、サークルカジハラエムの作品。

過去に高評価をつけた作品の続編である。
過去3作はことね様だったのが今回はふぁん氏を持ってきた。
声優が変わったからといって作品ががらりと変わるとは思えないのだが
同一のテーマを別の声優が演じるのを楽しむのは悪くない。

催眠の大まかな内容は深呼吸をしてカウントする、これだけだ。
時間が5分程度しかないからこうなるのは仕方ない。
だが暗示の内容が本当に偏っていて理性を取り除くことにすべてをつぎ込んでいる。
深呼吸の最中は理性が揺らぎほぐれる暗示
カウントではロウソクの火を使って理性が消え失せる暗示をかけられる。

まあ深呼吸をすることで理性が消えて本能がむき出しになるってのは
色々とおかしい気もするのだが暗示の入れ方自体はきちんと催眠を考えている。
お姉さんがバイノーラルを利用して何度も声を左右に揺らしながら話すおかげで
頭がぼーっとする感覚がそれなりに得られた。

エッチは事前に体をパーツごとに軽く敏感にさせてからオナニーする。
プレイが寸止めオナニーだからお姉さんへのお触りは一切無しだ。
このへんは過去作も同様だったしいつも通りってところか。

途中で「どぴゅどぴゅ」を射精許可のキーワードとして定めた後
10カウントを合計7回刻んでその都度快感を高めていく。
1回目だけやや入念に前暗示を入れてその後は1回ごとに軽く煽る感じだ。
ここでも序盤は10ごとに、後半は1ごとに声を左右に切り替えていた。

最後は同じく10カウントなのだが、途中でわざと噛んだりして何度か仕切り直す。
そして普通に0まで数えるのだが先ほどのルールがあるので射精はできない。
そんなフェイクを噛ませてからようやく「どぴゅどぴゅ」に合わせて射精する。
寸止め系としてはお約束の流れだがキーワードがある分1段階きつくなっている。

時間の割には楽しめる作品である。
催眠導入と深化は完全に理性の削減に努めているし
エッチも催眠音声っぽく適度に暗示で心に飴と鞭を与えてくる。
暗示の内容も入れ方も催眠をきちんと考えたうえで行われていた。
所々に粗が見えるもののそこまで悪い作品とは思えない。

お姉さんの言いなりになる的な暗示が極端に少ないことから
ある程度経験を積んだ人の方がおそらく楽しめるだろう。
場数を踏んでいると催眠音声はお姉さんの声に従うものだって感じの
潜在的な心構えが身についてくるからこの手の作品では特に差が出る。

エッチは催眠を使って射精したい衝動を適度に押さえている。
淫語を連発してエッチな気分を過度に起こさせたりはしてこないし
まず普通にやってれば完遂できるだろう。
人間なら誰でも寸止めしたら射精の際に気持ちよくなるから
あまり我慢せずに射精するオナニーライフを送っている方なら
少しくらいは普段より気持ちいいと感じるのではないだろうか。

テーマに沿った単純明快な作りの作品である。

出演:誠樹ふぁん
時間:27分
属性:ノーマル~M

催眠:★★★☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★☆☆


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2014年02月04日

hypnoな姉貴

hypnoな姉貴

2011年2月に発売された、サークル催眠日記の作品。

催眠日記の作品は今回でもう6つ目になる。
このサークルは価格も時間も手ごろなおかげでレビューが書きやすいからだ。
催眠音声の長さはだいたいがエッチシーンの長さで決まっていて
催眠導入は20分前後で収まっているものが非常に多い。
つまり催眠にかかるのを楽しみたい方は
短めの作品を聴いた方が当たりを引きやすいことになる。
もちろん中にはほぼ催眠の延長みたいなエッチの作品もあるから
サークルの作風をある程度把握しておくのが望ましいだろう。

この作品はお姉ちゃんになし崩し的に催眠をかけられ奴隷にされる。
ただ今回の奴隷は操り人形のような意味合いが強く
口汚く罵られたり叩かれたりは特にされない。
お姉ちゃんのキャラが不器用で、自分の気持ちを素直に伝えられないから
成り行きで奴隷にしてしまいました、的なよくわからないストーリーだ。

催眠は30分以上の長い時間をかけて行っていく。
深呼吸→脱力→イメージ誘導のよくあるパターンで、個々の時間が長い感じだ。
こういう工数が少ないのに長いものは中だるみしがちなのだが
この作品は暗示のボリュームが多いからか割と集中して聴ける。

イメージは途中で決めたキーワードを小まめに挟んで注意を引いたり
手に風船をくくりつけて持ち上げてみたりで
カウントダウンを多めに使っているのがやや珍しいところではある。
暗示の内容は「催眠状態に入る」と何回か言われる点を除けば概ね良好だ。
私は催眠状態云々よりは頭が重くなるとか
意識がぼんやりするなどの表現の方が良いと思っている。

エッチは軽く感度上昇の暗示を入れてからチンコを勃起させ
お姉ちゃんのカウントに合わせて力を入れて軽く動かす。
あまり詳しい指示は出ないのだが、PC筋あたりに力を入れて上下させるのだろう。
そのままカウント0でドライ絶頂、これを立て続けに5回ほど行う。
見られたら社会的に死ぬ恰好なのでとにかく気をつけてほしい。
そして最後に仕切り直して1回射精で終わりだ。
どのプレイにもカウントを使うおかげでタイミングは合わせやすい。

催眠開始前のやり取りやお姉ちゃんのキャラ設定に甘さを感じるのが残念だが
催眠もエッチもかなり無難な印象を受けている。
催眠はいつものパターンだから流れを掴みやすいし
エッチも催眠らしく暗示を使ってきちんと導いてくれる。

ドライとセルフ両方を取り入れている点については
このサークルがセルフを好んでいるからだろう。
内容だけ見るとほぼドライで、最後におまけレベルのセルフがついている。
オナニーをたっぷり楽しみたい方にはおそらく向かないだろう。

まずもって値段相応な品質の作品と思われる。

出演:紅月ことね
時間:60分
属性:ノーマル~ややM

催眠:★★★☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★☆☆


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2014年01月23日

ご主人様のお人形さん化催眠2

ご主人様のお人形さん化催眠2

2013年12月に発売された、サークル国屋敷の作品。

国屋敷は安定した実力を持つサークルとの評価がある一方で
催眠がワンパターンと批判的な意見も一部では言われている。
まあ、エロトランスあたりと比べるとチャレンジ精神には欠けているかもしれない。
しかし催眠音声はまず催眠にかかってなんぼであるから
ある程度得意のパターンが身に付くと崩しにくいのもよくわかる。

この作品は過去で評判の良かった作品の続編だ。
続編として位置づけられているのはこれ以外だとマゾ犬ペット化催眠だけだから
作者的に何か思い入れのある作品なのかもしれない。
ご主人様は前作を聴いている相手に向けて語っているようで
これから入るとやり取りの内容に疑問を感じるところもあるだろう。

催眠は深呼吸をしながら軽く脱力した後でご主人様の声を体に染み込ませていく。
前作同様「好き」などこちらの気を引くセリフを振りまきながら
彼女の愛を感じることで抵抗感を削いでいくのだ。
素直に褒められて悪い顔をする人はそこまでいないだろう。
相手をおだてながらしっかりと自分のモノにしていくわけだ。
そして一旦心を温めるようイメージさせてから
わざと突き放すようなことをして寂しい思いをさせる。
このへんも前作で似たようなシーンがあったしイメージの内容が違うだけだ。

深化は10カウントでの覚醒と催眠を2回ほど繰り返す。
最後に彼女の変態人形になることを口に出して誓約して終了だ。
良くも悪くもいつも通りの国屋敷に感じた。

エッチはドライがご主人様による手コキ、セルフはもちろんオナニーだ。
彼女の目の前で勃起する様子を見られるなど
過去の作品にあったプレイが使われている。
私はこの勃起を見られるシーンが好きでたまらない。
国屋敷以外でももっと採用してほしいと割と本気で願っている。

セルフは事前に手の動きだけを元に戻してもらってから自分でしごく。
人形を操るようにしごくペースや回数の指定はしてこない。
最後は30カウントに合わせて射精する。

安心・安定のいつもの国屋敷作品である。
今回は脱力を端折っている分時間が短くなり聞きやすくなった。
分割弛緩は有効だがだるいと思う人もいるだろうし
とりあえずやってみて反応を見たかったのかもしれない。
この作品のテーマである人形化に沿って考えれば
脱力を長めに取ってしっかり体の自由を奪ったほうがいいんじゃないの?とは思うが。

エッチはどちらも時間が短すぎて十分には楽しめないだろう。
いい加減ドライかセルフどちらかに絞ったものを作って欲しいところである。
エッチだけスタイルを変えるのならそこまで大変ではないだろうし
そろそろ既定路線から脱却すべきではないだろうか。

作品としての問題はないのだが、作り手の覇気も感じられない作品である。
このまま沈んでいくには惜しすぎるサークルなだけに
なんとか新しい「国屋敷らしさ」を開拓していってほしいと切に願うところである。

出演:紅月ことね
時間:51分
属性:ややM~M

催眠:★★★★☆
エロ:★☆☆☆☆
コスパ:★★☆☆☆

総合:★★★☆☆


体験版はこちらから



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2014年01月02日

腕輪2~射精管理~

腕輪2~射精管理~

2011年11月に発売された、サークルすくりぷてっどこねくしょんの作品。

タイトルの通り射精管理に焦点を置いた作品である。
射精管理は単に射精を禁じるだけのゆるいものから
扱く回数までガチガチに指定するものまで色々ある。
この作品はかなりきつい部類に属するやつで、扱く許可そのものがおりない。
つまりオナニーすらさせてもらえないわけだ。

催眠はお姉さんの声にひたすら耳を傾けていく。
彼女の話をぼんやりと聴きながら頭を空っぽにして
その声に対する気持ちいいイメージと依存心を育てていくことになる。
つまり聴き手は本当に聴くだけだ。
きっと自然に意識がぼやけてしまうだろう。

エッチはオナニーの直前、チンコを握るところまでは許して
その状態を維持しながら言葉責めを受けることになる。
ここまできつい縛りを与えてくる作品は他に聞いたことがない。
当然射精はできないから生殺しの状態を延々味わわされる。
ラストは手を離して頭に性欲を集中させながらその感覚に浸る。

催眠はすくりぷらしくよくできているのだが、エッチがなんとも困った作品である。
結局のところ射精もドライもさせてもらえないままに終わるから
聴き終わった後自分で抜く必要が出てくるだろう。

これと似たようなタイプのフィニッシュを迎える作品を聴いたことがあるのだが
そちらは成年向けながらも、極めてエロ度の低い作品だった。
この作品は割と淫語を言うタイプだから、この終わり方だとかなり違和感がある。

まあ催眠は非常に面白いからそこだけでも聴く価値は十分にある。
催眠部分だけを聴いて、そのままエロボイスにでも繋げればかなり楽しめるだろう。

出演:誠樹ふぁん
時間:44分
属性:M~ドM

催眠:★★★★☆
エロ:☆☆☆☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★☆☆


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