2017年02月20日

心の奥に咲く薔薇を語るとき

心の奥に咲く薔薇を語るとき

2016年02月に発売されたサークルユリイカの作品。

2015年の10月から活動しているサークルの2作目だ。
双子の姉妹が同時に話しかける双子型の催眠をしている。
これが発売した翌日に別の作品も出しているのだが
誘導スタイルがこっちは古典、あっちは現代と書いてあった。
古典の方がサークルの実力を把握しやすいんでとりあえずこっちから聞いてみた。

この作品は双子が主人公の心を励ます催眠をかける。
全部で6人の女の子に中出ししまくって優越感に浸ってもらおうって寸法だ。
まあ中出しは妊娠の可能性さえなければ男の夢だからな。
それと同時に応援するセリフもちょこちょこ言ってくる。

催眠は姉が額に手を当てて3カウントするところから始まる。
彼女によると瞬間催眠をかけてくれるらしい。
直後にトランスが深まるとか体が重くなる暗示を入れていた。
しかしラポール形成抜きで瞬間催眠などかけられるのだろうか?
私は催眠らしき感覚がちっともしなかった。

それから後はやることが多いんで大まかな流れだけ説明する。
3カウントアップで半覚醒し、3カウントダウン催眠に戻し、両腕・両足・瞼に重さを感じさせ
両腕・両足に暖かさを感じさせ、心臓の鼓動を緩やかにし、深呼吸し、額に涼しさを感じさせる。

このあたりは自律訓練法ってやつだな。
双子でわざわざやる意味は皆無だしなぜここで持ち出したのかもわからない。
サークルはとりあえず色々やっとけば勝手に催眠に入るだろうとでも思ってるのだろうか。
技術自体がルールに則っていても関連性がなければ大して効果はあるまい。

その後の深化は再び3カウント→3カウントで半覚醒と催眠を往復し
少し黙ってからもう一度3カウント→3カウント
最後に右腕→左腕→右足→左足の順に脱力させる。
ここまで書いたことを開始から僅か9分で行う。
まあなんだ、統一感の欠片もない催眠だわな。

そこから先は手足の浮揚、声が出なくなる、笑いが止まらなくなる
視界が赤くなる、視界がピンクになる暗示を順に入れる。
被暗示性のチェックだと思うのだがどのシーンもやり方がいい加減極まりない。
催眠にある程度入っていれば聞き手は何でも言うことを聞くと勘違いしている。

催眠って奴は導入深化よりもその後の方がずっと大事だ。
催眠誘導なんざ所詮準備に過ぎない。
だから誘導後はそれ以前よりも言葉使いや暗示の入れ方に注意するのが望ましい。
それを理解してないからこういうことをするのだろう。

表面だけ真似るんじゃなく内実を理解し活用してこその技術じゃなかろうか。
おかげさまで催眠なんざさっぱり入れなかった。
突っ込みどころが満載でそれどころじゃなかったのもある。

エッチは双子以外の女の子を4人召喚し一人ずつ相手をする。
最初の子はフェラ、後の3人はセックスだ。
それぞれのプレイ開始前に主人公と彼女たちの会話が入る。
「彼氏はいるか?」「はい」「なら別れて俺の使い捨てオナホになれ」「はい喜んで」
仮想世界とはいえ彼氏持ちの女がこうもあっさり股を開くのはどうも萎える。

プレイの様子も「制服まんこに ずぼずぼ」と双子が言うくらいだし臨場感がまったくない。
暗示と呼べるセリフもないからボイスドラマを聞いているようだった。
4人と致した後は双子も参戦し、一通りずぼずぼした後60カウントダウンで射精する。

かいつまんで言えばごった煮な作品だ。
催眠をかけた目的はなんとなくわかるのだが、これらの技術をなぜ行使したのかがわからない。
大手の催眠音声なんかはすべての行為や言葉に意味があり
催眠をある程度勉強していればそれらを読み解くことができる。

だがこの作品はどう知恵を絞っても答えが出てこない。
瞬間催眠はともかくいきなり自律訓練法が登場する意味がわからないし
揺さぶりや分割弛緩を複合的に行う理由もわからない。

なんつうか非効率なことを結構平気でやってるんだよな。
自律訓練法だけでも催眠誘導はできるのに、敢えてそれ以外の技術を組み込み
しかもそれぞれの時間を最低限度まで減らして薄っぺらい内容にしている。
アプローチの方向性が目まぐるしく変わるから聞いてる側もえらく疲れる。
もっとどっしり構えてやったほうがずっと催眠に入れるんだがな。
設立したばかりだし色々試したい盛りなのかもしれない。

エッチはエッチで催眠からかけ離れたプレイばかりをしている。
主人公と女の子が突然会話を始めるトンデモ展開とか
双子とエッチをする時に10カウントを無意味に乱射するシーンがいい例だ。

せっかく聞き手を催眠状態にしたのになぜ暗示で操作しない?
フィニッシュもカウントを数えるだけで後追い暗示も無く、それ以前に準備もないから射精できやしない。
サークルは大手の作品をもっと聞いて催眠音声のエッチを勉強すべきだ。

ふぅ、えらく長いレビューになってしまったな。
つまり何が言いたいかというと催眠に入れないしエッチも気持ちよくなれない。
えらく不満の残る内容であった。
今年は他にもいい作品がいっぱい出てるんで限りある資金をそちらに回すことを勧める。

出演:秋川ひなた
時間:56分
属性:ややS

催眠:★☆☆☆☆
エロ:★☆☆☆☆
コスパ:★☆☆☆☆

総合:★☆☆☆☆


体験版はこちらから



saiminsusume at 20:00│Comments(3)TrackBack(0)双子 

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この記事へのコメント

1. Posted by 名無し   2017年02月20日 22:18
ユリイカの作品は(彼女たちに即ハメ、耳なめ催眠)の二つを聞きましたが、壊れた機械のような同じセリフの繰り返しや、意味のないセリフが多くて、ひょっとしたらこの作者は統合失調症ではないのかと思うくらいです。
2. Posted by 管理人   2017年02月24日 00:13
コメントありがとう。
まあまあ、中の人の人間性を叩くのはさすがに止めておきましょう。
作品に問題が見られるってのは同意しますがね。
でも近頃は活動初期に比べると落ち着いてきてますな。
催眠の腕は割かしあるみたいなんでもうしばらく経験を積めばいい感じになると踏んでます。

3. Posted by 名無し   2017年02月24日 21:55
言い方が悪くて失礼しました。
聞いているとバッドトリップしそうだと言いたかったのです。

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