2014年08月20日
女の子催眠♪今日からあなたはお姉ちゃん
2014年8月に発売された、サークルサイクロンミントの作品。
名前の通りお姉ちゃん気分を味わう作品だ。
催眠音声だと謎の女性が突然現れて催眠をかけ始める展開が多く
それらに比べるとこういう内容の方がしっくり来る。
女体化なのにセルフシーンがあるのも気になって聞いてみた。
催眠はいつも通りの深呼吸と全身を一気に行う簡易的な脱力から入って
一旦目を開けて左右を見てから閉眼、そして10カウントを刻み始めて
1カウントのところでストップして40秒ほど無音になる。
ここまでをおよそ7分かけて行っていた。
やることを詰め込み過ぎてリラックスしにくいし暗示もまばらでよろしくない。
これなら単に深呼吸をしながら吐くのに合わせて暗示を入れ続けた方が効果的だ。
お次はお風呂のような温かい液体に全身が包まれてるのをイメージする。
ここからは温かさや幸福感に絞って暗示を入れてくるから実感しやすいだろう。
あれこれ手を変えたりせず本当にじっくり、ゆったりと取り組める。
途中で妹が体を軽く押して回転させてくるシーンがあるのだが
そこで声の位置を左右に振って回転している様子を表現してほしかったものだ。
女体化は妹がさらにピンク色の液体を投入して全体の色を変化させ
それに浸かってしばらくすると「お姉ちゃんと」呼ばれるようになる。
実際にどうやって変化するのかについては特に触れられていない。
変化ではなく変身するような女体化だ。
最後に3カウントを刻んで落として終了する。
エッチはキスや全身をパーツごとに舐めながら暗示で感度を強化し
それからおっぱいを吸われたりクリトリスでのオナニーをする。
女体化音声でクリトリスをいじられるシーンはちらほら見かけるが
自分でいじって気持ちよくなる作品はまったくと言っていいほど見かけない。
妹に色々といじくられるプレイだが姉妹ってことで雰囲気はかなり甘く
催眠のぼんやりとした感覚と合わさってとても幸せな気分が味わえる。
いじめるのではなく女の喜びを楽しむようなエッチだ。
しかし姉は母乳が出る体質になっているらしく、乳首を吸われるとそれが溢れてくる。
母性はともかく気恥ずかしさを感じるシーンであるな。
クリオナはその後のカウントで手を動かし始めてから
しばらくすると妹が指をマンコに挿入してくる。
合間に優しい口調で淫乱とかド変態とかも言ってきた。
それらに夢中になるあまりプレイの描写や感覚操作の暗示が淡白で
「気持ちいい」を連呼するだけのあまり意味のないセリフが多い。
男に女の快感を伝えるためにはもっときちんと描写するべきではなかろうか。
最後は5カウントを数えて0を3回連呼して絶頂する。
この作者は本当に4年近く催眠音声を作ってるのか?
と疑いたくなるほどに粗の多い作品だ。
催眠導入及び深化での目的の不明瞭さや暗示の弱さ
エッチにおける女性特有の快感の刷り込みの甘さが特に目立つ。
中でも導入部分が一際ひどくて何のためにそれらを行っているかがまったくわからない。
深呼吸は吸うときも吐く時も「すー」だからタイミングがわからないし
吐くのに合わせて暗示を入れてくることも無い。
あと目を開けて一回左右に目を回すのに何の意味があるのだろうか?
その後にある沈黙法もたったの40秒では大した効果も見込めまいに。
時間が短いなら短いなりにきちんと効果的な方法を選んで実践するべきだ。
サイクロンミントほどのサークルがこんな導入をしたことが実に嘆かわしい。
エッチもおっぱいやクリトリスやマンコへの感覚をこれといって刷り込んでいないから
どう感じていいかに戸惑う人が続出するだろう。
挙句の果てに「気持ちよくなる方法はぁ…お姉ちゃんの身体が覚えているよ
本能のおもむくまま…快感に身を委ねて」と言ってくる。
やるべきことをやらずして聴き手に委ねるのは催眠ではなく単なる放置プレイだ。
…熱くなってしまって申し訳ない。
だが私にはこのサークルがなぜこんな駄作を作ったのかが理解できないのだ。
初期の作品は本当に素晴らしいものばかりで何度も感動したのを覚えている。
だからこそここまで痛烈に批判するのだ。
ここで終わるには惜し過ぎるサークルだけに
一度原点に戻って自分の作品を見つめ直してほしいものだ。
出演:かの仔
時間:54分
属性:ノーマル~ややM
催眠:★☆☆☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★☆☆☆
総合:★☆☆☆☆
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