催眠音声愛の器ヒプノふぉれすと ~妖精の棲む森~

2014年02月10日

ヒプノレイン

ヒプノレイン

2009年9月に発売された、サークルエロトランスの作品。

エロトランスの心意気を世に広めた画期的な作品だ。
この作品はちょっとした加工を施した雨音をバックで流すことで
聴き手を催眠状態へと持っていく。
WAVEやヒプノポリネシアンなんかも波の音でリラックスさせようとしているし
このへんに一番近い系統の作品かもしれない。

催眠は冒頭から流れ始めるこの音を聞きながらお姉さんの話を聞く。
最初は田舎住まいで蛙が一杯いただとか、水たまりの波紋がきれいだとか
雨音にちなんだエピソードを話してくれる。
作品のテーマと合っている内容だし、雰囲気に浸るのにはもってこいだろう。
そして一旦彼女のセリフがなくなり7分近くの間雨音だけを聞き続ける。
水が地面を叩く音がほどよく刺激を与えてくれて心地よい。

後半は催眠らしく暗示を聞いてより深い催眠へともっていく。
ここでももちろん雨音は流れ続ける。
雨が体に染み込んでいくことで心身が溶けるようにイメージさせたり
普通に脱力したりとテーマに即した割と普通な内容だ。
最後に10カウントを刻んで幽体離脱を果たす。

エッチは幽霊になったことを利用して街ゆく女子のスカートの中を覗いたりする。
幽体だから相手からは見えない、でもこちらは見放題。
なんだか矛盾している気もするが所詮はイメージだから気にしないでおこう。
その中で気になる女の子を見つけて尾行して家に潜入。
部屋でオナニーにふける彼女を眺めながら感覚を共有させる。
ニュアンスとしては魂だけの女性化といったところだ。

ローターでクリトリスを、バイブでマンコを慰める彼女の様子はなんだかエロい。
おそらく覗き見るというシチュに燃えたのだろう。
案内役のお姉さんが彼女になり切って喘いでくれるし
割と性的興奮は高めやすい方だと思う。
最後は女の子の絶頂に合わせてこちらもドライで果てる。

シンプルにまとまっている作品である。
催眠の序盤を完全に雨音に任せているのが実に潔い。
こういう場合不安になって催眠者をある程度しゃべらせるものが多いのに
よくここまで自制できたなと感心した。
裏を返すとこの音に適性の無い方はまったく催眠状態にはならないから
博打要素の強い作品とも言える。
まあ私はかなり楽しめた。

エッチは憑依ではなく感覚の同化にしているのが意外であった。
女性の感覚を得ようとする場合ほとんどが聴き手を女体化させるだけに
こういうアプローチの方法は珍しく感じる。
こっちも聴き手の素養に大きく左右される面を持つ諸刃の剣だ。
女体化音声を事前に聞いていたほうが断然やりやすいだろう。

すくりぷのような暗示責めに苦手意識のある方には特におすすめできる作品である。

出演:高山ましろ
時間:51分
属性:ややS~ノーマル

催眠:★★★★☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★★☆


体験版はこちらから



saiminsusume at 20:00│Comments(0)TrackBack(0) 

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