人間椅子催眠ヒプノルーム

2014年03月06日

幽霊さんといっしょ 第一部 関西弁版

幽霊さんといっしょ 第一部 関西弁版

2010年12月に発売された、サークル誰得催眠製作所の作品。

幽霊かつ関西弁とキャラに個性のある作品だ。
ちなみに標準語版もあるのだがこちらの方が人気は高い。
京都弁あたりはイントネーションが催眠に向いているようにも思えるし
方言をテーマにした催眠音声ってのもなかなかよさそうだ。
第二部以降が現在も発売されていないことからおそらくこれで完結なのだろう。

催眠はいつもの深呼吸と脱力を行ってから声のする方向へ意識を向ける。
左右と中央の3か所からランダムに彼女が声をかけてくるわけだ。
人間は一つの方向に意識を向けた場合、それ以外の方向への意識が弱くなる。
意識の弱い方向からアプローチをかけられると軽くびっくりして一瞬思考が止まるのだ。
こういった軽い驚愕法を使って幽霊は聴き手を催眠状態へと導いていく。

その後は幽体離脱のように意識だけを空に持ち上げて
彼女と夜の世界を散歩して回る。
お花畑でデートをする様子を描くのと同時に
カウントを使って催眠状態を強化していくのだ。

エッチはおっぱいを揉んだりキスに合わせて感度上昇の暗示を入れてから
幽霊がこちらに憑依して感覚を同調させた状態でオナニーをする。
主人公もこの時点では幽体だから幽霊に幽霊が憑りついてることになるわけだ。
まあどういう形であれ幽霊らしさを出したかったのだろう。
プレイ全体をソフトに統一しているのは幽霊が初心なキャラだからだろう。

ちとキャラやストーリーにこだわりすぎていて
催眠音声としての本来の目的からずれているように思えた。
2人のやり取りがきっちりしている反面暗示のボリュームが減っている。

作品の世界に感情移入するのはもちろん大事なのだが
それは主に催眠に入る前の段階で行うべきことであって
催眠に入った後はドラマ部分よりも暗示に重きを置いたほうが
催眠状態を維持しやすいとか導かれる感が味わえるとかで良いと思うのだ。

ストーリーや催眠といった個々の要素はよくできているのに
その組み合わせ方が何やら残念なことになっている作品である。
構成をもっと催眠向けにすれば化けていたのかもしれない。

出演:星野ゆん
時間:65分
属性:ノーマル~ややM

催眠:★★☆☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★★★

総合:★★★☆☆


体験版はこちらから



saiminsusume at 20:00│Comments(0)TrackBack(0)★3.. 

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