2017年08月

2017年08月31日

サウンド・オブ・エクスタシー催眠

サウンド・オブ・エクスタシー催眠

2017年08月に発売されたサークルF・A・Sの作品。

夏コミ作品のダウンロード版がいよいよ出始めてきた。
今年は初日と3日目に分かれたが随分盛況だったらしい。
イベントはサークルと直に会える数少ないチャンスだからな。
F・A・Sも数回参加してすっかりお馴染みになってる。

この作品は2人の女性に連続絶頂させられる。
双子催眠をかけるアトラクションに挑戦しマゾの喜びを知るって寸法だ。
そんなわけで普段よりもM度が低めに設定されてる。
それでも満足できるのは連続絶頂がかなーりハードだからだ。

催眠はリラックス運動→深呼吸&脱力→深化と進む。
リラックス運動は腕をぷらぷらさせるいつものやつなんで説明は不要だろう。
深呼吸は1分程度やり、脱力は足→足首→膝→太もも→腰→背中→手→肘→肩→首→顎→口→頬→瞼→額→顔の順にそれぞれ暗示を入れる。

よくある誘導なんだが完全双子仕様で声を左右にバンバン振ってくる。
暗示の量や内容も定まっててみるみる重くなった。
音楽も流れるが催眠誘導はほぼ双子頼りだな。

深化は日常生活にある催眠の感覚をいくつか説明した後
彼女らの声に意識を向けさせトランスが深まる暗示を入れる。
双子は意識の向きをころころ変えて揺さぶるからこうしたのだろうな。
全部追うと疲れるんでほどほどにするのがいいだろう。
ものめずらしいことはあまりせずどっしり構えた安定の催眠であった。

エッチは引き続き音に意識を向けさせ、音で感度を上げ、音で何度も絶頂させる。
催眠とはガラリと変わって今度は音が主役になる。
効果音は電気が流れる時に鳴る感じのぷちぷちしたやつだ。
最初は慣らし運転程度にやって暗示を入れ絶頂に近づくと頻度が上がる。

ぶっちゃけ全然エロくないんだがチンコに意識が集まってなかなか気持ちいい。
トランス誘導の際に意識を向けるとか集中力を高めることを頑張ってたのが実を結んでる。
お姉さんたちも光が体に充填されるイメージでサポートしてた。

連続絶頂は効果音と音楽のダブルパンチで何度も追い込む。
テレビ番組とかでやるクライマックスが近づくと音楽で盛り上げる演出に近い。
そこに双子の暗示を追加すればドライさせるのに十分なパワーとなる。
10分以上かけて休みなしに続けるんで体力を結構消耗するだろう。
とりわけ最後の絶頂は意識が飛びかけるほどに気持ちよかった。

RSGやHDLを視聴済みの諸君なら大満足できる作品だ。
催眠は奇をてらわず双子システムでがっつり落としエッチは音に方向転換してイカせる。
このふたつを一緒にやる作品はほとんどなくレベルも高い。
勃起をほとんどしないままドライオーガズムを迎えることになるだろう。

F・A・Sの中では大人しい気もするんだがあっさり系もたまに聞いとかないと胃がもたれる。
双子や音催眠が好きな人なら楽しめること請け合いだ。

出演:沢野ぽぷら/野上菜月
時間:82分
属性:ややM

催眠:★★★★★
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★★★


体験版はこちらから

saiminsusume at 20:00|PermalinkComments(2)双子 

2017年08月26日

女体化催眠! 「あらあら可愛いお嬢ちゃんね♪」

女体化催眠!  「あらあら可愛いお嬢ちゃんね♪」

2017年07月に発売されたサークルボトムズの作品。

問題のサークルが懲りずに新作を出してきた。
しかも今回はフリーの催眠音声を作ってるササジマ氏に台本を依頼してる。
催眠音声にとって台本はまさに命なわけで、それを自作しないのはどうかと思うがな。
まあ以前よりはずっとましになってるだろうことを期待して聞いてみた。

この作品はフタナリ女調教師様を名乗る女性に女体化催眠をかけられる。
何でも彼女は女を堪能し尽くし今は男を犯すことにご執心らしい。
でも女体化催眠をかけるからチンコありのレズとほぼ一緒になるな。
ストーリー性はないので彼女がなぜそうするのかよくわからなかった。

催眠は深呼吸&暗示→揺さぶり→女体化と進む。
深呼吸はすってーはいてーの掛け声に合わせて3分程度続ける。
3セットごとに簡単なコツを教えてくれるのだが呼吸のペースがどうにも慌しい。
心を落ち着けるためにやる行為なんだからもっとゆっくりやるべきだ。

暗示は人間が様々なものに支配されてることを教えた上で
雨粒の落下、深海の泡の様子に暗示を絡めて軽く深化させる。
それからルールに従うのは当たり前、だから彼女の言うことに従うのも当たり前と言う。

主人公を奴隷化するきっかけ作りってところか。
この段階で取り掛かってもさほど効果が見込めるとは思えないが作品の内容には合っている。
彼女が暴力や圧力で彼を隷属させない意思表示をしたかったのかもしれないな。

揺さぶりは5カウントアップで半覚醒→5カウントダウンでトランスを4回繰り返す。
目を開ける指示を出さないんで前後の感覚の違いはさほど実感できなかった。
ササジマ氏は繊細なスクリプターと認識してたんだが今作はどうにも冴えがない。
有料だから、外注だからという気負いが台本に混じってるように思える。

女体化は顔→腕→胸→脚→マンコの順にそれぞれ5カウントダウンを刻んで変化させる。
本当に流すだけで内面にほとんど触れないのはいただけない。
最後に10カウントダウンを3セット数え定着させておしまいだ。

うーむ、ボトムズがある程度口出ししてるからか雑味のある催眠であるな。
大まかな流れは順当なのにところどころ腑に落ちない点が見られる。
演技指導してないのか声優の演技が催眠音声のそれになってないのも気になった。
ブラッシュアップすればもっと良くなったのにもったいない。

エッチはフタナリ女調教師様がマンコを指でいじり、クリトリスを舐め、挿入&中出しをする。
調教師を名乗ってるのだからチンコでも咥えさせるのかと思いきやドM向けのプレイは特にない。
まあササジマ氏がそういうのに慣れてないからってのが一番の理由だな。
不得手な分野に挑戦して爆死するよりも己の持ち味を出したほうがずっと様になる。

流れは実況+感覚支配の暗示をベースに効果音をバックで鳴らす。
効果音は耳を澄ませば聞こえるかってレベルで主役は完全に暗示だった。
言葉責めもなくまったり進むんでドMな諸君には物足りないだろう。
でも暗示の入れ方は上手だからある程度気持ちよくなれる。

マンコをしっかり濡らしたあとで生挿入し直後に10カウントダウンで1回目
次のパートに移り少し休憩を挟んでから連続2回のオーガズムを迎える。
トランスの入りが浅かったんで絶頂感はどれも弱かった。

催眠音声なのは間違いないのだがどうにもスッキリしない作品である。
催眠は以前の丁寧さが失われてるしエッチもMっ気がほとんど見られない。
調教師とのエッチってよりは学校の先輩とイチャイチャするのに近かった。
色んな部分が中途半端でせっかくの個性が輝きを失ってる。

音声のほぼすべてでリバーブっぽい音響効果が入ってるのも鼻についた。
そんなことをわざわざしなくても技術だけで普通に落とせるんだがな。
無料と有料じゃ勝手が違うのはわかってるんだがそれでもここまで質が落ちるかねぇ。

ってなわけでぶっちゃけ微妙だった。
ササジマ氏がどういう心持ちでこの依頼を引き受けたのかは知らんが
自分が大してやりたくないことを台本にしてもあまり良い物はできないぞとだけ言っておく。

出演:柚木つばめ
時間:77分
属性:ややM

催眠:★★☆☆☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★☆☆


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saiminsusume at 20:00|PermalinkComments(0)★3 

2017年08月21日

すんどめない -射精管理官の射精管理-

すんどめない -射精管理官の射精管理-

2017年07月に発売されたサークルカジハラエムの作品。

サークルの代表作「超寸止め催眠」とは真逆のテーマを持ってきた。
カジハラエムはこのところ不振が続いてて3桁すらなかなか届かない。
その打開策として過去の人気作からヒントを得たものを作ったのだろう。
どんな感じか気になったんでとりあえず聞いてみた。

この作品はBeBeと名乗る射精管理官とセックスする。
何でも主人公のいる世界はオナニーが禁止されてるらしく
性欲解消のために彼女が派遣されたそうだ。
美味しい展開とも取れるが男にとってオナニーできないのはさすがにきついわな。

催眠はプレイルームへの移動→軽いペッティングと続く。
移動は足音のSEを鳴らしながら握った彼女の手が温かいとかドキドキすると言う。
まあ事前の準備もなしに暗示を入れたところで効果はお察しだ。

ペッティングは同じベッドにくっついて座り顔を寄せて息を吹きかける。
深化と思しき暗示を入れずに何度もふーふーやっていた。
サークルには悪いがこれじゃ催眠と呼ぶには不十分だわな。
トランスとは程遠い素の精神状態でエッチを聞く羽目になった。

エッチはチンコを手で勃起させ、チンコや耳を舐め、軽く感度を上げてからセックスする。
状況説明を割と頑張ってるが感覚支配の暗示がほぼなくどうにも味気ない。
だが舐め音や喘ぎ声の量は催眠音声の中だと多いほうにあたる。
エロボイスをベースに暗示をちょこちょこ入れる感じだった。
最後の最後に彼女のイキ声に合わせて絶頂する。

催眠ボイスドラマと呼ぶにも抵抗のある作品だ。
催眠が催眠になってないしエッチも催眠を考慮してるとはとても言えない。
サークルはもしかしたら催眠音声じゃないものとして作ったのかもしれないな。
Mっ気を感じるプレイもまったくなく大して興奮できなかった。

ってなわけであまりおすすめできない代物だ。
カジハラエムは特定のテーマに固執する傾向が見られるから
こういうものを作るのならいっそ未開拓のジャンルに挑戦したほうが実を結ぶと思う。

出演:紅月ことね
時間:57分
属性:ノーマル

催眠:★☆☆☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★☆☆☆☆


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saiminsusume at 20:00|PermalinkComments(0)~★2.... 

2017年08月16日

淫らな従属の黒魔術

淫らな従属の黒魔術

2017年08月に発売されたサークル暗中模索の作品。

去年の夏コミで出た作品の第二弾であるな。
あっちはソフト路線だったんだがこっちはドM向けのプレイをやってる。
元が女性向けサークルなんでどぎついってほどじゃないんだがえらく思い切ったもんだ。
みもり氏なら演技も期待できそうだってことで早速聞いてみた。

この作品は黒魔術を嗜んでる女性にSMプレイをされる。
ベル、縄、鞭の3種を使い分けてその中に黒魔術っぽい要素が入ってる。
まあ黒魔術を本当にやってもほとんどの人は着いて来れないからこれでよかろう。
でもエッチはなかなかにハードでドMほど楽しめる。

催眠は深呼吸&ベルを使った深化→服従の契約と進む。
深呼吸は好きなペースで呼吸しながら彼女が鳴らすベルの音と暗示に耳を傾ける。
ベルを聞くほど気持ちいい、ベルを聞くほど深くなるってな具合に音を強調していた。
音も結構リアルで耳に程よく響く。
やることはシンプルだが暗示の入れ方が上手ですんなりトランスに入れた。

契約は彼女に従う喜びや快感を色々教えてもらう。
SMは双方が協力することでより大きな快感が得られるとか催眠からちと離れたことを熱心に語ってた。
まあSMをいきなりやるぞーとか言われても困惑するだけなんでこういうシーンも必要だろう。
最後にベルを1回鳴らし再度深化して終了だ。

エッチは縄で体を縛られ、背中を鞭で叩かれ、キスを挟んでから尻も叩かれる。
アレなプレイのオンパレードだが彼女の声は普段通り優しい。
黒魔術を実践したいからやってるだけで本人はそれほどSじゃないんだろうな。
でもその魅力にはまったのか後半に入ると結構ハードに叩いてくる。

セリフで実況するのが難しいプレイだからどのプレイにも効果音を入れてある。
ベルの音ほどではないにせよ音をトリガーに気持ちよくする意図らしい。
暗示は体を縛られる圧迫感や鞭で打たれる痛さはスルーし快感だけを入れていた。
だからSMってよりはSMを扱ったイメージプレイに近い。

そういや尻を鞭でぶたれる前に四つん這いになる指示が出てた。
雰囲気を出すためだろうがエッチの最中に体を動かしたくない人も多いだろうし
従うよりもイメージで補完したほうがドライしやすいかもしれんな。
SMも含めて難しい分野に敢えて挑む気概を感じる。
ひとしきり楽しんだ後連続絶頂でフィニッシュを迎える。

今までのサークルのイメージとは随分違う作品だ。
催眠はともかくエッチがはっちゃけてる。
でもラポールの維持や気持ちよくする配慮がきちりとされててなかなかに良い。
現実世界でやると色々大変なことを疑似体験させるのに成功してる。

ってなわけで割とおすすめしたい内容だった。
口枷を装着するシーンなんかもあるんで興味のある諸君は検討してみてくれ。

出演:みもりあいの
時間:90分
属性:M~ドM

催眠:★★★★☆
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★★☆


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saiminsusume at 20:00|PermalinkComments(0)★4~. 

2017年08月11日

夢の終わりに

夢の終わりに

2017年06月に発売されたサークルKUKURIの作品。

KUKURIにしては珍しく人外の出てこない作品だ。
しかし援助交際を女性の立場で聞くとは面白い。
同じ行為でも男と女では見方が随分変わるからな。
ドM向けのエッチじゃないだろうと予想しつつとりあえず聞いてみた。

この作品は星野美亜なる女子になりきりエッチする。
なんでも入れ込んでるバンドがいてチケット代を稼ぎたいそうだ。
その程度のものならバイトで済ませればいいのにな。
まあ色んな男を相手にすれば自分を変えられるとでも思ったのかもしれない。

催眠は鉄球のイメージ→凝視法→深呼吸と脱力→深化と女体化の順に進む。
鉄球のイメージは寝たまま両腕を天井に伸ばし少しの間維持する。
そこへ手のひらに鉄球が乗ってるイメージをさせて重くしようって寸法だ。
準備運動だから重さを感じなくても気にすることはない。

凝視法は天井の一点をしばらく見つめ合図で目を閉じる。
KUKURI作品の序盤に必ずと言っていいほど出てくるやつだ。
その後に瞼が開かなくなる暗示も入れてトランスに入った気分にさせてくれる。

脱力は両足→両手→両肩の順に暗示を復唱しながら意識を向け
深化は腹→両手→両足→体全体の順に光で照らされるイメージをする。
現代っぽい言い回しも少し入ってるが土台は古典だな。
深化をもうちっと入念にやったほうがより万人向けになると思う。

女体化は美亜の容姿をイメージしてから
胸→尻→腰→喉仏→髪の毛→肌→全身の順にそれぞれ5カウントを数えて体を変える。
そして最後にマンコやクリトリスの感度をちょこっと上げて終了だ。
サークルの過去作で聞いた技法ばかりでちと面白味に欠けるが効果は見込める。

エッチはたかしなるスーツ姿の男とホテルに行き1時間くらい責められる。
汗臭い体が好きらしく足の指や腋の下を美味しそうに舐めてた。
まあちゅぱ音は入ってないんで吐き気がするほどひどくはない。
ほとんどのセリフを美亜視点で実況するのもある。

触手プレイなどとは違い絶頂シーンがえらく少なく
その代わり感度上昇の暗示をこれでもかってくらい入れてくる。
女性を完全受け身にしたのも聞きやすさを優先したのだろう。

足舐め、乳首舐め、腋舐め、ローター責めと続いて彼女がイきそうになったとこで寸止めし
イラマチオっぽいフェラを少しやって口内射精、それからバックと騎乗位のセックスに励む。
序盤のプレイがちと珍しいが以降は概ねよくあるやつだな。
人間同士のエッチではっちゃけたことをするのは無理があるから仕方あるまい。
ひとしきりやった後10カウントダウンで1回だけドライ絶頂する。

いつものKUKURIに比べると大人しい作品だ。
催眠はごく普通だしエッチも取り立ててハードなことはしていない。
そしてドラマパートやエッチが最初から最後までちと重苦しく感じた。
エッチをそのまま楽しむってよりは若い女性の苦悩や葛藤を身近に味わうことを見越してる。
結局は好みの問題なんだろうがもうちっと明るくしてもよかったんじゃなかろうか。

ってなわけで満足感はまずまずであった。
女体化作品で聞くものが少なくなってきたときに検討するといいだろう。

出演:西浦のどか
時間:120分
属性:ややM

催眠:★★★☆☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★☆☆


体験版はこちらから

saiminsusume at 20:00|PermalinkComments(0)★3 

2017年08月06日

TRハウス(TS)

2017年07月に公開されたサークルTS heavenの作品。

女体化専門サークルの三作目であるな。
今回は男とのエッチに挑戦してる。
女が男と致すのはリアルだと当たり前のことだが催眠音声はあんましやらない。
催眠をかけても根は男のままなんで無意識で拒絶反応を示す人がいるからだろう。
まあ私にとっては好物なんで期待しながら聞いてみた。

この作品はTRワンなる女性に催眠をかけられ男とエッチする。
主人公は女になりたいMらしく、激しく責められるほうに興奮するそうだ。
まあ催眠音声の時点で痛いことはやらんので取り立ててハードなことはない。
無茶苦茶にされる喜びを味わわせるところまでだな。

催眠は深呼吸&脱力→深化&女体化と進む。
深呼吸は専用の車の中で外の景色をイメージしながら2分くらいやる。
安全性を確保するためにエッチは海底のラボでやるらしくそこまで移動するわけだ。
海岸を通って行くのを利用して子供の頃に海で遊んだ思い出や電車に揺られて帰るイメージが出てくる。
そこから簡単な漸進的弛緩法と分割弛緩法に繋いで主に手足を中心に脱力する。

深化は港から潜水艇に乗り込み10カウントダウンを2セット、30と50を1セットずつ刻む
どのカウントも〆に必ず追い込み暗示を入れてきてトランスの感覚が一気に襲ってくる。
女体化はカウントの合間に魂を乗り移らせる女性のイメージをする。
最後にその女性になりきり胸や股間の感覚を確認して終了だ。

ストーリー性を孕んだなかなか良い催眠であるな。
古典系の技術がベースになってるがイメージはどれも作品独自のものを使ってる。
VOICEROIDの演技もなかなか上手い。
女体化がちと風変わりだがトランスに入りやすいのは間違いあるまい。

エッチは男性に後ろから襲われ胸を揉まれ、キスやシックスナインを経てセックスに至る。
とっかかりはちと強引だが始まってからは結構まったり愛し合うんでレイプとは違う。
TRワンの実況もどぎつさを感じない言葉を選んでやっていた。
感覚支配の暗示もバッチリで聞けば聞くほど脳や性感帯がムズムズしてくる。

クンニで1回、セックスで挿入後ピストンする前に1回、ピストン&中出しで1回と絶頂シーンが割かし多く
そのいずれもカウントを数えて暗示でビシッと決める基本に忠実なものだ。
プレイ中に男性側の心情にも軽く触れてるのがちと珍しいな。
まあセックスでパートナーを蔑ろにするとオナニーっぽくなっちまうからいい判断だと思う。

癖のある題材をまろやかに仕立て上げてる上質な作品だ。
催眠はラボに移動するまでの過程を忠実に催眠へ融合させてるし
エッチは男性にガンガン責められるのを多少優しい表現で描いてる。
完全なハード路線でいったら制御が難しくなるんでサークルなりに考えてこうしたのだろう。
ドライもやりやすくて女体化好きなら楽しめること請け合いだ。

ってなわけでは私は大満足であった。
女体化は作品数が多くもうアイデアが掘りつくされてる気もしてたんだが
こういう視点の作品が出てくるのを見るとまだまだ色んな可能性が眠ってるのかもしれないな。

出演:結月ゆかり
時間:85分
属性:ややM~M

催眠:■■■■■
エロ:■■■■□

ダウンロードはこちらから
http://ts-heaven.blog.jp/archives/17490847.html

saiminsusume at 20:00|PermalinkComments(0)無料作品 

2017年08月01日

【催眠音声】女の子に添い寝でえっちな催眠かけられ手ェよ

【催眠音声】女の子に添い寝でえっちな催眠かけられ手ェよ

2017年07月に発売されたサークルmosquito cockの作品。

ここも新しいサークルであるな。
自分の好みに合った作品がなかなか出ないから自分で作ったらしい。
同人活動の根本は己の欲求を満たすことにあるんで至って自然な行動だと思う。
ドM向けじゃないようだが気になったんでとりあえず聞いてみた。

この作品は身内もしくは恋人と思しき女の子に催眠をかけられる。
最初にピロートークがあってそこで悪戯されたお返しにかけるって寸法だ。
まあでも彼女は主人公に相当惚れ込んでるらしく意地悪なことはまったくしない。
ストーリーに自然さを持たせたかったからこういう展開にしたのだろう。

催眠は深呼吸&脱力→カウントによる深化と進む。
深呼吸は吸って吐いての掛け声に脱力系の暗示をタイミングよく入れる。
少し経つと肩や頬の脱力も加わってきた。

よくある進め方だがセリフが会話調になっててえらく和む。
技術面も基本に忠実だしかなりのリラックス効果が見込めるだろう。
声の位置がめちゃめちゃ近いのもシチュに合ってて良い。

深化は7カウントを3セット、3カウントを3セット数え最後に0を連呼する。
どのカウントも合間や最後に追い込み暗示を入れてくる安定感のあるものだ。
新規なら奇抜な誘導をやって自爆するよりもこんな風に手堅くやるほうがずっと入れる。

中の人が催眠音声をそれなりに聞いてるのかもしれないな。
まずもって上々の催眠であった。

エッチは彼女に耳を舐められ、口の中を自分の舌で舐め、ついでに乳首もいじってドライする。
込み入ったプレイは避けて暗示と軽い刺激でイかせる感じだ。
感度強化の暗示をちょこちょこ入れつつねばっこいちゅぱ音を至近距離から鳴らす。
喘ぎ声は上げないが音が生々しくてこれだけでもなかなかにエロい。

口の中を舐めるプレイは個性付けに入れたのかもしれないな。
あんましいじらない部位なんでチンコや乳首の快感に比べるとどうにも物足りない。
まあ他のプレイと一緒にやるからオプション程度の役割は果たしてるとも言える。
18分くらい続けた後に10カウントアップで1回、3カウントダウンで1回絶頂する。

エッチがちと引っ掛かったが催眠やキャラ設定がちゃんとしてて割と完成度の高い作品だ。
親しみを感じる女性に優しく弄ばれるシチュをほのぼのした雰囲気で描いてる。
催眠は無理をせずにトランス誘導だけ頑張ってるし、エッチはやや珍しいプレイを絡めてドライに持っていく。
大手ほどの華麗さはないが処女作でここまでできるのなら相当なものである。

だがエッチでカウントをもうちっと慎重に使ったほうがよかっただろうな。
2回ある絶頂シーンの数え方がなぜか間逆だし道中もとりあえず数えてる感が拭えない。
催眠パートではあまり使わなかったのだからそれに揃えた方が違和感もなくなる。
このサークルなら経験を積めば容易く改善できるだろう。

ってなわけで私はかなり満足できた。
有料の新規は金目当てで技術のないサークルが多いんで
ここみたいに骨のあるところがもっと増えて欲しいものだ。

出演:そらまめ。
時間:60分
属性:ノーマル

催眠:★★★★☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★★☆


体験版はこちらから

saiminsusume at 20:00|PermalinkComments(0)★4~...