2017年05月

2017年05月31日

孕ませ催眠 ~催眠世界でいちゃラブ子作り~

孕ませ催眠 ~催眠世界でいちゃラブ子作り~

2017年5月に発売されたサークルぬのざとやの作品。

新作の嵐が収束したところへひょっこり現れた新規サークルだ。
初めて聞く名前の声優なんだがエロボイスのほうで頑張ってる人らしい。
催眠音声とエロボイスは勝手が違うんで最初はことね様やふぁん氏のほうがいいと思うんだがな。
毎度のごとく活動開始のお祝いを兼ねて突撃してみた。

この作品は案内役の女性に催眠をかけられ好みの女性と子作りエッチする。
催眠パートとエッチパートで話し手を交代するのがちと珍しいな。
それ以外は作品名のイメージ通りの割かし普通なことをする。
新規でオリジナリティを出そうとしても土台無理なんでいいんじゃなかろうか。

催眠は深呼吸→分割弛緩→イメージによる深化と進む。
深呼吸は自分の好きなペースでやり案内役がリラックス系の暗示をちょこちょこ入れる。
催眠の演技ってよりは朗読っぽい読み方だが声が透き通っててえらく癒される。

脱力は目→鼻→口→顎→首→胸→肩→肘→手の指先→腹→腰→太もも→膝→かかと→足のつま先の順に力が抜けると言う。
暗示が薄く演技指導も特にされてないようで重さを感じるにはどうにも物足りない。
他の催眠音声の真似事をするよりも如何に効率よくトランス誘導するかを考えて作るべきだ。

深化は体全体が地中に潜るイメージ、そこで妖精に連れられ階段を下りるイメージ
着いた先の部屋でベッドに横たわり眠るイメージをする。
イメージの内容がどれも単純明快でわかりやすく暗示も一応頑張ってる。
だが階段を下りるときにカウントを本当に数えるだけなのはいただけない。
今から催眠音声に参入するならカウントを数える理由くらい知っておいてほしいもんだ。
レベルはいいとこ中の下ってところだな、これは。

エッチは移動先の部屋で後から来た女性と子作りに励む。
主人公が相当な早漏なのかチンコを軽く触られただけで1回射精しその後に本番へ移る。
案内役は役割を終えたと思ったのか解除まで退場し彼女と二人きりになる寸法だ。

催眠音声を多少は研究してるようでプレイの説明と暗示のバランスが結構よい。
だが肝心のトランスがいまいちなんで自分がしてると思って聞くには無理がある。
エッチな事もあんまり言ってこないしトランスに入ってるのが前提のプレイだわな。
手コキは10カウント、セックスは30カウント数えた後に射精の指示が出る。

地雷ってほどじゃないが有料で出すには物足りない作品である。
催眠音声ではそれこそテンプレレベルの技術を多少アレンジしてるだけだし
エッチはエッチで彼女と致してる気分に浸るには言葉がどうにも硬い。

まあでもあからさまに手を抜いてる感じはしないからこれが今のサークルの全力なのだろう。
今後の頑張り次第では十分聞ける作品に仕上がる可能性を秘めてる。
凄い作品を最初から作れるサークルなんてごく僅かだし順当っちゃ順当なのかもな。

ってなわけでシチュに興味を持ったのなら考えてもいいかなってあたりのものだ。
できることが増えれば個性も出てくるだろうし長い目で見守るとしよう。

出演:天知遥
時間:68分
属性:ノーマル

催眠:★☆☆☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★☆☆☆


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2017年05月27日

魔鏡のいざない ~痴女化体験~

魔鏡のいざない ~痴女化体験~

2017年04月に発売されたサークル魔転狼の作品。

またしても新規のサークルであるな。
洗脳もののCGを作ってたのがこっちに手を出してきたようだ。
催眠と洗脳は販売サイトでよくセットになってるジャンルだが似て非なるものだ。
まあ催眠音声を作るならそれくらい知ってて当たり前だわな。
シチュが好みだったんでご祝儀がてら聞いてみた。

この作品は謎の女性に女体化洗脳され男とエッチする。
触手や複数同時責めはせず至ってノーマルなものばかりだ。
痴女になりきるあたりはいささか変態チックだがな。

催眠は廊下を歩くイメージ→女体化と進む。
イメージは左右に多くの扉がある長い廊下をズンズン進む。
足音がリズミカルでメトロノームを聞いてるようであった。
だが彼女は状況を説明するばかりで催眠らしきことを何もしてこない。

女体化は到着した扉の先にある等身大の鏡をじっと見つめる。
そこへ「あなたは女」と何度も何度も言ってきた。
最後に申し訳程度の10カウントダウンをしておしまいだ。

こんな薄っぺらいセリフで女体化できたら催眠なんざ必要あるまい。
廊下のイメージも催眠を碌に勉強してないのが丸わかりなレベルのひどい代物であった。

トランス誘導する気のない作品を催眠音声と呼ぶのはやめていただきたい。
催眠音声を真面目に作ってる方々に迷惑だ。

エッチはオナニーして、衣装を着替えて、男にフェラとセックスをする。
状況描写は割としっかりしてるんだがトランスに入れない時点で無意味だわな。
変な音楽や喘ぎ声をやたら垂れ流すのも耳に障る。
一通りイチャイチャした後中出しに合わせて絶頂する。

まあなんだ、予想を遥かに上回る超絶地雷作品であった。
催眠が催眠になってないしエッチも音楽や喘ぎ声がひどすぎてセリフをうまく聞き取れない。
何をどう考えたらこれが催眠音声になるのか本気で理解できなかった。

ってなわけで値段分の価値があるとはとても思えない。
今回は催眠音声じゃない作品のレビューなんでいつも以上にざっくり書かせていただいた。
この様子だとサークルがまともな作品を作れるようになるまで数年はかかるだろう。

出演:口谷亜夜
時間:85分
属性:ややM

催眠:☆☆☆☆☆
エロ:★☆☆☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:☆☆☆☆☆


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2017年05月23日

TS催眠!-あなた→私-

TS催眠!-あなた→私-

2015年09月に発売されたサークルカジハラエムの作品。

カジハラ氏では毎度お馴染みの女体化ものだ。
これを出した1ヶ月前にほぼ同じタイトルのチクニー作品を出している。
この2ジャンルに執着してるってことは好きなんだろうな。
半額キャンペーンで安かったんでとりあえず聞いてみた。

この作品は五木はるらなる女性に女体化催眠をかけられる。
彼女が何者なのか、主人公との関係はどうなのかは何も語られてない。
というか音声が始まって1分後にはもう催眠が始まる。
催眠音声ならもうちっとラポール構築を頑張ったほうがいいと思うのだがな。

催眠はストレッチ&深呼吸→深化&女体化と進む。
ストレッチは右足→左足→右腕→左腕→頭の順にひとつずつ軽く持ち上げ合図で下ろす。
暗示を軽く入れてくるがどれも1回しかやらんし効果はほんの僅かってところだ。
深呼吸は自分のペースで3分やるだけなんで言うことはない。

深化は最初に時計の音を5回鳴らし彼女の声に心地よさを感じる暗示を入れる。
深呼吸で空っぽになった頭に声を注ぎ込んで言いなりにするって寸法だ。
さらに彼女と体を共有し女性になったことを受け入れるよう言われる。
最後に「トランスセクシュアル、大好き」をキーワードにトランスを深めて終了だ。

まあなんだ、女体化が随分と手抜きっつうか配慮に欠ける催眠であるな。
彼女の体を借りるって発想はいいんだけどその手法が強引過ぎてついていけない。
ていうか2人の体が通じ合ってるならエッチシーンで一緒に気持ちよくなるのが妥当なのに
実際するのは普通のレズプレイでコンセプトとかなりずれている。

あべこべな部分が多いと疑問が生まれ、それが思考を活性化させることにつながり催眠は解ける。
そんな基本的なことすら押さえられてないのだから困ったものだ。
お世辞にもいい催眠とは言えない。

エッチはローターで乳首を責め、電マでマンコを責め、ディルドで処女を奪う。
女体化した主人公が処女ってことは五木さんも処女なんだろうな。
その割にエッチが手慣れていてここにも違和感がある。

流れは個別に効果音を流しながら気持ちよくなる暗示を入れ
10カウントダウンで絶頂するのを繰り返す。
音がリアルだからどんな風に責めてるかは割かし掴みやすい。
だが女体化催眠があべこべなせいで自分がやられてるってよりは他人の行為を見てるようだった。

催眠音声で催眠がダメだとエッチもダメになるいい見本だな。
ドライとは程遠い状態で聞き終える羽目になった。

催眠はダメダメ、エッチはそれなりの作品だ。
ローターや電マを使う催眠音声は珍しく、音も入っていてイメージしやすい。
暗示の入れ方もそれほど悪くないしトランスや女体化に成功してればまあイけたんじゃないかって思う。
だがしかし、その土台となる催眠がよろしくないのですべてがおじゃんになってる。
女体化催眠を10分そこそこでこなすのがそもそも難しいのだから順当とも言える。

カジハラ氏は以前はいいものを作ってたのにこのところ雑さが目立つ。
本人がそう自覚してなくとも作品の色んな部分にそんなものを感じた。
大手のサークルは夏冬に向けてじっくり練り上げてるし一度それに倣ってみてはどうだろうか。
このままでは品質が悪い→売れない→やる気が出ないの悪循環を生むだけだ。

ってなわけで半額でもお勧めしたいとは思わない代物だった。
着眼点は面白いのだからそれをなんとか形にして欲しいものである。

出演:誠樹ふぁん
時間:45分
属性:ややM

催眠:★☆☆☆☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★☆☆☆


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2017年05月19日

双子の快楽催眠

双子の快楽催眠

2017年1月に発売されたサークルナシミカンの作品。

活動開始から4ヵ月後に3作目を出すとは随分と精力的であるな。
乳首→会陰→双子と今のところまるでちがう内容に挑戦してる。
まあ設立した直後は方針が定まってない場合が多いし色々試してるんだろう。
コミケ作品に埋もれてたが暇になったんでとりあえず聞いてみた。

この作品は双子の少女にエッチな催眠をかけられる。
ストーリー性はまったくなくいきなり催眠を始める昔ながらのものだ。
大手でもない限り最初は話をして興味を引いたほうがいいんだがな。

催眠は深呼吸&脱力→カウントによる深化&揺さぶりと続く。
深呼吸は右の子が呼吸の指示を出し左の子は脱力させる暗示を入れる。
これをやってくるってことは双子に関してまったくの素人ではないようだ。
それぞれ一言しか言わないんで脱力感はさっぱりだったがな。

深化は手を叩いて半覚醒させ1回目は5カウント、2回目と3回目は10カウントダウンを数える。
左右でカウントアップとカウントダウンを同時に数えたり結構頑張ってた。
セリフを文節単位で区切り左右に細かく振り分けるシーンもあって双子っぽくなってる。

だが話しぶりに双子特有のキレがなくもっさりしていてどうにも締まらない。
以前の作品もそうだったがこのサークルは演技や間の取り方にあまり関心がないようだ。
暗示の内容をそのまま伝える感じに声で表現し状況に応じた間を取ってこその催眠なのにな。
もらった音声をそのまま販売してるんじゃないかって思えるほど間に変化がない。

本気で落とそうとしてこないのに落ちれるわけあるまいに。
ごくごく浅いトランスでエッチを聞く羽目になった。

エッチは感度上昇暗示を入念に入れて2回絶頂させる。
下半身から始めて乳首や全身に快感を行き渡らせようと働きかけていた。
まあ私は碌に入れなかったからぶっちゃけさっぱりだったがな。
演技に感情を込めすぎっていうかオーバーなのも鼻につく。

とりわけよくないのが大部分で双子のセリフが被ってることだ。
同時に暗示を入れて手短に気持ちよくしようって魂胆なんだろうが
言うタイミングを合わせてるだけで催眠として効果があるようにはどうも思えない。
一部で抑揚に変化があるものの話しぶりが一定でえらくだらっとしてる。
いずれの絶頂シーンもドライとは程遠い状況で迎えることとなった。

双子催眠における演技の重要性を再認識させられた作品だ。
49氏やフルトラの表面だけを真似て細部はかなり手を抜いてる。
サークル自身は頑張ってるのかもしれんが結果が伴ってないのだから仕方ない。
催眠もエッチも緩みっぱなしでトランスに入れないしドライでイけやしない。

催眠音声の演技ってやつは声優が本気でかける気でやってこそ成り立つものだと思う。
しかしこの作品にはお世辞にもそういう気持ちが感じられない。
双子の声が無駄にきゃぴきゃぴしてて催眠に合ってないし暗示の入れ方もお察しである。
台本には細かな演技指導がされてるんだがそれでもまだまだ足りないようだ。
まあまだ3作目だし今から1年後には随分成長してるのかもしれない。

声優個人を叩いてるんじゃなくてもうちっと手取り足取り指導すべきってことだ。
一度コツを掴めば以降はなんとかなるだろうしそのきっかけを作ってやらにゃ可哀想である。

ってなわけで大いに不満の残る代物であった。
双子の2作目は当分後にしてひとまず地力をつけるのがよかろう。

出演:御崎ひより
時間:49分
属性:ノーマル

催眠:★★☆☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★☆☆☆


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saiminsusume at 20:00|PermalinkComments(0)双子 

2017年05月15日

ブリスドール‐幸福なマルチプルオーガズム‐

ブリスドール‐幸福なマルチプルオーガズム‐

2017年04月に発売されたサークルMayThirdの作品。

前作が今年の2月だから製作期間2ヶ月ってところだな。
活動開始直後のサークルは総じて勢いがある。
一年後二年後はどうなってるかわからんが頑張って欲しいもんだ。
とりあえず前作くらいの品質は持ち合わせてることを願いつつ聞いてみた。

この作品はブリスドールなる人形と体を繋ぎ合わせ連続絶頂しまくる。
何やらスク水氏の作品にシチュがえらく似てるな。
エッチはありきたりなものだがトランス誘導はあちらに通ずるものがあった。
まあ新規が大手の真似事をしてうまくいくことなんて絶対ないんだがな。

催眠は物語1→物語2→物語3→ブリスドールとの一体化と進む。
物語1はブリスドールの能力で絶頂し続け廃人になった男性の話を凝視法と深呼吸を絡めて
物語2はブリスドールを作った女性の話を深化っぽい暗示を絡めて語る。
アイデアを拝借してるがストーリーはオリジナルであった。

物語3はブリスドールを手に入れた別の男性が絶頂地獄を味わったことを話し
すべてを語った後に同じ体験をしてみたいかたずねられる。
そして最後にブリスドールと手足を糸で繋げるイメージをして体を少し触り終了だ。

催眠の技術に属することを一応やってはいるが催眠と呼ぶにはどうにも物足りない。
ストーリーの中に暗示を入れて落とすことを狙ったのだろうが
暗示らしきものがえらく少なく入れ方も拙くて入りたくても入れない有様だった。
これじゃあ単なる物語作品とさして変わるまい。

ぶっちゃけるとサークルの身の丈に合わないことをやって爆死してるんだよな。
スク水氏のイき人形は技術レベルがめちゃめちゃ高くて普通のサークルじゃまず真似できない。
それを理解してるのかどうか知らんが表面だけそれっぽいことをやってる。
で、案の定催眠のできそこないらしきものが生まれたわけだ。
ストーリーと催眠を完全に分けて誘導してればまだなんとかなったのだろうが今さら言っても遅いか。

エッチは感度上昇の暗示をひとしきり入れてから10カウントを何度も数える。
その間こちらはひたすら乳首をいじり続けるだけだ。
ブリスドールになりきって連続絶頂するはずがこうするあたりにサークルの自信のなさがうかがえる。
エッチくらいはイき人形の真似をしたくなったのかもしれないな。

だがトランスにまったく入れてない状況で聞くことになるんでさっぱり気持ちよくなれなかった。
せめてエロいことをもうちっと言ってくれれば少しは違ったのだろうがそれもほぼない。
トランスに入ってるのが前提のエッチでそれができてなかったらこうなるのも致し方あるまい。
明確なタイミングは指示されずカウントを数えてる間好きなだけ絶頂する。

まあなんだ、サークルには悪いが完全に実力不足だわな。
この手の誘導をする作品に対する技術の理解と研究が圧倒的に足りない。
とりわけストーリーに暗示を忍び込ませるテクニックに精彩を欠く。
ストーリーもブリスドールのことを色々語っただけで催眠に役立ててるとはお世辞にも言えない。

別に大手の真似事をするなとは言わないさ。
最初のうちは良い手本を元に製作するのもいいだろう。
まあそういうのは無料でやってくれって思うがね。
サークルは違うって言い張るだろうがこいつはどう考えてもイき人形のオマージュだ。

でもさ、やるからにはもうちっとリスペクトして作ってほしいわけよ。
あっちは7000も売れてるのにこっちは300程度じゃ悲しいじゃない。
他人のアイデアを盗み超絶劣化品を作るとかクリエイターとしてあるまじきことですよ。
今後もやらかしそうなんでちと釘を刺させていただく。

ってなわけでよろしくない代物であった。
サークルはきちんと勉強してから次の製作に取り掛かってくれ。

出演:口谷亜夜
時間:94分
属性:ややM

催眠:★☆☆☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★☆☆☆


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2017年05月11日

アライグマの恩返し。(アライ=サン 催眠)

アライグマの恩返し。(アライ=サン 催眠)

2017年05月に発売されたサークル風呂井戸ソフトの作品。

随分と変り種の作品が出てきた。
巷で人気を博してるけものフレンズをモチーフにしてるのだろう。
いつもやってる女体化が入ってないのも珍しい。
時間からしてさすがに大層な作品じゃないだろうと思いつつ聞いてみた。

この作品はひょんなことから人間化したメスのアライグマに奉仕を受ける。
語り手のお姉さんによると結構昔に主人公が彼女を助けたそうだ。
アライグマの姿で出向いても意図をわかってくれるはずがないからな。
彼女の口調が原作に合わせてあってなかなか和む。

そういやこの作品はトランス誘導をするシーンが無い。
物語のあらましや二人の関係をお姉さんが話しすぐさま風呂場に移動する。
そして手足からチンコまでをせっせとお掃除するって寸法だ。

だが私はこの作品を叩こうとはまったく思わない。
というのもエッチで手コキやフェラをする時に感覚支配の暗示を入れてくれるからだ。
導入と深化を端折ってエッチをいきなりやる催眠音声と思ってくれればいい。
暗示の効き目はイマイチだが射精時に5カウントダウンと追い込み暗示をきっちり入れるんで
ドライ経験者あたりならムズムズするんじゃなかろうか。

原作をリスペクトしつつソフトなエッチをする作品だ。
アライグマの魅力を感じるやり取りを軸に置きエッチでちょこちょこ暗示を入れる。
ここまで時間の短い中できちりと〆てるのを私は評価したい。

まあM向けのことはしないしエロが弱いんでおかずにするのはきついんだがな。
コメディ作品だよってことを理解した上で聞いてほしい。

出演:分倍河原シホ
時間:12分
属性:ノーマル

催眠:★☆☆☆☆
エロ:★☆☆☆☆
アライさん度:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★☆☆


体験版なし

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2017年05月07日

女体化☆露出催眠倶楽部

女体化☆露出催眠倶楽部

2017年03月に発売されたサークルミントチョコレートの作品。

またしても新規のサークルであるな。
3月~6月はコミケの波が収まり結構暇な時期なんでいいタイミングだと思う。
女体化露出プレイってのもなかなかにそそるわな。
好みに合いそうな内容だったんで少し期待しながら聞いてみた。

この作品は露出催眠倶楽部に所属する女性に催眠のサービスをしてもらう。
1回1000円で1時間30分楽しめるのなら風俗よりずっとお得だ。
肝心の露出も近所の散歩コースに溶け込ませてリアリティを出してる。
まあ催眠音声は催眠をかけられなきゃ始まらないんだがな。

催眠は深呼吸→分割弛緩→カウントによる深化と女体化の順にやる。
深呼吸は吸って吐いての言葉に合わせてやるだけなんで書くことは何も無い。
分割弛緩は足の裏→ふくらはぎ→太もも→尻→腹→肩→腕→手→唇→首→唇→頬→目元→眉→額の順に脱力する。
分割具合が細かいのは結構なことだがどれも暗示表現が同じなのは困ったものだ。

重感を伝えるといってもやり方は色々あるわけで
もうちっと工夫しないと重くなる以前に聞き手に飽きられる。
話しぶりが単調で暗示の量も少ないとあってはどうしようもない。
このサークルも他の新規と同じく地雷への道をまっすぐ辿っている。

深化は10カウントダウンに合わせて髪、顔、胸、全身の変化を実況する。
カウントの前に意識が闇に落ちると暗示を入れてるのに最中の暗示が女体化では無茶苦茶だ。
深化させたいならそれに専念すべきだろうに。
両方片付けようとしてどちらも中途半端になってる悪い例だ。
まあなんだ、ちっともトランスに入れないし女体化もできない薄っぺらい催眠だった。

エッチは部屋で露出の訓練をし、住宅街の自販機や街灯の前でオナニーし
公園で露出催眠倶楽部の女性にオナニーを見せつけ、自宅前でもう一回オナニーする。
オナニーの回数がやたら多いのは乳首とマンコをいじり分けるからだ。

どのパートでも何をするかや周りの状況がどうか丁寧に教えてくれるのはありがたい。
でも催眠音声なんだから暗示で気持ちよくして欲しいもんだ。
イメージプレイにしても感度強化が弱すぎるし絶頂も「イクゥ」と言うだけでなんとも味気ない。

股間をいじったらどうせ催眠は解けるんだから最初からかけなきゃよかったのにな。
その場合は女装プレイになるわけだがやむを得まい。
催眠からかけ離れたエッチをしていては酷評されても仕方ない。

もうちっとまともな作品だろうと思ってたのにがっかりした。
催眠はテンプレ技法をまともに行使できてないお粗末なもので女体化もてんでなってない。
エッチはエッチで催眠そっちのけの内容で違和感がありすぎる。

催眠はよく知らない人からすれば何でもできる魔法に見えるのだろうが
実際はなぜその技術を使うのか、その暗示を入れるのかがいちいち理に叶ってる。
そのことを碌に考えず作るからこういう支離滅裂なものが生まれるのだ。
やりたいことはわかるんだがそれを音声化する技術が明らかに不足してる。
製作はひとまず後回しにして催眠と催眠音声の勉強を頑張ったほうがいい。

ってなわけで毎度お馴染みの地雷作品であった。
催眠音声の平均レベルは上がってるのに粗悪な作品は依然後を絶たない。
諸君もこの手の作品を掴まないように気をつけてくれ。

出演:柚木桃香
時間:97分
属性:ややM~M

催眠:★☆☆☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★☆☆☆☆


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2017年05月03日

ちちのひ2012

2012年06月に公開されたサークルすくりぷてっどこねくしょんの作品。

言わずと知れたちちのひシリーズの一作だ。
普段はお姉さんが甘やかしながら乳首をいじらせることが多いのに
この作品だけは奴隷調教っぽい路線で責めてくるからMに良い。
レビューをまだ書いてなかったことに気づき今さらながら紹介する。

この作品は謎の女性に奴隷化の催眠を施され乳首オナニーに勤しむ。
主人公が元々乳首好きなMって設定だから強引な描写は特にない。
シリーズのお約束としてチンコには触れずイメージと乳首への物理的刺激でイかせる寸法だ。
開発要素は薄いからいじり慣れてる人の方が向いてるだろう。

催眠は脱力→イメージによる深化→暗示と進む。
脱力は目を閉じたまま瞼の向こうにある天井を見つめ彼女の言葉を聞く。
深呼吸や分割弛緩はやらずにいきなり暗示を入れてきた。
だが月宮氏の声と演技が優れており肩の力がほぐれてくる。

深化は暗闇の中に青い炎が灯り次第に大きくなってく様子を思い描く。
それに合わせて意識が遠のく、ぼーっとすると小まめに暗示を入れていた。
すくりぷは以前から暗示をつなぎ合わせて深化させる誘導を好んで用いる。
それをできるだけ短く効率的に進める感じだな。

暗示は彼女の言うことに「はい」と答えるように言いつけ
実際にやらせる傍ら繰り返すほど幸福感が増す暗示を入れる。
無理矢理従わせるんじゃなくて離れられなくするあたりが催眠に即してて良い。
最後に腕→手→胸→背中→お腹→お尻→太もも→足→頭の中の順に気持ちよくなる暗示を入れて終了だ。

エッチは彼女の言葉に従うことを念押ししてから3つの体位で乳首をいじる。
序盤は寝そべったまま彼女に馬乗りにされいじられてるイメージ
中盤は犬のように四つん這いになり背中に乗った彼女にいじられるイメージ
終盤は正座で足を開きチンコを見せつけたまま自由にいじる。
擬似エッチをするわけだが自分でいじる時間も十分に用意されてる。

体を動かす指示が多いのは催眠に自信があるからだろう。
事実エッチの最中にもトランスが深まる暗示をちょこちょこ入れて安定化に努める。
彼女に指示を受けオナニーを見られるシチュもMにとってはご褒美だ。
乳首しかいじらないのに股間もキュンキュンしてえらく気持ちいい。

絶頂は開始から12分後、19分後、30分後に1回ずつある。
最初の1回は絶頂指示を唐突に出すんで合わせるのは難しそうだ。
でも後の2回は準備が入念でやりやすい部類だと思う。
とりわけ3回目は言葉責めや痴態の写真撮影で気持ちを盛り上げ10カウントを数えてくれる。
乳首と股間の両方に何とも言えない快感の波が押し寄せてなかなかに気持ちよかった。

M男なら楽しめる可能性の高い作品だ。
催眠は誰でもかかれる内容にしてエッチでガツンと決めてくる。
意地悪したり恥ずかしい思いをさせて興奮を高めてくれるんでドライもやりやすい。
乳首の気持ちよさと奴隷になった幸福感で絶頂させるエッチだな。

ってなわけで私は大いに満足できた。
性癖が合いそうな諸君も試しに聞いてみるといい。

出演:月宮怜
時間:48分
属性:M

催眠:■■■■□
エロ:■■■■■

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saiminsusume at 20:00|PermalinkComments(0)無料作品