2016年05月

2016年05月28日

妹トランス!おにーちゃん裸になって!催眠アソビしよッ!【催眠れん愛】

妹トランス!おにーちゃん裸になって!催眠アソビしよッ!【催眠れん愛】

2016年04月に発売されたサークル催眠マンチカンの作品。

久々の新規サークルであるな。
中の人はパパさんらしい。
仕事と育児をこなしつつ製作するのは相当に大変だろう。
催眠音声の製作者は本当に様々な人がいて面白い。
シチュからしてドM向けではないだろうと思いながらとりあえず聞いてみた。

この作品はお兄ちゃんLoveな妹と催眠エッチをする。
挿し絵や声の感じからして10代半ばあたりの年齢だろう。
すぐ近くに同年代の男がごろごろいるのに実兄に興味を持つとは罪な話である。
まあリアルじゃできない近親相姦をテーマにするのはいいことだ。

催眠は深呼吸→妹のイメージ→分割弛緩→カウントによる深化と進む。
深呼吸は1分しかやらないんで説明は省略する。
妹のイメージは顔、身長、体型、髪型、年齢など一通りを思い浮かべる。
聞き手の想像力を阻害しないために彼女から具体的なイメージは何も言ってこない。
諸君が思う年下の女性を好きに決めればよい。

分割弛緩は腕と肩→足→脹脛と太もも→腹と胸→目→頬→顎→顔全体→頭の順に意識を向け脱力する。
それと同時に妹が力を抜いてと小まめに言ってきた。
こういう時は力が抜けると言うべきなんだがな。
催眠なのに意識が受け取るタイプのセリフをここで言うのはよろしくない。
無料作品でももうちっとまともな暗示を入れるのだがな。

深化は5カウントアップしてから彼女の声を聞くと気持ちよくなる
もう1セット数えて今度は彼女の声で嬉しくなると暗示を入れていた。
深化させるならカウントダウンの方がいいだろうな。
催眠の肝になる部分なのになんとも淡白で入りにくい。
ごくごく浅いトランスに入った程度の感覚しかしなかった。

エッチは妹とキスをし、チンコを指でいじられ、手コキされ、セックスする。
彼女に処女設定はなくプレイ中の反応も普通であった。
まどろっこしい描写を入れると聞き手が萎えると思ったのかもしれない。

そしてキスをされると嬉しくなる、チンコをいじられると敏感になる
手コキされるほど気持ちよくなるなどの暗示をちょくちょく入れてくる。
流れは良いのだが如何せん催眠に入れなかったからやっぱり気持ちよくない。
かといって暗示重視だからおかずに使えるほどエロくもない。
催眠がうまくいってないせいで悪循環が働いている。

そういや手コキの時は自分でチンコをいじってもいいと言っていた。
直後にシコシコ言ってくるんでそれに合わせてオナると少しは気持ちよくなれる。
でも催眠音声ってそうやって気持ちよくなるものだろうか?
エッチの展開が催眠からちと脱線してるのが残念である。
最後は10カウントダウンで実際に射精する指示が出て終了だ。

なんつうか経験以前に技術が不足してる作品だな。
催眠が不完全なのが原因ですべてのバランスが崩れている。
中の人が催眠音声のマンガを書いてるくらいだから詳しいのだろうと思ってたのだが
催眠音声に関する研究をどうやらほとんどしてないようだ。

初歩的なミスや「なんでこうなるの?」って思うところがとにかく多い。
とりわけひどかったのが指示と暗示を取り違えていることだ。
暗示を入れるべきところで指示を出してくるのだから困ったものである。
催眠は序盤は暗示より指示を多くし深化以降は暗示の割合がだんだん増えてくる。
しかしこの作品はエッチの中盤あたりになっても相変わらず指示が多い。

指示に従わせてエッチするなら催眠をかける必要などあるまい。
セリフの言い回しが色々気になるんでそこから改善するのがよかろう。
無意識に届く表現をもっと使わなければ催眠に入れない。
紗藤ましろ嬢の声はすんごく可愛かった。

ってなわけであまり満足できなかった。
催眠音声を学ぶ最も簡単な方法は他の催眠音声を聞くことだ。
真面目に作るのなら最低でも100本は他サークルの作品を聞いてほしいものである。

出演:紗藤ましろ
時間:47分
属性:ノーマル

催眠:★☆☆☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★☆☆☆

総合:★☆☆☆☆


体験版はこちらから

saiminsusume at 20:00|PermalinkComments(0)~★2.... 

2016年05月24日

リリーフレンズ

(欝絶頂催眠)催眠STS(性転換)バーチャルレズ体験催眠被「リリーフレンズ」(女性化+バーチャルレズ+強欝系穢され洗脳精神)

2010年04月に発売されたサークルキャットハウスの作品。

言わずと知れた往年の名作であるな。
当時は女体化作品の数も少なかったしDL数から相当な反響があったのだろう。
エコーズが類似作品を出すなど製作者側にも影響を与えている。
まだレビューにしてなかったんで久方ぶりに聞いてみた。
しかし改めて見るとタイトルと作品説明文がえらく長いな。

この作品は主人公の恋人さやかの友達にあたる亜美に催眠をかけられる。
何でも彼らは付き合い始めてから半年も経つのにキスすらしてないらしく
やきもきした彼女が女性の扱い方をレクチャーするって寸法だ。
その手段に女体化催眠を用いている。

しかしこれは善意じゃなく彼女やその姉リエの打算からきている。
昼ドラほどじゃないがそれなりにドロドロした人間模様が描かれてるのが面白い。
うちらはもちろんやられる側だからM向けだ。

催眠は3つの約束をするところから始まる。
1、彼女を全面的に信頼し身も心も預ける
2、これから行うのはすべて彼女のためだから真剣に行う
3、最後まで彼女の言うことに従う

これらを確認し仕上げに復唱させるほどの念の入れようだ。
いずれも催眠を受けるにあたっての心構えに近い。
それを尤もらしくやるあたりがこの作品らしいのかもしれないな。

それから先は凝視法→イメージによる女体化と進む。
凝視法は亜美の携帯に入っていたリカの画像を見つめ、瞼の重さを感じさせる。
リカを見つめるのは彼女がさやかに熱烈なアプローチをかけている恋のライバルだからだ。
女子校なら女同士の恋愛関係も普通のことなのだろう。

深化&女体化はさやかの裸体をイメージし、それと自分の体を重ね合わせる。
2人に足りないのは心身の繋がりだから頭の中でそれをやってみましょうって流れだ。
そして2人が溶け合った直後にさやかの体を実体化させ主人公の心を閉じ込める。
気持ちはそのままにさやかの体を借りるちと見かけない女体化だ。

エッチは舞台をさやか達が通っている学校へと移し
さやかのオナニー→リエとさやかのセックスと続く。
オナニーは女体化の延長と感度上昇、セックスは本格的なレズプレイだ。
どちらも暗示を主体にしているから聞いてるだけで体がピクついてくる。

オナニーは胸と乳首を一通りいじりマンコへ手を差し伸べる。
だが場所が場所なんでパンツ越しにいじくる程度にしてあった。
直にいじると女体化が解けるきっかけになるのもある。
さやかの気分になって少しの刺激を与える前座に近いプレイだ。

リカとのセックスは濃厚なキスを交わし、抱き合いながら乳首を舐め
足を開いて指を3本入れられ、ペニスバンドを装着した彼女に貫かれる。
立ち位置はずっとリカが責め、さやかが受けだ。

ここまでのことをしてるってことは以前から随分と深い仲なのだろう。
プレイを通じて亜美がその事実を突きつけ主人公を絶望へと追い込む。
しかし女体化してさやか自身になり快感も味わってるのだから食い止めることはできない。
心と体に矛盾を抱きつつ10カウントダウンと0の連呼で絶頂する。

自分の恋人が女性に寝取られるシチュを臨場感たっぷりに描いた作品だ。
登場する4人の立場や特徴を盛り込みながら女体化催眠とエッチをしている。
普通の女体化とあらゆる部分が違うから純粋に面白いし
プレイの最中にかけられる暗示も的確で性的快感がどんどん高まるのを感じる。
これらを完璧なまでにまとめあげているキャットハウスの手腕には頭が下がる。

催眠は物語の背景に技術を違和感無く定着させている。
瞼の重さや意識のぼやけといった心の脱力に力を入れていた。
女体化は独自なんだがエッチでさらに強化してくる流れなんで受け入れやすいと思う。
エッチは正統派のレズプレイにNTRを絡めている。

ってなわけで大満足の内容であった。
価格がアレなところに目を瞑れるなら是非一度聞いてみて欲しい。

出演:川瀬ゆづき
時間:76分
属性:M

催眠:★★★★★
エロ:★★★★☆
コスパ:★☆☆☆☆

総合:★★★★☆


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saiminsusume at 20:00|PermalinkComments(2)★4~ 

2016年05月20日

ちちのひボイス

2011年06月に公開されたサークルすくりぷてっどこねくしょんの作品。

この界隈ではすっかり恒例になってるちちのひの初代作だ。
当時はあまり見かけなかったであろう乳首オナニーを集中的に行う。
ほぼ乳首だけってのが潔くて良いな。
催眠もすくりぷらしさが存分に発揮されていて同じく楽しめる。

この作品はお姉さんに気持ちよくなる催眠をかけられてから乳首をいじる。
彼女によるとおっぱいは人間なら誰でも大好きだから恥ずかしがらなくていいそうだ。
まあ男でおっぱいが嫌いな奴はいないわな。
大人になっても甘えたくなる魅力を秘めている。

催眠は幸福感の増幅→脱力&深化と進む。
幸福感の増幅は日頃体験しているいいことや好きな女性をイメージする。
昨日あった面白い体験を思い出して頬が緩んだことがあるんじゃなかろうか。
思い浮かべる内容は特に縛らず聞き手の好きに妄想させている。
暗示は幸福感や体の温感を高めるものをよく入れていた。

脱力&深化は頭→肩→腕→胸→お腹→背中→太もも→足の順に
白い光に照らされるのをイメージする。
心が緩めば自然と体も緩むもので結構な脱力感が得られた。
しばらく無音になり聞き手にも自覚させている。
最後に彼女の声を聞くと気持ちよくなる暗示を入れて終了だ。

エッチは彼女の指示に従い乳房→乳首の順にいじる。
開始時に腕が動く暗示を入れて腕を自動的に胸へと持っていき
そこからは彼女が停止と言うまで好きにいじる。
並行して体を敏感にしてくれるんで触った部分が軽くピクつくだろうな。
乳房は約2分、乳首は約8分いじくる。

そういや絶頂させる寸前に太ももでチンコを挟む指示を出していた。
手じゃなく太ももにしたのはパイズリ気分を味わって欲しかったのかもしれない。
全部で4回行いチンコも少し気持ちよくしたところで絶頂する。

催眠もエッチもサークルの独自色が見える面白い作品だ。
催眠はおっぱいの話題をほとんど振らず幸福感を徹底的に与えている。
乳首オナニーはチンコオナニーより快感が小さいのを危惧したのだろう。
心が満たされていればそれだけイキやすくなるってもんだ。
充実したエッチをするための手段に催眠を行使している。

エッチはテーマ通りにチンコをほとんどいじらない。
ドライ体験済みの人じゃないとちと物足りないかもしれないな。
乳首の快感が十分に得られるんでプレイは成り立ってると思う。

ってなわけでなかなかに満足できる内容であった。
今年の6月にも新作がきっと出てくれるに違いない。
風物詩として今後もできる限り続けて欲しいもんだ。

出演:月宮怜
時間:49分
属性:ノーマル

催眠:■■■■■
エロ:■■■■□

ダウンロードはこちらから
http://107baknyuata.blog110.fc2.com/blog-date-200712.html



saiminsusume at 20:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)無料作品 

2016年05月16日

乳首道 -Chi-Qo-Bi-Do-

乳首道 -Chi-Qo-Bi-Do-

2016年03月に発売されたサークルカジハラエムの作品。

サークルがよく作っている乳首がテーマの作品だ。
ことね様が上品な声であれこれリードしてくれる。
そういやこのサークルはことね様とふぁん氏をずっと起用してきたのだが
ふぁん氏が音声活動をやめたこれからはどうするのだろうな。

この作品はお姉さんにエッチな催眠をかけられ乳首道を習得する。
彼女によると乳首だけでイける体になれば男の格がぐっと上がるらしい。
エッチでも隅から隅まで乳首だけを責め続ける完全ドライ仕様だ。

催眠は深呼吸→分割弛緩*2→乳首の感度強化と続く。
深呼吸は自分のペースで行い彼女の言葉を聞くよくあるやつだ。

分割弛緩は1回目が肩、上腕、肘、手首、手の指先、頭、目、耳、鼻、口、顎、首、胸、お腹、腰、太もも、膝、ふくらはぎ、足首、足の指先の順に軽く流す感じで意識を向け
同時にそれらが軽くなったり心地よく感じる暗示が入る。
2回目は右腕→左腕→肩→背中→胸→腹→腰→太もも→ふくらはぎ→足首と部位を少し減らし
今度は言われた部分が重くなる暗示を入れている。

たぶんサークルは分割弛緩に揺さぶりを加えて深化を狙ったのだろう。
暗示の重ね方が上手く、ことね様の演技も良好で結構な重さを感じた。
独創性には欠けるが堅実な誘導を心がけていて良い。

乳首の感度強化は彼女に乳首を見られる、触られる様子をイメージし
勃起したりドキドキすると言ってくる。
以前のサークルならここで淫語をじゃんじゃん言ってたのに今回はまったくなかった。
暗示を入れる順番が勃起→興奮じゃなく逆の方が効果的だったかもしれない。
この段階では言われたとおりの変化は特に現れなかった。

エッチは乳首だけを指で擦られ、つままれ、舐められる。
前の2つは専用の効果音と暗示を交互に使い、舐めはちゅぱ音を固めて鳴らす。
彼女のテクで乳首の快感に目覚めさせようって寸法だ。

彼女の責め具合に関する描写が多い反面
催眠音声のエッチに必要な感度操作の暗示がどうにも少ない。
イメージができても気持ちよくなりにくいプレイだわな、これは。
乳首をとことん敏感にしてからじっくり責めたほうが催眠を有効活用できただろう。
催眠が結構良かったんでかなりもったいないことをしている。

乳首を舐め始めてから約6分後に10カウントアップで1回目の絶頂を迎え
そこから先は軽く責めてイク動作を4、5回繰り返す。
最後に和太鼓の音に合わせて再度絶頂して終了だ。

よくできてるんだがもうちょい改善して欲しくもある作品だ。
催眠パートはカジハラ氏の実力が発揮されていて入りやすい。
エッチも乳首まみれでテーマ性があるんだが如何せん気持ちよくする暗示に欠ける。
せっかく催眠誘導したのにこれでは片手落ちである。
焦らずじっくりエッチを進めてくれていたらと思えてならない。

だが催眠の醍醐味や多少なりとも乳首の快感を味わえるのも事実だ。
なんで催眠音声としてダメだとはこれっぽっちも思わない。
チンコに一切触れずイメージもさせない潔さも好感が持てる。
もし機会があれば改良された次回作を聞いてみたいものだ。

ってなわけで割といい作品だと思ってる。
ドライオーガズムに興味のある人は安めなんで検討してみてくれ。

出演:紅月ことね
時間:68分
属性:ノーマル~ややM

催眠:★★★★☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★☆☆


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2016年05月12日

家畜化催眠 「君は搾精用マゾ犬♪」

家畜化催眠 「君は搾精用マゾ犬♪」

2016年04月に発売されたサークルボトムズの作品。

随分前にこっぴどく叩いたサークルが初めて作った催眠音声だ。
何でもリアル催眠術師をスタッフに迎えたらしい。
自分でシナリオを書こうとしないのは鼻につくが己の無力を悟ったのだろう。
そこそこ売れてるしテーマは好きなんで期待しながら聞いてみた。

この作品は調教師を名乗る女性の犬にしてもらう。
主人公はどうしようもないダメ男で調教し甲斐があるそうだ。
家で飼うペットがダメな奴ほど可愛く感じるのと同じ心理かもしれないな。
自律訓練法を元に作った催眠をかけている。

催眠は深呼吸→腕の脱力→首とおでこの脱力→チンコの温度アップ→暗示と続く。
深呼吸は腹を指先で軽く押し横隔膜の揺れを意識しながら行う。
最初は普通にやりしばらくすると息を吸ったところで2秒息を止め吐き出す。
吐いた直後に暗示を入れてくることはなかった。
時間が60分近くあるんでのんびりやりたかったのだろう。

腕の脱力は自律訓練法の通りに「右手が重い」「右手が温かい」「左手が重い」「左手が温かい」を繰り返す。
まあなんだ、予想はしてたが本当にこれだけで聞いてると早速飽きてくる。
そもそも自律訓練法は一人でやるもので誰かにかけてもらうものじゃあない。
演技も暗示を入れるってよりは意味も無く棒読みしてる風で締りがない。
これを25分近く延々とやり続けるのだからうんざりしてくる。
脱力も温度変化もほとんど感じなかった。
首とおでこの脱力も「力が抜ける」「おでこが気持ちよくて涼しい」をだらだらと連呼する。

チンコの温度アップはオナニーによく使う手を股間に乗せ彼女の暗示を聞く。
手から伝わる体温で温かくなったように錯覚させるのが狙いだろう。
最後の暗示は「調教師の命令に従うのが心地よい」を同じく連呼するだけで味気ない。

聞き手に楽しく聞いてもらおうって工夫が微塵も無く実につまらない催眠であった。
音声がつまらなければ集中力が維持できず催眠にも入れない。
そんな当たり前のことを考慮せず自律訓練法モドキをするのだから笑える。
これを聞いてトランスに入るには聞き手の努力や忍耐力が必要だ。

エッチはオナニーして、耳舐めと乳首責めをされて、オナニーを見せ合って、セックスする。
暗示を入れて感度を高めるだとかカウントでイかせるシーンがまったくない。
サークルは催眠音声のエッチを碌に知らないし調べてもいないようだ。
まあこの催眠を聞いてトランスに入る可能性は低いんで敢えて催眠と関係なくしたのかもしれない。

プレイも自由にオナニーさせつつちゅぱ音を鳴らし
「コネコネ ツネツネ」と言って乳首をいじってる様子を表現していた。
オナニーとセックスは喘ぐだけの単なるエロボイスである。
催眠とエッチの整合性がここまでひどい作品は久々に聞いた。
普通にオナニーするだけなんで射精時の快感もいつもと変わらない。
終盤に彼女がイくのに合わせて2回連続の射精をする。

期待を見事に裏切られたひどい作品であった。
催眠は時間をかけてるのに内容がお粗末でかかりたくてもかかれない。
エッチは催眠から完全に離れていて催眠音声のプレイになってない。

催眠と無関係なエッチをするなら最初から催眠などかける必要はあるまい。
その時間をエッチに回したほうがよっぽど抜ける作品ができたはずだ。
何のために催眠をかけるのか、その成果をエッチでどう活かすのかサークルは1から勉強した方がいい。
これが出来ない限り何本作ってもそれは催眠音声にはならない。
参加した術師先生には悪いがこの作品が良いものとはとても思えない。

催眠も催眠で同じ暗示をだらだら言い続けるだけの没個性極まりないものだ。
調教師は主人公を自分の犬にするために催眠をかけるはずなのに
心身のリラックスに効果的な自律訓練法を選ぶのが間違ってる。
調教に適した他の技法を使って催眠をかけたほうがずっとましな結果になったはずだ。
調教されたくて聞いた結果癒されましたじゃ誰も満足しないだろうに。

ってなわけで大いに不満の残る代物だった。
このサークルがまともな催眠音声を作れるようになるのは当分先になりそうだ。

出演:大山チロル
時間:92分
属性:M

催眠:★☆☆☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★☆☆☆☆

総合:★☆☆☆☆


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2016年05月08日

淫乱痴女のねっとり催眠

淫乱痴女のねっとり催眠

2014年11月に発売されたサークルトランスフローの作品。

一昨年の10月から活動を始めた比較的新しいサークルだ。
女体化、メイド、小悪魔などなど手広く構えて製作をしている。
大手の中では女体化専門とかポリシーを持ってるサークルもいるが
作り始めたばかりの段階なら色々なことに挑戦してみたほうがいいだろう。
そこそこの実績を残してるんでちょっぴり期待しながら聞いてみた。

この作品は本屋にいた痴女に性の手ほどきをしてもらう。
初体験をしたくても彼女ができない童貞たちの願いを叶えてやってるらしい。
催眠30分、エッチ50分と構成もエロにやや寄せてある。
だが内実は正統派の催眠音声に近い暗示による操作を重視したものばかりだ。

催眠は深呼吸→眼球運動をしながらの深呼吸→カウントを数えながらの分割弛緩と続く。
眼球運動は息を吐いたときに寄り目にして吸うときはそれを解除する。
目の疲れを誘うために行ってるんだろうが、それなら開閉あたりのほうがやりやすいだろうな。
リラックスと過度な疲労を履き違えている節がある。

分割弛緩は右腕→左腕→右足→左足→瞼→尻→腰の順に行う。
左足まではこちらに200カウントダウンをさせているのと並行して脱力する暗示を
それ以降は凝視法、温感操作、感度上昇の暗示と絡めていた。

古典系の催眠法をわざとブレンドするのは新規の作品によく見られる。
そして真新しさを出そうとしたのに結局両方失敗するって寸法だ。
この作品も下手に小細工を労していてどうにも落ち着けない。
尻や腰の脱力シーンでは玉を揉んだりアナルに指を挿入するプレイまで登場する。

その後の〆も3カウントを数えてごくごく軽い追い込み暗示を入れるだけの簡素なものときてる。
深化の時間がここまで短いと入れるものも入れなくなる。
催眠における優先順位を理解し、それぞれの時間や労力の配分をもっと考えるべきだろう。
新規サークルの悪い特徴が浮き彫りになってる催眠だった。

エッチは乳首舐め→フェラ→パイズリフェラで1回、セックスでもう1回射精する。
まあ射精はするけどオナニーしないんで実際に出せる人はまずおるまい。
セルフでもないのに射精表現があるとややこしくなるからやめたほうがいい。

2回のプレイはいずれも3カウント→開始の合図→感覚操作の暗示をひたすら続ける。
このスタイル自体は悪くないのだが、どのプレイも同じ進め方だと聞いててさすがに飽きる。
感覚操作の暗示も責める部位や責め方が少し違うだけで似た表現が多い。
さらに致命的なのが痴女モノなのにちっともエッチな声や音を聞かせてくれない。

催眠音声ってやつはシステム的にエロボイスに比べてエロくなくなるのは仕方ないことだ。
だがそれでも男がそそるシチュを設定するとか、ちゅぱ音を鳴らす時間をわざと設けるとか
最終的にイかせるための要素を組み込んでいかないとどうにも味気なくなる。

この作品は平たく言えば暗示責めで絶頂させるタイプのエッチをしているのだが
事前の催眠が形になりきれていないから感覚操作の暗示が通用しにくい。
しかも50分近くも時間があるのに再深化するシーンも一切ないときている。
催眠状態でのエッチを想定しているのにそれを維持する努力がされてないのだ。
だからたぶんほとんどの人が途中から素の状態で音声を聞くことになるだろう。

そういう経緯もあって聞いても絶頂どころか興奮すらほとんどできなかった。
催眠音声としての形に固執するあまりエロさを犠牲にし過ぎている。
痴女とのエロエロなプレイを期待して聞いたらきっとがっかりするだろう。
最後は2回とも10カウントダウンと「ぴゅっぴゅー」って感じの射精のセリフに合わせて絶頂する。

製作者の頭の固さがモロに出ている面白みに欠ける作品だ。
催眠開始からエッチ終了に至るまでひたすら催眠らしい行為をただただ続けている。
大手の作品なんかはそれをセリフの表現でうまく隠しながらプレイをするものなんだが
この作品はそれがされてないからどうにも興奮しにくい。

催眠パートにおける声のかけ方や技術の内容も聴き手への配慮を欠いたものが見られるし
催眠音声に対する研究が不足していると言わざるを得ない。
なんつうか独り相撲の催眠をしてるって感じだな。
開眼させているシーンが多いのも催眠への入りにくさを助長している。

エッチは痴女モノだからエロくないところが余計にがっかりした。
プレイが変わる度に毎回決まって3カウントダウンを数えるのもよくわからない。
カウントを数えるなら前後の暗示をしっかり入れたほうが効果的だろうに。
カウントを数える意味や目的を勘違いしているように思えてならない。
しかも感度を操作する際のセリフが「気持ちいい」ばかりときている。

…まあこのへんにしておこう。
催眠音声にありがちな要素を工業的に組み上げただけの作品だ。
シナリオもそうだがセリフの表現力が全体的にダメダメなんで
相当に勉強しない限りこのサークルに未来はあるまい。

出演:誠樹ふぁん
時間:80分
属性:ややM

催眠:★☆☆☆☆
エロ:☆☆☆☆☆
コスパ:★★☆☆☆

総合:★☆☆☆☆


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2016年05月04日

EUPHORIA~夏の誘惑~

EUPHORIA~夏の誘惑~

2016年01月に発売されたサークルKUKURIの作品。

サークルがこのところシリーズ化してる作品であるな。
仮想世界に身を置き女性キャラになりきってエッチを楽しむ。
生身の体で女性になるよりも受け入れやすい設定だからかもしれない。
何にせよKUKURIほど女体化催眠に情熱を燃やしているサークルはそうそうおるまい。

この作品はフェアネスなる仮想世界で従兄弟の少年とエッチする。
夏に帰省したJDの太ももに彼が欲情するって展開だ。
それをわざわざJDの側で楽しむのだから面白い。
精通したばかりの年頃の少年は女性の裸ばかり考えてるからな。

催眠は深呼吸→カウント&分割弛緩→イメージによる深化→女体化と進む。
深呼吸は自分のペースで行い適度にリラックスさせる暗示が入る。
その次は最初にこちらに頭の中で数えるように言ってから300カウントダウンを始め
案内役のお姉さんが心→頭→首と肩→背中と腰→胸と腹→両手→両足→体全体の順に重くなる暗示を入れる。

カウントを数えさせてるのは混乱を誘うのが目的だろう。
人の脳は2つのことに意識を向けるのが難しい。
なんでカウントに気を向けさせて脱力しやすくするって寸法だ。
まあカウントなどしなくても暗示だけですんなり脱力できるがな。

深化はフェアネスの入り口に位置する海に体を沈める。
10カウントアップを数えて沈む→一旦海面に上がる→また沈むを繰り返す。
深化によく使われる揺さぶりを作品なりにアレンジしている。
時間が長めだしがっつり催眠に入れるだろう。

女体化はセラフィムアバターステージなる場所で自分の好きな女性をイメージし
セラフィムコネクトステージで女性と一緒に螺旋階段を下りる。
2人でぐるぐる回っているうちに一緒になってましたって流れだ。
並行してトランスがより深まる暗示も入れてくる。

エッチは2パートあり最初は部屋で、次はお風呂でイチャイチャする。
部屋でのプレイはキス、フェラ&クンニ、セックス
風呂は乳責め、クンニ、セックスだ。
被ってる部分が多いが内実はかなり異なる。

どのプレイでも案内役のお姉さんが状況を説明し感覚操作の暗示を入れ
節目に5カウントダウンを数えて感度が高まる暗示を入れる。
KUKURIではお馴染みのパターンであった。
だがパートごとに責め手をJDと少年で入れ替えている。

部屋のパートは少年が中出ししたところで終了
風呂は乳首責めで1回、セックスで2回のドライ絶頂がある。
部屋パートも雰囲気はいいんで慣れていればドライは可能だろう。

KUKURIにしてはキワモノ臭がまったくしない作品だ。
夏の日に歳のやや離れた男女が積極的に絡み合う。
少年の方が欲望が強いようでJDが押されに押されていた。
催眠音声のエッチは攻めより受けの方が楽しみやすいってのもある。
何にせよ値段分の満足感は得られた。

しっかしこのところのKUKURIは催眠が随分とよくなった。
昔はありきたりな古典技術を淡々とやるものばかりだったのが
作品に合わせて工夫しトランスに入りやすくしている。
それでも古典偏重なのはそのほうがやりやすいんだろうな。
ずっと同じやり方を貫いてきたら方向転換なんてそうそうできまい。

ってなわけで満足できる内容であった。
時間に対する価格が安いのもありがたい。
触手もいいがたまにはマイルドなエッチも楽しんでみてはいかがだろうか。

出演:涼貴涼
時間:120分
属性:ややM

催眠:★★★★☆
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★★★

総合:★★★★★


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