2016年04月

2016年04月30日

催眠性感マッサージ~スライム編~

催眠性感マッサージ~スライム編~

2010年07月に発売されたサークル誰得催眠製作所の作品。

サークルの中で今のところ一番売れてる作品であるな。
今から5年半以上も昔となると人外系作品もかなり少なかったはずだ。
モンスターが癒す展開もなかなかに珍しい。
遠い昔に聞いてたのだが記事が無いのに気づき改めて聞いてみた。

この作品は突然現れたスライムの精にマッサージしてもらう。
彼女は人間を癒すのが好きらしく疲れた彼を見かねて声をかけたのだろう。
人間がやるような手で揉んだり叩いたりするものじゃなく
全身を包み込んで同時に揉むトリッキーなマッサージをしてくれる。

催眠は深呼吸→風呂で体を洗うイメージ→マッサージの準備と進む。
深呼吸は合図で呼吸する合間にちょこちょこリラックスする暗示を入れ
風呂のイメージは石鹸のにゅるにゅる感と温かさにスポットを当てていた。
これはスライムが持つドロドロの体に通じるところがあるな。

マッサージの準備は足から肩までを順に覆う。
臍→みぞおち→胸→乳首→肩→腕の順にそれを描写し温かくなる暗示も入れてくる。
首から上は息ができなくなるからノータッチだ。
手足や腹を中心に結構な温かさが感じられるだろう。

エッチは感度強化をし、マッサージをし、ついでに全身を舐め、前立腺までマッサージする。
性感マッサージってことで体の隅々までお世話してくれるわけだ。
スライムだから全身を同時に揉めるし舐められる。
前立腺も彼女の体なら容易に刺激できるって寸法だ。
スライムの長所を盛り込んだエッチをしているのが心憎い。

感度強化とマッサージは彼女に包まれてるイメージを継承し
体の下から上にエッチな熱と快感が走る暗示を入れていく。
人にもよるがポカポカがヒリヒリに変化するのを感じるかもしれない。
マッサージを一通り終えたところで10カウントを数回数え一度ドライ絶頂する。

全身舐めと前立腺マッサージは彼女がちゅぱ音を鳴らしまくる。
催眠音声でここまでちゅぱ音が聞ける作品もなかなか珍しい。
その分暗示が少なくなってるがイメージで興奮させる狙いなのだろう。
水分を高めにしてスライムっぽさを出している。
乳首、アナル、チンコは特に念入りに舐めてくれていた。

前立腺マッサージはアナルから入り少し経つと尿道にも体を突っ込んでくる。
さらにはチンコを舐めてとことん快感を蓄積させ、尿道から引き抜くのと同時にカウントを数えて絶頂する。
前立腺マッサージの快感は暗示を入念に入れ、舐めは引き続きちゅぱ音を鳴らす。

今までのプレイの総決算みたいなものだな。
オナニーで寸止めをしている時みたいにチンコの根元がムズムズしまくっていた。
ドライを味わいたいのなら前半よりこっちのほうが断然やりやすかろう。

人外を極限まで甘くアレンジしている変わった作品だ。
全身を包み込まれる危うい状況なのにむしろ安心感さえ覚える。
彼女が最初から最後まで優しく接してくれるからだろう。
エッチも独特なのに自然にイメージが湧いてきて体が勝手に反応してくれる。
ドライ系作品の中ではかなり高いレベルに属している逸品だ。

ってなわけで私は大満足であった。
昔の作品なのに今でも楽しめるってのは大したものだ。
M要素が低めなんでMじゃない人も興味が湧いたのなら気軽に聞いてみて欲しい。

出演:誠樹ふぁん
時間:66分
属性:ややM

催眠:★★★★☆
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★★☆


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2016年04月26日

ONE SELF

ONE SELF

2009年07月に発売されたサークルKUKURIの作品。

KUKURIが有料作品を作り始めて1年後あたりの作品だ。
2009年は今の大手サークルがこぞって作品を世に送り始めた記念すべき年である。
しかしそれは裏を返せば製作者も聴き手もまだ未熟だったことを表す。
そんなわけでこの作品も色々粗があるんだが一応紹介させていただく。

この作品は治験のアルバイトで女体化する薬の実験台になり
担当研究員の川上菜月や2人の男に犯される。
KUKURIお決まりの簡単なストーリーや設定がありボイスドラマらしさを持っている。
催眠において集中力は大事な要素だし、面白く聞ける配慮は大いにプラスに働く。

催眠はいきなり20カウントを数えて瞼が重くなる暗示を入れられる。
凝視法の一種だと思うんだが天井を見つめろとは言われなかった。
0で目を閉じ、開始前に飲んだ薬の効果として全身に温かさを感じる。

その後熱さで寝付けない主人公を気遣って菜月が登場
水と錠剤を飲ませて今度は両手両足に重さを感じる。
薬の効果を暗示を使って実感させようってスタイルだ。
そして10カウントダウンを3回刻んで催眠をさらに深くする。

女体化は胸が膨らみチンコがクリトリスに変化、最後に膣が形成されておしまいだ。
髪が長くなるみたいなことを言ってたが外見の描写はほとんどされない。
いくらなんでも聞き手のイメージ力に任せすぎだろとは思うな。
まあKUKURIの初期の作品は総じて詰めの甘さが目立つ。

エッチは菜月に乳や乳首を指で責められてからローター責めで1回絶頂
それから入室してきた男性に同じく乳を弄ばれチンコをぶち込まれる。
いきなり男性を相手にさせなかったのは心の準備みたいなものだろう。
どのプレイでも客観的な描写をしながら感覚操作系の暗示を入れてくる。
プレイ中に主人公の可愛い喘ぎ声が流れるのがちと珍しい。

SEXの最中は要所と考えたのか5カウントダウンを何度も行い
その都度感度が上昇すると言ってくる。
しかしカウントの数え方が平凡手なりで気持ちが籠ってない。
前暗示と後追い暗示もテキトーだしこれで実際に感度が上がる人はほとんどいないだろう。
最後に10カウントダウンを刻み0の連呼に合わせて絶頂する。

初期の作品だから大したことないだろうと思って聞いたらその通りだった。
催眠はごくごく浅いレベル止まりだったしエッチでの満足度もイマイチである。
暗示を入れる、カウントを数える時の声の使い方がこれではまずい。
暗示は落とすシーンも絶頂シーンも同じ口調だし
カウントに至っては感度を上昇させるシーンで非常にいい加減な数え方をしている。
絶頂シーンも無感情にゼロを言うだけの何とも締まらない終わり方であった。

作品のテーマやストーリーは結構面白い。
だが催眠音声である限りそれを主人公視点で楽しめなければ意味がない。
大して催眠に入れなかったからエッチの最中はボイスドラマを聞いているようだった。
ナレーションの声が終始朗読するような平坦極まりない口調だったのもある。

ってなわけで私は結構損に感じた作品であった。
改善すれば化けそうな作品だけに惜しい気もする。
今更1200円出してこれを聞くよりもっと後の作品を選んだ方がいいだろう。

出演:霜月優
時間:44分
属性:ややM~M

催眠:★☆☆☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★☆☆☆

総合:★☆☆☆☆


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2016年04月22日

催眠夢 -○少女のクライマックスエクスタシー体験-

催眠夢 -○少女のクライマックスエクスタシー体験-

2010年10月に発売されたサークルタイガーリリーの作品。

Angel Blackと並び称される悪質サークルであるな。
作品説明に誇大なことを書くとか自演レビューをしているらしい。
私も名前は知ってたんだが今まで聞かずにおいた。
だがこれらの風聞が事実なのか否かを確かめてみたくなりちと聞いてみた。

この作品は催眠夢なる世界に住むサキュバスに催眠をかけられる。
何でも主人公は思春期の子を悪戯したい願望があるらしく
妄想の力を借りて実現させようって寸法だ。
催眠音声では女体化やら脳姦やら実現が困難なプレイを取り入れることが割とある。
着眼点だけを見ればこの作品もそんなに悪くはあるまい。

催眠は深呼吸しながら彼女の暗示を聞く、これだけだ。
最初は合図を出すだけで少し経つと「手のひらから空気を吸って」などとわけのわからぬことを言い出し
もう少しすると手が重くなり手足、腹、全身が熱を帯びると言い出す。
吐いた直後にセリフを言うのはいいんだが如何せん暗示が短すぎてよろしくない。
かといって言う回数もそれほど多くなくさっぱり重くも熱くもならなかった。

最悪なのがその後だ。
何の前触れもなく温もりだけが宙に舞うと言い幽体離脱の完了を告げる。
あまりのトンデモ展開にぽかんとしてしまった。
聞き手の疑念を放置したままエッチへ突入する。

まあなんだ、これを催眠と言ったら真面目に催眠音声を作ってる連中に怒られるわな。
深呼吸しただけで催眠になったら誰も困らんし一言で幽体離脱できるなら催眠もいらない。
幽体離脱ってのがどんな気分や感覚なのかを伝え擬似的にせよ体験させてこその催眠だ。

サークルは催眠を魔法や超能力と勘違いしてるんじゃなかろうか。
そう思われても仕方ないほどに技術が拙劣である。
この時点で世間の悪評が正しいことを確信した。

エッチは電車で偶然見かけた少女の家に赴き観察する。
幽体離脱した設定なんでエッチな姿も見放題だ。
作品では彼女がお風呂で体を洗うところを観賞する。

その後は寝静まったのを見計らって片方の腕に憑依し体を堪能する。
サキュバスによるとここは夢の世界だから何でも好きなだけできるらしい。
つうてもイメージさせるだけなら催眠誘導する必要はあるまいに。
諸々の行為を聞き手が実際にしていると感じさせる言葉がまったく無い。
サキュバスが「私は無能です」と暴露してるとしか思えず滑稽だった。

プレイは乳首やマンコの愛撫、クリいじり、指を挿入するオナニー、セックスと続く。
途中から少女と主人公自身のセリフが入ってさながらボイスドラマのようだった。
でも催眠音声って普通は聞き手を楽しませるものだよな?
せっかくのエッチなのにずっと蚊帳の外に置かれて不満しか残らない。

あと少女の喘ぎ声がキンキンしていて頭が痛くなる。
もし催眠に入ってたとしてもこれを聞いた時点で瞬時に解けるだろう。
催眠をかけないばかりか維持しようと努力もしないのだからほとほと呆れる。
結局催眠とはまったく縁遠い状態でエッチを聞き続けることになった。
一番最後に主人公が射精し少女の体に精液をぶっかける。

聞かなきゃよかったと心の底から思った作品である。
他のサークルで聞いた催眠を見よう見まねでやってるとしか思えない。
まず幽体離脱に向けてサキュバスが特に何もしてこないしセリフも稚拙極まりない。
そんなスッカスカのことを数分やって催眠が完了したといきなり抜かしてくる。

サークルは催眠とは何か、そのために何をすべきかを1から勉強し直したほうがいい。
まあタイガーリリーの作品は2014年以降出てないんで活動をやめたんだろう。
そのほうが催眠音声業界にとっては幸福だ。
こんなパチモンを催眠音声だと言い張り金を取る連中は消えたほうがいい。
pure voiceと中の人が同じって噂もあるがな。

ってなわけで超絶核地雷作品であった。
これに金を出すくらいなら他の作品や飯に使ったほうが数百倍有意義だろう。

出演:涼貴涼
時間:54分
属性:ややS

催眠:☆☆☆☆☆
エロ:★☆☆☆☆
コスパ:☆☆☆☆☆

総合:☆☆☆☆☆


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2016年04月18日

支配の催眠

支配の催眠

2016年04月に発売されたサークル催眠日記の作品。

催眠日記ほど作風が変化しないサークルも珍しい。
同じ時期に活動を始めたすくりぷやエロトランスはテーマや技法が変遷しているのに
ここだけはリアルさを意識した催眠をひたすら続けている。
それでいて作品にさして不満を感じないのは元々完成されているからだろう。
今のまっすぐな作風をこれからも維持してほしいもんだ。

この作品は謎のお姉さんに催眠をかけられ支配される。
いつものようにエロの時間をできる限り切り詰めできた時間を導入や深化にあてている。
このところの催眠音声はどうもエロに力を入れるものが多い。
だが催眠の感覚を楽しむだけでも結構癒されるもんだ。

催眠は深呼吸→分割弛緩→イメージによる深化と進む。
深呼吸は彼女の声に合わせてやるいつものやつだ。
ちとペースが速いが2分くらいしかないんで問題あるまい。

分割弛緩は足→腕→上半身→顔→頭→顔→上半身→腕→足→頭の順に脱力する。
同じ部分を2度やるのは脱力を実感させるためだろう。
彼女も2回目は「さっきよりも」と言って1回目と無意識的に比較させている。
これだけに31分もかけてるんだから大したものだ。

しかも内容が少ないことから起きる飽きもまったく感じさせない。
セリフは多くを許容暗示にして会話に近い入れ方をしてるし
カウントも時々挟んで脱力感を着実に広げてくれる。
まあここまできめ細やかな脱力で力が抜けない聞き手はまずおるまい。

深化は階段を下りるイメージに合わせて10カウントダウンを数え
最後の仕上げに彼女の言葉に従いたくなる暗示を入れる。
彼女の声は気持ちがいい、気持ちがいいから従いたくなるって寸法だ。
支配よりは服従に近いかもしれない。

エッチは彼女に心をかき回される。
挿し絵で彼女が持ってる赤いボールが主人公の心なのだろう。
それに1本2本と指を入れゆっくりこねくり回す。

催眠に入った状態で聞くと頭の中がえらく心地よかった。
催眠をかけた成果をきちりとエッチに反映させている。
最後は10カウントダウンに合わせて合計10回連続絶頂する。

エロは淡白だが催眠が充実していて大いに楽しめる作品だ。
手足を中心に猛烈な脱力感とぐったりした心地よさが味わえる。
催眠スキーにはたまらない時間が送れるだろう。
ドM要素がまったくないのは残念だが催眠日記にそれを期待するのが間違いかもな。

ってなわけで私は結構満足できた。
ストレスや疲労に悩んでる諸君は是非聞いてみてほしい。

出演:分倍河原シホ
時間:61分
属性:ノーマル~ややM

催眠:★★★★★
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★★☆


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2016年04月14日

アラクネのくすぐり地獄催眠

アラクネのくすぐり地獄催眠

2016年04月に発売されたサークルF・A・Sの作品。

ここ最近では一番勢いのあるサークルであるな。
新作を出すペースもさることながら毎回奇想天外なテーマで攻めてくる。
去年あたりから発想力に技術力が追いついてきて品質も安定度を増している。
今作もサークル外からの支援を得て生まれたらしい。

この作品は大学の先輩にくすぐられまくる。
主人公はまだ受験生だから先輩になる予定の女性と言った方が正しいか。
まあ彼が受かるか受からないかはプレイとあまり関係ない。
絵に描いてある通り彼女の正体はアラクネだ。

催眠は受験風景のイメージ→物語による深化と進む。
イメージは彼が受験を間近に控えて集中力を養うところや
試験を終えて庭でまったりするところを想像する。
それらを通じて催眠に必要な集中力とリラックスを高めるって寸法だ。

今作は古典よりも現代の色が濃く技術の説明がちと難しい。
暗示を分散して入れる流れにしてあるから普通の会話とほぼ同じだ。
だが聞けば聞くほど頭がぼーっとしてくる。

深化は居眠り中に先輩に捕まり糸で体を拘束され話を聞く。
山登りの最中に遭難した人が山小屋を見つけ、中にある階段を下りていく物語だ。
階段を下りるイメージは催眠音声で最もメジャーかもしれない。
合わせて10カウントダウンを3度刻み深化の暗示を入れてくる。

エッチは催眠の終わりに体を敏感にされた主人公の体を先輩が指や糸でこしょこしょ撫で回す。
乳首、脇腹、足の裏を特によくいじっていた。
それと並行してくすぐられると体が痒くなる暗示を入れてくる。

くすぐりをどこまでしてくるのかと思ってたら全部だったんで驚いた。
しかも体が意外にむずむずしてくるのだから面白い。
性感が蓄積していくのとは違う感覚であった。
中盤に1回、終盤に1回絶頂に追い込むシーンがある。

ニッチなテーマをできるだけ受け入れやすく作り上げてる作品だ。
催眠はストーリー仕立てにして世界観に浸りやすくしている。
エッチはエッチでくすぐって絶頂させるのに終始している。

くすぐりの醍醐味が私にはよくわからんので大満足ってわけじゃないんだが
音声を聞いてくすぐられてる感じがしたのだから目標は達成されている。
くすぐり地獄ってタイトルに即したプレイであるな。

ってなわけでそれなりに楽しめた作品であった。
大手になると守りに傾きがちなのをよくここまで成し遂げたと賞賛したい。
レビューの内容に興味を持ったのなら聞いて損はあるまい。

出演:沢野ぽぷら
時間:61分
属性:ややM

催眠:★★★★☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★★☆


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2016年04月10日

【催眠音声】マインドイーター

【催眠音声】マインドイーター

2016年03月に発売されたサークルDot-Spaceの作品。

8ヶ月ぶりの有料作品であるな。
このサークルは有料と無料をバランスよく製作している。
催眠音声はこのところ有料作品優勢だが、ここまで栄えたのは無料があったからこそだ。
ニッチなテーマをどう扱ってるかが気になったんで早速聞いてみた。

この作品はとあるパーティー会場で女性に脳みそを吸い取られる。
つうても本当にそうするんじゃなくて類似体験をさせて楽しませようって寸法だ。
いかに催眠といえども被験者の体に害を及ぼす暗示は絶対に入らない。
彼女もそれをわかっているからえらく慎重に事を進めている。

催眠は深呼吸→漸進的弛緩法→イメージによる深化→沈黙法と進む。
漸進的弛緩法は右腕→左腕→右足→左足の順に個別に力を入れ
5カウントで力を抜くのをそれぞれ2セット行う。
これまでの作品で知識と経験を積んでいることもあり指示と暗示が的確だ。
言われた部分がだらーんとする感覚が早速湧いてきた。

イメージによる深化は3カウントダウンで目を閉じ額に意識が集中するのをイメージする。
わざわざ額を指定したのは脳に近いからだろうな。
それを維持しながら頭が重くなる、頭の中が痺れる等々深化の暗示を入れていた。
脱力感が強くなる人がいればとんでもなく眠くなる人もいる。
それらに共通するのは気持ちいいってことだ。
最後に彼女が1分近く沈黙し今の感覚を自分で確認する。

エッチは耳元に甘い吐息を吹きかけ、指で脳をくにゅくにゅかき混ぜ
左右の耳を舐め、彼女とキスをし、脳みそを吸い取られる。
最後のプレイ以外はドライ絶頂するための準備ってところだ。
彼女は主人公の脳みそを最高の状態でいただきたいらしい。

催眠音声のエッチにつきものの暗示も充実している。
どのプレイをする時もまず前暗示を入れ、短めのカウントを数え、後追い暗示を入れる。
基本形を単調に感じないレベルでアレンジしながらやっていた。
元々トランスに入りやすい作品なんで頭の中がぐるぐるする感覚がする。
もうどうにでもしてくれって思うほどよい気分が味わえて幸せだった。

脳みそを吸い取るシーンは10カウントダウンの後にあるセリフを言い
ちと激しいちゅぱ音を鳴らしてそれっぽさを出している。
まあここをリアルにイメージさせると催眠が覚めるだろうしいいんじゃなかろうか。
ドライの快感も良好で射精に負けない強さと長さを持っている。
これで物足りない人は約5分のEXパートを繋げて聴けば大丈夫だろう。

今まで聞いてきたサークルのどの作品よりも優れている作品だ。
最後の瞬間に訪れる脳イキに向けてひたすらに準備を進める。
展開が面白く女性の声とセリフも穏やかでえらく聞きやすい。
ドライ未経験の人でもこれならそれに近いものが味わえそうだ。

しかしこのサークルは以前に比べて随分と成長したものだ。
活動開始直後の2014年は色々とひどいことを言ったものだが
これだけ立派なものを作れる今となっては申し訳なく思う。

断言しよう。
「この作品は良いものだ」と。

ってなわけで大いに満足できる内容であった。
マインドブラストを受け入れられる諸君は是非聞いてみてくれ。

出演:沢野ぽぷら
時間:66分
属性:ややM

催眠:★★★★★
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★★★


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2016年04月06日

Dollize(TS)

2016年3月に公開されたサークルTransparent Chorionの作品。

三森氏個人では久々の新作であるな。
最近の彼女は他サークルの有料作品によく出演していて忙しい。
声もそうだがイラストを一緒に書けるのが強みだろう。
両者に一体感があると作品がまとまるからな。

この作品は人形やアンドロイドが店員をしているリラクゼーションスポットで
催眠専用のアンドロイドに女体化催眠をかけられる。
人形になりきりエッチするのは彼女と同じ立場にするためだろう。
催眠をきっちりかけ手慣れた様子でエッチもイかせてくれる。

催眠は深呼吸→分割弛緩→体を動かしながらの深化と進む。
深呼吸はいつもの声に合わせてするやつなんで説明不要だろう。
分割弛緩は右手→右肘→右肩→左手→左肘→左肩→右足→右膝→右股関節→左足→左膝→左股関節→頭の順に毎回暗示を入れ
最後に10カウントダウンに合わせて再度全身の力を抜く。

脱力させるときに体に糸が結ばれ力が吸い取られると言っていた。
手足を入念にやってるのは操り人形感を出すためだろう。
表面的な技術に留まらず意図や目的が込められていて実に良い。
分割弛緩の後に1分ほどの沈黙を挟んでもいた。

深化は手足に軽く力を入れる、深呼吸する、首を動かす等の指示を彼女がランダムに言ってくる。
最初はてっきり脱力確認だと思ってたのだがどうやら違うらしい。
命令を立て続けに言って脳の処理能力を飽和させその隙に暗示を入れるのが狙いだろう。
頭がくらくらする思いと共に催眠に入っていけた。
最後に体が部位ごとに女性へと変わる暗示を入れて終了だ。

エッチは3人の男が乱入し主人公の体を乱暴に弄ぶ。
左右の乳首とマンコを手分けして指でいじり、しばらくすると舐め始め
その都度感度上昇の暗示を入れ続け10カウントダウンで一度絶頂。
さらに休憩無しで2穴同時責めとフェラまでさせる。
こっちも最後に10カウントダウンで絶頂する。

アンドロイドが実況時に殊更乱暴さをクローズアップしていたのも
結局は人形だから、道具だからってところを強調したかったのだろう。
人間相手ではやりにくいプレイを楽しめる土壌ができている。
ついでに彼女が「犯されるほど幸せを感じる」と何度も暗示を入れていた。
乱交に作品独自の要素が混じっていてなかなかに良い。
ドライは後半のほうがイキやすかろう。

技術は冒険せずに内容で勝負してる質の良い作品だ。
催眠に誘導しエッチでイかせる催眠の根本を崩さずどちらも着実にこなしている。
とりわけ催眠部分のクオリティが高く入りやすい。
大手以外でここまでのスクリプトを書ける人物がまだいることに驚いた。

ってなわけで私は大いに満足できた。
昨年は静かだった無料がこのところ徐々に活発化している。
新規参入の足がかりとしてこれからもうまく機能して欲しいもんだ。

出演:三森愛乃
時間:44分
属性:ややM

催眠:■■■■■
エロ:■■■■□

ダウンロードはこちらから
http://chorion.sub.jp/20160321-2/



saiminsusume at 20:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)無料作品 

2016年04月05日

復旧完了

どもども、管理人です。
FC2から追い出されてライブドアに落ち延びました。
いやー何の前触れもなく凍結ですからね、私も驚きました。
でも去年からバックアップは取ってたんでレビューも元通りです。
前の時と同じく四日に一本のペースで更新していきますよー。
閲覧していておかしいと思うところがあった場合は言ってください。

ではでは。

saiminsusume at 23:30|PermalinkComments(12)雑談 

2016年04月02日

「ふたごあ~る」

「ふたごあ~る」

2016年03月に発売されたサークルTAEの作品。

49氏の有料作品第二段であるな。
彼が創始した双子の続編にあたるらしい。
双子F以降とんとご無沙汰だった新作なんで私も随分驚いた。
だが昔もてはやされていた作品が今でも通用するとは限らない。
そのあたりに注目しながら早速聞いてみた。

この作品は双子に気持ちよくなる催眠をかけられる。
「せーの、いらっしゃーい」の挨拶から話し方まで過去作を強く受け継いでいる。
催眠は古典よりも現代に寄ってるな。
昨年あたりからガチな古典を使う作品が減っているのに合わせたのだろう。

催眠は聞き方の説明→深化&声の集中力向上と進む。
聞き方の説明は双子の言葉をすべて聞く必要はないだやら
眠くなったらそうしていいやらとにかく気楽に聞くように色々言ってくる。
事実立ったままトランスに入る人もいるわけで、選択肢を与えてリラックスさせようってことだな。

深化は最初に10カウントダウンを数えてから体の力を軽く抜き
額の間に意識が集まるのをイメージして双子の声に従い移動させる。
大まかに書いてるが双子なんでずっと交互に語りかけてもくる。

まあ随分と凝った49氏らしい深化だわな。
でも聞いてるだけですんなりトランスに入れるのだから面白い。
キーの暗示を散りばめてできるだけ会話に近い話し方をしている。

エッチは最初に体の各所が熱くなる暗示を聞き
それから自分の好きなように体をいじって気持ちよくなる。
双子がオナニーでもドライでもどちらもでいいと言うのだからそうなのだろう。
先ほどの熱が性的快感に変わる暗示も並行して入れていた。
最後に10カウントダウンで絶頂する。

催眠慣れしてない人はオナニーするのがいいだろうな。
素の精神状態よりもチンコに感覚が集中していてえらく気持ちいい。
オナ禁してないのに精液もたっぷり出て大満足だった。
2回目に聞くときはドライに挑戦すれば一石二鳥である。

予想していた以上にレベルの高い作品である。
双子の生みの親である49氏の実力を嫌と言うほど思い知らされた。
双子の力をここまで引き出せる作者は他にいまい。
使用している技術も現在の流行から逸れていて個性がある。

しかし改めて双子を聞いてみると本当に奥深いものであるな。
ひとつひとつのセリフが詩みたいに美しくてえらく心に響く。
催眠はやっぱり暗示の質が大事なんだと痛感した。

ってなわけでとりあえず聞いとけレベルの超お勧め作品だ。
双子を知らない人も騙されたと思って是非聞いてみてくれ。

出演:誠樹ふぁん
時間:91分
属性:ノーマル~ややM

催眠:★★★★★
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★★★


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