2015年12月

2015年12月28日

へんたいぱんつ催眠2~お姉ちゃんのパンツをくんかくんか!!~

2012年02月に公開されたサークルサイクロンミントの作品。

このサークルが唯一無料で出している作品群だ。
今のところ全部で3作品ありいずれも女体化しない。
どの作品も声優が違うところを見ると純粋な続編ではなく
似たようなテーマだから番号付けをしているだけなのだろう。
催眠音声をシリーズ化するのはなかなかに大変である。

この作品はパンツをこっそり盗み出した弟への戒めとして
催眠を施してからパンツ責めする。
最低でもハンカチくらいは用意しないとプレイに支障が出るから注意してほしい。
あまりにパンツを絡めすぎていてイメージでは補いにくいところがある。

催眠は深呼吸→分割弛緩→カウントでの深化の順に行う。
分割弛緩は右腕→左腕→お腹→右足→左足→太もも→脹脛→つま先って感じに
上から下へと部位ごとに脱力感と温かさを感じる。
サイクロンミントは女体化催眠は結構ユニークなんだが
催眠誘導はおとなしいというかあんまり目立ったことはしない。
まあこの作品はエッチが面白いんで別段問題なかろう。

カウントは10カウントを合計3回数え、その都度暗示をきちんと入れる。
そして最後に抱きしめたり頭を撫でて終了だ。

エッチはパンツを盗んだ罪を謝り
その見返りにパンツをくんかくんかしたりオナニーをする。
変態的なプレイをお姉ちゃんがサポートしてくれるのだ。

本格的なプレイを開始する前にパンツを滑らかさを確認しながら
それが本物のお姉ちゃんのパンツである暗示を入れてくる。
このパンツが彼女のものかどうかは重要な部分だから
そこを催眠を使って感じさせようって寸法だ。

それから先はパンツを鼻先に押し付けたりチンコに巻き付ける。
実際やってみるとわかるんだがパンツの適度な摩擦感が
チンコに程よい気持ちよさをもたらしてくれる。
ましてや催眠状態にあるなら尚更だろう。
お姉ちゃんにオナニーを見られるシチュもMにはたまらない。
最後は10カウントダウンに合わせてパンツにぶっかける。

雰囲気は柔らかいんだがプレイが変態的でかなり楽しめた。
プレイはストレートにやらせて雰囲気づくりを催眠で強化している。
ちょっとした背徳感を覚えながら気持ちよくなれるだろう。
変態プレイがうまい感じに心に影響を与えてくれる。

エッチが個性的な反面催眠は至っておとなしい。
だからこのエッチにどれだけの価値を見出すかで評価が変わる。
最高でも中程度くらいの入り具合ってところか。
頭がどろどろになるところまでは少し届かないかもしれない。

ってなわけでセルフ系のなかなか使える作品である。
パンツさえ用意できれば相当に楽しめること請け合いだ。

出演:椎那天
時間:52分
属性:ややM~M

催眠:■■■■□
エロ:■■■■■

ダウンロードはこちらから
http://b.dlsite.net/RG13573/archives/1888019.html



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2015年12月24日

催眠・凌辱・不思議な空間!~バイノーラル催眠音声~

催眠・凌辱・不思議な空間!~バイノーラル催眠音声~

2015年10月に発売されたサークルDreamLightの作品。

新規なんだろうと思ってとりあえず調べてみたら同人側で頑張ってるサークルらしい。
しかも5年以上も昔に催眠音声らしき作品を出している。
どういう経緯かはわからんが、もう一度挑戦してみようとする心意気はよいものだ。
はさみの音を使っているらしき文言も気になったので聞いてみた。

この作品はエステサロンの店員に催眠をかけてもらう。
店のサービスではなく雨がやむまでの暇つぶしだそうだ。
最初の紅茶を淹れるシーンで効果音が鳴るところなんかは結構凝っている。
催眠音声に限らず物語には雰囲気作りが大事だからな。

催眠は右腕→左腕→右足→左足の順に脱力暗示を入れ
その直後に今度は温感操作の暗示を入れてくる。
分割弛緩を数回繰り返してリラックスさせるって寸法だ。

そして温感操作のシーンは蝶がお花畑を舞っているイメージを用意し
主人公を蝶に見立ててぽかぽかした日光の感覚を伝えている。
このへんを聞く限りサークルは少なくとも催眠のド素人ではないようだ。
セリフも癒しを感じる描写が選ばれていてなかなかよい。

お次は頭→首→肩→腕→手のひら→指先
頭→首→胸→お腹→太もも→脹脛→つま先の順に日光の光が体を巡り
同時に体内の悪いものが放出される様子をイメージする。
「お日様の中で舞うのは気持ちいい。甘い花の香りが幸せ。」ってな具合に
イメージと暗示を結びつけて上手に組み立てていた。

そして最後に蝶が蜘蛛の巣に捕まり
彼女がはさみの音を鳴らすのに合わせて意識の糸が切れると言ってくる。
はさみは床屋で使うような金属製なのだろう。
シャキシャキと冷たくて鋭い音を連続で鳴らしていた。

しかしはさみの登場が唐突過ぎてどうにもついていけない。
そもそも自然ばかりを描いていたのに人工物を取り出してくるのもおかしいし
彼女が蜘蛛ならわざわざはさみを使う必要はあるまい。
はさみの音を聞くとどう感じるのかも伝えてこないから違和感ばかりが目立つ。
なんとも画竜点睛を欠く催眠であった。

エッチは引き続き身動きの取れなくなった蝶を務める主人公が
彼女に口移しで媚薬を飲まされ、数回のカウントと暗示で感度を上昇し
準備ができたところでチンコをオナホでしごきながら耳を舐められる。
オナホコキの時間が6分くらいしかなく何とも味気ない。

そして当然のように合間合間にはさみの音を取り入れている。
サークルが何をやりたかったのかはなんとなくわかる。
だがはさみ関連の暗示があまりに弱すぎて暴走しているようにしか見えない。
完成された料理にわざわざ調味料をぶちまけているように思えてくる。

はさみを主軸にするのならいっそオナホコキをしないほうがよかっただろう。
そのほうが音に集中できて快感を連動させやすい。
しかし最後にオナホコキや耳舐めをしているのは結局のところ自信がなかったからだ。
やるべきことをやらず、さらに徹していないのではイかせることなど到底できまい。
絶頂とは無縁の状態で聞き終えることとなった。
最後は10カウントダウンとはさみの音&0の連呼で絶頂する設定がされている。

作品の個性とも言うべきはさみの音が邪魔になってしまっている作品である。
蝶や花のイメージからリラックスさせ、催眠に落とす展開は理に適っていてよい。
だがそこに突然現れたはさみがすべてを台無しにしている。

さらに主役にしようと頑張ってるのに碌な暗示も入れてこないのだから困ったものである。
私からしてみれば不協和音にしか思えない。
はさみを活かすならテーマを変えたほうがいいし、活かさないのなら最初から入れない方がいい。
中途半端なのが最もよくない結果を招いている。

エッチはM男にはまったく響かないマイルド過ぎるものであった。
女性が作った作品はエロさに欠けるものが多い。
この界隈は特に変態が多いからもっと刺激的なプレイを積極的に組み込むべきだ。
責めがソフトでもシチュが変態的なら皆喜んでくれる。

ってなわけであまり満足できない作品であった。
M度が低い人にはこれでもエロいと思えるのかもしれないな。

出演:柚木朱莉
時間:53分
属性:ややM

催眠:★★☆☆☆
エロ:★☆☆☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★☆☆☆


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2015年12月20日

恋人催眠 妄想彼女

恋人催眠 妄想彼女

2015年11月に発売されたサークルメルティービーンズの作品。

新規のサークルだと思っていたら随分昔に催眠音声を出してるらしい。
今年はさらみ氏、西音氏を初めご無沙汰だった作者が戻ってくるケースをよく見かける。
何にせよ業界が賑やかになるのはいいことだ。
バイノーラル録音なのも気になったんで偵察がてら聞いてみた。

この作品は妄想上の彼女にあたる女性とイチャイチャする。
彼女に決まった容姿はなく聴き手が自由にイメージしていいそうだ。
催眠ってのはイメージの産物みたいなところもあるから良いテーマだと思う。
まあ、催眠を使ってちゃんと具現化できていればの話なのだが。

催眠は深呼吸→彼女のイメージ→よくわからない深化と進む。
深呼吸はバックにメトロノームの音を鳴らし彼女の呼吸に合わせて行う。
効果音のリズムに呼吸のタイミングを整えていたのがなかなかに良い。
だがセリフは呼吸をまったく考慮せず闇雲に語りかけていた。
メトロノームを使った導入としてはちと残念な内容だな。

彼女のイメージは腕、脚、体全体、マンコの順に10カウントを数え
その間に具体的な容姿を鮮明化していく。
前暗示らしきことを最初に1回だけ言い、個々の質感や形を軽く連想させ
ただただカウントを数えるだけのなんとも味気ないものであった。

カウントの前後に碌な暗示を入れていないのを見ると催眠をよく知らないのかもしれない。
イメージさせようとアクションをしてこないのだからイメージできなくて当たり前だ。
トランスをもっと深めてからこのシーンを持ってきたほうが良かっただろう。

よくわからない深化は文字通り本当によくわからない。
もっと深い催眠状態に導きますねと言った後にひたすら好き好き言ってくる。
サークルがもしこの記事を読んでいたらこれのどこが深化なのか是非教えて欲しい。
技術が欠片も使われてないし何をしたいのかさっぱりわからない。
結局催眠とはほど遠い素の状態でエッチを聞く羽目になった。

エッチは前半が彼女の目の前でオナニーし、後半は乳首やチンコを舐められる。
彼女の容姿を妄想したのにセックスはお預けだ。
そしてここでもオナニーの指示をするだけ、舐めるだけの催眠とは無関係なプレイをしている。
まあこの催眠じゃ絶対に深いトランスには入れないんで、下手に催眠らしくするよりマシとも言える。

オナニーは胸と乳首をいじり、チンコに移り初めは緩く、しばらくすると自由に扱くよう言われる。
予想通り暗示の類はほとんど言ってこない。
でも彼女が艶かしく喘いだり耳を舐めてくれるんで射精するのは可能だろう。
最後に彼女のセリフに合わせて射精する。

乳首舐め&フェラはひたすら舐めまくる。
こっちもペースが結構遅くてのんびり責めているようだった。
終盤一気にペースが上がりそのまま射精、彼女が精液を飲んでくれる。

催眠音声を騙ったパチモンだ。
催眠の体すら成していないトンデモ行為を平然とやってのけている。
催眠ってやつはきちんと勉強しなければ普通は使えない。
しかしこの作品は作者が入門書すら読んでいないとしか思えないほどに色々とひどい。

深呼吸をさせてメトロノームを鳴らすところまではまあよしとしよう。
その直後にいきなり彼女のイメージに持って行ってるところがまずやばい。
聴き手の妄想力を膨らませたいのならそのための準備をきちんと行うべきだ。
「深呼吸すりゃ催眠になるだろう」とかとち狂った考えを持っているからこうなる。

例えば今いる妄想世界の情景を素材に深化させ、それから本題に進むのがいいだろう。
初恋にターゲットを絞り学生時代の記憶を呼び起こすのもいいかもしれない。
ともかく理想の女性像を無意識から引き出すには材料が足りなすぎる。
これなら催眠などかけず普通に思い描いてもらってもさして変わるまい。

サークルが深化と呼んでいるシーンはこれっぽっちも深化になってない。
ここまでひどい深化は初めて聞いた。
せめて「好き」と言われると催眠が深まるとか前暗示を入れてから言うべきだ。
何をどう勉強したらこれを深化と呼べるのか私には到底理解できない。

エッチは催眠とほぼ無関係なんで言うことは特に無い。
エロいっちゃエロいから催眠抜きでも楽しめるんじゃなかろうか。
でもこれ催眠音声なんだよな。
エッチに催眠をまったく絡めてない時点で催眠音声になってないだろう。

ってなわけで超絶核地雷作品であった。
諸君も粗悪品を掴んで痛い目を見ないように気をつけてくれ。

出演:伊ヶ崎綾香
時間:78分
属性:ノーマル

催眠:☆☆☆☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:☆☆☆☆☆


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2015年12月16日

催眠にょナニー2;触手洗脳

催眠にょナニー2;触手洗脳

2010年9月に発売されたサークル風呂井戸ソフトの作品。

今のところこのサークルで最もDL数の多い作品だ。
前作の催眠にょナニーも十分いい作品なんだが
こいつはエッチを触手責めで固めている。
5年前にこのプレイを見たユーザーきっと度肝を抜かれただろうな。
そんな諸々の期待を胸に遅ればせながら聞いてみた。

この作品は女体化してから体を拘束され触手に犯される。
エッチの時間が催眠の3倍以上も長く
その中で最低でも16回は絶頂シーンがあるキワモノだ。
人を選ぶところもあるが嵌れば相当な破壊力を秘めている。

催眠は深呼吸をしながらリラックスする暗示を聞き
それから10カウントに合わせて深化する割と普通な内容だ。
まあエッチがぶっ飛んでるからこっちも奇抜だと体が持つまい。
しかし暗示の入れ方、ボリューム、声の使い方に隙がなくすんなり入れる。
そういえばバックでリラックス効果のある音も流していた。

その後の女体化はピンク色の空間で自分が理想とする女性と出会い
彼女をイメージしながら手を絡めて一つになる。
この場合はセックスじゃなくて物理的に融合する意味だ。
そして気がついたら彼女自身になってました、というオチをつけている。
イメージしやすいしエッチに向けての準備と見るなら十分と言える。

エッチは理想の女性の股間についていたチンコが急成長し
触手の化物になって襲われる。
手足を拘束され股を開かされて犯されるおなじみの展開だ。
しかし陵辱にしては前戯が長く随分とソフトに感じる。

序盤は先端がチンコの形になっている触手のイメージをする。
匂いを嗅ぐシーンとかあってなかなかにM心をそそるな。
これからこいつをぶち込まれるのかっていう期待を嫌でも煽ってくれる。
そして乳首やフェラをしながら今度は責められる快感を楽しむ。
乳首なら男にもついてるし多少むずがゆくなるんじゃなかろうか。

丁寧な下準備を終えてからいよいよセックスが始まる。
最初はマンコ、お次はマンコ+尻穴とハードになっていく寸法だ。
シチュだけでもゾクゾクするのに暗示が入るから尚更興奮が高まる。
ここまで適度に焦らされてきたしドライオーガズムも難しくはあるまい。

しかも極めつけとして最後に連続絶頂パートまであるのが心憎い。
何度も何度もカウントや追い込み暗示を使ってイカされるハードなプレイだ。
肉体的な疲労もそれなりにあるが見合った快感が得られる。
事後にしばらく体が動かせなくなること請け合いだ。
ここまで気持ちよくなれたのは本当に久しぶりである。

女体化音声の中でもトップクラスの作品だ。
催眠はそれほどでもないのだがエッチがとにかく優れている。
触手に乱暴ながらも優しく犯される気分が大いに味わえた。
女体化音声を聞き慣れている人ならば尚のこと楽しめるだろう。

触手プレイっつっても色々あるのだが
この作品では女の快感にスポットを当てながらプレイを行っている。
女として触手に犯されるとどう気持よくなるかが表現されているから
こうして絶賛するくらいに気持ちよくなれたのだろう。
難しいプレイを結構ハードルを下げながらやってくれているのも特筆すべき点である。

ってなわけで私としては大満足な作品であった。
おまけも含めて2時間半ならこの価格でも問題あるまい。
女体化および触手好きなら是非とも聞いてみてほしい。

出演:桃華れん
時間:本編90分 おまけ60分
属性:M~ドM

催眠:★★★★☆
エロ:★★★★★
コスパ:★★★★★

総合:★★★★★


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2015年12月12日

シストラ!

シストラ!

2014年09月に発売されたサークルフラワー症候群の作品。

妹との擬似セックスを題材にしている作品だ。
催眠音声はリアルでやったら確実にアウトな行為を
臨場感を持たせながら体験させてくれる作品が多い。
夢を叶えてくれるツールとして結構役に立つ媒体だと思う。
エロゲの妹モノとは違った心的快感や多幸感が得られるわけだ。

催眠を始める前に催眠についての小話をしてくれる。
人間が悪い習慣を改善できないのは本人の意思が弱いのではなく
それ以上に強大な無意識をコントロールできていないからだ。
そんな風に意識と無意識の力関係を丁寧に説明している。
台本を見たらラポールの形成も視野に入れているとあった。

催眠は深呼吸をしてから湖に体を浮かべ、そこに沈むイメージをする。
そして当然のようにカウントアップを始めていた。
多くの作品で見かけるある種定番の誘導法であるな。

しかししばらくの間は脱力やリラックスに関する暗示を入れていたのが
その後になると恐怖を抱かせたりエッチな気分を高めるものへと変わる。
どちらも催眠誘導初期にはあまり向かない感情だから聞き流すのがいいだろう。
カウントは最初は1ずつ、30以降は飛び飛びになって加速度的に増えていく。
催眠に落ちる感覚を強烈に味わわせたかったのかもしれない。

その後は少し深呼吸をして一旦心を落ち着け
10カウントダウンを数えながら悲しい気持ちを捨てていく。
深化でありまっさらな気持ちでエッチをする準備でもある。
言いたいことが色々あるんでコメントは後回しとする。

エッチは乳首→首筋→わき腹→唇の順に妹が舐めるところから始まる。
ソフトな責めによる感度の強化ってところだ。
乳首が硬くなる、背筋がゾクゾクする、肩が勝手に上がる、唾液があふれてくる等々
催眠のかかり具合を試すかのような様々な暗示を並行して入れていた。
だがどれも一言軽く言うくらいだからなんとも心に響かない。
これなら感覚を温感に絞って全身を徐々に火照らせたほうがまだよかった。

それからたぶん騎乗位の体制でカウントを数えながら彼女と合体する。
最中こちらに好き好き言ってくる割には痛がらなかったから処女じゃないのだろう。
チンコがマンコに飲み込まれていく様子を1カウントごとに生々しく実況していた。
ピストンは効果音を鳴らさず彼女の掛け声に合わせて腰を動かす。
事前にチンコを握っているので逆スタイルでのオナニーになるわけだ。
最後に10カウントダウンを数え0の連呼と同時に射精する。

トンデモ展開が数多く見られたこのサークルの他作品に比べると
テーマも内容も大衆向けで聞きやすさがある。
妹と近親相姦する気分を適度に煽って心を盛り上げ
さらにはエアセックスっぽいスタイルで肉体的な快感も味わえる。
催眠音声はとかくぶっ飛んだテーマを扱う作品が多いだけに
こういう普通な作品は逆に新鮮で聞いてて飽きが来ない。

だが根本的な部分というか、妹の声の使い方が全体的にかなりまずい。
まず催眠誘導をするにも関わらず声がいつもと同じく活発だし
暗示を入れる際もただ文字を読み上げているような言い方をしている。
さらには落とすときもイかせるときも同じようにカウントを数えている。

催眠音声はスクリプトも大事だが演技による声の扱いも非常に大事だ。
これがなってないと単なる朗読になってしまう。
普通はサークルが細かく演技指導するべきなのだがしてないのだろう。
催眠もエッチもなんとも締まらないふわふわとしたものになっている。

ってなわけでちと楽しみにくいところがある作品である。
テスターを募集して細部を詰めていればもっと良くなってただろうな。
素材はいいんですごく惜しいと思う。
まあ抜けるっちゃ抜けるからセルフ系が好きなら検討してみて欲しい。

出演:東雲沙紗
時間:60分
属性:ノーマル

催眠:★★☆☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★☆☆☆

総合:★★☆☆☆


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2015年12月08日

キモチイイコト

キモチイイコト

2011年05月に発売されたサークルSHARPNELSOUNDの作品。

えらい昔に紹介したことがあるサークルの処女作だ。
催眠音声とハードなテンポの音楽がセットで入っている。
うちは音楽関係のレビューサイトじゃないからそっちはサンプルで確認して欲しい。
あまり見かけない形式の作品なんで遅まきながら聞いてみた。

この作品はピンサロ嬢のエッチなサービスを楽しむ。
催眠系の店ではないのだが彼女が催眠を使えるからかけてやろうって寸法だ。
総時間20分のうち催眠部分は7分、エッチが8分くらいの配分になっている。
深くまでは入れなくとも多少は催眠の気分が味わえるだろう。

催眠は深呼吸を2回してから目の前に白い砂時計を思い浮かべ
10カウントダウンに合わせて下にさらさらと落していく。
10カウントでは右腕の脱力、9だと左腕ってな具合に1カウントずつ暗示を入れていた。
そして0カウントで深化が完了、彼女の言うことに従うよう言われて終了だ。

よくある技法を催眠を見据えた演技で的確に行っている。
意識のぼやけはほとんどないんだが手足の重さはそこそこあった。
この時間内に施す催眠としては最善を尽くしていると思う。
でもこれくらいの技術を持ってるのならもうちっと長くやって欲しいのが本音だ。

エッチはズボンとパンツを脱ぎ、深呼吸とカウントで再度催眠を深め
足の内側とチンコを舐められてから合体する。
そしてこちらはチンコの根元に手を据え彼女のフェラ音や喘ぎ声を楽しむ。

エロボイスっぽく普通にちゅぱったり喘いだりするシーンが長く取られていて
暗示でイかせるってよりはそれらの音で興奮させるのを目的としているようだった。
まあ時間が短い時点でドライ絶頂するのは相当にハードルが高いわけだし
それならエロい音で攻めていったほうが誰にでも通用しやすいところもある。
最後はカウントではなく彼女のイキ声に合わせて絶頂する。

短い時間なりにちゃんとした催眠音声になっている作品だ。
技法の用い方、暗示の内容や入れ方、ピンサロ嬢の演技がどれも催眠を見据えている。
瞬間的に落とすタイプの技法にしたほうがいいと思うんだが
それはそれで難しいしサークルが堅実なほうを選んだのかもしれない。
ともかくパチモンではないとだけはハッキリ言っておこう。

それにしてもここまで短い誘導でどれだけの人が入れるのだろうな。
私は中程度より少し浅いくらいだった。
自分の被暗示性を確認するのに使えるかもしれない。

ってなわけで音楽抜きでも割と楽しめる小当たりであった。
音楽も音楽できちんと楽しめるレベルのものを提供してくれている。
色々な作品を聞き終えて真新しいものを探しているようなら試してみて欲しい。

出演:誠樹ふぁん
時間:催眠20分 音楽20分
属性:ノーマル

催眠:★★☆☆☆
エロ:★★☆☆☆
音楽:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★☆☆


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2015年12月04日

催眠マンション101号室

催眠マンション101号室

2010年12月に発売されたサークルeverestpeak.netの作品。

このサークル初の催眠音声にあたる作品だ。
2010年は今の主力サークルが名作を世に送り出し始めた頃になる。
ここもその流れに乗って一攫千金を狙ったのだろう。
結果は700ダウンロードと成功を収めているわけだが
それがブームによるものか、はたまた実力なのかが気になって聞いてみた。

この作品は催眠マンションなる建物に行き、そこで若菜という名の女の子とエッチする。
マンションに行くには精神だけが分離した状態にならなければいけないらしい。
幽体離脱をテーマにした催眠音声もあるしいいんじゃなかろうか。

催眠は筋弛緩法→深呼吸→色のイメージ→カウントと続く。
筋弛緩法は一時的に力を入れてから抜くやつだ。
この作品の場合、~に力を入れてと言った直後にすぐさま脱力させている。
普通は5秒程度緊張させてから抜くんだが・・・これじゃやる意味はほとんどないだろうな。
深呼吸も「すってー はいてー」の間がえらく短く慌ただしい。

色のイメージは赤→オレンジ→黄色→緑→青→紫→黒の順に頭の中を染め上げる。
これもぱっぱっぱっと色を言ってくるだけで他に何もしてこない。
色に暗示を込めて催眠状態を深めるのだと思ってたんだがそうじゃないらしい。

カウントダウンは100数えながら1毎に目を左右に小さく動かす。
数えるペースが速すぎて真面目にやると目が痛くなるだろう。
10毎に休憩がてら深化の暗示を入れればいいのにそれすらしてこない。
結局若菜が何をしたかったのがさっぱりわからず終わってしまった。

エッチはマンションの101号室で下着姿の彼女に見られながら
最初は普通のオナニー、次はM性のやや強いオナニーをする。
突然自分は超能力者で脳内に直接語り掛けることができると言い出すのを見ると
このサークルは催眠を魔法の類と勘違いしているらしい。
催眠の効果を実感させるにしても展開が強引過ぎてついていけない。

1回目のオナニーは彼女に指示されながらチンコと乳首をいじる。
シコシコしなさい、いじってみてとか言ってくるのだが
これじゃ暗示ではなく命令としか思えない。
しばらくするとエコーのかかった声で感度が上がると言ってくるものの
そもそも催眠に入っていない状態でこんなことを言ってもほぼ無意味だ。
碌に催眠誘導をしていないのに暗示っぽいことを言うのは珍妙極まりない。

2回目のオナニーは最初暗い世界をイメージし
そこに若菜が手を差し伸べ救われる。
そして救ってあげたのだから執事になりなさいと言われる。
自分で放り込んでおいて救ったから隷属しなさいとか滑稽を通り越して呆れる。

執事になった後は彼女の着換えを手伝い、足を舐め、チンコを足で踏まれ
犬のポーズをし、お姫様抱っこをし、最後にオナニーする。
疑似プレイみたいなことをやってはいるが時間が短くまったくのめり込めない。
オナニーはさっきと同じくエコーのかかった声で
今度は若菜に中出しするようけしかけてくる。
その後しばらくしてから射精直前にぶち込み発射して終了だ。

まあなんだ、聞くのが苦痛に感じるほど支離滅裂な作品であった。
催眠誘導もエッチも滅茶苦茶で催眠音声の体すら成していない。
よくこんなものを販売できたなと逆に感心した。
当然のように催眠に入れないしエッチも普通のオナニーと変わらない。
サークルはこれを聞いて本当に催眠に入れたのだろうか。

催眠はそもそも古典的な催眠法を外面だけ真似ているに過ぎない。
聴き手を催眠状態に誘導し深化させる暗示が一切存在しない。
以前どこかの作品でも言ったことだが
暗示のない催眠などボールのないサッカーと同じようなものだ。
根本的な要素が欠けているものを催眠と呼べるわけあるまい。

エッチはまあ言う通りにすれば抜けるっちゃ抜けるだろう。
だが指示に従いながら抜くのならそもそも催眠をかける必要が無い。
最初からオナニーさせる方が時間もずっとお得だ。
催眠を使って抜かせようとする気配がほとんどなかった。

ってな感じの核地雷作品である。
諸君に私と同じ思いをさせないために徹底的に叩かせていただいた。

出演:桃華れん
時間:58分
属性:ややM

催眠:☆☆☆☆☆
エロ:★☆☆☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:☆☆☆☆☆


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