2015年08月

2015年08月30日

双子の催眠彼女

双子の催眠彼女

2015年08月に発売されたサークルエロトランスの作品。

毎度おなじみコミケ合わせの新作であるな。
なんでも今回は同人側で活躍しているサークルとの合作らしい。
催眠音声のシナリオを複数人で作ると大抵質が落ちるものなんだが
サイミー氏の実力なら大丈夫だろうってことで早速聞いてみた。

この作品は双子の彼女に催眠をかけられたっぷり耳を責められる、
二人は何から何まで一心同体らしくとうとう彼氏までも一緒にしたそうだ。
女の子を左右にはべらせるなかなかに羨ましいシチュであるな。
だがエッチはひたすら耳を舐めるだけのなんとも味気ないものになっている。

催眠は双子の声に耳を傾け脱力し、膝枕の状態でマッサージを受ける。
ボイスドラマっぽくしたかったのか語尾を曖昧にした暗示を多く使っていた。
脱力は左肩→右肩→お腹→右足→左足の順に深呼吸しながら行う。

その後は双子の声がさらに耳元へと近づき好き好き言ってくる。
私たちはあなたの事が好き、だからあなたも私たちを好きになって欲しいと
恋人の関係を使って暗示を受け入れやすくなるよう働きかけてくる。
このあたりで聴き手が催眠に入っているとも言っていたが私はさっぱりだった。

最後はエッチで責められても体が動かなくなる暗示を入れ
囁き声でしゃべりながら息を吹きかけられておしまいだ。
四九八苦氏のような洗練された双子を聞かせてくれると期待してたんだが
術者が二人いる利点を活かしきれているようにはあまり思えない。
左右から畳み掛けてくるリズミカルな暗示をもっと楽しみたかった。

エッチは双子が交互に耳を舐めながら感度強化の暗示を入れ
最後の最後に10カウントダウンで絶頂する、これだけだ。
まあ最中は色々頑張ってくれるのだがそれ以上のプレイは特に無い。
耳舐めに頼り切ったエッチなんで好きじゃなければそんなに楽しめないんじゃなかろうか。

そういえば途中から気が向いたらオナニーしてもいいと言われるシーンがある。
催眠誘導ならまだしも、エッチでプレイの方向を曖昧にするのはいかがだろうか。
感度を上昇させる暗示の入れ方は上手いから抜けるっちゃ抜けるんだが
精神的な引っ掛かりを抱えさせているのは良い射精の妨げになる。
耳舐めだけでイかせるのはきついとサイミー氏自身も考えていたのかもしれない。

普段のエロトランスに比べるとあまりよろしくない作品だ。
催眠音声において特別な意味を持つ双子を十全に活用できているとは思えないし
エッチはエッチで耳を舐めながら暗示を入れるだけのありきたりなものになっている。
双子のいいなりみたいな作品を期待して聞いたら多分がっかりするだろう。

私がサイミー氏に期待しすぎていたのも確かに悪いのだが
それでももう少し何かできたんじゃないかという釈然としない部分がある。
合作が悪い方向の影響を与えてしまったように思えてならない。
催眠のかかり具合も中の下くらいであった。

だがバイノーラル+双子ってことで両手に花の気分は結構味わえる。
だから癒しを求めて聞くのならそんなに悪くはない。
催眠音声で耳舐めをしまくる展開も真新しさがあって良い。
良い部分と悪い部分が明確だから人によって評価が分かれそうであるな。

ってなわけで個人的には小当たりくらいの作品だった。
深いトランスに入ることにこだわらなければそれなりに楽しめるだろう。

出演:かの仔
時間:68分
属性:ノーマル~ややM

催眠:★★★☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★☆☆


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2015年08月26日

ボクっ子催眠

ボクっ子催眠

2015年08月に発売されたサークルホワイトピンクの作品。

催眠音声サークルを見ていると老舗は自分の良さを維持する方向に
それ以外は色々なタイプの作品を作ってみようとする傾向が見られる。
すくりぷみたいに自分の型が完成しているのなら作風を守るのはいいことなんだが
拘泥し凋落していった国屋敷みたいなサークルもあるし
結局は両者のバランス感覚が重要なのだろう。

この作品はボクっ娘と二人っきりの世界で気持ちいい体験をする。
彼女とキャッキャウフフするわけではなく催眠だけで癒しイかせるわけだ。
幼児化作品を立て続けに作っていたホワイトピンクの今までと比べて随分違う。
しかもこのシチュに合わせて催眠をチューニングしてあるのだから驚きだ。

催眠は深呼吸→分割弛緩→イメージによる深化と進む。
深呼吸は最初と最後の数回は声に合わせて、それ以外は自分のペースで行い
タイミングを見計らってリラックスする暗示を入れてくる。
まあ普通なんだが深呼吸で奇をてらう必要はないんで特に問題なしだ。

分割弛緩は右肩→左肩→右足→左足の順に意識を向ける。
これもごくごく普通なんだが演技がしっかりしていてかなり重たくなる。
同じ暗示でも声優の演技によって結構効果は変わるもんだ。
最後に脱力具合を確認する時間を設けているのも親切丁寧で良い。

深化は最初にあたり一面真っ白な空間をイメージし
その中で好きな人と一緒に遊園地をデートする様子を思い浮かべる。
最初にわざわざ真っ白にしているのは頭の中をリセットしたかったのだろう。
そして遊園地でよく配ってる風船が宙高く浮かび上がる様子を描き
合わせて意識が浮かび上がり、心地よさを感じる暗示を入れておしまいだ。

パッと見では古典催眠がベースになってるんだが
ボクっ娘の言葉使いを聞いていると許容暗示を随分使用している。
テーマが調教よりも癒し寄りだからこのようにしたんじゃなかろうか。
柔らかい言葉をかけられたらいい気分になるのは人として当然だからな。
冒頭の話にあてはめると新しいタイプの作品に取り組んでいるのが窺える。

エッチは白い空間をエッチなピンク色へと染め上げ
その中で彼女じゃなく好きな女性の魅力を感じる体のパーツや
何らかのエッチをしている様子をイメージして気持ちを盛り上げる。

ここでわざわざプレイの内容をぼかしているのは彼女がそうしているからだ。
へっぽこ師の現代催眠風という作品にもあったアプローチで
多種多様な性癖やプレイを順番に言っていき
その中から聴き手がピンと来たものを強くイメージさせるといったものになる。
だからセックス、パイズリ、SMなんでもいいのだろう。

さすがにそれだけだとイけないだろうってことで
しばらく経つと今度は彼女が股間に直接エネルギーを注入してくれる。
力を込めて「ぎゅーっ」と言う行為を何度も行っていた。
手コキとかにしなかったのはイメージだけでイって欲しかったからに違いない。
授乳手コキやらお漏らしをしていた以前とはえらく違うドライなプレイだ。
最後は10カウントと20カウントで立て続けに2回ドライ絶頂する。

ボクっ娘の存在感が薄いことを除けば概ね良好な作品である。
リラックスのさせ方、最中の暗示の入れ方、声の使い方のすべてが安定していて
無理にそうしようと考えなくとも勝手に気分がよくなってくる。
エッチも意地悪や言葉責めの類が一切無い性的快感をひたすら求める展開だ。
ドMとしてはちと残念だが誰でも聞けるところは大いに評価したい。

しかしこの作品にボクっ娘をわざわざ登場させた意味は結局よくわからなかった。
男女共用にするためってのが一番可能性の高い理由だろうか。
そのおかげでエッチの描写が曖昧なのは男からすれば刺激が足りなく思える。
中道を目指した結果中途半端になっている印象だ。

ってなわけで催眠は満足、エッチはやや不満であった。
それでも中の上くらいの品質は十分に持っている。
ボクっ娘とのプレイが無いことを了承できるのなら問題なく楽しめるはずだ。

出演:沢野ぽぷら
時間:58分
属性:ノーマル

催眠:★★★★☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★★☆


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2015年08月22日

高品質 二次元に入る催眠音声 HAILMIN -ハイルミン-

高品質 二次元に入る催眠音声 HAILMIN -ハイルミン-

2011年04月に発売されたサークルAggressive Measuresの作品。

かれこれ4年以上も前に出たバーチャルセックスが題材の作品だ。
2011年頃なら催眠音声も調教系が多かっただろうし
肉感的な挿し絵の効果もあって当時は随分な人気だったようだ。
これなら大丈夫だろうと思って遅ればせながら聞いてみた。

内容は術者のお姉さんに案内されながら好きな女性とエッチする。
本当ならことね様が扮する彼女と致したかったのだが
彼女と肉体的に触れ合うシーンは一切無い。
その代わりにこちらが好きな女性の写真なり画像なりを用意し
その子とイチャイチャできる精神的な環境を整えてくれる。

催眠は深呼吸と漸進的弛緩法っぽい脱力をしてから
最初は3カウント、しばらくしてからは5カウントに合わせて目を開閉させる。
そして目を開けているときは写真の女の子に意識を集中する。
最中凝視させたり瞼に重さを感じさせてるのは凝視法のつもりだろうな。
まああんまり効果は見込めないが作品のテーマには合っている。

そこから先は舞台を海へと移しその中に沈んでいく。
他の作品でもよく見るお馴染みのパターンだ。
だが直前でイメージの中の女性と手を繋ぐまで至ったのに
なぜか一旦引き離し個別に潜らせている。
お姉さんの指示が恋人同士の仲を裂く小姑に思えてくるから困ったものだ。

20カウントを数えて海の底までたどり着いたら
そこにある真っ白なベッドで待ち構えていた彼女と再び合流する。
まさにエッチをするための準備が整ったといったところだ。
直後のキスシーンで流れるちゅぱ音が甘くてとろけそうであった。
好きな女性とエッチする雰囲気作りは結構うまい。

エッチは乳首オナニー→オナニーと続く。
ここがセックスじゃなくてオナニーなのは擬似プレイをさせてるからだ。
意外だが催眠に不慣れな人にはいいのかもしれない。

乳首オナニーは最初は自分の手、しばらくすると女性の手をイメージしながら
主に乳輪と乳首を指でいじくりまわす。
感度強化の暗示はほとんどなくなんとも淡白なプレイであった。
だがイメージによる補正でいつもより少しは気持ちいいかもしれない。
終盤に自分で喘ぎ声を漏らしさらなる興奮を高める。
ドライ絶頂するシーンは無い。

オナニーは自分の唾で手を湿らせてからゆっくりしごく。
お姉さんがセックスに思えるようにとその風景を描写してたのだが
感覚操作もほぼなく状況描写だけだから結局オナニーと変わらない。
しかもしばらく扱いて射精しそうになったらいきなり寸止めしてくる。
こういうあまあまなエッチでこんなことされたら一気に萎えるだろうに。
プレイとシチュの内容がとことんかみ合ってないから困ったものだ。

再開後も3分くらいやったら一旦休憩し
唐突に自分が射精したらメスイキの快感も味わえるとまで言ってくる。
そういうところを暗示を使って誘導するのが催眠音声なのだが
この作者は言えば勝手にそうなるものと信じ込んでいるらしい。
物語が後になるほど内容の不可解さが増大していく。
最後は10カウントダウンと「ぴゅっぴゅー」というセリフに合わせて射精する。

今のダウンロード数の10分の1くらいの価値がいいところの作品だ。
催眠は色んなところが強引過ぎてついていけないし
エッチに至っては単なるプレイ実況にしかなってないボロボロっぷりである。
催眠をちょっとかじった人間が見様見真似で作ったとしか思えない。
ことね様が演技でカバーしようと頑張っているのがなおさら不憫でならない。

催眠は40分くらい時間を取っているのに暗示が絞れていないのが痛い。
こういう場合は無理なく催眠を十分深めてから女性のイメージを絡めればいいのに
結構序盤からそうさせてくるからどちらも中途半端になっている。
腕のあるサークルならもちろんこういう誘導もできるんだが
このサークルはこれが処女作だから無謀以外の何物でもない。
多少眠くはなっても催眠の世界に入り、漂うことなど到底できまい。

エッチは催眠に輪をかけてひどいから困ったものである。
そもそもなぜ好きな女性とのエッチで乳首オナニーやオナニーをさせるのかがわからない。
純粋に肉体的な快感を増幅させてくるのかと思いきや碌な暗示も入れてこないし
これでは単なるイメージプレイでヴァーチャルセックスからは程遠い。
ぶれっぶれの違和感ありまくりなプレイばかりであった。

ってなわけで地雷とまでは言わないが問題を多々抱えている作品である。
名作が多数世に送り出されてる現在、この作品を敢えて聞く必要性を感じない。
ダウンロード数に決して騙されないよう諸君も注意してくれ。

出演:紅月ことね
時間:80分
属性:ノーマル

催眠:★☆☆☆☆
エロ:☆☆☆☆☆
コスパ:★★☆☆☆

総合:★☆☆☆☆


体験版はこちらから



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2015年08月18日

愛情催眠

2009年11月に公開された、サークル催眠日記の作品。
催眠日記の記念すべき第一作目である。
ここの初期の作品は同様のテーマを無料→有料の順に出していて
これの約1か月後に有料版である彼女とあまあま催眠が発売されている。
つまりプロトタイプってやつなんだが内容はほとんど被っていない。
あとこいつにエッチシーンは一切無い。

催眠は深呼吸の後彼女の「はい はい はい」に合わせて瞬きし
そのまま目を閉じて深化の暗示を聞くのを6セット繰り返す。
後になるにつれて催眠がより深くなるよう表現を変えながらリズミカルに行っていた。
催眠音声ってやつは声のリズム次第で入るか入らないかが結構変わる。

〆に当たる6回目では目が開かなくなる禁止暗示を入れられる。
入れ方が上手いんで目にガッと力が入るだろうな。
催眠の入り具合を確認する意味でもなかなか有効な手段である。
それから10カウントを2回刻んでもう少し深い催眠状態へと持って行く。

その後は毎度おなじみ揺さぶりを3回かけて催眠をさらに強化する。
3カウントアップで覚醒、すぐさま「大好き」をトリガーにして催眠って感じに
何度も何度も往復して意識をさらにぼやけさせてくる。
頭の中がどろどろになった感じがするだろうな。
変なんだけどえらく気持ちいい催眠特有の感覚である。

最後は30カウントを刻んでからやる気の出る暗示を入れて終了だ。
たったの2分しかないんであんまり感覚を操作される気分は味わえないかもしれない。
だが何となく気分がスッキリしたような錯覚を覚えかもしれない。
催眠の深さ次第ってことになるか。

進め方はありきたりだがあっさり催眠に入れる作品である。
短い時間を考慮して催眠誘導に限界まで時間を割り振り
これでもかってくらい催眠を深めてから最後の最後に愛情を注いでくれる。
目的よりその過程を楽しむ作品なのかもしれない。

深呼吸をするシーンの間がちと短いのが珠に瑕だが
それ以外は概ねまとまっておりこれといって指摘すべきところも見当たらない。
催眠に入る楽しさ、催眠状態にいる楽しさを時間の割に大いに味わわせてくれた。
それだけ上手にまとまっている作品ってことだな。

手っ取り早く催眠を楽しむのに適した作品である。

出演:誠樹ふぁん
時間:24分
属性:ノーマル

催眠:■■■■■
癒し:■■■■□

ダウンロードはこちらから
http://432hypno.blog15.fc2.com/blog-entry-6.html



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2015年08月14日

エイリアン・アブダクション《催眠音声》

エイリアン・アブダクション《催眠音声》

2015年08月に発売されたサークルHypnotic_Yanhの作品。

キャンドルマンが「瞳を覗けば熔かされる」を出して以来、催眠音声業界に変化が訪れている。
音声という枠を乗り越え画像や映像も取り入れた作品を作ろうという動きだ。
横になり目を閉じて聞くのが当たり前の催眠音声にとってこれはちょっとした革新である。
この流れが果たして続くのかよくわからないが聴き手としては楽しみが一つ増えたと言える。

この作品はエイリアンにアブダクションされた少女になりエッチな実験を受ける。
1900年代後半にあったとされるUFOによる拉致事件を再現したわけだ。
これらの多くは捏造だったらしくどんなプレイがされていたのかは当然よくわからない。
だからこそスク水氏はアニメーションでその様子を克明にお届けしたかったのだろう。

催眠は深呼吸をしながら全身を軽く弛緩し、画面にある球体を見つめる。
凝視法かと思っていたらしばらくするとゆらゆらと動き出すのが面白い。
こうすることで球体の様子を言葉で描写する必要がなくなり暗示に集中できる。
ことねさまの華麗な演技もあり手足が早速重くなるのを感じた。

お次は少女に成り代わる過程として彼女と意識をできるだけ近づけながら退行催眠を受ける。
彼女は3年前に拉致られたらしく、その時の記憶を鮮明にする必要があるからだ。
1週間、2週間、1~4ヶ月、1~3年と時を遡るのと同時に催眠が深まる暗示を入れてくる。

そして最後は円盤のようなものを見つめながら10カウントダウンし催眠状態を強化する。
光の玉の周りにある白い輪が中央へと収束していくアニメーションが目に心地よい。
少女の退行に向けて視力を使いながら誘導する珍しい催眠であった。
目を開けながら催眠に入っていく感覚が味わえるのは不思議であり面白くもある。

エッチはエイリアンの船へ場所を移し、全身をアームやノズルのようなものでまさぐられる。
ここでも少女の裸体や機械の動き具合が見た目でわかるアニメーションがバンバン登場する。
人間は視覚に情報収集の大部分を頼る動物だから目が使えるのはやはり大きい。
しかし催眠が解けやすくなるデメリットもあるからそこを暗示で補助しながら進めている。

腋の下やクリを適度にいじりマンコが濡れたところで受精管を挿入してまずは1回。
それから受精が確認されなかったので口・膀胱・直腸に催淫剤のようなものを投与し
卵子が生み出されたのを確認したところで3回連続で中出しする。
一度失敗しているのは少女が初潮を迎えてなかったからかもしれない。
そんな年齢でエイリアンに処女を奪われ中出しされるシチュはMにはたまらないものがある。

しかもとどめにあろうことか出産までさせているのだから驚きだ。
胎内から出ようとするエイリアンの子供を必死で食い止めようとする姿や
失敗してお漏らしするようにマンコから吐き出してしまう様子がリアルでそそる。
腹を食い破って出るとかグロい描写はほとんどないんでまあ大丈夫だろう。

催眠からエッチに至るまでありとあらゆるところが異質な作品である。
催眠は音声型では表現の難しい技法を積極的に取り入れてるし
エッチも仮想的なプレイをリアルなアニメーションで視覚的に表現している。
従来の催眠音声と同じ感覚で聞いたらあまりに違ってびっくりした。
だが催眠の要とも言える暗示はいつもどおり的確でやはり音声主体に思える。

オカルトチックな内容なんで忌避する人がいる一方
はまれば何度も聞きたくなるほどの恐ろしい魅力を秘めている。
色んなところが見た目でわかるからイメージ力をあまり必要としないのもありがたい。
シチュは玄人向けだが内容は案外初心者に寄っていると思う。

ってなわけでプレイを受け入れられるのならかなりの当たり作品だ。
当然のようにドMであるほど楽しめる。
従来の催眠音声にマンネリを感じていた人ほど目から鱗が落ちるだろうな。

出演:紅月ことね
時間:86分
属性:ドM

催眠:★★★★★
エロ:★★★★★
コスパ:★★★★☆

総合:★★★★★


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2015年08月10日

お姉さんに寄生虫を入れられて虜になる催眠音声

お姉さんに寄生虫を入れられて虜になる催眠音声

2015年08月に発売されたサークルあめいじんぐの作品。

大手がコミケに向けて準備を進めている時期にひょっこり現れた新規のサークルだ。
多くの新作に触発されるのかコミケの前後は新規がよく出る気がする。
時間が30分を切る短い作品はよほどの実力者でないとまとまらないものなんだが
谷間の時期だし題材が面白そうだったんで早速聞いてみた。

この作品は触手型の異生物に乗っ取られた幼馴染のお姉さんに同じ目に遭わされる。
触手をエッチじゃなくて洗脳の道具として使っているのがちと珍しい。
催眠重視でエッチが短いのも精神的な追い込みを伝えたかったんだろう。
心を操作する催眠音声には打ってつけのテーマであるな。

催眠は深呼吸と並行して目を上下左右に動かすところから始まる。
この手の手法は目を動かすことに集中させてその隙に暗示を入れるものなのだが
目を動かす方向を短いスパンで何度も指示することにかまけてそっちはさっぱりであった。
この時点で新規によくある暗示不足でちっとも催眠に入れない作品なのがだいたいわかる。
5分近くひっきりなしに目を動かすこともリラックスからは程遠い。

その次は両腕→胴体→両足→チンコ→脳の順に分割弛緩をする。
それぞれ20カウントを数え脳以外は5カウント、脳は3カウントごとにセリフが入る。
前暗示と後追い暗示を入れずにカウントを数えるからちっとも脱力できない。
催眠音声を有料で販売するならカウントの意味や目的くらいは知ってて欲しいものだ。
最後に寄生虫の奴隷になることを誓って終了する。

エッチは寄生虫のために4分くらいオナニーして射精する、これだけだ。
直前に分割弛緩をしているのにすぐさま体を動かす指示を出すのは滑稽である。
お姉さんが淫語を言ったり喘いだり感度上昇の暗示を入れることも無い。
最後は20カウントダウンに合わせて射精する。

やる気が先行しすぎて手足がまったく追いついていない作品だ。
催眠は古典系のよくある技法の劣化に過ぎないし
エッチも催眠をほぼ考慮しない単なるオナニーになっている。

催眠音声を作るには催眠と催眠音声に関する一定以上の理解が必要だ。
だがこの作者はそのどちらも最低限度のレベルにすら達していない。
いちいち書くのがめんどくさくなるくらい突っ込みどころが多い。
これでは折角のふぁん氏の演技も台無しである。

最も改めるべきところは催眠と洗脳を勘違いしていることだ。
深化パートの段階でお姉さんは聴き手がもう自分の言いなりになったと思い込み
「思い通りになる」とか「都合のいいように改造される」ってなセリフをバンバン言ってくる。

催眠ってやつは被験者が主役で催眠者はその引き立て役なのだ。
その原則を完全に無視し、催眠者の利益のために暗示を入れている時点でこいつは催眠とは呼べない。
サークルは催眠の意味、目的、在り方を入門書などを読んで再確認するべきだ。
これをしないとこの先何を作っても催眠音声以外のものができてしまう。
ひとまずやる気を製作ではなく技術向上や研究に向けたほうがずっと良い。

ちと説教臭くなってしまって申し訳ない。
こういうタイプの異種姦に挑戦する心意気を私は大いに買っているのだ。
今は難しいだろうが後々実を結ぶことを期待している。

出演:誠樹ふぁん
時間:26分
属性:M

催眠:☆☆☆☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★☆☆☆

総合:☆☆☆☆☆


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2015年08月06日

おべぱるす催眠

2010年07月に公開されたサークルAshの作品。

このサークル唯一の無料作品であるな。
公式が閉鎖してるからもう入手は不可能と思ってたのだが
音声がまだ生きているのが確認されたんで紹介する。

この作品はお姉さんがおべぱるすを鳴らしながら催眠をかける。
おべぱるすは体外離脱を目的として作られたパルス音だ。
何やら大層に聞こえるかもしれないが音自体はそんなに特殊じゃあない。
催眠をかけやすいようリラックスさせるのに使っている。

催眠は深呼吸をした直後におべぱるすが鳴り始め
頭→首→右肩→右腕→左肩→左腕→腰→右足→左足の順に脱力する。
音が体に染み込み脱力すると暗示を入れるあたりがこの作品らしい。
最初はちと気に障るかもしれんがそのうち音にも慣れるだろう。

それから10カウントに合わせて音の海に沈むイメージをし
3カウントダウンで半覚醒&おべぱるす停止→再入眠を2度繰り返す。
やってることは逆算法と揺さぶり法に異ならない。
だがおべぱるす効果で思いのほか催眠の感覚は強くなる。

エッチは体全体を一通り流しながら感度を強化し
乳首オナニー→オナニーの順に行う。
おべぱるすを流している以外は普通のセルフ系音声ってところだ。

乳首をいじりながら暗示を聞いて十分気持ちよくなってから
30カウントダウンが入り1でストップ。
その快感を今度はチンコへと移動させてからシコる。
乳首でドライ絶頂をするシーンは無い。
3分くらいいじった後10カウントダウンと追い込み暗示に合わせて射精する。

構造はよくあるテンプレ型の催眠とエッチなのだが
それにおべぱるすを違和感無く絡めて効果を高めている。
100作以上聞いているような猛者でもない限り飽きずに楽しめるだろう。
音の性質からか体の感覚がおぼろになる気分が結構味わえた。

エッチは乳首とチンコをいじるごくごく単純なものだ。
だがこの内容だったらセルフに持っていかずドライでもよかったかもしれない。
おべぱるすがリラクゼーション系の音だから精神的に気持ちよくなれても
肉体面での快楽がちと得にくく思える。
幸福感に浸らせながらドライ絶頂させたほうがしっくりくるだろうな。

ってなわけでちと気になるところもあったが概ね満足な作品である。
おべぱるすを使った催眠音声は他に無い。
まだ聞いてない人はとりあえず一度試してみるのをおすすめする。

出演:紅月ことね
時間:25分
属性:ノーマル

催眠:■■■□□
エロ:■■□□□

ダウンロードはこちらから
http://b.dlsite.net/RG12035/archives/308942.html



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2015年08月02日

妹催眠3-Little Sister Hypnosis-

妹催眠3-Little Sister Hypnosis-

2015年07月に発売されたサークルEs_Labの作品。

M向けの作品を好んで作る如月氏の中で唯一のノーマル向け作品だ。
3作目まで出たということはいい方向にさまざまな反響があったのだろう。
このシリーズはこれで終わりとのことだが類型作品が後日出るのかもしれない。
実力があり安定しているサークルなんで迷うことなく聞いてみた。

この作品は血の繋がった妹がエッチに催眠を施される。
今作は今まで以上の甘さを出したかったのか授乳手コキなんて珍しいプレイも登場する。
催眠からエッチに至るまで彼女の溺愛っぷりが目立つだだあま仕様だ。
ここまで突き抜けていると聞いてるこっちが恥ずかしくなってくる。

催眠は寝た状態でのストレッチ→ストレッチのイメージ→カウントによる深化と進む。
ストレッチは寝たまま体育座りする格好になってしばらく深呼吸→脱力を2セット
1234の掛け声に合わせて上体を起こし5678で元に戻す動作を3セット
その後も深呼吸を挟んで体全体を左右に倒すなど随分入念に行う。
これだけしっかり準備運動しておけば冬でもない限り体が解れるだろうな。

ストレッチのイメージは体に力を入れて抜く動作を頭の中で行う。
力を入れたときは頭がジンジンして気持ちいい
抜いたら意識がふわふわすると暗示を入れていた。
直前にやったことを反芻するのだから当然効果的である。

最後の深化は事前に声を聞いていると幸せを感じる暗示を入れ
それから10カウントダウン→3カウントで一度半覚醒→キーワードで再深化する。
どのシーンもあまり捻らず素直な技術を心がけていた。
面白味に欠けると感じる人もいるだろうが
この作品の醍醐味はエッチにあるんで私はそれほど問題を感じない。
結構な深さの催眠状態まで入れる人がそれなりにいるんじゃなかろうか。

エッチは授乳手コキ→セックスと進む。
授乳手コキはプレイ開始前に10カウント+赤ちゃんになる暗示を入れ
セックスではそれを解除しすぐさま深化させてからプレイへと移る。
催眠状態をきちりと維持させようとする心遣いがありがたい。

授乳手コキは妹に膝枕をされたままおっぱいを飲み、6分くらい経ったら手コキが加わる。
乳首が気持ちいいのか彼女が熱っぽい声をたっぷり上げてくれていた。
催眠音声っつうとエッチでもお姉さんが冷静な場合が少なくないだけに
プレイに応じて感じてくれるのは聞いてる側としても嬉しいものだ。
赤ちゃん言葉を適度にしゃべってくれるのもこのプレイに適している。

途中で母乳を飲むほど感度が高まる暗示を入れられ
フィニッシュのための10カウントが始まるのだが妹はなかなか0を数えてくれない。
このイきたくてもイかせてもらえない時間は苦しくもあり気持ちよくもある。
つうても4分くらい頑張ったら絶頂の合図が出るんでそんなにきつい仕打ちでもない。
ドライオーガズムをしやすくするための助走みたいなもんだ。

セックスは69の体勢になりマンコの匂いを嗅ぎながらしばらくフェラをされ
準備ができたところで騎乗位→正常位で合体する。
授乳手コキとの大きな違いは妹の声がもう2つ加わり3人で話しかけてくることだ。
喘ぎ声だったり感覚操作の暗示だったりと内容も多岐に渡っていて面白い。
声に包まれながら絶頂へと近づく不思議な気分が味わえた。
最後は妹のイキ声に合わせてドライ絶頂する。

甘さや優しさをひたすら追及しているなかなかに珍しい作品だ。
妹の催眠ってことで専門性をできるだけ隠しハードルを下げて催眠誘導している。
催眠暗示の表現方法はさまざまだがキャラに合わせることは結構大事だ。
それを忠実に実行し、なおかつ一定以上の深さまで誘導する手腕は実に見事である。
技法を初歩的なものにしているのも妹の技術力を反映させてのことだろう。

エッチはエッチでちゅぱちゅぱしたり喘いだりするエロボイスの要素を多めに取り入れ
そのハンデを別の声による暗示でカバーしている。
何よりプレイ自体が結構エロいんで勝手に興奮してくるだろうな。
聴き手を暗示できっちり操作しながらエロさも押さえているのが心憎い。
生きてて良かったと思いながらドライオーガズムの快感に酔いしれることができた。

ってなわけで思っていた通りの当たり作品であった。
ドM向けの要素は一切無いがそれでも十分に聞く価値がある。
妹好きなら何度も聞きたくなるほどハマるに違いない。

出演:いちる
時間:80分
属性:ノーマル

催眠:★★★★☆
エロ:★★★★★
コスパ:★★★★☆

総合:★★★★★


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