2015年07月

2015年07月29日

18禁フェチ催眠ドラマCD-妄想実現シリーズ1彼女の匂い-

18禁フェチ催眠ドラマCD-妄想実現シリーズ1彼女の匂い-

2005年03月に発売された、サークルキャットハウスの作品。

キャットハウスの中で2番目に発売された催眠音声である。
斬新な要素がめじろ押しだった処女作「赤いリボンのリコ」に比べると
学校でお姉さんに普通に催眠をかけられる展開はおとなしく感じる。
だが暗示の方向性やプレイは結構珍しいんで紹介する。

この作品は過去に主人公に助けられたお姉さんが
催眠を使って彼を自分の犬として隷属化させる。
彼はいわゆるショタな生徒らしく女性からしてみると可愛いらしい。
それを象徴するかのように彼女は催眠をかけながら彼を何度も抱きしめたり頭を撫でる。

催眠は彼女の大きなおっぱいにうずまりながら深呼吸をする。
もうこの時点で催眠抜きに羨ましいこと限りない。
しかしあまりの溺愛っぷりにやばさを感じたのだろう。
彼は逃げようとするのだが彼女は脱力の暗示でその動きを止める。
正統派の催眠音声とはちと違うドラマ仕立ての催眠であるな。

それでもなお彼女から離れようとする彼を見かねて
体の次は心の脱力を推し進めていく。
「あなたは犬です」と言って人間としての判断力を失わせてきたり
抱きしめながら意識が抜ける暗示を入れて催眠を深めようとする。

犬化は催眠日記のわんわん催眠みたいに本格的なものじゃなくて
犬になった気分にさせて彼女の声に従いやすくするようなアプローチだ。
脱力重視のオーソドックスな催眠といったところか。

エッチは自分の意志では立つこともできない彼を彼女が抱きかかえ
太ももの上にチンコを置き上からスカートを被せて前後に扱く。
素股と布コキを足して2で割ったようなプレイだな。

てっきり射精しやすいように感度を上げてくると思ってたのだが
彼女は腰が勝手に動いてチンコを刺激する暗示を入れていた。
昔の作品だからってのもあるんだがエッチがやや独特である。
3分くらいそのプレイを続けてから声に合わせて射精を迎える。

相当古い作品ってことで聞く前はうまくいくか半信半疑だったのだが
催眠に入れたし普段のオナニーより気持ちいい射精感も得られた。
脱力や体が自然に動く系統の暗示が多く体の不自由を感じやすい。

だがこれだけだと抜きにくいだろうってことで
常に彼女のおっぱいの柔らかさを意識させていた。
エッチで太ももを使っているのも彼女の肌の柔らかさを利用したかったのだろう。
ドラマ性があって作品の世界に熱中しながら催眠に入っていける。

催眠音声第一人者の実力を見せつけてくれた作品である。
音質も悪くなく品質的にも安心して聞ける作品なんで
ありきたりな作品に飽きている中級以上の人は聞いてみて欲しい。

出演:あんじゅ
時間:30分
属性:ノーマル~ややM

催眠:★★★★☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★☆☆☆

総合:★★★★☆


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2015年07月25日

姉の処女(はじめて)は、弟が奪うものなんだよ?

姉の処女(はじめて)は、弟が奪うものなんだよ?

2015年5月に発売されたサークル#defineの作品。

催眠音声では年上のお姉さんが催眠をかけて男を食べる作品が結構ある。
そんな中催眠をかけて逆に食べてもらおうとする作品だ。
登場人物の関係を血の繋がった姉弟に設定し
すんなりとエッチに持ち込みにくくしている。
前作から十分な期間が空いてるんで成長具合を楽しみにしながら聞いてみた。

催眠は深呼吸をし、深化らしき暗示を入れ
ついでに彼女の指示に従いたくなる暗示を入れて終了だ。
本当にこれしかしてこないのだから仕方ない。
そういや音声ではずっと何らかの音楽が流れ続けていた。
エロゲでよく聞くタイプのものだし催眠にとって効果的とは思えない。

深呼吸は最初に声に合わせて数回
息を吸い、止めてから3カウントに合わせて1回
心臓が4回動くたびに数回行う。

深呼吸なんてタイミングを取りながら軽く暗示を入れればいいと思うんだが
サークル的には実力があるのをアピールしたかったのかもしれない。
その結果どうにも落ち着きにくい深呼吸が出来上がっている。
催眠の掴みでこういうことをやっている時点でお察しである。

深化は力が抜ける、降りていくなんて単語を何度も言ってくる。
だが古典・現代いずれの技術も使われてないからどうにも締まらない。
もうちっとリラックスを十分に行っていたら少しはましだったのだろうが
頭がぼやける感覚すら一切起こらず終わってしまった。
これで催眠に入れる人がいたら病院に行ったほうがいいくらいにひどい。

エッチは手コキとパイズリ、彼女の乳舐めとクンニ、セックスを3つのパートにかけて行う。
最初に彼女にチンコを触られると幸せになる、勃起すると言っていたが
催眠に入ってないから当然のごとくちっとも興奮できない。

しかしプレイを行うシーンに入ると彼女が結構熱っぽく喘いでくれる。
だから暗示ではなくエッチな雰囲気で勃起する人はいるだろうな。
まあ催眠じゃないんだが何も無いよりずっとましである。
最後に3カウントを2回数えて射精する。

その次の乳舐めはおっぱいが好きになる暗示を入れられてから
目を開けておっぱいを舐め、彼女が1回イってからクンニに移る。
催眠において目を開けるのは声に集中しにくくなるからかなりのマイナスになる。
おっぱいが見えないとプレイが成り立たないからそうしたんだろうが
イメージで代用しても別段差し支えない。
この後エッチのラストまで目を閉じる指示はなく不親切極まりない。
だが相変わらず彼女の喘ぎ声が艶かしく抜きたい気分にはなった。

〆のセックスは彼女が騎乗位でリードする。
破瓜の痛みで顔をゆがめる彼女に彼が緩和の催眠を施し
そのお返しに彼女は射精するまでチンコが抜けなくなる暗示を入れていた。
だがどちらも催眠の技術を一切考慮しておらず
変な効果音や目を見るだけで発動すると表現されている。
催眠音声にあるまじきトンデモ展開に怒りを通り越して呆れた。
最後に彼女のイキ声に合わせて2人同時に絶頂する。

催眠音声っぽいことをやってるだけのパチモンである。
催眠誘導は時間が短く内容も稚拙極まりないものだし
エッチも暗示っぽいことを言ってるだけのエロボイスに過ぎない。
そもそも催眠に入れないからこういうエッチをしても無意味なわけで
催眠音声、エロボイスどちらとして見ても中途半端になっている。

そういや今まで書いた以外にもう一つオプションパートがある。
弟がお姉ちゃんに催眠をかけて催眠を使えるようにするのだ。
しかし催眠の学習を一切していない人間が
催眠を使えるようになる暗示を入れられたところで本当にそうなるだろうか。
答えはもちろんノーである。
催眠っぽいことを実践し、その結果失敗するだけだ。

催眠は人の無意識にある情報を活性化させるものだから
元々備わっていない技術や知識を引き出すことなどできない。
サークル自身が催眠音声の中で絶対に起こりえないことをやってるわけだ。
そんな作品を聞いて催眠に入れるわけなかろうに。

ってなわけで前作以上に聞くに堪えない作品である。
このサークルは下手に催眠のゲームを作った経験があるからか
それが邪魔をしてまともな催眠音声を作れていないように思える。
まずは催眠を1から改めて勉強しなおし、問題を洗い出したほうがいいだろう。

出演:ヒマリ
時間:57分
属性:ノーマル~ややM

催眠:☆☆☆☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:☆☆☆☆☆


体験版はこちらから



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2015年07月21日

nun催眠(TS)

2015年07月に星屑ドロップで公開された作品。

とんとご無沙汰だった新人スクリプター&声優の作品だ。
昔は2ちゃんあたりに色んな作者が思い思いに作品を投稿し皆で議論したものだが
大手がこぞって有料に移行した今はめっきり減っている。
純粋に興味が湧いたので懐かしい気持ちを抱きながら聞いてみた。

この作品は女体化願望の主人公を女神が従順な修道女に変える。
わざわざ修道女に限定したのはただの女体化と違う要素を持たせたかったからだ。
清楚な女性を犯すことに一層の快感を覚える人もいるだろう。
それを受け側として味わわせることをコンセプトにしている。

催眠はいつもの深呼吸→分割弛緩から始まり
カップに入った泥水を聖水で浄化するイメージをする。
1滴、2滴とカウントを数えながら心の中にある淀んだ要素を捨て去るのだ。
その次にも20カウント数えながらろ紙でこして水をさらに綺麗にするイメージが入る。
端的でわかりやすい例えでいいんじゃなかろうか。

お次は暗示で軽い浮遊感を感じさせてからお祈りをする。
手を胸の前で組み「私は私欲を捨て、純潔を保ち、主にこの身の全てを捧げることを誓います。」と宣言するのだ。
女神に仕えることは隷属するのと同じである。
声に従いやすくするのはエッチに向けての準備だろうな。

ラストの女体化は肌→太ももから足先→脚→腕→お尻→腰→胸→頭→股間の順に
5カウントを8回、10カウントを1回数えて変化を自覚させる。
ここだけはよくある女体化と何ら変わらない。

エッチは乳首を指と唇で責められてからクンニやセックスをする。
女神はふたなりらしくなかなかに立派なチンコを持ってるらしい。
それをぶち込むことで修道女からメスへと堕とすわけだ。

乳首責めはいじる描写をしながら感度が上がる暗示を入れてくる。
ごく一部で舐めるシーンがあるものの概ねライトな印象を受けた。
絶頂シーンもないし本番に向けての準備運動ってところか。

後半は事前に水にピンク色のインクが混ざるイメージをする。
これはさっきの催眠で用いたものを応用し別の方向から感度を高めるためだ。
処女作と言うとどうしてもエッチな要素に頼りたくなるものなんだが
そこを敢えて抑えながらドライ絶頂させようとしているところに好感が持てる。

そして脚を開かせマンコの具合を観察してからクンニ→セックスと続く。
これらを10分弱でこなしているあたりに粗さが見られるものの
股間が軽くビクつくくらいの快感は得られた。
最後は10カウントダウンで中出しされ絶頂する。

久々に期待できる人材が現れたかってちょっぴり感動した作品だ。
修道女になりきり犯されるまでの流れを催眠を使ってうまい具合に組み立てている。
新人だと催眠技術の行使だけを考えテーマとちぐはぐさせるケースが多いのに
こいつはそれをある程度の水準を維持しながらきちりとクリアしている。
最初からこれができる人はそんなに多くあるまい。

修道女側に立って犯される展開もM心を適度にくすぐる。
相手が女神だから男に比べると雰囲気がマイルドに収まってるし
無理矢理感が薄いんでドMじゃなくても受け入れやすい。
催眠音声のエッチは誘導以上に難しいはずなのだが結構しっかりしていて驚いた。

ってなわけで無料の中では当たりの部類に属する作品である。
今年は女体化の新作が少なめだし、その欲望をある程度満たしてくれるに違いない。

出演:天野しづく
時間:57分
属性:ややM~M

催眠:■■■■□
エロ:■■■□□

ダウンロードはこちらから
http://stardropxxxx.blog.fc2.com/blog-entry-4.html



saiminsusume at 19:51|PermalinkComments(0)TrackBack(0)無料作品 

2015年07月17日

お姉ちゃんの性奴隷にされちゃうくちゅちゅぱ催眠

お姉ちゃんの性奴隷にされちゃうくちゅちゅぱ催眠

2015年05月に発売されたサークルパルプヒプノティズムの作品。

現在の催眠音声業界は二極化している。
すくりぷやエロトランスを初めとする大手グループとそれ以外だ。
大手グループはツイッター等を通じて相互に知識や技術を磨いている一方
それ以外は横の繋がりが薄く自己を高める機会に恵まれていない。
これによって作品の品質に大きな差が生まれている。
パルプヒプノティズムは後者にあたるサークルだ。

この作品はお姉ちゃんの催眠で奴隷にさせられる。
肉親をなぜ奴隷にするかよくわからないのだがたぶん弟がドMなんだろう。
エッチで度々命令をしてくる割に口調がえらく柔らかい。
良く言えば大衆向け、悪く言えば中途半端な雰囲気だ。

催眠は深呼吸をしばらく行い、少しだけキスをされてから脱力へと移る。
キスをしながら「幸せになる」と言っていたから暗示のつもりなのだろう。
脱力は右腕→左腕→両足→胸の順に温かさが広がると言ってくる。
古典催眠ではセオリーに近い流れだが、声の使い方がどこも一緒だから効果はいまいちだ。
もう4作目になるのに催眠に適した演技をしていない時点でお察しである。

その後の深化は右→左の順に耳を舐め、奴隷になる誓いを立ててから
再び耳を舐めたりフェラをしてくる。
催眠から離れているように思えるだろうが実際やってるんだから仕方ない。
最後に10カウントダウンでフェラを開始して終了だ。
5分程度断続的に舐めてからエッチへと進む。

エッチはオナニーパートとセックスパートのどちらか片方を聞く。
先に言ってしまうとこの作品は催眠になってないからドライは不可能だ。
セルフは射精だけ禁止され、その間自由なスタイルで扱く。

そして彼女が暗示らしきことを言ってくるのだがとにかく「気持ちいい」を連呼してくる。
試しに調べてみたら50分あるエッチの中で130回近く言っていた。
しかも感覚操作と呼べるものはそれしかしないから何が気持ちいいのかさっぱりわからない。
安易なセリフをだらだら言い続けて射精できるのなら誰も困るまい。
最後は10カウントダウンが刻まれ射精指示が出る。

セックスも騎乗位でまんこが触れて気持ちいい、膣内が気持ちいい
ピストンすると亀頭が擦れて気持ちいいみたいなセリフが延々と流れ続ける。
まあ催眠パートの時点でシナリオ担当が催眠音声を碌に知らないことは薄々わかってたんだが
エッチがここまでエロくなく単調だと聞いてて苦痛に思えてくる。

セックスなのにお姉ちゃんはちっとも喘ぎ声を出さないし
キスしながらピストンするシーンがごく一部あるだけでちゅぱ音もかなり少ない。
さらには時々優しい声で変態と罵ってくるからちっとも興奮できやしない。
最後はセルフと同じく10カウントで絶頂するよう言われる。

まったくもって杜撰な作品だ。
催眠は新規がよくやるテンプレ型の誘導をさらに劣化させたような内容だし
エッチは催眠になってないばかりかエロボイスとしても使えない。
そもそもなぜ弟を奴隷化したのかが語られてないし、そのための道筋も支離滅裂であった。
催眠音声を少しでも勉強しているのならこんなひどい作品はそうそう作れまい。

有料作品である以上サークルとしての個性は出して当たり前だ。
だがその結果催眠がぼろぼろになってしまってはダメだろう。
これなら深呼吸→分割弛緩法→イメージやカウントで深化させる作品の方がまだ聞ける。
それでも演技がまともじゃないとほとんど催眠に入れないんだが
少なくともこの作品よりは入れる確率がずっと高い。
こんな内容で中程度以上の催眠に入れる人などおるまい。

エッチもエッチで延々ちゅぱちゅぱしていりゃまだましだったのに
下手に暗示っぽいことを何度も何度も言ってくるから性質が悪い。
催眠に入れない時点でエッチでどんなに巻き返そうとしてもまず無理だ。
それすら理解せずに入ったものと決め付けてプレイしてるから滑稽極まりない。
しかも何をやっても気持ちいいを連呼するだけの稚拙極まりないセリフときてる。

ってなわけで久々の核地雷作品であった。
どんな作品でも一つくらいは良い部分を持ってるものなのだが
この作品にはどれだけ思い返しても何も思い浮かばなかった。
このサークルの作品を聞くことはもう二度とあるまい。

出演:水嶋せあ
時間:119分
属性:ややM

催眠:☆☆☆☆☆
エロ:☆☆☆☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:☆☆☆☆☆


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2015年07月13日

催眠音声-ハニーベル

催眠音声-ハニーベル

2015年07月に発売されたサークル帽子屋の作品。

女性向けで活躍しているnit氏の個人サークルであるな。
彼はスクリプターと読み手の両方をこなせる数少ない人物だ。
作品説明を見る限り女性向けで過去に出した作品を男性向けに書き直したものと思われる。
安心して聞けるレベルの製作者なんで早速聞いてみた。

この作品はご主人様想いのメイドにマッサージを兼ねた催眠をかけられる。
こういう場合マッサージっぽいことをやりながら暗示を入れるのが普通なんだが
ガチのマッサージをしながら合間合間に暗示を入れる凝ったものになっている。
そしてエッチはドライとセルフのいずれか一方を選択して聞く。

催眠はまず25分程度の時間をかねて入念なマッサージをする。
右手のひら→小指→薬指→中指→人差し指→親指→腕全体の順に進め
左腕以降は手首→肘→二の腕→肩→右脚→左脚→腹→腰→脇腹って具合に簡略されている。
そして1パーツマッサージをし終えたあたりで温感と重感を操作する暗示が入る。
ほぼマッサージでちょこっとだけ催眠が絡んでいるくらいの割合だ。

お次はメイドを呼ぶときに鳴らすベルの音を流し、同時に気持ちよくなる暗示を入れる。
マッサージでガッツリリラックスできているからか音が妙に心地よい。
直後に鳴らす時計の針と鐘の音にも意識が薄れる、催眠が深まるとイメージを添え
これらを交互に鳴らしながら揺さぶるように深化を行っていた。

音催眠チックな内容だが最初の段階できちりと暗示を入れているし
結構な具合に催眠に入っていく感覚が味わえる。
一気に落ちるタイプじゃないんで直後はピンと来なくても後になれば自覚できるだろうな。

エッチは事前に別のベルの音を鳴らして感度を強化し
ドライパートはベル音でのドライ→セックスでもう一回、セルフはオナニーで射精する。
暗示で雁字搦めにしながら進めるタイプのエッチとは違って彼女と普通に楽しむシーンもあり
催眠音声の中では結構エロさのあるプレイだと思う。

ドライは前半が密着し手コキをしながら耳を舐めたり囁いてくる。
バイノーラル録音なだけあって音のリアルさは格別のものがある。
女性の息吹が間近に感じられるってのは男なら誰でもたまらないはずだ。
とどめに感度上昇のベルを何度も鳴らしそれに合わせて絶頂する。

後半はフェラから騎乗位でのセックスに繋ぐオーソドックスなプレイだ。
催眠暗示をそこまで使わずプレイや雰囲気のエロさでドライを促している。
最中のメイドの吐息の熱っぽさが抜群に色っぽくて股間がはち切れそうであった。
最後は彼女の中出しのおねだりとイキ声に合わせて絶頂する。

セルフはこちらのオナニーを彼女が耳を舐めながらサポートする。
感度上昇のベルを鳴らし乳首オナニー→オナニーの順に行うんだが
彼女が途中でわざとプレイを停止しお預けをさせる。
ごくごく軽い寸止めをしてより気持ちよく射精できるようにしたかったのだろう。
最後は10カウントとベルの音に合わせて射精する。

ノーマル向けの癒しを重視した作品だ。
メイドがご主人様を催眠を絡めながら愛する様子を極めて丁寧に描いている。
催眠音声と言えばとかく暗示のボリュームや質が問われるものなのだが
こいつは特に序盤でわざと暗示を減らし純粋に癒すアプローチがされている。
適度な緩さが心に余裕を与えそこにいたくなる気分にさせてくれる。
その後で柔らかい暗示を入れて誘導しているから声を受け入れやすく指示にも従いやすい。

それがエッチに入ると一転してメイドが発情した姿を晒してくれる。
上品な女性が乱れる様は声だけでもゾクゾクするものだ。
バイノーラル録音なら尚更である。
責め方もどれも心がこもっていて男が喜ぶツボを心得ている。
ドMでもこういう愛され方をしたらきっと幸せを感じるはずだ。

ってなわけで予想に違わぬ大満足な作品であった。
この調子で女性向けに出ているもう一方もリリースして欲しいところである。

出演:野上菜月
時間:90分
属性:ノーマル~ややM

催眠:★★★★★
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★★★


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2015年07月09日

ヒプノアドベンチャー

ヒプノアドベンチャー

2015年07月に発売されたサークルDot-Spaceの作品。

有料では前作から9ヶ月ぶりに出た久々の新作だ。
サキュバスにエッチな事をされるシチュをRPG風に仕立てているらしい。
出演が彩音まりか氏ってことで早速聞いてみた。

この作品は特殊なデバイスを使ってバーチャル世界のヘタレ勇者になり
敵にあたるサキュバスにエッチな魔法をかけてもらう。
催眠の感覚はしばしば魔法に例えられることからこうしたのだろう。
毒、混乱、麻痺などRPGで頻出するステータス変化を順にかけていく。

催眠はその下準備として深呼吸や分割弛緩で心身を脱力するところから始まる。
脱力は首→右肩→右腕→右手の指の先→左肩→左腕→左手の指先
→胸→お腹→背中→太もも→脹脛→足先って具合に全体を軽く流していた。
脱力感をあまり強めないのはエッチでセルフパートがあるからだ。

お次はバックで電子音を流しボリュームを大きくしたり小さくしたりしながら聞かせる。
大きくなったときは意識が覚醒、小さくなったら催眠に戻ると暗示を入れていた。
他の催眠で時折使われる揺さぶりの効果音版ってところか。
そして10カウント→3カウント*4→10カウントと繋ぎながら催眠を深める。

最後は3カウントを数えて一度覚醒してすぐさま戻り、サキュバスのイメージをして終了だ。
大元は古典催眠のよくあるタイプに他ならないのだが凝った演出がされている。
以前のようにぶっ飛んだことをせず催眠をきっちり深めようとする姿勢に好感が持てた。
まあ中程度くらいまでなら無理なく入れるんじゃなかろうか。

エッチは混乱→眠り→毒→麻痺→魅了の順に魔法を受けてからセルフとドライのエッチをする。
前の5つはフェラとかセックスみたいな一般的なプレイをするんじゃなくて
聴き手にそう感じさせるための暗示を入れていく催眠の延長みたいな内容だ。

混乱は「くるくる」「混ざる」と言いながら声を移動させて意識を揺さぶり
眠りは白い光の玉をイメージし5カウントを数えて安らぐ暗示を入れ
毒は息をふーふー吹きかけながら脱力する暗示を入れ
麻痺は黄色いオーラを纏った手で頭を撫でられ
魅了は彼女の目を見つめるイメージをしながらキスをする。

最大7分程度の時間しかないのにまったく違った方向性の催眠を施しているのは
深い催眠に入っていることを踏まえてもあまりよろしいとは思えない。
催眠音声における暗示ってやつは時間をかけて入念に入れることで初めて効果が現れる。
イメージの内容を統一してそこから各感覚を派生させるってのならわかるんだが
この内容ではサキュバスが狙った感覚操作はほとんどできまい。
この中だったら混乱が一番かかりやすいだろうな。

セルフは自分の性感帯を彼女に責められるイメージをしながらオナニーする。
そして彼女はその様子を見ながらさらに自分のことを好きになり
言葉に心を犯されることに快楽を覚えると暗示を入れていた。
言葉責めとか視線を意識させてきたりしないところがちと珍しくもある。
催眠音声ってことで暗示でイカせたかったのだろう。
最後は10カウントダウンに合わせて射精する。

ドライは騎乗位の体勢でセックスしながらキスを交わす。
ここにきてようやくエッチらしいエッチが登場するわけだ。
最中はちゅぱ音をガンガン鳴らし、それを聞くほど興奮が高まると暗示を入れていた。
セルフと同様10カウントダウンで絶頂する。

催眠は上々なんだがエッチがどうにも残念な作品だ。
作品のコンセプトにこだわるあまり暗示の方向がてんでばらばらだから
最後のエッチになっても性的快感がどうにも湧いてこない。
かといって途中のステータス変化も時間・内容共に乏しく満足度に欠ける。

催眠、魅了、ドライパート以外はオプション扱いになってるとはいえ
ある程度の整合性は当然求められる。
やりたいことをとにかくぶち込んだ結果収拾がつかなくなっているように思えてならない。
セルフはともかくこれでドライ絶頂するのは難しかろう。
エッチをどう組み立てるかがこの作者の今後の課題になりそうだ。

催眠は元から良かったのがさらにレベルアップしている。
作品に合わせた表現をしながら催眠を進められるようになったからだろう。
まだまだ粗は見られるがじきに改善されるものと思われる。

ってなわけでまあまあの作品であった。
催眠音声におけるエッチの組み立てはどのサークルも難渋している。
これを克服し自分のスタイルを確立できればもっといい作品が作れるようになるはずだ。

出演:彩音まりか
時間:90分
属性:ややM~M

催眠:★★★★☆
エロ:★☆☆☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★☆☆


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2015年07月05日

お母さんと一緒♪~幼児退行催眠~

お母さんと一緒♪~幼児退行催眠~

2015年5月に発売されたサークルフラワー症候群の作品。

大手も含めて作品数のあまり多くない幼児退行を扱った作品だ。
今作では再婚相手の若い母親が義理の息子と親密度を高めるために行っている。
一度赤ん坊になってべったり甘えれば心の距離も縮まるってもんだ。
珍しいし興味のあるジャンルなので聞いてみた。

催眠はまず5カウントアップに合わせて息を少しずつ吐き
それと同時に瞬きするのを6回繰り返す。
最中特に暗示を入れてこなかったんで準備運動なのだろう。
ただし6回目だけは息を吐き終えたところで少し止めさせ
吸うのと同時に目が閉じると言ってくる。

お次は寝たままの状態で首を右へ左へと動かす。
古典催眠の身体動揺法のようにも見えるが詳しいところはよくわからない。
運動をしながら揺りかごに揺られているような気分がして眠くなると言っていた。
その直後に聴き手自身が数を数え、そこにさらに眠くなる暗示を入れてくる。
寝落ちするほどではないが癒される気分は結構感じた。

そこから先は彼女とお風呂に入り体を洗ってもらう。
背中やチンコを洗いながらおっぱいを押し付けてくるところを見ると
彼女も案外そういう関係を望んでいるのかもしれない。
同時に体が寒くなったり熱くなったりする感覚を刷り込んでいたのは揺さぶり法だろう。
最後に彼女に抱かれながら赤ん坊になりすべてを委ねる暗示を入れて終了だ。

エッチは授乳手コキをしてからセックスする。
それぞれに絶頂シーンが一つずつ用意されていて
授乳手コキはドライ、セックスはセルフによる快感を楽しむ。

授乳手コキは赤ちゃん言葉をかけられながらおっぱいを口に含み
しばらくしてから彼女がチンコを優しくいじり始める。
女性にとことんまで甘えられるシチュはMでもやはり心地よい。
彼女も素直にプレイを楽しめるようあまあまなセリフを投げかけてくれていた。
最後に10カウントダウンドライ絶頂、その後ほんの少しお掃除フェラをする。

セックスは同じく彼女のおっぱいにむしゃぶりつきながら騎乗位で合体する。
赤ちゃんなのにこういうプレイを入れているのは大人の事情なのだろう。
しかしセルフと言いながらこちらはチンコを握るだけで動かす指示が無い。
かといって腰を動かせとも言わないし何がしたいのかよくわからなかった。
こちらも最後に10カウントダウンで射精する。

幼児退行を謳っている割には大人なプレイの多い作品だ。
催眠では後半のお風呂シーンでおっぱいの感触を強調しているし
エッチは成長した男じゃないとできないセックスを盛り込んでいる。
サークルが幼児退行と赤ちゃんプレイを混同しているように思えてならない。
甘やかされる気分はしても赤ちゃん自身になるのは難しかろう。

催眠は一部不可解な部分もあるが実力相応の内容になっている。
そもそもの方針がおかしいんで赤ちゃんになりきるのは無理でも
心身のリフレッシュはそれなりの効果が期待できる。
まあ初の試みだし色々練り直してからもう一度挑戦して欲しいものだ。

エッチは射精表現のあるドライオーガズムで揃えられている。
本当に幼児退行させるのならこういうストレートなエロは避けて
授乳しながら幸福感で包み込んでイカせるとか
おしっこするのを見られる恥ずかしさでドライを促したほうがよかったかもしれない。
疑念は残るがプレイ自体は別に悪いと思わない。

ってなわけで幼児退行としてはいまいちな作品であった。
ホワイトピンクの幼児化催眠2作を聞いてないならそちらを優先したほうがいい。
その上で尚こういう作品を求めているのなら試してみるのもいいだろう。

出演:誠樹ふぁん
時間:64分
属性:ノーマル~ややM

催眠:★★☆☆☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★☆☆☆

総合:★★☆☆☆


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2015年07月01日

ちちのひ2015

2015年06月に公開されたサークルすくりぷてっどこねくしょんの作品。

もはや毎年恒例になったちちのひ最新作である。
今作は小道具として最近話題になってる例の紐を使用する。
別に青くなきゃいけないんじゃなく下乳に巻ければ何でもいいらしい。
ここ4年聞き続けてるしすくりぷなんで期待しながら聞いてみた。

この作品は謎のお姉さんに催眠をかけられ乳首オナニーする。
以前からの伝統だが乳首に関するプレイがほとんどでチンコはいじらない。
そして当然絶頂形式もドライを採用している。
乳首を普段いじりながらオナニーする人ならより楽しめるだろうな。

催眠は声に対する集中を意識させてから体の好きな部分を脱力する。
そして脱力しながら声を聞くと気持ちいい、幸せになると暗示を入れていた。
すくりぷは声に対するイメージ操作に力を入れている傾向が見られる。
催眠において声に集中することの大切さをよくわかっているからだろう。

お次は3カウントダウンを合計12回刻みその都度小さく催眠を深め
それから一旦覚醒し例の紐を体に身につけ、再度3カウントを2回数えて再深化する。
紐を装着するシーンを挟んだのは揺さぶりをかけたかったのだろう。
カウントと暗示が生み出す声のリズムが心地よく幸せな気分になってくる。
すくりぷらしい暗示重視のシンプルで堅実な催眠だ。

エッチは前半は指で、後半は紐と指の両方を使って乳首をゆっくりいじくる。
お姉さんと接触することもチンコに触れることも一切無い。
そしてオナニーをさせながら感度が上がる暗示と催眠がさらに深くなる暗示を入れてくる。
「ぐ~るぐる ぐ~るぐる」なんて言うシーンはファンならニヤリとするだろうな。
エロい単語がちっとも出てこないのに勝手に体が熱くなるから驚きである。
最後は彼女が何度も指を鳴らすのに合わせてドライ絶頂する。

いつも通りの安心して聞ける作品だ。
古典的な技術にあまり頼らず暗示を中心に独自の催眠を構築している。
聴き手に幸せをもたらすことも考えてお姉さんの声や言葉遣いがどこも柔らかい。
乳首オナニーが目的だが催眠目当てでも相当に楽しめるだろう。

エッチは例の紐の出番が思ってたより少ないのがちと気になったが
最中の暗示による感度上昇や深化が強力でそんなことどうでもよくなるくらいに心地よい。
乳首に限らずプレイに熱中するには一時的に現実逃避できる場が必要だ。
それを催眠の技術によって自然に入り込めるよう導いてくれる。

ってなわけで期待していた通りの大当たりな作品であった。
それにしても同じテーマで5個の作品を作るその発想力は驚嘆に値する。
今後も催眠音声サークルのリーダーとして業界を引っ張っていって欲しいものだ。

出演:月宮怜
時間:55分
属性:ノーマル~ややM

催眠:■■■■■
エロ:■■■□□

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saiminsusume at 20:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)無料作品