2015年02月

2015年02月26日

ツインズ

ツインズ

2015年02月に発売されたサークルvivid.mp3の作品。

今年の最初を飾る新規は紗藤ましろ嬢の別名義サークルだ。
つまり全然新規じゃないわけだが一応そうしておく。
女性向け製作者のnit氏がスクリプトと女性向けの音声
イラストと男性向け音声を彼女が担当している。
お互いの不足している部分を補って理想の作品を作りたいのだろう。

この作品は結衣(ゆい)と結香(ゆか)の2人に催眠をかけてもらう。
双子じゃなくただの姉妹にしたのは本家への遠慮かもしれない。
だが内容は明らかに49氏の双子シリーズを意識している。
暗示を左右から交互に入れてスピーディーに催眠を深めるアレだ。
未だに人気の高い双子を受け継いでくれるのなら嬉しいことこの上ない。

催眠の序盤はストレッチの後2人の質問に「はい」と答える。
眠たくなったら眠くなるよね?、お腹が減ったら食べたくなるよね?
エッチなことがしたくなったら興奮するよね?
催眠で気持ちよくなりたい、自分たちの声で気持ちよくなりたいよね?って具合に
表現を少しずつ変えながらまず声を受け入れる姿勢を身につけさせる。
まあこれだけで劇的に変わるわけじゃないんだが掴みとしては悪くない。

それから手→足→お尻→お腹→背中と順番に力を入れてから脱力し
休憩の意味も兼ねて深呼吸する。
当然のように姉妹は左右から脱力系の暗示を何でも入れていた。
リラックス重視なんで脱力はしやすい。

で、諸々の準備が整ったところで最後一気に催眠を深める。
事前に2人の声の位置を切り替え、どちらがどちらの声かを質問し
聴き手の意識を軽く反らしてから深化の暗示をマシンガンのように入れていた。
意表を突いた隙に暗示を入れるのが狙いだろう。
それが図に当たったかのように強烈な意識のぼやけが感じられた。
瞬間的に催眠に入っていく感覚はいつ味わっても面白い。

エッチはドライが2パート、セルフが1パートある。
ドライはどちらもカウント0になると絶頂すると前暗示を入れてから
最初のパートは11回、次は7回に渡って10カウントを数え続ける。
カウントを軸にして気持ちを高める催眠音声らしいエッチだ。

つうても2つのパートでは内容が随分異なる。
最初のパートは事前に感度上昇の暗示を何度も入れられてから
序盤は2人で1カウントの寸止めを繰り返していたのに
しばらくするとカウントと暗示で役割分担するようになる。
だらだらと数え続ける他の新規サークルとは違う質の高いカウントだ。
存分に焦らした後0カウントと追い込み暗示に合わせてドライ絶頂する。

次のパートは2人同時に0を言わないとイけない暗示を入れてから
10~20カウントを0も込みで数え続ける。
先のパートのハードバージョンと思ってくれればいい。
回数は少ないがカウントが長く足踏みするシーンが多いんで
イきたくてもイけないギリギリの感覚がより味わえるだろう。
とりわけ結衣のSっぷりが凄まじくこれらをとても嬉しそうに行っていた。
こちらも前のパートと同じやり方で絶頂する。

残りのセルフは姉妹の一人が「はい」でオナニーの開始と停止を指示し
もう一人は羞恥心を煽るセリフを言ったり耳舐めをする。
時間が短いんでそんなに手厳しくも無いんだがこっちも焦らすプレイだ。
だが「はい」を頻繁に言いすぎてタイミングよく射精するのには難がある。
もっと言葉責めを多くやった方がよかっただろうな。
最後は2人の笑い声に合わせて射精する。

物珍しいシステムの催眠を手堅くやっている作品だ。
双子のコアとなる暗示の入れ方や内容が吟味されてるし
声の振り分け方やエッチでの役割分担もそつがない。
双子系作品は通常よりも遥かに製作が難しいものなのだが
それを1作目にしてここまで作り上げているのは称賛に値する。
次回作以降も双子なのかはわからないが是非続けて欲しいものだ。

エッチはドライとセルフの選択式なのだが通しで聞いても問題ない。
どっちかというとドライパートのほうが色々楽しめるだろうな。
度重なる寸止めが心と体を程良く追い詰めてくれる。
雰囲気的には甘いがこのプレイならドMでも楽しめるだろう。

ってなわけで当たりの部類に属する作品である。
特にハードなドライを楽しみたい諸君は是非聞いてみてほしい。

出演:紗藤ましろ/nit
時間:58分
属性:ややM~ドM

催眠:★★★★☆
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★★☆


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saiminsusume at 20:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)双子 

2015年02月23日

洗脳催眠-改造してあげる-

洗脳催眠-改造してあげる-

2014年2月に発売された、サークルF・A・Sの作品。

以前洗脳催眠2-堕としてあげる-のレビューの中で実験作と言っていた作品だ。
片方だけ聞いてそのままというのもどうも後味が悪いんでこっちも聞いてみた。
時間が短いと記事にしやすいっていうレビュアー特有の都合もある。

この作品はお姉さんに暗示を何度もかけられて洗脳される。
この場合の洗脳は自分の心にある悪い部分を入れ替えるのが目的だから
正しくは心の切り替えと呼ぶべきなのかもしれない。
集中力や記憶力を増幅し、目標をきちんと遂行する強い心を作り上げる。

もちろん1回聞いただけでそうなるほど無意識ってやつはやわじゃない。
数日に1回くらいのペースで聞き続けて継続的に自分にそう教え込むのだ。

催眠は深呼吸を1回するごとに右腕→左腕→肩→両足→胸→お腹の順で弛緩し
目を閉じて同じ要領で頭も脱力する。
作品の内容的にあまり脱力させる必要が無いからだろう、暗示は軽めだった。

それから2分ほどを使ってお姉さんの声に気持ちよさを感じる暗示を入れられる。
彼女の声は気持ちいい、だから従いたくなる。
すくりぷの作品などでよく聞くお馴染みのパターンであるな。

最後に30カウントを数えながら適度に暗示を挟んで頭の中を真っ白にする。
最初は数カウントごとだったのが10から0までは1カウントごとに入れてきて
なかなかにきめ細かい流れであった。
最中にイキたかったらどうぞみたいなことも言われるがさすがに絶頂は無理だろう。

エッチはまず成功した時の自分をイメージし
10カウントを数えながら今の自分へと時間を戻していく。
エッチな要素はまったく無く感度の上昇を促進したりもしてこない。
催眠の延長として自己啓発をするみたいなものだ。

お次は同じく自己啓発として集中力、記憶力が上がるだとか
悪い習慣が改善されるといった暗示を自分で口ずさむ。
他者からの暗示よりも自己暗示のほうが強力だからそうしたのだろう。
そして合間に囁かれたくなるだとか、気持ちいいのに弱いだとか
今までとは違った毛並みの暗示も登場する。
メインの行動を行いながらこっそり気持ちよくしてやろうって感じだ。

1回さらりと一通り済ませてから2回目に入り
そこでは左右から別々の暗示を同時に入れられるシーンも登場する。
これが双子にやや似ている声のかけ方らだからか実に気持ちいい。
性的なものとは違い頭の中をかき回されるような心地がした。

最後に催眠の時と同じく30カウントを行って終了だ。
先で到底イケなかった人もここなら頑張ればなんとかなるかもしれない。

大してエロくない一方で催眠状態に漂う気分は結構味わえる作品だ。
お姉さんの声に気持ちよさを感じる、従いたくなる系の暗示がえらく多くて
徐々に頭の中を侵食されていく感覚が味わえる。
他の部分、例えば自己啓発などは効き目がイマイチなんだが
洗脳されるような感覚はそれなりに満喫できるだろう。

エッチはあってないようなものと思っていただきたい。
射精は指示されないから当然できないとして、これだとドライもきつかろう。
無理矢理エロをぶち込んだ感がそれなりにある。
まあ今の催眠音声は非エロだとさっぱり売れないから仕方ないのだが。
作品のコンセプトは良いんだがエロとそれ以外の部分のかみ合わせがイマイチだった。

ってなわけでエロの淡白さに目をつむれば割と妥当なレベルの作品である。

出演:誠樹ふぁん
時間:32分
属性:ややM

催眠:★★★☆☆
エロ:☆☆☆☆☆
コスパ:★★☆☆☆

総合:★★★☆☆


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2015年02月20日

りふれくどーる

りふれくどーる

2009年7月に発売された、サークルすくりぷてっどこねくしょんの作品。

すくりぷ初期の名作の一つであるな。
2009年はすくりぷが5本の有料作品を出した記念すべき年だ。
テーマ性だけでなく催眠の方向性もすべて違って聞き比べるとかなり楽しめる。
まだ作風を模索している段階だったのかもしれない。

この作品はリフレクソロジーエリアなる場所でお姉さんに癒してもらう。
挿し絵だとナースの恰好をしているが作中でそういった表現は特に無い。
気持ちよくオナニーして射精するのが目的だから比較的初心者向けだわな。

催眠は特に深呼吸を行わずに脱力から始まる。
胸→お腹→背中→脚→お尻→顔→頭の順に意識をして暗示を聞くよくあるやつだ。
暗示の入れ方も部分ごとに表現を変えない平凡手なりの手法で
ここを聞いた段階では内心がっかりしていた。

続いては暗示を聞きながら脳の脱力を行う。
ここは催眠のキーポイントなだけに進め方はかなり慎重だった。

まず頭を休めつつ彼女の声を受け入れやすくなるような下地を整え
心身にふわふわと浮かび上がるようなイメージをさせてから少し沈黙
それから1回覚醒してからすぐさま催眠に入り、追加で3回カウントを行う。
沈黙法、揺さぶり法、逆算法のコンビネーションで催眠を確実に深めていくのだ。

最後にもう一度覚醒させて終わりを迎える。
少し後でまた戻るのだがこういった終わり方を迎えるのは珍しい。

エッチはいきなりオナニーを始めるのではなく
まずは感度を高めながらお姉さんの声により従いやすい心を身に着ける。
やることは下を脱いでチンコを握りしめるだけのソフトなものだ。
10分間に4回のカウントと5回の復唱を行う。

その後に行うオナニーは最初に3~20カウントを数えてから合図で開始
だいたい1~2分後に出る合図で停止を何度も繰り返す。
継続的に扱けないんでこれだけだと射精に到達するのは難しいだろう。
あくまで性的感度を上げるための手段といった位置づけだ。

15分近くそれを続けた後、一旦オナニーを止めてイメージでの感度強化を行い
2回オナニーの開始と停止を繰り返してから射精の許可が下りる。
ちと変則的なカウントだから初回だとタイミングを合わせにくいかもしれない。
だが射精できる準備はある程度整っているし出すこと自体は普通に可能だろう。

催眠誘導は割と普通なんだがエッチが変わっている作品だ。
いつも通りにオナニーするんじゃつまらないだろうと思ってか
割と頻繁に指示を出しつつ合間に暗示も入れて心と体を徐々に縛ってくる。
どちらかと言うと体の自由が利かなくなる事のほうが多いだろう。
精神面については気持ちよくなる系を入れて射精しやすい状態を作り上げている。

プレイも焦らしに焦らすようなものだからやっぱりM向きだろうな。
適度に溜めた状態で聞いたらかなり苦しい思いができること請け合いである。
逆に出した次の日とかに聞いてもそこまで気持ちよくなれそうにない。
ぎりぎりの射精感と戦い続けるのが最も楽しめる聞き方だろう。

催眠はすくりぷにしては珍しくカウントをガンガン刻みながら落としてくる。
まあ催眠の基本に則った進め方をしているし普通にかかれるんじゃなかろうか。

世間的な評判に反しない安定感のある作品である。
最終的に人形にされる展開から癒しにはあまり適しないことだけ注意してほしい。

出演:胡桃れみ
時間:70分
属性:ややM~M

催眠:★★★★★
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★★★


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2015年02月17日

哀しみのイき人形《催眠音声・男女版同梱》

哀しみのイき人形《催眠音声・男女版同梱》

2015年02月に発売されたサークルHypnotic_Yanhの作品。

元々昨年12月頃に発売されると言われていたのが
延びに延びて今に至った作品である。
私も含めて発売を心待ちにしていたファンは多いのではなかろうか。

相当に変態的なプレイを売りにしているいつもとは違い
今作はドライオーガズム1本に絞っている。
しかも男女両方ってのがまた珍しい。
女の子の人形になる展開だから女性の方が楽しめるのかもしれない。

この作品はイキっ放しの人形になって連続絶頂しまくる。
連続絶頂なんだが回数じゃなく時間の長さにおける連続だ。
最短で15秒、最長になると3分もイキ続けることになる。
人によってはかなりの疲労を伴うだろう。

催眠は両足、胴体、腕を手で軽くこすり、1度だけ深呼吸してから首を回す。
それぞれに簡単なリラックス暗示を入れていたが準備運動みたいなものだ。
本筋はその後にくる人形師の物語になる。

ある日彼が女性からイき人形の製作を依頼され
作り上げてからそのあまりの魅力にとりつかれ
最後は心を奪われるまでを興味を引くように語っていた。
そしていつしか聴き手が自分を人形師自身と錯覚し
最終的には人形になってしまう寸法である。

まあこれだけ話しても何が何やらさっぱりだろう。
詳しいところまで分析したわけではないんだが
主に現代催眠のテクニックを使っていると思われる。
幼児退行なんかをさせる時に昔の思い出を語りながら誘導するんだが
それと似たようなことをこの作品にアレンジして行っているのだろうな。
知らず知らずのうちに催眠に入っている感覚が湧いていた。

エッチは15秒→30秒→60秒と順に絶頂時間を増やしながら行う。
「イき人形」をキーワードにして感度を高め
それからカウントを絡めた暗示で絶頂させる至って素直なものだ。
催眠が特殊だからこっちはわざとこうしたのかもしれない。
何にせよドライオーガズムに最も適したプレイなのは間違いない。

絶頂している最中は体中の筋肉が引き締まり
脳を中心に突き抜けるような快感が漂っていた。
諸君がこれと同じ感じのドライオーガズムを迎えられるかはわからないが
私が過去に味わったそれに非常に近く、それでいて濃厚であった。

まあなんというか奇想天外極まりない作品である。
ドライオーガズムなる快感をさらに突き詰め密度を濃くしている。
だが思い返してみればどの行為も理に適っているから恐ろしい。
ドライをある程度経験している人なら結構簡単にイキ続けられるんじゃなかろうか。
スク水氏ってことで全体だけでなく細かい部分の作りもそつがない。

今回は色々端折りながら説明したからよくわからなかったと思う。
だから「迷ったら聞いてみれ」とだけ言っておく。
この作品のプレイに興味を持った時点で十分にやってみる価値はある。
快感の大きさは射精にやや下回るが持続時間が半端ない。
しかも打ち止めが無くやりたい放題である。

ってなわけで個人的には大当たりであった。
別にこの作者を贔屓してるわけではないんだが
その発想力や技術力の高さには毎度毎度驚かされっぱなしである。

出演:分倍河原シホ
時間:85分
属性:ややM~ドM

催眠:★★★★★
エロ:★★★★★
コスパ:★★★★☆

総合:★★★★★


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2015年02月14日

催眠オナクラM性感 ミユ ~羞恥×淫語~

催眠オナクラM性感 ミユ ~羞恥×淫語~

2015年01月に発売されたサークル窓際クルセイダーズの作品。

このシリーズの締めくくりにあたるらしい作品である。
処女作のマゾ向けから随分ソフトな路線になっていったものだ。
催眠音声の場合それは間違いじゃあない。
1個だけ聞かずに終わるのもあれなんでお布施のつもりで聞いてみた。

この作品はオナクラ嬢のミユに視姦されながらオナニーする。
最後に来てようやくオナクラらしいプレイを持ってきたわけだ。
だが当然見るだけで終わるほど生易しくはない。
自分のオナニーを実況し羞恥に悶えるプレイが加わる。

催眠は深呼吸→分割弛緩→逆算法での深化といつも通りだ。
脱力は両足、背中と腹、両腕、顔、頭の5つに分け
それぞれに3カウントを数えて直後にごくごく短い暗示を入れてくる。

まあわざわざカウントなんざする必要ないわな。
そんな暇があるなら暗示を増やしたほうがずっと脱力感が得やすい。
数え方も平凡手なりで考えながらしているようには思えない。
深化も30カウントをだらだらと数えるだけであった。

そういえば脱力と深化のシーンでお風呂のイメージを絡めていた。
なぜこの作品にお風呂を登場させるのかがよくわからんが
日本人なら誰しも入るしイメージとして使う分には悪くない。

エッチは最初に半覚醒させてから
上着→下着→パンツの順にこれまた3カウントを刻みながら脱ぐ。
そして裸を彼女に見られながらオナニーをするのだが
その前に自分の痴態を復唱したりして羞恥心を煽っていた。
嘲笑されることが多いんでそれなりにMじゃないとついていけないだろう。

それから先は自分のオナニーを実況しながら行う。
催眠状態で実況するとかまず無理があると思うんだが
この催眠なら大して深くもならないからまあやろうと思えばやれる。
最後は5カウントダウンに合わせて射精を迎える。

催眠は中の下、エッチは壊滅的なクオリティの作品だ。
自分で考え行動するプレイをなぜ催眠オナニーとしてやらせるのかが理解できない。
催眠状態ってやつは判断力が著しく鈍くなるわけだから
実況とかの頭を使うプレイとは基本的に相性が悪い。
大抵の作品が言われた通りのことをするのはそんな理由からだ。

そもそも好きに実況しなさいって言われるだけなら催眠でも何でもないだろうに。
催眠音声なんだから催眠を有効活用できるプレイをするべきだ。
復唱主体でもいいし見られる快感を煽りまくるのも悪くない。
だが実況主体にするのはいかんだろう。
ここまでくると投げっ放しを超えて放置にさえ感じる。

催眠は特に言うことも無い。
過去作からこれといった進歩は見られなかった。
いい加減バリエーションを増やさないと誰も買わなくなるだろうな。

ってなわけで私はあまり楽しめなかった。
このサークルが何を目指して活動しているのかが未だにわからない。
いい作品を作りたいのか、それとも大手並に儲けたいのか。
今のままではそのどちらも夢のまた夢である。

出演:和泉りゆ
時間:50分
属性:ややM~M

催眠:★☆☆☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★☆☆☆☆


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2015年02月11日

吸精サキュバスの幼児化調教催眠

吸精サキュバスの幼児化調教催眠

2015年2月に発売されたサークルホワイトピンクの作品。

前々から出ると言われていてようやく出た作品だ。
一つ前の幼児化あまあま催眠からかれこれ一年が経過している。
催眠音声なら製作に一年かかるのはおかしい話じゃない。
前作がよかったし期待を抱きながら早速聞いてみた。

この作品はサキュバスに夢の世界で生気を吸い尽くされる。
しかしフェラやセックスをして精液を搾り取るんじゃなく
彼女は主人公を幼児化し、母親になって甘やかしながら絶頂させる。
幼児化あまあま催眠のサキュバス版と例えるのが丁度いいだろう。
ハードさはあまりないが変態要素は充実している。

催眠は目を開けたまま深呼吸と分割弛緩を行い
その後目を閉じてから10カウントを数えて最初の深化をする。
深呼吸は吸う時、吐く時両方にセリフを挟み
脱力は右腕→左腕→胸→腹→両足に分けて入念に暗示を入れていた。
どちらも催眠音声では定番の手法だが作り込みの高さが目を見張る。
結構な脱力感が味わえるだろうな。

その後は肩→腋→胸→乳首→お腹→腰→太もも→脛→足の甲→足のつま先→足の裏の順に意識を向けながら
その都度感度が高まる暗示を入れられる。
パーツが多すぎていちいち暗示を入れる手間を省きたかったのか
「ぞくぞく」と言うだけで済ませていた。

まあここの主目的はその直後に行う30カウントでの再深化なんで
軽い景気づけくらいの役割なのかもしれない。
面白味には欠けるが誰にでも通用しそうな催眠であるな。

エッチは授乳ドライ、マンコミルクドライ、連続絶頂ドライ、セルフ、床オナセルフ、お漏らしの順に行う。
セルフはいずれか一つを選ぶのだが他は全部聞いてもいいそうだ。
つまりフルセットだとドライ3回、セルフ1回、お漏らし1回になる。

ドライはプレイの内容が違うだけで骨組みは概ね同じだ。
授乳は媚薬成分入りの母乳を飲み、マンコミルクは愛液を飲み、連続絶頂はおっぱいに顔を押し付けられながら何度もイク。

どのプレイもおっぱいやマンコの匂いを強烈に意識させながら行っていた。
私は催眠音声だと匂いを実感しにくい口なんだが
人によっては女性特有の匂いが感じられるのかもしれない。
体臭を使って興奮を煽る手段自体は結構好きだし面白いと思う。
母乳を飲むシーンは口の中に唾液が湧いて甘い味がした。

授乳とマンコミルクは終盤に20カウントを刻んで1回絶頂
連続絶頂は10→5→4→3って感じにカウント数を減らしながら
それぞれでドライ絶頂する指示が出る。
最後の方になると0カウントを連呼していた。

連続絶頂を開始するまでの気持ちの高め方がちと弱く
この方法だとそこまで強烈なドライは味わえないかもな。
いい加減さは感じないんだが経験不足に思える。
まあこれが2作目だからあまり悪く言う気も無い。

セルフは普通にチンコを扱くプレイと床オナに分かれる。
この時期床オナをするのは死にそうなんで布団に擦りつけるのがいいだろう。
どちらもある程度刺激を与えてから10カウントで射精する。

お漏らしは…まああれだ、実際に漏らすプレイだ。
オムツを装着しないと大惨事になる。
筋肉を少し緩めてから漏らす気持ちよさや快感を高めてくる。
漏らしたら気持いい、漏らしたとしても見ているのはサキュバスのみ
ってな感じに漏らしてもいい心理状態に少しずつシフトさせていた。
最後に10カウントを数え「しー しー」の声に合わせて放尿する。

幼児プレイの総決算みたいな作品である。
定番のプレイからドン引きするようなプレイまで網羅されていて
ややMも達人級のドMも同じくらいの満足度が得られる。

私はお漏らし以外のプレイをすべて挑戦してみたんだが
ドライ、セルフいずれも大いに楽しめた。
だがドライのイカせ方が全体的に弱いんで慣れてないと辛いかもしれない。
セルフは催眠に入っていれば普通の射精でも結構気持ちよくなれる。

かたや催眠は高望みしすぎたのかもしれんがやや不満であった。
古典系の技法を順序良く繋げているだけで真新しさに欠ける。
有料ならもっとユニークな技法やイメージを交えて欲しいものだ。
中程度くらいまでならすんなり入れるんで出来が悪いってわけじゃない。

エッチは密着しながらイカせるプレイがとにかく多い。
甘える心地よさと見られる恥ずかしさを同時に楽しめた。
プレイは変態的だが雰囲気はとろけるほどにあまあまである。
心身のリフレッシュ目的で聞くのもいいだろう。

ってなわけでエッチ次第で評価が分かれそうな作品だ。
これらのプレイに興味があるならまず間違いなく楽しめる。
そのへんを自分と相談したうえで聞くかどうかを決めて欲しい。

出演:紅月ことね
時間:120分
属性:ややM~ドM

催眠:★★★☆☆
エロ:★★★★★
コスパ:★★★★☆

総合:★★★★☆


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2015年02月08日

痴漢レッスン

痴漢レッスン

2008年6月に発売された、サークルKUKURIの作品。

KUKURIがサークル活動を開始した時期に出た作品だ。
元々は催眠抜きのエロボイスだったらしいのだが
その後に催眠版が追加されて今に至る。
それにしても6年も前から女体化を手掛けている根性には恐れ入る。
現在女体化音声がある程度認知されているのは確実にKUKURIのおかげだろう。

内容は女体化して見知らぬ青年に痴漢される感じだ。
催眠誘導の段階から電車のイメージを取り入れて世界観を出している。
エッチについてもソフトなプレイを入念に行っていて芸が細かい。

催眠は簡単な脱力運動から入って凝視法、深呼吸と繋ぎ
10カウントを数えてひとまず軽く落とす。
これといって特別なことはしてこないし詳しい説明は省略する。

それから先は電車の中にイメージを移してその揺れを感じたり
窓から入る日光の光を浴びて体をぽかぽかと温める。
目→鼻→口→喉→首筋→胸→腕→お腹→太もも→手足の順に光が伝わり
改めて両手両足に温かさを感じさせてから30秒ほど沈黙
その後はガタンと大きく電車が揺れて時々目を覚ましながら催眠を深める。

最後のところは揺さぶり法の一種なのだろうが明確な合図が無く
どのタイミングで催眠と半覚醒を切り替えればいいかがわかりにくい。
だからあまり気にせず電車に揺られて気持ちよくなってるだけでいいだろう。

そしてブレザー姿の女の子が電車に乗り込んできて手を繋ぎ
10カウントでもう一度催眠を深めて終了だ。
電車で痴漢されるわけだし電車のイメージで催眠をかける流れはとても良いな。
この後のエッチに入りやすくなる。

女体化はその後同じく10カウントを数えながら1カウントごとにセリフを入れて行う
最初は全体的な容姿、次はマンコ、それらからクリトリスと順番にやっていく感じだ。
具体的な描写がされていないからイメージに苦労するかもしれない。
挿し絵の子じゃ今時抜けないだろうし、好きな容姿を想像すればいい。
ちなみに主人公の幼なじみになる設定がされている。

エッチは満員電車に乗った主人公が青年に後ろから尻を触られるところから始まる
スカートに手を入れて太ももを撫で、首筋を舐め、ボタンを外して乳を揉み始める。
痴漢ってことで細かいプレイもきっちり描写していた。
いきなり襲ったら単なるレイプだし雰囲気作りは大事である。
当然プレイをしながら感覚暗示を入れたりカウントを刻んでもくる。

そこから先は乳首舐め、マンコの愛撫、指挿入とだんだんプレイがハードになってくる。
感度の上昇にこだわっているようで何度も暗示を入れてきていた。
乳首舐めのところで一度絶頂を迎えてから最後にセックスをする。
正確な体位はよくわからないが対面立位あたりじゃなかろうか。
短めのカウントを何度か刻んでマンコの感度を上げてから10カウントで絶頂する。

昔の作品であまり期待してなかったのもあるのだが私は思いの外楽しめた。
KUKURIは作品によって色々と強引な展開をしてくるサークルなんだが
この作品では結構まともというか考えて催眠を組み立てている。
イメージで落とすタイプの催眠だから人によってはとっつきにくく感じるかもしれない。
だが描写はわかりやすく電車の中にいる感じを掴みやすい。

エッチは痴漢でやりそうなことを一通りさらっと流しながら進めていた。
前戯にあたるプレイにもう少し時間を長く取って欲しかったところである。
痴漢ってやつはどうやって挿れてもいい雰囲気に持っていくかが大事だ。
だからプレイをしながら心を切り崩されていく展開を私は楽しみたかった。

気持ちよくなるように暗示を入れてくるから肉体的な快感はそこそこ得られるだろうが
心の推移というか堕ちる感覚を描いてこその痴漢プレイではなかろうか。
あと一歩の部分が不足しているのが残念でならない。

痴漢を扱った催眠音声なんてほぼ無いし、値段分はまずもって楽しめる作品だ。

出演:桃華れん
時間:90分
属性:ややM

催眠:★★★☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★☆☆


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2015年02月05日

催眠耳奴隷~メイドのご主人様調教~

催眠耳奴隷~メイドのご主人様調教~

2014年12月に発売されたサークルblood_cloakの作品。

2013年に引き続き2014年も夏以降に新規サークルの参入が絶えなかった。
コミケで触発されたのか、単に偶然なのかはわからない。
だが聴き手としては製作者が増えるのは嬉しい限りである。
もっとも、まともな催眠音声を作れるサークルに限っての話だが。

この作品は屋敷に仕えるメイドに拘束されて耳を弄ばれる。
メイドが耳かき棒を咥えているから耳かきされまくるのだろうと思いきや
ほとんどが耳舐めや耳いじりで耳かきらしき行為はされていない。
まあ調教と耳かきは属性的に相反するものだから仕方あるまい。

催眠はまず彼女の目を見ながらキスをする。
それから「安心してください。何も怖い事なんてありませんよ。」
みたいなことを手足を拘束しながら何度も言っていた。
随分と荒唐無稽な催眠導入であるな。
これで心身をリラックスさせることなど到底できまい。
私はこの段階でこいつが催眠音声じゃないと確信した。

お次は体がエッチな熱さに侵されるとか
彼女の声を聞いていると気持ちが良くなるなどのセリフを言ってくる。
どうも先ほどのキスと拘束で深い催眠状態に入ったことになってるらしい。
言い回しも催眠の技術を考慮しない稚拙極まりないものばかりであった。
これで本当に彼女の言う通りになったら精神科にでも行った方がいい。

それから唐突に彼女と聴き手は一心同体だと言い
強力なエフェクトをかけながらそのことを何度も何度も刷り込んでくる。
いつものボリュームで聞いていたら頭が痛くなるほどの強さであった。
最後にこちらの耳がチンコやマンコであると断じて終了する。

エッチは耳かきに即して舌を使いながら耳垢を取っていく。
つうても普段よく聞く耳舐めと大差ない。
舐めっぷりがちと激しく感じたくらいだろうか。
それを1分くらいの間隔で左右に位置を切り替えながら延々とやってくる。
当然のように暗示は一切登場しない。

耳舐めが20分くらい続いたところでカウントダウンが始まる。
10カウントを全部で5回、最初の4回は普通に数えて1でストップ。
最後の1回は1カウントごとに舐めてる様子を実況していた。
0カウントの瞬間に左右同時に耳舐め音が鳴って絶頂を迎える。

この作者は催眠の入門書すら読んでないのだろうと思えるくらいにひどい作品である。
催眠に関する根本的な部分が破たんしてるし
進め方も滅茶苦茶で聞けたものじゃない。
ならいっそエロボイスとして役立てようかと考えたがそうもいかない。
下手に催眠音声の真似をしているからこれっぽっちもエロくないのだ。

エッチでのプレイが耳舐めや耳いじりに終始してるのもそうだが
内容がひたすら左右にちゅぱちゅぱするだけのワンパターンなのもある。
一応耳舐めは2種類のちゅぱ音を使用してくれているものの
大した淫語も無しにそれだけを聞かされたところで誰も興奮などするまい。
私は心身共に一切勃起することなく終わりを迎えた。

久しぶりに金返せと思った超絶核地雷作品である。
処女作なんで私もそこまで大きな期待を抱いていたわけじゃあない。
だがいくらなんでも催眠にすらなってないのはまずいだろう。
諸君に同じ思いをさせないために徹底的に叩かせていただいた。

出演:柚木桃香
時間:64分
属性:M

催眠:☆☆☆☆☆
エロ:☆☆☆☆☆
コスパ:☆☆☆☆☆

総合:☆☆☆☆☆


体験版はこちらから



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2015年02月02日

妹催眠2-Little Sister Hypnosis-

妹催眠2-Little Sister Hypnosis-

2015年01月に発売されたサークルEs_Labの作品。

先日のコミケ合わせで発売された作品だ。
随分前の作品をシリーズ化してきたってことは作者的に思い入れが深いのかもしれない。
路上でお漏らしするド変態作品を作っている人物とは思えないほどにノーマルだ。
それでもエッチで捻りを加えてくるところは如月氏らしくもある。

この作品はあまあまな妹にあまあまな催眠をかけられエッチする。
一通り聞いてみたら心がとろける思いであった。
ドMを矯正するのに丁度良い作品かもしれない。
まあとにかく最初から最後まで甘いことを強調しておく。

催眠は腕を伸ばす、足を宙に持ち上げる、足先に力を入れる
これら3つのストレッチを6分ほどかけて行い
それから運動で生まれた熱を上半身→下半身に広げる。
Es_Labお得意の運動を取り入れたリラックス法だ。
深呼吸から脱力に繋ぐお馴染みの手法よりもずっと効果が得やすい。

お次はロウソクの火をイメージし、最初持ち上げて視線を上に持って行ってから
3カウントで火を消す→再びつけるを4回繰り返す。
凝視法+イメージ誘導ってところか。
火の温かさや揺らめきをしっかりイメージさせ、消すと同時に意識を落とす暗示を入れる。
この言い回しやタイミングが実によくて催眠にするすると入ることができた。
ストレッチの効果があったのかもしれない。

そして最後に「私のこと、もっと好きになって」をキーワードに定め
何度も言いながら心を持ち上げたり揺さぶったりしてくる。
妹が兄のことを好きらしくここぞとばかりに告白してくるシーンは
何やら青春時代に戻ったかのような甘酸っぱい思いがした。
とにかくいい気分にさせてからエッチへ進む。

エッチは耳を舐めながらチクニーするパートと
それらに加えてパンツを穿いたまま太ももを擦りあわせるパートがある。
後の奴はチンコを妹の足で踏まれるプレイを自分でやる寸法だ。
セルフ素股とでも言えばいいのだろうか。

耳舐め&チクニーするシーンはそれらをやりながら感度上昇の暗示を入れてくる。
バイノーラルと耳舐めの相性が良く本当に舐められているようであった。
舐めと暗示を交互に行い十分感度を蓄積した後、声に合わせてドライ絶頂する。

セルフ素股も似たような進め方なのだが
終盤に合計6回10カウントを刻みその都度寸止めしてくる。
慣れないプレイだから刺激を十分に与えたかったのかもしれない。
最後の1回でカウント10と妹のイキ声に合わせて射精する。

一部で独特なプレイが登場するのを除けば概ね無難な作品である。
催眠とエッチのバランスを同じくらいにしてまずは十分な深さまで落とし
それから催眠色の強いプレイと個性的なプレイをしている。
全体があまあまなのは間違いないんだが、様々な性癖に対応してるようにも思える。
ドMな私も別段不満を抱かず大いに楽しめた。

催眠は結構単純なのだがえらく深いところまで入れる。
妹のキャラに無意識的な好感を抱いていたのかもしれない。
このシリーズにしか登場しない声優だからってのもある。
沢山の作品に出ている声優だとマンネリ化する部分があるからな。
声に興味を抱きつづけながら聞けるってのも催眠にとっては重要だと思う。

エッチは素股以外はノーマルなプレイばかりだ。
それでも耳舐めの破壊力でチンコが立ちっぱなしであった。
素股は時間内にはうまくいかなかったのだが
その後音声抜きで練習してみたら無事射精できたんで
何度か聞いてみないと達成できないものと思われる。
とりあえず後処理に困らないようタオルを敷いておくのがいいだろう。

ってなわけでサークルの実力相応の満足度が得られた。
催眠もエッチもバランスよく楽しみたい人にはもってこいの作品である。

出演:いちる
時間:73分
属性:ノーマル~ややM

催眠:★★★★★
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★★★


体験版はこちらから



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