2014年09月

2014年09月29日

ちょこれーとになっちゃう催眠音声。

ちょこれーとになっちゃう催眠音声。

2010年06月に発売された、サークル誰得催眠製作所の作品。

あいすくりーむになっちゃう催眠音声。の一つ前の作品だな。
あれと同様にエロさは欠片もない。
催眠音声初期の作品は割とこういうエロくない作品もあって
作り手がどうやって気持ちよさを提供するかを模索していたのがなんとなくわかる。
そもそも催眠とエロを結びつける路線の方がイレギュラーだし
私からすればこっちのほうが本筋に思えるわけだが。

この作品はお姉さんにチョコレートに変えて食われる単純な内容だ。
飲みっ子氏は人外や変態系の作品を数多く出しているがいずれもまったくグロくない。
そんなわけでこれも赤い汁が飛び散ったりするわけじゃあない。
そういうイメージは催眠的に向かないってのもあるのだろう。

催眠はお姉さんのお店に出向いた主人公が落ち着いて食べられるように
10分程度深呼吸をするところから始まる。
一旦普通にやってからデザートの匂いをイメージしそれから再開する。
イメージの前後で深呼吸に対する印象がそれなりに変わるだろうな。

そしてトリュフショコラを食べて甘い味と匂いを堪能しながら
心と体がとろける暗示によってこちらをチョコレートに変化させる。
具体的にうちらの体が溶ける様子を描写するのではなくて
脳がとろけるイメージから体もどろどろになったように感じさせるってところだ。
催眠状態の時に得られる感覚をチョコレートと例えているのは面白い。

その後は実際にチョコを作る要領で深化を行う。
彼女の手のひらでこねくり回されたり、冷水で冷やしたりしながら
混乱法や揺さぶり法といった催眠法を実行していくのだ。
これが実によくできている。
暗示は主に気持ちよさを増幅させる方向で進められていた。

だが諸々のシーンで「気持ちいい」を言うだけでどう気持ちいいかを表現していない。
氷水で冷やした時は額に冷たいタオルを当てたような
チョコレートで全体をコーティングした時は全身にお湯をかけられているようなとか
それぞれの気持ちよさをもっと具体的に表現したほうが効果的だったろう。

エッチは出来上がったチョコレートとして彼女に食べられる。それだけだ。
勿論催眠音声だから臨場感を出すためにチョコレート視点で描かれていて
女性の細い指、柔らかい唇、ぬるぬるの口の中とややエロい表現をしている。
つってもさすがにこの内容だと勃起しないだろう。
脳で気持ちよくなるタイプだな。
最後は彼女の喉を通って一つになり、幸福感が最高潮に達して終了する。

良くも悪くもタイトル通りの作品である。
催眠が色々と凝っていて聴いていてえらく面白い。
とにかく作品の内容に催眠を上手く絡めて違和感を抱かせないようにしている。
催眠も基本に忠実で技術力の高さを感じた。
頭の中がぼんやりとする催眠ならではの感覚を嫌と言うほど味わうだろう。

その反面エッチは極めて淡白である。
全身を性感帯にしたうえで口に入るのだからそれなりに気持ちいいのだが
射精のような強烈なものではなくふんわりとした気持ちよさに留まる。
暗示の内容も性的快感より幸福感を重視したソフトな系統であった。

まあ催眠音声の中にはこういうのもあるんだよってことで知っておいていただきたい。
私個人は初心者向けとして結構気に入っている。
全然エロくない点を除けばかなり優れた作品である。

出演:誠樹ふぁん
時間:60分
属性:ノーマル~ややM

催眠:★★★★☆
エロ:☆☆☆☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★★☆


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2014年09月26日

凌辱円舞曲~風の王女セシル~Prelude

凌辱円舞曲~風の王女セシル~Prelude

2012年11月に発売された、サークルKUKURIの作品。

うちではあまりやってないKUKURIの作品だ。
催眠風ボイスドラマってことで作風が若干違うのが主な原因なんだが
それ以外にも全体的に時間が長くてまとめにくいのもある。
なんつうかレビュワー泣かせのサークルだわな。
でもコスパのいい作品が多いし少しずつやっていくつもりだ。

この作品はセシルなるお淑やかな巨乳の王女になりきって魔獣に犯される。
KUKURIと言うと催眠にあまり時間をかけない印象が強いんだが
こいつに限っては40分以上とかなり入念に行っていた。
ストーリー性があってなおかつ催眠も楽しめる2つのおいしさを持っている。

催眠は凝視法から入って深呼吸をして分割弛緩でリラックスする。
凝視法で瞼を閉じさせてから現代催眠型の許容暗示を入れていたり
ラポールの構築にやや力を入れているような気はする。
分割弛緩は雲の上に寝転んで徐々に沈んでいくのをイメージする。
これだけならよくあるのだが事前に自分がベッドに横になっているのを再認識させていて
体の感覚に意識が向いている分脱力が捗るものと思われる。
いい進め方なんじゃないだろうか。

そして目、耳、肩など体に2つずつついている部位の間の空間を想像し
5カウントダウンで軽く意識を沈め沈黙法へと繋いでいる。
空間を想像ってのはそれ自体はなんとなくわかるんだが
結局聴き手に何を感じ取ってほしかったのかがどうもよくわからない。
その後の沈黙法も沈黙より前暗示の方が時間が長いし効果はいまいちだろう。
大事なところなのにやや詰めの甘さが目立った。

続く女体化はバラ園の中にある大聖堂へと向かいそこでお祈りをする。
セシルは王女兼巫女だからそういうこともやっているらしい。
祈る内容は女の子になってこの作品を楽しみたいとか聴き手目線のものばかりだ。
そして10カウントを刻みながら髪→喉→胸→腰とお尻→胸→股間→全身の順に女体化
その後5カウントで膣→クリトリス→おっぱいと乳首の順に体の感覚を変えていく。
単なる女体化に留まっていないKUKURIらしい女体化であるな。

エッチはセシルがウルスラなる魔女に捉えられて最初は母親、次に魔獣に犯される。
母親は感度上昇が主な役割でおっぱいを指や舌でいじったり脇腹を舐めたり
マンコをいじったりする普通のレズプレイだ。
ソフトなものばかりで女体化の定着度を確認するには丁度いい内容だろう。
プレイごとに細かく暗示を入れてきてセシルになった気分で聞きやすい。

ある程度高まったところで媚薬を飲まされ
心が適度に堕ちたところで魔獣のチンコがセシルに襲い掛かる。
最初は痛そうだった彼女がやがてメスの気持ちよさを覚えて感じる姿は
彼女自身になり切っていなかったとしても十分にエロくて抜ける。
まあこの作品は彼女になりきるわけだからぶち込まれる気持ちよさをイメージしてみてほしい。
主に股間周りが熱くなっていい感じに高ぶれた。
10カウントを刻んで0で絶頂、魔獣の精液を子宮で受け止める。

もう一つパートがあってこっちは何日もの凌辱を受けた結果
メス犬に成り果てたセシルが魔獣のチンコをおいしくいただくシーンが楽しめる。
犬らしく四つん這いになってチンコを舐める様子が先ほどとは別人のようで
その凋落っぷりがM心をとことんくすぐってくれた。
フェラの後はもう1匹の魔獣にアナルにぶち込まれて絶頂
最後にさっきのが再登場してマンコとアナルを同時に犯される。
ここは同じくカウントを使ってアナル→マンコの順に別々の絶頂を迎える。
尻穴の方が気持ちよさを感じやすいだろうな。

催眠の一部にちぐはぐしたものを感じるが概ね良作と考えている。
催眠音声にしてはえらくシナリオに力が入れられているしキャラも立っていた。
清純派の王女が獣に処女を奪われる展開も興奮できるし
その後彼女がたっぷりと汚されて犬に成り果てる結末も悪くない。
敢えて催眠にかからずに魔獣の立場で彼女を犯すのを楽しむのもいいだろう。

催眠はKUKURIってことでそこまで期待はしてなかったんだが
普通の催眠音声くらいの品質は持っていると言っていいだろう。
進め方は基本に忠実だし一定以上の被暗示性があるなら問題ない。
値段分の品質は持っていると思われる。

予想通り随分と長くなってしまった。
しかし催眠はある程度流れを追っていかないと何を言ってるかがわからないし
適度に感想を交えないとレビューにならない。
多少読むのに苦労するだろうがどうかご理解いただきたい。

出演:古都にう
時間:100分
属性:ややM~M

催眠:★★★☆☆
エロ:★★★★★
コスパ:★★★★☆

総合:★★★★☆


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2014年09月23日

妹ちゃんは好きすぎてお姉ちゃんを快楽責めしちゃうんだからね

妹ちゃんは好きすぎてお姉ちゃんを快楽責めしちゃうんだからね

2012年10月に発売された、サークルTSらぼの作品。

現時点での最新作である。
つってももう2年近く前の作品な時点で活動再開はないだろう。
これを含めて2作聞いた限りそこまで悪くないサークルなのに惜しいことだ。
現在あまり芽が出ていないサークルも活動を続けていればきっと人気は出てくる。
それを信じて無理のないペースで作っていってほしい。

この作品は催眠者の実の姉になって責められる。
催眠者=妹は姉のことが大好きで性的な関心も抱いているのに
相手にしてくれないから催眠を使って半ば強引に襲うわけだ。

催眠は少しの間深呼吸をしてから分割弛緩する。
腕は肩→二の腕→肘→前腕→指先、脚は太もも→膝→脹脛→足首→足の指と
脱力の範囲を広げるような表現がされていた。

その後お腹と顔、口→頬→おでこの順に2回脱力して
今度は左右の腕と両足に意識を向けて重さを感じる。
分割弛緩を繰り返し行うと言えばわかりやすいだろうか。
勿論進め方は違うからめんどくさく感じることはないだろう。
十分に脱力感や重さをイメージさせてから短めの沈黙法でそれを強める。

お次は別の場所に移動して紅茶を飲みながら甘さを感じる。
甘さで頭の中をとろとろにして意識を薄れさせ
そのまま体もドロドロになったように錯覚させて女の子に作り変えるのだ。
それを紅茶を飲む動作にカウントを交えながら進めている。
コーヒー党ならカフェオレあたりに置き換えたほうがやりやすいかもしれない。

女体化はその体をカウントに合わせて女体に作り変え
その後同じくカウントを刻みながらおっぱい→マンコの順に生成する。
ここまでならそれほど珍しくもないのだがそれぞれに感覚も植え付けていた。
エッチでは特にマンコの感覚が大事になるだけにこういう配慮はありがたい。
最後にまた10カウントを刻んで階段を下り、扉を抜けて終了だ。

エッチは姉の部屋に押し掛けた妹にコスプレ衣装への着替えを手伝ってもらい
その恰好で彼女から一方的に体をいじられる。
先の女体化を活かすためにおっぱいとマンコへの責めに特化していた。
乳房、乳首、クリトリスを愛撫されるのと同時に暗示を入れて気持ちよさを味わう。
このへんは他の催眠音声と同じような流れだ。

そうやって心と体の準備を整えてからバイブで貫かれる。
この姉は処女だからロストバージンを味わうことになるわけだ。
女体化音声で処女設定はあまり見かけないな。

舌で舐めてある程度ほぐしてから最初は1ミリ、後になると1センチ単位で挿入する。
表現が「気持ちいい」だけで私にはあまり感覚が伝わってこなかったのだが
プレイの描写はとてもわかりやすく何をしているかをイメージしやすい。
感じる部分だけは聴き手の素質がそれなりに問われるだろう。
最後は5カウントダウンに合わせて絶頂する。

全体的にあまり冒険をせず抑えているように思える作品だ。
催眠に持っていくところまでは作品のテーマと一切絡めず丁寧に行っている。
その後は少しずつキーとなる要素を登場させて催眠を深めながら
同時に作品の世界に浸るように誘導していた。
有料としてはおとなしい気もするがしっかり催眠に誘導できているところは評価したい。

エッチも引き続き催眠っぽさを全面的に出しながら感覚支配の暗示を入れていた。
いちいちカウントを数えて後から後から暗示をほいほい入れているのはよくないだが
催眠としての形にはなってるし、実力的に多くを望み過ぎなのかもしれない。
プレイ自体はしっかりしていて普通に楽しめるだろう。

そんなわけで標準的な女体化音声と思われる。
KUKURIあたりには及ばないが内容的に裾野は広く多くの人が聞けるだろう。

出演:大山チロル
時間:70分
属性:ノーマル~ややM

催眠:★★★☆☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★☆☆


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2014年09月21日

-催眠音声-DreamShop for Men

-催眠音声-DreamShop for Men

2014年09月に発売された、サークルTuberose kissの作品。

HypnoLifeforMENと同じく女性向けをメインとしているサークルだ。
2年ほど前から作品を出していて結構人気があるように見える。
彩音まりか氏の声が久々に聞けるとあって期待しながら聞いてみた。

この作品は夢を売る店で催眠を使ったサービスを受ける。
今回見る夢は森、Lovers、電車の3つ。
森以外の2つはどんなシチュかなんとなく予想がつくだろう。
それぞれに関連性は無く無理に全部を一度に聞く必要は無い。

催眠は両腕を頭の上に引き上げたり天井に突き出したり足を軽く浮かせて
それぞれに5カウントを刻んでから脱力、これを2回繰り返す。
単なるストレッチに見えるだろうが漸進的弛緩法という歴とした技術の一つだ。
他だとEs_labが好んで使っているな。

そして深呼吸に繋いでから分割弛緩へと続く。
1回目は両手→両足→お尻→お腹→背中→首→頭→頬→額って感じで軽く
2回目は肩→肘→手首→手のひら→指先、太もも→膝→足首→つま先
腰→背中→お腹→首→頬→頭→額の順に先ほどよりやや丁寧に行っていた。

最後に扉を通って雲の上に移動し、ふとした瞬間から落下するのをイメージする。
深化する際の落ちる感覚をストレートに表現したものと思ってくれればいい。
カウントを刻んだりはしてこないのだが、割とがっつり催眠に入ることができるだろう。

エッチは森が森での触手凌辱、Loversがお姉さんとの正統派なエッチ
電車が女体化されてこれまたお姉さんに痴漢をされる。
脈絡がないのではなく意図的に内容を別々にしてきたってところか。

森はゼリー状の触手に手足を拘束されてから
耳→胸→尻→太もも→足→チンコ&アナルの順に這い回られる。
催眠音声にしては珍しく触手のうごめく音が入っていた。
で、プレイをしながら気持ちよくなるよう暗示を入れてくるわけだが
股間を責めるのが開始から10分以上後と随分焦らされる。
暗示による快楽責めと表現すればわかっていただけるだろうか。

それからようやくチンコにオナホ型、アナルにチンコ型の触手が取りつく。
ここからはすんなり絶頂する、多少焦らされる、寸止めのまま終わるを選べる。
イケそうならそのまま絶頂音声を聞けばいいし
ドMなら結局イかずに覚醒したり次のプレイに進めばよい。
プレイに若干カスタマイズ性があってなかなか面白い。

Loversはお姉さんとキスしたりSEXする至ってノーマルなエッチだ。
恋人気分を味わいながら幸福感に浸る。
途中でイクのを禁止されてから騎乗位で責められるところがちと意地悪だが
それ以外はあまり書くことが思いつかないくらいに無難である。

電車はいきなり痴漢をするんじゃなくてその前に女体化を挟む
「カタン カタン」と電車の走る音を左右に声を振り分けながら言って意識をぼやけさせ
程よいところで女性になりましたと言われて容姿をイメージする。

それからは満員電車でお姉さんに囁かれながら尻を撫でられ
パンツ越しにクリトリスをいじられ、耳を舐められ
最後に直接クリトリスを撫でられて絶頂する。
女性同士だから挿入シーンも無いしソフトな感じのプレイだな。

催眠はおとなしいんだがエッチが随分とはっちゃけている作品である。
それぞれのシチュもプレイもまったく違うから聞いてて楽しいし
暗示も全体的にしっかりしていて感覚を上手に操作してくれる。
プレイそのものよりも暗示を重視したセリフ周りだから
催眠の感覚を楽しみたいのならまずもって上々の作品と言える。

エッチは触手や痴漢も精神的に追い込まれるような表現を使わず
気持ちよさにクローズアップした暗示を入れていた。
ブラックな印象には程遠いがとっつきやすさはある。
あまあまな雰囲気を大事にしている作品だからこれで問題あるまい。

ってな感じで結構いい作品だと思った。
それにしても相変わらずまりか氏の演技はエロイ。
彼女のファンなら間違いなく満足できるはずだ。

出演:彩音まりか、三森愛乃
時間:100分
属性:ややM~M

催眠:★★★★☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★★★

総合:★★★★☆


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2014年09月20日

ソープランド~ヒプノ~

ソープランド~ヒプノ~

2014年7月に発売された、サークルフラワー症候群の作品。

音声作品における挿し絵の存在意義について皆様はどう考えているだろうか?
音声がメインなんだから関係ないと思う人もいるだろうし、重要と思う人もいるだろう。
私は後者で挿し絵の良し悪しは作品に対する力の入れようと見ている。

このサークルはしばらくの間ずっと同じ絵師を起用していたのに今回は変えてきた。
心機一転しようとする意思の表れなのかもしれない。
そういったところを注視しながら聞いてみた。

この作品はソープランドでお嬢に催眠をかけられる。
初来店で体がガチガチだからリラックスさせてやろうって流れだ。
ソープ嬢がなんで催眠を扱えるかは触れないでおくとしよう。

催眠は横になって首を上げたり下ろしたりしながら一緒に呼吸する。
合計で3回、最初の2回は普通にやって最後に追い込み暗示で落としてきた。
首が持ち上がらなくなる禁止暗示も入れてきて被暗示性テストとしては申し分ない。

お次はこちらで200から数えおろすのと同時に
彼女がおっぱいを体に押し付けて触れた部分を脱力させる。
それからローションを体に塗りたくり、金玉を撫で、亀頭をやや強く握られる。

なんだかこれだけ見ているとエッチをしているように思えるだろうが
ローションは気持ちよさを、金玉はくすぐったさを、亀頭は苦しさを味わわせている。
ソープの前座で体を洗う部分を催眠に絡めたようなものだ。
合間に適度に深呼吸をして彼女の声に従うよう暗示を入れられる。
最後に短く3カウントを刻んで終了だ。

エッチはそれぞれ事前に3カウントと「はい」の合図を入れてから
キス→胸舐め+玉揉み→亀頭マッサージ→手コキ→フェラとハードにしていく。
ボイスドラマっぽく普通の会話を多めに挟みながら
詳細なプレイの様子とその際に得られる感覚を丁寧に教えてくれていた。
フェラの段階で10カウントを数えて一度絶頂を迎える。

そのあとはプレイをほぼセックス1本に絞って暗示を少な目にし
彼女と普通に語らうような雰囲気で純粋にエッチを楽しむ。
催眠音声らしからぬシーンだがソープランドだしいいんじゃないだろうか。
騎乗位でゆっくりと挿入してお互いの性器の具合を確認してからゆっくりと動かす。
喘ぎ声が適度に漏れてそこそこ興奮できるだろう。
こっちも同じく10カウントを刻んで中出ししてフィニッシュだ。

催眠音声にしては催眠と関係ない要素を多く含んでいる作品だ。
基本的にはソープでエッチをする流れで合間に催眠を施している。
時間も力の入れ具合もエロの比重が大きく、催眠的な感覚はそこまで得られない。
その代わりエッチの描写は細かくかなりイメージしやすかった。

元々リラックス目的で催眠を行っているのだからこんなものだろう。
催眠にどっぷり浸かりたい人が聞くような作品ではないな、これは。
一部で過去作のエロエロ系ねっとり催眠 サキュバスの☆童貞さんいらっしゃい♪☆
で使っていた手法をそのまま流用しているし結構手抜きである。

エッチはプレイの構成とか暗示の表現は悪くないんだが
そもそもほとんど催眠に入れないからあまり楽しめない。
催眠に入っていて初めて感じられるし楽しめるようなセリフだった。
催眠とエッチのバランスが非常に悪く作品としてのまとまりに欠けている。

全体的に表現がいびつで単調なのも気になった。
ソープ嬢がお客に対して「フェラしてあげる」などと普通は言わないだろうに。
どのプレイでもこの表現だからおかしいことこの上ない。
他には語尾に「~してしまう」を連発していた。
私ですらある程度語尾に気を付けているのにプロがこれでいいのだろうか。

有料で販売することすらおこがましいレベルの作品だ。
挿し絵を変えたのも経費を浮かせるのが目的としか思えない。
素直に他の作品や趣味に資金を投じることをおすすめする。

出演:久佐ちあき
時間:62分
属性:ノーマル~ややM

催眠:☆☆☆☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★☆☆☆☆

総合:☆☆☆☆☆


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2014年09月17日

[Conception]

[Conception]

2014年08月に発売された、サークルDot-Spaceの作品。

前作で無料とはいえ3000ダウンロードを獲得して好感触を得たのか
早速有料にも作品を出してきた。
こちらでも好成績を残すのか、はたまた撃沈するのか。
私としても前作を絶賛した手前どんなもんかと気になってたんで聴いてみた。

この作品は旅を通じて女性の体内に入り卵子と出会って命を生み出す。
セックスの一歩先、精子が体内を通って受精しするところを描いているわけだ。
なかなか珍しいが表現が難しく作り手の技量が問われる内容でもある。

催眠は諸注意を伝えた後少しだけ卵に関するイメージをし
それから凝視法→深呼吸へと繋ぐ。
いずれも行いながら目が閉じたくなる、心地よくなる暗示を入れて
最後に10カウントで軽く落としていた。
よく言えば無難、悪く言えば没個性的な出だしであるな。

続いては白の世界と題し、ミルクで満たされた真っ白い湖に浮かんで
水面をゆらゆらと漂いながら気持ちよさを全身に広げる。
ちと時期外れだがプールにぷかぷか浮かんでいるのをイメージするのがいだろう。

そして最後にピンクの世界へと至り深い催眠状態に入る。
全身をとろとろとしたいやらしい液体に包まれ、その感覚を沈黙法で強化
それから一度だけ半覚醒してすぐさま催眠へと落とし
その感覚を増幅させるように暗示を入れて頭の中をとろとろにする。

一見するとよさげだがそれぞれが短時間であまり効果的とは思えない。
それ以前は深呼吸だけとかイメージだけと内容を絞っていただけに
ここまで築き上げてきたものが最後の最後で崩れた印象を受ける。
沈黙法も時間が30秒程度じゃやるだけ無駄だろうに。

エッチは肉の門を通って卵へとたどり着き受精する。
この時点で主人公が精子であることがわかるだろう。
当然門はマンコのことを言ってるのだろうな。
門が動く時に粘性の水音が鳴っていたことからもそれがうかがえる。

時間は門が4分、その先の受精も4分、最後の胎児プレイが8分でどれも短い。
そのせいか主人公が門をどう通っているだとか、精子と卵子の結びつき具合だとか
そういう起こっている様子の描写が大半を占めている。
暗示でイクようなエッチとはちょっと違うと思っていただきたい。
最後の胎児プレイはママにお臍から養分を送ってもらってそれに気持ちよさを感じる。

絶頂は受精と胎児プレイで1回ずつの合計2回。
前者は10カウントダウン、後者は100カウントアップを終えた時点で合図が出る。
しかしどちらも後追い暗示が弱くドライを目指すのは厳しいと言わざるを得ない。
イメージ系なんで本当に聴き手の素質頼りになるだろうな、これは。

全体的に荒削りで改善点が数多くみられる作品である。
催眠導入および深化は丁寧でいい感じだったのに
その後のエッチが時間内に表現できていない要素が多くて気持ちよくなれない。
この内容ならもう30分は延ばさないと形にならないだろう。
テーマの選定は良いのに非常にもったいなく感じた。

エッチはプレイ的に気持ちよさを入念に刷り込まないとさすがにまずい。
「精子が卵子と合体して気持ちいい」では普通誰もついていけない。
そこをどう気持ちよく感じさせるかが催眠者の腕の見せ所だろうに。
最近こういう聴き手に投げっぱなしな作品が増えてきて実に嘆かわしい限りだ。

あとどのパートもカウントの数え方がまったくもって催眠的でない。
落とすときは声を落とし、持ち上げる時は持ち上げないとカウントの威力は半減する。
それくらいわかっている作者だと思ってたのだがどうも間違いだったようだ。
解除パートのカウントが特に酷くて聞けたものじゃない。
素直に他の作品から解除音声を持ってきてそれを聞くことを強くおすすめする。

またしても新規叩きのようになってしまった。
しかし前作は本当に良かったのになぜこうなったのかが私には理解できない。
金に目がくらんで正常な判断ができなくなったのだろうか。
道は長く険しいがめげずに頑張っていただきたいものである。

出演:鹿乃仔
時間:60分
属性:ノーマル

催眠:★★☆☆☆
エロ:★☆☆☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★☆☆☆


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2014年09月14日

夢精体験キット ~サキュバス・レイラの、夢精する催眠音声~

夢精体験キット ~サキュバス・レイラの、夢精する催眠音声~

2014年07月に発売された、サークルカステラの作品。

元々はCG集を作っていてこっちにも手を出し始めたサークルだ。
催眠音声において絵はそれほど重要でもないのだが
見た目がいい作品にはどうしても心惹かれるものがある。
それに触発されたのかやたら売れているので気になって聞いてみた。

この作品は睡眠状態下での射精、つまり夢精を狙う。
夢精は随分昔に一度だけ経験があってとんでもなく気持ちよかったのを覚えている。
あの感覚をある程度意図的に引き起こせるのなら画期的だろう。
事前に性感を高めてから聞いたままの状態で就寝し
子守唄で深く眠った後レム睡眠時にエッチな声で射精させる寸法だ。

いつもならここで「催眠は」と言うところなのだが
ネタバレするとこの作品は催眠音声と呼べるものではない。
だからとりあえず話の流れを大まかに追っていくとする。

最初の4パートはサキュバス「レイラ」と出会いちょっとした調教を受ける。
パンツ1枚の姿でベッドに横になり、ストリップのようにゆっくりとパンツを脱ぎ
赤ん坊のような手足をおっぴろげた体勢になってアヘ顔ダブルピースをする。
この段階で読んでいる皆様方も催眠音声じゃないのをわかっていただけただろう。
つまり催眠の序盤における誘導や深化といった動作を行わないのだ。

続いて媚薬効果のある母乳を飲み、乳首オナニーをし
顔面騎乗をされて一度彼女が絶頂してからようやくオナニーの許可がおりる。
ああ、その前に鼠径部マッサージなるものも行っていた。
その様子を動画で見た時は肘を太ももの付け根にしばらくの間押し付けていたし
これのように指で数回押しただけではそんなに効果はないんじゃなかろうか。

そしてとどめにオナニーを5分ほど行って直後に眠りにつく。
当然のように最中の射精は許されない。

その先は短めの子守唄を1時間半延々とループさせて
5分程度のエロボイスを6回、30分間ループさせておしまいだ。
水増し感が半端ないが入眠時に多くの言葉を語られると眠れないから仕方ない。
最後のは夢精に役立つかどうか疑わしいがオカズになら使えそうなエロさだった。

ってなわけで催眠音声らしさをかけらも感じない作品だ。
作者が何をもってこれを催眠音声と言うのか本気で訊いてみたい。
催眠の技法はおろかそれに類するセリフも見られなかった。
諸君は騙されないように気を付けてほしい。

夢精に使えるかどうかは正直よくわからない。
何十回も聞き続ければそのうちできるかもしれないレベルじゃなかろうか。
とりあえず催眠音声じゃない時点で私が語ることは何もない。

出演:佐藤かな
時間:166分
属性:ややM~M

催眠:☆☆☆☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★☆☆☆

総合:☆☆☆☆☆


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2014年09月13日

第4弾

2008年4月に公開された、サークルすくりぷてっどこねくしょんの作品。

元は別の人が書いたスクリプトをAtA氏が修正してできた作品だ。
無料作品ではこれと同様の作品が他にも存在する。
まあ普通の人なら怖くてとてもできないわな。
大手クラスの実力者だからこそ気になるところを的確に改善できるのだろう。

催眠は少し深呼吸をして部屋のどこか1点を見つめ
30カウントを数えおろした後に目を閉じる。
そして改めて深呼吸をしながら右腕→左腕→腹に重さや温かさを感じる。
凝視法から弛緩法に繋ぐよくあるものだがこれをたったの8分で行っている。
自分でやるというよりはやらされてる感を強く感じるだろうな。

お次はミルクような白い海をイメージし、その底へと沈んでいく。
最初の段階ではなぜわざわざミルクにしたのかよく分からなかったのだが
後々意識を沈ませる暗示を入れる際に頭が真っ白になるとも言っていた。
沈んでいく途中で2回半覚醒と催眠状態を往復させて催眠に入りやすくもしている。

そして海の底にあるピンク色の柔らかい割れ目に体を潜り込ませる。
入り口が割れ目、中はぐちょぐちょの粘膜、一番奥には細い穴。
ここまで言えばこれが何なのかわかっていただけるだろう。
人間は誰しも母親の胎内から生まれてくるわけで
そこに戻るイメージをしながらさらに心を安らげるといった趣向だ。
主に体が気持ちよさで溶ける暗示を入れてくる。

最後に子宮で一度液体化し、その後女性の姿に生まれ変わって終了だ。
ちなみに女体化なのだがチンコもついてるふたなりになる。
時間が短く表現が淡白だから女体化経験者じゃないときついかもしれない。

エッチは自分の姿をした透明な生物と出会い
それが目の前で無数の触手に変化して襲い掛かってくる。
手足を掴まれて重さを感じながらぬめぬめとした温かさを感じ
口に挿入されて先から出る媚薬で感度を強化する寸法だ。
触手プレイのセオリー的な流れだし描写も要所を簡潔に描写していてわかりやすい。
感覚操作の暗示で熱さや気持ちよさも感じさせていた。

ある程度感度を高めたところでオナホ型の触手がチンコを飲み込んだり
別の触手でマンコを貫かれる。
ふたなりだから同時にせめてくるのかと思いきやそれぞれを別々に行っていた。
難度が下がる反面ハードさはちと薄くなっている。
ちなみに中出しはあるんだが聴き手に明確な絶頂を求めるシーンが存在しない。

そしてとどめに触手の子を孕んで生み出して終了だ。
生まれた子がどんな見た目をしているかなどには一切触れず
生命が誕生したことによる幸福感を暗示として入れてくる。
まずハッピーエンドといっていい雰囲気だった。

平たく言えば触手凌辱プレイを楽しむ作品なんだが
お姉さんが終始優しさや思いやりをもって接してくれていることもあって
ひいひい言わされるようなどぎつい感覚はあまりしなかった。

男女両方の快感を追及しているところも女体化が苦手な人に対する配慮に思えるし
色々な面でハードルは低いと思われる。
ちょっと変わったプレイに手を出してみたい人には丁度いいだろう。
反面滅茶苦茶にされたいようなドMにはちと物足りなく感じるかもしれない。
絶頂回数はギリギリしてるか?と思えるところで1回といったところだ。

催眠は良くも悪くも古典一色で暗示の入れ方も上手いし普通に楽しめた。
つっても公開されたのが今から3年以上前だから所々粗があるのは勘弁してほしい。
第3弾のように後日リメイクされることを期待する。

すくりぷっぽさに欠けるのだがしっかりとしている作品だ。
ジャンルのレア度も申し分ない。
属性的に問題無ければ軽い気持ちで聞いてみて欲しい。

出演:誠樹ふぁん
時間:47分
属性:ややM~M

催眠:■■■■□
エロ:■■■□□

ダウンロードはこちらから
http://107baknyuata.blog110.fc2.com/blog-date-200712.html



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2014年09月11日

【激鬱絶頂】催眠女体化姉妹レズ被レイプ体験「リリーシスターズ」(+脳内家族相姦/逆NTR姦淫/ヒプノ奴隷体験)

【激鬱絶頂】催眠女体化姉妹レズ被レイプ体験「リリーシスターズ」(+脳内家族相姦/逆NTR姦淫/ヒプノ奴隷体験)

2013年7月に発売された、サークルエコーズの作品。

えらく聞き覚えのある作品名だと思ってたらリリーフレンズのオマージュ作品らしい。
リリーフレンズはキャットハウスの作品でKUKURIの人がシナリオを書いている。
ダウンロード数からわかるように当時は人気だったようだ。
鬱展開の催眠音声はあまりないし面白そうだってことで聞いてみた。

この作品は恋人の姉にあたる女性に女体化催眠をかけられる。
姉的に妹の彼氏がどんな奴か気になってその品定めをする寸法だ。
妹は会話の中で登場するだけの存在で3Pにはならない。
催眠音声で複数人プレイは一気に難度が上がるし無理をしないのが妥当である。

催眠は目隠しをされてから真っ直ぐ→右を向く→真っ直ぐと歩き
目の前にある12段の階段を上る。
深呼吸とか脱力とかお話ではなく歩かされるのだ。
その後は廊下を歩いて妹の部屋に向かうことになっていて
途中で父親の書斎で深呼吸をするとか、姉の部屋に入らず匂いだけを嗅ぐとか
間に小休止を挟みながら進められていた。
歩きながらイメージをしていくわけだ。

こいつはおそらく目隠し歩行法だろう。
リアルの催眠でごくごくたまーに見かける催眠法だ。
目を瞑って歩く場合催眠者の声に従わないとどうしようもいけなくなるわけで
そういう状況を意図的に作って催眠に入りやすくするわけだな。
別にギャグでやってるんじゃないってことだけ理解していただきたい。

しかし催眠音声でやるもんかね。
実際にやったらきっとあちこちぶつけるだろうし危ないことこの上ない。
かといって寝ながら音声を聞くようにとも言われないし、正直よくわからないのだ。
とりあえず歩くときは障害物の少ない広めの部屋でやってみてくれ。

その後の女体化は妹の部屋にあるベッドに突っ伏して匂いをくんかくんかしながら
目→鼻→唇→肩→両腕→指→胸→腹→太もも→脹脛→全身の順に変えていく。
変化の対照が妹で挿し絵もある分イメージしやすい。
最後に催眠のかかり具合の確認ってことで腕浮揚をやって終了だ。

催眠として成り立ってはいるんだがこいつは対面催眠向けだしイマイチだろう。
エッチが50分近くある割に深化が弱くて入りきれないし途中でかけ直すこともない。
この作品に合った催眠とはちと思えないな。

エッチは左右の乳首、唇、脇腹を舐めるところから始まって
チクニーをしながら姉のオナニーを鑑賞するプレイへと続く。
股間に触れるのがエッチの開始から25分後くらいで結構焦らされ続けていた。
コンセプトが妹に対するお仕置きってことでM寄りのプレイが多い。

その後はチクニーをしながらいつの間にか生えていたチンコを扱く。
このチンコは姉妹の父親のイチモツと同じものでその理由も語ってくれていた。
しばらくやってからストップされてお次はマンコへの指挿入
そして再びチンコでのオナニーに切り替わったりと結構目まぐるしい。
その都度10カウントを刻んで途中で止める寸止めを繰り返す。

最後は乳首、チンコ、マンコを同時に刺激しながら10カウントで果てる。
姉のイキ声が絶叫するみたいに激しくてなかなかに気持ちよさそうであった。
射精表現はないが聴き手は乳首とチンコを担当するのだから出してもいいのだろう。

姉の若干病んでる性格といいこの家族の現在の境遇といい
それなりにブラックな空気であふれかえっているやや鬱な作品であった。
正統派の催眠音声ではなくボイスドラマにかなり近い。
だがこのドラマ部分がえらくよくできていて聞いているとどんどんはまっていく。
シナリオや人物が生き生きとしていてなかなかに面白いのだ。

姉の狂気じみた性格がどうやって形成されていったのかとか
妹は結局どこで何をやっているかとかが聞いていくうちにわかるようになっている。
その結果先の展開が気になってどんどん聞き進めたくなっていた。
催眠音声でこういう感覚を覚えたのは実に久しぶりである。

催眠はぎりぎり及第点クラスってところだろうか。
催眠法のチョイスもそうだが全体的に暗示が弱い。
目隠し歩行法を通じてどんな暗示を入れたかったのかが伝わってこなかった。
女体化は場数を踏んでいるだけあって可もなく不可もない。

エッチはプレイを追っていくだけの客観視点的なものが中心だ。
催眠をかけ直すこともないしおそらく途中で解けるだろう。
だが別に男のままでもボイスドラマとしてなら楽しめる。
これがいいのか悪いのかは置いといてそんなエッチであった。

後にも先にも目隠し歩行法を扱った作品なんてもう出ないだろうし
ちょっと変わった催眠を聞いてみたい方におすすめしたい作品である。

出演:柚木桃香
時間:90分
属性:ややM~M

催眠:★★★☆☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★☆☆


体験版はこちらから



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2014年09月08日

強制女体化催眠~サキュバスの誘惑~

強制女体化催眠~サキュバスの誘惑~

2011年11月に発売された、サークルサイクロンミントの作品。

サイクロンミントは一貫して女体化作品を作り続けているが
初期と最近ではその作風に大きな違いが見られる。
初期は男を相手にする際の女の心理を重視した言い回し
最近は女である自分がどう気持ちいいかを考えた言い回しだ。
パートナーの扱いに対するウェイトの違いってところだな。

で、女体化音声ってやつは後者のタイプが圧倒的に多い。
これは催眠の主役が聴き手にあるから当然だろう。
だが私は女体化に限って言えば前者も面白いと思うのだ。
男が男を相手にすることなんてリアルではまずありえない。
それを意識して描写することで自分が今女になっている事実を認識させる寸法だ。

この作品は概ね前者のタイプで催眠もエッチも進められている。
ふたなりなサキュバスがセオリー通り精気を求めてやってくるわけだが
男は反応が皆同じでつまらない、だからお前を女にして楽しむみたいな結構強引な理由で女体化させられる。

催眠は深呼吸、分割弛緩と続いて体がぷかぷかと水に浮かんでいるのをイメージ
そこから沈むのに合わせてカウントを刻むよくある方法だ。
平凡手なりで特に語ることはない。

その後の女体化はまずキスをして感度を上げる。
サキュバスの唾液には媚薬成分が含まれているらしく
女体化およびエッチに前向きに取り組ませるための動機づけだろう。
それからスライムのように自分の体をとろとろに溶かして
頭→肩→右腕→左腕→胸→腰→右足→左足の順に女の体を形成する。

ぶっちゃけ「遺伝子の情報が組み替えられる」とか言われてもわかりにくいから
こちらで勝手に魔法少女的な変身をするイメージにすり替えて聴いていた。
変化後の女性像も聴き手が勝手に想像してと女体化を始める直前に言われるし
細かい部分で不親切さがちらほら見られる。
女体化系はできるだけ具体像を示すべきではないだろうか。

そして最後におっぱいとマンコを別々に変化させておしまいだ。
エッチで重要になるこれらを別にして進めている点は評価したい。
ひどいものだと見た目だけ変えて終わる作品もあるくらいだし
それぞれに感覚にまで言及している分よい女体化と言えるだろう。

エッチはいきなりサキュバスと致すのではなくて
まずは架空の男性に無理矢理犯される様子をイメージする。
本番に向けての準備運動みたいなものかもしれない。
チンコを口やマンコにぶち込まれた時にの感覚を暗示として入念に入れてくる。
それと同時に女としての快感に溺れて男の自分を見失うようにも仕向けていた。
つまりこれは男としての自分を捨てさせるためのプレイってことだな。

そうやって1回ドライ絶頂した後でようやく彼女にチンコをぶち込まれる。
事前にこちらに「チンコ入れてください」と復唱させるちょいM向けのプレイだ。
挿入後はあまり意地悪をせずに暗示で気持ちよさと幸福感を植え付けてくる。
その一方で実際のプレイに関する描写がおざなりになっていて
どんな感じにセックスしているのかがいまいちよくわからなかった。

最後は5カウントダウンに合わせて中出し。
2度目のドライ絶頂をする。

細かいところで取りこぼしがあるものの全体的に見ればまずまずな作品だ。
なぜ女体化するかが事前に説明されているし女体化も丁寧でやりやすい。
エッチはどちらもセックスがメインでもう少しひねりが欲しいところだが
催眠音声としてきちんと感覚系の暗示を入れ続けているところは好印象だった。
3年近く前の作品だし色々と模索している段階だったのかもしれない。

コスパもいいし一度くらい聞いてみても損はないだろう。
今後女体化音声を聞く際の心得となる要素が詰まった作品である。

出演:織田リコ
時間:81分
属性:ややM

催眠:★★★☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★☆☆


体験版はこちらから



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