2014年02月

2014年02月28日

パイズリ屋催眠

パイズリ屋催眠

2011年10月に発売された、サークルきーぽーずの作品。

パイズリにこだわったなかなかお目にかかれない作品である。
そもそもパイズリが催眠音声のプレイとしてほぼ出てこない。
くちゅ音を使うのが催眠にとってマイナスに働くのが理由だろうか。
しかも時間が21分ととんでもなく短い。
催眠効果はあまり期待せずに興味本位で聴いてみた。

催眠は深呼吸してやや簡単な形での脱力を行う。
そしてプレイルームに移るために20カウント分の階段を下りる、これだけだ。
一通りやるべきことはやっているし時間も10分取ってある。
まずもって十分な内容の催眠と言えるだろう。
軽く意識がぼやけるくらいのところまでは到達できた。

エッチは軽くフェラで滑りをよくした後パイズリに移る。
ほぼノンストップでカウントに合わせて3連続絶頂をきめるややハードなものだ。
そしてパイズリっぽさを出すためにぐちょぐちょとした効果音が流れる。
お姉さんはSっぽい声で責めてくれるからMの方が楽しめるだろう。
プレイを追っていくような進め方のためこちらの想像力が重要となる。

時間の割には良くできた作品である。
ちょっと心地よくなってエロボイスを楽しむあたりを目的とするなら問題ない。
催眠音声としてはさすがに苦しいところがあるのだが
短時間で深い催眠に入れるなんて思っている人もそうそういないだろう。
作品説明文にきちんと時間が書いてある以上
少なくとも聴き手を裏切るようなことをサークルは行っていない。
きちんと催眠らしい手順は踏まれてるし、これで満足するべきだろう。

出演:誠樹ふぁん
時間:21分
属性:ややM

催眠:★★☆☆☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★☆☆☆

総合:★★☆☆☆


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2014年02月26日

ちっちゃい系サキュバスの家畜さん催眠

ちっちゃい系サキュバスの家畜さん催眠

2012年11月に発売された、サークルフラワー症候群の作品。

このサークルが催眠音声サークルとして認知されるきっかけとなった作品である。
最新作の「小っちゃい系催眠ボイスドラマ プチエンジェルサロンへようこそ♪」は
結構売れてるし、催眠法も毎回手を変えているなど評価すべき点は多い。
作品の質は大手にまだまだ及ばないが将来的に期待できるサークルである。

この作品はいささか残念な体つきのサキュバスに催眠をかけられる。
事前に催眠の本質というか、聴き手が嫌がる暗示は拒めることを説明したりと
ちょっぴり催眠のお勉強っぽい内容を話してくれる。
日本は催眠に対する誤解が蔓延している国だから
正しい認識を持つことはきっと催眠のかかりやすさに繋がると私は思っている。

催眠は横になってリラックスしながらサキュバスの話を聞くところから始まる。
脱力とは何か?をテーマに話しながら腕の感覚を取り除くのである。
同じ要領で足の脱力も行い、最後に深呼吸をしながら頭の意識も抜いていく。
やってることはただの脱力なのだがアプローチの仕方が変則的で面白い。
意識して無意識を顕在化させる、とでも言えばいいのだろうか。
現代催眠とはちと違うように思われる。

エッチはサキュバスに顔面騎乗されてマンコの匂いを嗅がされたり
裸で大股開きして彼女にアナルを見せつけたりと変態的なプレイが多い。
そうして軽く屈辱的なプレイによる快感を味わわせてから奴隷の契約をする。
主人公がM男の設定だからMの方がきっと楽しめるだろう。

お次はサキュバスの足で顔を踏まれたり足を舐めたりしながらのオナニーだ。
リアルで動物にするような小馬鹿にした感じのセリフがM心をくすぐる。
ワンと吠えさせたりして完全に人の心を捨てさせてから10カウントで射精する。
罵るタイプではないものの彼女の言葉責めには十分に劣等感を得ることができた。

催眠を使って適度に心を痛めつけてくれる作品だ。
彼女の言う通りに進めることに慣れさせることで逆らえない空気を作り出し
その流れのままペット化して上限関係を完成させている。
「とりあえずやってみようよ」と軽い気持ちで取り組ませているスタンスは
Parasite ~寄生概念~あたりに近いものを感じた。

サキュバスのキャラについては威光暗示的に使われているように思われる。
「サキュバスだからきっとエロイことをしてくれるんだろう」
「サキュバスの力でエロくさせられたんだから変態になっても仕方ないよね」
といった感じでプレイに前向きな姿勢を与える効果を狙っていると予測してみた。
実際サキュバスと聞くと何か期待してしまう方は多いだろう。

エッチはプレイはM向けだが雰囲気はかなり穏やかだ。
顔面騎乗を理性の除去と感度アップに利用している点はよかった。
M度が高ければ高いほど楽しめるだろう。

Mならかなり満足できる作品である。

出演:星野ゆん
時間:63分
属性:ややM~ドM

催眠:★★★★☆
エロ:★★★★☆
コスパ:★★☆☆☆

総合:★★★★☆


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2014年02月24日

お姉ちゃんに溺愛されちゃう催眠音声

お姉ちゃんに溺愛されちゃう催眠音声

2014年1月に発売された、サークル夢現声屋の作品。

さて、今年最初に参入してきた新規サークルである。
もう新規1作目を買うのが習慣になってしまった。
期待2割不安8割で心の準備をしてから聴くのがなんだか楽しくて仕方ない。
我ながらとんだMになったものだ。

この作品はお姉ちゃんに添い寝をされながら催眠をかけられる。
内容はご想像通りの甘やかしまくるやつだから割愛させていただく。
時間が30分と催眠音声にしては短めでとっつきやすく
催眠とエッチの時間がほぼ同じくらいでバランスも良い。
一見すると割とよさげな作品に見える。

催眠はリフレッシュと脱力の暗示を入れながら深呼吸をした後
空中にぷかぷかと漂うのをイメージしながら10カウントに合わせて体を浮かせていく。
そして10カウントで落ちてきて、さらに10カウントでさらに深く落ちる。
大まかに言うとこんなところだ。

エッチは手コキ→フェラ→セックスと普通の手順を踏むようなプレイだ。
「なでなで」とか「シコシコ」といったセリフを意識的に使っている割には
それらを聞くと気持ちよくなるような暗示はかけてこない。
フェラは普通に舐めるだけ、セックスも普通に合体してお姉ちゃんが喘ぐだけだ。
催眠状態に入ったら何らかの暗示を入れて誘導していくのが催眠音声のはずだが
その根本的な部分が完全に無視されている。

ちょっとした催眠機能がついたただのエロボイスである。
これを催眠音声ではないと言う一番の理由は暗示の有無にある。
エロパートでお姉ちゃんが何らの暗示も入れてこないのだ。

総時間の前半分を使って聴き手を催眠にかけたのはなぜか?
それはエロパートで彼女の言葉に従って気持ちよくなるためだ。
「気持ちよくしてあげる」その言葉を信じて心を預けて催眠にかかったのに
結局は何もしてくれない、導いてくれない、これではまずいだろう。
催眠にとって最も大切なラポールを術者自身がぶち壊してしまっている。

とまあ痛烈に批判させていただいたのは、結構前半が良いと思ったからだ。
催眠部分で「ふわふわ」という単語をよく使っていたし
それを女体の柔らかさあたりに繋げて
「私の体はふわふわで温かい。ふわふわに包まれていると何だか幸せ」みたいに
幸福感を高めていって、温かさの方は股間に感じさせるとか
とにかくエロパートでも催眠を活かすような部分が欲しかった。

今回は残念な結果と言わざるを得ない。
だが何やら気になるものも感じるサークルである。

出演:誠樹ふぁん
時間:30分
属性:ややS~ノーマル

催眠:★☆☆☆☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★☆☆☆

総合:★☆☆☆☆


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2014年02月22日

催眠儀式

催眠儀式

2014年2月に発売された、サークルHypnotic_Yanhの作品。

半年ぶりのスク水氏の新作である。
テレビやイベントで行うようなショー的催眠に仕立てたとブログで書いてあったから
どんな内容になるのか結構期待していた作品だ。
そんなわけで早速聞いてみた。
ちなみに飲むヨーグルトとコップが必要になる。

この作品はマゾヒズムへの欲求が増大しつつある主人公を本当のマゾにする。
精神科で行うカウンセリングのようなスタイルで進められていて
催眠を使って心を開放してマゾの楽しさをわからせてやろうってわけだ。
欲求ってやつは押さえつけてどうにかなるものでもないし
長い時間をかけて無意識を変えていくか共存するかしかないだろう。

催眠は事前に軽く体を動かしてから深呼吸をして妙な効果音を聞く。
脳波センサーの音らしいが精神科に行ったことがないので私にはよくわからない。
そのまま軽めの暗示を入れて軽度の催眠状態へと持っていく。

お次はバイノーラルを利用した声の位置取りを意識させながらの深化だ。
催眠でバイノーラルは最近見られ始めた程度だし
まだ聞いたことのない人なら立体感に結構驚くだろう。
左手頭上あたりに先生が立つと催眠、逆に右手だと覚醒となっている。

その先はセンサー音とカウントを絡めての揺さぶり法だ。
今回は覚醒状態でエッチをするシーンもあるから入念にやっている。
本題であるマゾヒズムへの言及は最後の最後に取っておいて
しっかりと深い催眠状態に落としてくれる技術の高さを感じる催眠だ。

エッチはまず人差指と中指をチンコにすり替える暗示をかけられ
もう片方の手でこすって疑似オナニーを行う。
本題の儀式に向けた練習みたいなものだろうか。
言いたいことはわかるのだがイマイチ私には実感できなかった。

続いてマゾになる儀式として飲むヨーグルトを精液にする暗示をかけられた後飲む。
これも若干レベルの高い領域での感覚変化に思えるが
飲んでまずく感じたりする人は意外にいるだろう。
時間をかけて少しずつ準備をしてきた結果が現れている。

あとはマゾ向けの連続絶頂だ。
「はい」の声の後にくる罵声に合わせて快感を高める。
まあ声がましろ様だからMならかなり楽しめるはずだ。

よくある催眠音声とはエッチの方向性が違う新鮮味のある作品だ。
ザーメンミルク催眠みたいに本物の精液を飲ませない分大衆向けと言える。
だが資質によって実際その通りになるかにかなりの差が出るだろう。
被暗示性の高い人の方が有利なのは言うまでもない。
私は概ね楽しめた。

催眠がバイノーラル時代を匂わせる暗示の入れ方でとても良い。
おそらくこれからもバイノーラルを使った様々な作品が出るのだろう。
その中でもこいつは記憶に残る作品になるに違いない。

若干完成度に疑問符を打ちたくなるような部分もあるが
それでも一般的なものとは段違いの高い領域にある作品である。

出演:紗藤ましろ
時間:75分
属性:M~ドM

催眠:★★★★★
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★★★


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2014年02月20日

催眠的な彼女2月号

催眠的な彼女2月号

2011年2月に発売された、サークルスマイル戦機の作品。

催眠的な彼女1月号のほぼ1か月後に出された作品だ。
おそらく毎月1本出すつもりで○月号としたのだろう。
結局この次は6月まで吹っ飛んでそれ以降このシリーズは出ていない。
月1ペースで催眠音声を作るなどどだい無理な話なのだから当然の結果である。

この作品は金髪ツインテールの嫉妬深い妹に責め続けられる。
性感マッサージ用のオイルを使ったプレイやちんぐり返しなど
1月号同様ややマニアックな路線を行く点はなかなか良い。

催眠はそのオイルを体に垂らしながら温かさを感じていく。
手足からお腹、頭と末端から中枢に向かっていく感じだ。
目に垂らす際に瞼が重くて開かない、耳では妹の声しか聞こえない
といったように軽い暗示をかけてくる。
そして10カウントを数えながら2人だけの世界へと落ちていく。

エッチはまず妹の目の前で公開オナニーをする。
兄にドMのキャラ設定がされているおかげで
妹が見下すような笑い声を上げたり屈辱的なセリフを復唱させられたりと
Mをかなり意識したプレイが多く見られる。
そして架空の女の子を凌辱する様子をイメージさせながら情けなく射精する。

その次はもっと過酷なちんぐり返しだ。
だがここでの妹は罵声を浴びせたり踏みつけたりはせず
兄の尻穴を舐めたり指で刺激しながらフェラをしてくれる。
最後は妹の口の中に射精、精液を飲み干して終了だ。

催眠の力で変態的なプレイに対する抵抗心を削ぎ落している作品だ。
心や体を操るような純粋の催眠音声とは違った催眠に思えるが
これはこれで有りなんじゃないかと思っている。
もう少し心を解き放つような誘導暗示を入れてくれれば
さらに作品のコンセプトに合った内容になっただろう。

催眠は作中で登場するオイルを使ったイメージ誘導なのは評価したい。
時間が開始前の小話も含めて16分と短い時点で
私がそこまで期待はしてなかったのもある。
軽く心地よい気分になってエッチに臨めるってところだろうか。
エッチは聴き手の劣情を煽るプレイがM心をくすぐる。
妹に金玉の裏をさらけ出してアナルを舐められるシチュは興奮できた。
まあ普通のエロボイスとして聞いたほうが楽しめるだろう。

催眠音声として見るにはいささか疑問を感じる内容だが
色々と面白い部分も持っている作品である。

出演:民安ともえ
時間:66分
属性:M~ドM

催眠:★☆☆☆☆
エロ:★★★★☆
コスパ:★★☆☆☆

総合:★★☆☆☆


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2014年02月18日

(催眠CD)裏Trance voice fan 赤いリボンのリコ1~ドリームチャット~烙印

(催眠CD)裏Trance voice fan 赤いリボンのリコ1~ドリームチャット~烙印

2004年10月に発売された、サークルキャットハウスの作品。

発売された時期を見ればわかるようにとても古い作品だ。
そして催眠オナニーのすべてはこの作品から始まっている。
キャットハウスは催眠オナニーを考案したサークルであり
現在でも多くの催眠音声に影響を与えているのだ。

この作品はリコとビデオチャットでやり取りをするような形式で催眠を行う。
そしてリコ役はなんとことね様なのだ。
もう10年近くもこの仕事をやられているとはさすがと言う他ない。

最初の7分くらいは役作りとして簡単なやり取りが行われている。
主人公の子供の頃の話をリコが熱心に聞く様子が描かれているのだが
よくよく彼女のセリフを聞いているとイエスセットを使っているように思える。
そうやって軽く無意識に働きかけてから古典催眠で落とす流れだ。

深呼吸をしてリコが高校時代の話をするところから本格的な催眠は始まる。
文化祭が終わった後の教室で好きな人と雑談をしていて
リコの用意したチョコレートを食べるのと同時に催眠へと引きずり込んでいる。
人間は話に夢中になると自分がそこにいるかのような錯覚を覚える。
今回は好きな人=主人公に持って行って間接的に催眠をかけているのだろう。

そのまま脱力させたり撫でられた体の部分が支配される暗示を入れて
20カウントを暗示を絡めて刻みながら深化を行っている。

エッチはまず主人公を小学生の意識に戻して教室でリコに手コキをされる。
相手が子供だから射精すると死ぬとか間違った知識を埋め込んで混乱させたり
トラウマになるような暗示をいれられるおかげで
女性から一方的に責められる感覚をかなり楽しめるだろう。
10カウントで1回目の絶頂を迎え、同時にとあるキーワードを心に埋め込まれる。

後半はリコのパンツを口に入れられながらのオナニーだ。
イメージ中心だった前半とは打って変わって暗示で次々と心を縛り付けてくる。
最終的に彼女の人形になることを認めてオナニーを停止。
その後はリコにパンツコキをされながら前立腺を刺激されて絶頂を迎える。
こちらも同じく10カウントを刻んでのフィニッシュだ。
つまり両方ともドライでの絶頂になる。

技術レベルが私の知識を遥かに上回っているのか、色々と謎の多い作品である。
少なくとも昨今の催眠音声とはスタイルがかなり違って
初めて聞くと新鮮な感覚を受けると思われる。
トラウマだとか洗脳だとかやや恐ろしいことを作中でリコが口走るものの
さすがにそこまで心にダメージを負うことはないだろう。

全体的に進め方が淡白というか、ほいほい暗示をかけてくるおかげで
被暗示性の低い方だとそこまで彼女の言う通りにはならないように思える。
エッチも聴き手の感度を上げるよりは責められるシチュで心を盛り上げているようだし
やや人を選ぶ内容かもしれない。
スタイルも何も日本における催眠音声自体がこれ以前に存在しなかったわけだから
きっと作り手も手探りの状態だったのだろう。
だが催眠音声としての形はきちんとできあがっている。

現在の名作に比べると品質的にはさすがに劣るが
催眠音声のジャンルを作り上げた功績は何よりも大きい。
それを称えてコスパが悪いにも関わらず最高評価をつけさせていただいた。

出演:紅月ことね
時間:62分
属性:ややM~M

催眠:★★★★☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★☆☆☆☆

総合:★★★★★


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2014年02月16日

ヒナコの指切り催眠~しっぽでさわさわしちゃお♪~

ヒナコの指切り催眠~しっぽでさわさわしちゃお♪~

2011年6月に発売された、サークルひぷのてぃあの作品。

ことね様がけものっ娘を演じている珍しい作品である。
ことね様というと「この変態が!」などと罵るキャラの印象が強いだけに
いつもと違った手合いの作品には心惹かれるものがある。
そんな彼女も最近はソフトなキャラを演じるケースが増えてきた。
今度は逆に罵りキャラが恋しくなるのはドMだからだろうか。

この作品はやや幼い声のキツネ娘と指切りをする。
もちろんそれだけではなくてエッチもするわけだが
目的が2人の絆を取り戻すことにあって、そのために指切りをする感じだ。
ことね様が「お兄ちゃん♪」と慕ってくれるシチュだけでも悶絶モノだろう。

催眠は凝視法から入って深呼吸→分割弛緩と入念にリラックスしていく。
凝視法は人間の肉体的構造を利用した形の催眠だから
催眠音声的に正攻法ではないのだが
誰でも体感できるものだけにそれなりの効果は見込める。
最後に約束の証として小指に糸を巻き付けるのはこの作品らしい。

深化は真っ暗なトンネルを100カウントを数えながら進んでいく。
催眠音声におけるカウントは普通暗示を強化するために使うのだが
ここではトンネルの中の様子を描くなどストーリーを進めるのに使われている感じだ。
あまり催眠的な効果は見込めないように思われる。

エッチは「僕の妹になってください」と宣誓するところから始まる
お兄ちゃんと何度も呼ばれていたことからもうとっくにそうだと思っていただけに
再度確認するようでやや気勢を削がれた感がある。
そして軽く指切りをしてから尻尾で全身をなでなでされる。
毛筆や絵筆を持っている方はそういうのを使ったほうが実感は湧くかもしれない。

続くセルフパートは手を尻尾に変えてチンコをしごく。
最後に10カウントで射精して、とどめに再度指切りをして終了だ。

初めての作品にしてはいかにも催眠音声らしく作られているが
上に挙げた兄弟の契りを交わす場面など
流れに色々と引っかかるものを感じる作品である。
催眠ってやつは「意識がぼやける」などの暗示をかけられるものの
それは催眠にとって邪魔になる雑音に対する集中力が落ちるだけであって
術者の声に対しては恐ろしく鋭敏になる。
子供がゲームをしていると親の呼び声に反応できなかったりするのと同じだ。

しかし、昨今巷に溢れかえっている催眠風(笑)に比べたらずっと良作だと思う。
色々と叩いている人がいるようだが、私はもっとひどい作品をいくつか知っている。
下を見て比べる行為は後ろ向きなことこの上ないが
そこまで言うほど質の悪い作品とは思えないのだ。
単に作り手の経験が不足しているだけだろう。

ことね様ファンや色々な催眠音声を聞いてきた方にとっては
好悪両面においてちょっとした刺激になる作品であることは間違いない。

出演:紅月ことね
時間:85分
属性:ノーマル~ややM

催眠:★★☆☆☆
エロ:★☆☆☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★☆☆☆


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2014年02月14日

バニーガール催眠

バニーガール催眠

2012年2月に発売された、サークルeverestpeak.netの作品。

さて、バニーガールである。
このサークルは魔女っ子やら踊り子やらチャイナガールやら出しているのを考えると
中の人はコスプレ好きなのかもしれない。
催眠音声ではほぼ見かけないキャラだから、珍しいと言えば珍しい。

作品としては体を動かしたり色をイメージさせたりと、催眠がややひねられている。
といってもきちんと催眠の手法として用いられているものであって
思い付きでやっているわけではないから安心してほしい。
私は催眠音声にそこまでトリッキーな要素の必要性を感じないのだが
こうやってレビューする側としては特徴として取り上げられるから楽でいい。

催眠は首、肩、顔、手、腹、尻、足を動かしたり力を入れさせ
そこから脱力していくところから始まっている。
各部位に費やす時間がかなり短いおかげでなかなか慌ただしい。
お次は赤→情熱の色、オレンジ→夕焼けの色、といったように
頭の中で色とそのイメージをリンクさせ
最後に白い光が体中を巡っていくのを意識する。
先ほどの疲れをここで取り払っていく流れだ。

その後逆腹式呼吸→カウントに合わせて目を左右に動かす、など
単純に手順だけを並べるだけでも一苦労するほどにやることが多い。
なんというか、あまり聴き手のことを考えずに
ただ催眠的なものをぽんぽん詰め込んでいったような印象を受けている。
時間が20分弱と標準的な作品より短いのも関係しているかもしれない。

エッチはあまりひねらずにストレートなプレイが多い。
挿し絵にある大きなおっぱいを揉み揉みしたり
フェラや手コキをしてSEXに続く。
SEXは何度も体位を変える所が実際のプレイっぽくていいかもしれない。
そして最後は彼女とバニーの衣装に精液をぶっかける。
敢えてそうするところにサークルのこだわりは感じられた。

「やりたいことを全部取り入れたらこうなりました」みたいな作品である。
エッチはともかく催眠は時間の割にやることが多すぎて集中できない。
催眠はもっと少ない行程をじっくりやるものではないだろうか。
それぞれの要素は面白いのだから、全体の時間を延ばすなり次回作に回すなり
いくらでも選択肢はあっただけに残念でならない。

エッチは小説のように客観的な表現で進められている。
聴き手が自分で盛り上げていかないと興奮には繋がらないだろう。
もうちょっとセリフの割合を多くして、2人が感じ合う様子を生で聴きたかった。

出演:霜月優
時間:50分
属性:ややS~ノーマル

催眠:★★☆☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★☆☆☆☆

総合:★★☆☆☆


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2014年02月12日

ヒプノふぉれすと ~妖精の棲む森~

ヒプノふぉれすと ~妖精の棲む森~

2010年7月に発売された、サークルキャンドルマンの作品。

RSGやHDLがとかく注目されがちなキャンドルマンの隠れた名作である。
催眠法や流れがオーソドックスで作りが一般的な催眠音声にとても近い。
そのおかげで催眠音声製作者としての力量がストレートに表れている。
おそらく催眠を知る者ほどこいつを聞いた際の衝撃は大きくなるだろう。
催眠音声としての完成度が恐ろしく高いからだ。

大まかな流れは誘導役のお姉さんに催眠に持って行ってもらい
その後イメージに登場する森の中で妖精と合流。
妖精の巣穴に移動してからエッチで気持ちよくなる。
ややストーリー性があるのが催眠音声としては珍しいかもしれない。

催眠はこちらの好きなペースで深呼吸をしてから妖精のいる世界をイメージする。
カウントを使って数回覚醒と催眠を往復させて催眠を強化するのと同時に
「私はあなたの言葉を受け入れます。」
などの言葉を復唱させてお姉さんの指示により従いやすくしている。
これらの準備だけに15分ほどかけているのだから催眠に入れないわけがない。

その後ようやく森の入り口で妖精と出会う。
暗い森の中でぽつんとピンク色の光を放つ妖精の後を追いながら
それから匂う甘い香りでさらに催眠状態を深めていく。
暗示を連続させながら性的感度を高めたり、声への服従心をさらに強めたりと
本当にこれでもかというくらいに念を押してくる姿勢に脱帽した。
すくりぷとは違った方向でのきめ細かさを感じる暗示である。

エッチはここからさらに2人の妖精が加わって合計3人から同時に責めを受ける。
最初にチクニー+オナニー、一旦停止してお次は左右から別々に乳首を舐められて
絶頂を求めるもやもやとした心を徹底的に植え付けてくる。
「うおおチンコいじりてぇ。射精してぇ。」と悶える人がきっといるに違いない。
が、ここから先チンコをしごくことは一切ない。
その代わりに面白い感覚が味わえるだろう。

ここで前代未聞のとっておきのプレイが登場する。
なんと妖精の尻尾をチンコの形にしてそれをこちらの尿道に挿入するのだ。
作中でも言っているのだが男体のまま女のように犯される感覚を味わうことになる。
リアルでは絶対にできないプレイであることを考えて
お姉さんと妖精がセリフでしっかり状況やイメージする感覚を伝えてくれる。
だから思っていたよりずっと主人公が味わっている感覚を実感できた。
催眠のおかげできちんと言葉を受け入れる体勢ができあがっていたからだろう。

そして妖精が尿道に中出し、若干暗示を入れて準備を整えてから
カウントに合わせて3回ほどドライ絶頂を行う。
射精はしないのだがおそらく射精に近いような感覚が得られると思われる。

ここまで没頭できたのは初めてじゃないかってくらい深い深い催眠を楽しめた作品だ。
聞いた後色々考えてみたんだが、すべての行動に隙が無いのだ。
元々のイメージが平易で想像しやすいのに加えて
こちらが戸惑う可能性のあるシーンで必ず的確なセリフを入れてフォローしてくる。
まるで盲導犬でも連れているかのように安心してお姉さんに体を預けることができた。
聴き手の導き方、暗示の内容、体に生まれる感覚の表現方法
これらすべてが恐ろしいほどにまでハイレベルなのだ。

エッチも暗示に対して否定的な考えさえ持たなければ
割とあっさり体に感覚が湧いてくるのがわかるだろう。
あちらが全部やってくれるから我々に必要なのは信じる心だけだ。
ドライも3回全部とは言わなくても1回くらいは
股間の奥の方からこみ上げてくるものを感じられるだろう。
射精しなくても十分に気持ちよくなれる。

催眠音声としての一つの完成形を持っている作品である。

出演:紅月ことね/椎那天
時間:80分
属性:M~ドM

催眠:★★★★★
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★★★

総合:★★★★★


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2014年02月10日

ヒプノレイン

ヒプノレイン

2009年9月に発売された、サークルエロトランスの作品。

エロトランスの心意気を世に広めた画期的な作品だ。
この作品はちょっとした加工を施した雨音をバックで流すことで
聴き手を催眠状態へと持っていく。
WAVEやヒプノポリネシアンなんかも波の音でリラックスさせようとしているし
このへんに一番近い系統の作品かもしれない。

催眠は冒頭から流れ始めるこの音を聞きながらお姉さんの話を聞く。
最初は田舎住まいで蛙が一杯いただとか、水たまりの波紋がきれいだとか
雨音にちなんだエピソードを話してくれる。
作品のテーマと合っている内容だし、雰囲気に浸るのにはもってこいだろう。
そして一旦彼女のセリフがなくなり7分近くの間雨音だけを聞き続ける。
水が地面を叩く音がほどよく刺激を与えてくれて心地よい。

後半は催眠らしく暗示を聞いてより深い催眠へともっていく。
ここでももちろん雨音は流れ続ける。
雨が体に染み込んでいくことで心身が溶けるようにイメージさせたり
普通に脱力したりとテーマに即した割と普通な内容だ。
最後に10カウントを刻んで幽体離脱を果たす。

エッチは幽霊になったことを利用して街ゆく女子のスカートの中を覗いたりする。
幽体だから相手からは見えない、でもこちらは見放題。
なんだか矛盾している気もするが所詮はイメージだから気にしないでおこう。
その中で気になる女の子を見つけて尾行して家に潜入。
部屋でオナニーにふける彼女を眺めながら感覚を共有させる。
ニュアンスとしては魂だけの女性化といったところだ。

ローターでクリトリスを、バイブでマンコを慰める彼女の様子はなんだかエロい。
おそらく覗き見るというシチュに燃えたのだろう。
案内役のお姉さんが彼女になり切って喘いでくれるし
割と性的興奮は高めやすい方だと思う。
最後は女の子の絶頂に合わせてこちらもドライで果てる。

シンプルにまとまっている作品である。
催眠の序盤を完全に雨音に任せているのが実に潔い。
こういう場合不安になって催眠者をある程度しゃべらせるものが多いのに
よくここまで自制できたなと感心した。
裏を返すとこの音に適性の無い方はまったく催眠状態にはならないから
博打要素の強い作品とも言える。
まあ私はかなり楽しめた。

エッチは憑依ではなく感覚の同化にしているのが意外であった。
女性の感覚を得ようとする場合ほとんどが聴き手を女体化させるだけに
こういうアプローチの方法は珍しく感じる。
こっちも聴き手の素養に大きく左右される面を持つ諸刃の剣だ。
女体化音声を事前に聞いていたほうが断然やりやすいだろう。

すくりぷのような暗示責めに苦手意識のある方には特におすすめできる作品である。

出演:高山ましろ
時間:51分
属性:ややS~ノーマル

催眠:★★★★☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★★☆


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