2014年05月09日

しまぱん!

しまぱん!

2009年6月に発売された、サークルすくりぷてっどこねくしょんの作品。

この作品は妹の縞パンを盗んだ兄を懲らしめるために催眠をかける。
兄は妹のパンツでオナニーするくらいのド変態だから
聴き手もド変態であればあるほど楽しめるだろう。
催眠がしっかりしているおかげで普段ノーマルな方もちょっぴり大胆になれるはずだ。

催眠はこれといって深呼吸や脱力は行わずにいきなり暗示をかけていく。
妹の声は癒しの声、癒されるから聞いていると気持ちいい
そんなプラスの印象をまず聴き手の心に叩き込むわけだ。
過去に似たような作品を聞いていたから私は問題なく受け入れられたが
催眠音声の経験があまりない方だと戸惑うかもしれない。

そうして声を聞かせることで徐々に頭の力を抜いていき
ちょっとした浮遊感を味わわせてから一気に落ちる暗示を使って催眠にかける。

落ちた先は夢の世界。
そこでは3カウントに合わせて催眠と覚醒を繰り返すことで
より深い催眠に入りやすい環境を作り上げていく。
催眠に戻す際の暗示がきびきびとしていて実に心地よい。
ここでがっつり催眠に入ることができるだろう。
最後に妹の命令に対して素直に従える暗示を入れて準備完了だ。

エッチは兄の大好きなパンツをイメージさせて軽く性的興奮を煽ってから
妹の目の前でペースや回数の指示を受けないごく普通のオナニーをする。
しばらくすると当然射精したくなるわけだが強制的にストップ。
少しクールダウンして今度はチクニーへと移る。
乳首の感度を何度も上げる暗示をかけてドライを目指すわけだ。
しかし結局妹は兄に絶頂を許さずにプレイを終える。

もう一つパートがあってそちらは縞パンを頭にかぶらされ
情けない恰好になったうえで彼女にフェラをされる。
そしてここでも絶頂は許されない。
最後の最後までとことん生殺しのまま終わりを迎えることになる。

ちょっぴりアブノーマルなエッチが目立つものの
実際は催眠のレベルの高さを感じさせる作品である。
立て続けに繰り出される暗示が短時間で頭がくらくらするほどに綿密で
本当にただ聞いているだけで自然と催眠に入ってしまう。
エッチ中もひたすら妹の声に服従する暗示を入れ続けてくれるし
催眠を楽しみたい方ならかなり満足できるだろう。

エッチはきりきりするような射精への欲望をひたすら我慢し続ける。
チンコに触る形でのオナニーは時間的にごく僅かで
あとは暗示を聞きながら脳で気持ちよさを楽しむ感じだ。
頭はぽわぽわ、股間はむずむずするに違いない。

ちなみにこの作品には後日射精パートなるものが実装されていて
そこではほぼ休みなしで5回ほどの射精を要求される。
データがなぜか体験版にしか入っていないので注意してほしい。

抜くにしろ抜かないにしろハードに徹底されているブレの無い作品である。

出演:誠樹ふぁん
時間:66分(射精パート含む)
属性:M~ドM

催眠:★★★★★
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★★☆


体験版はこちらから



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2014年05月06日

メイドのいいなり~遊園地でご奉仕~

メイドのいいなり~遊園地でご奉仕~

2009年10月に発売された、サークルみじんこの作品。

すくりぷのAtA氏がシナリオを手掛けた作品である。
以前別の作品で言ったようにみじんこの催眠は主にシナリオを外注に頼っている。
今回はお馴染みの方だし大丈夫だろうってことで聞いてみた。

この作品はご主人様がメイドに調教を受ける形でのエッチを楽しむ。
もちろん本当の調教ではなくごっこ遊び的なもので
プレイも別段ハードではなく雰囲気を楽しむための設定だろう。
多くの人に傅かれている人間もたまには誰かに頼りたくなるのは当然だ。

催眠は呼吸に意識を向けながら彼女の暗示っぽい話を聞くところから始まる。
意識して力を抜かなくてもいいですよ、とか曖昧な表現をかなり多用していた。
その合間に彼女の声に耳を傾けるように何度もアピールしてくる。
かなり現代催眠を意識した言い回しであるな。

お次は肩→腕→指→胸→背中→お腹→足→脹脛→体中と順番に脱力してから
少し深呼吸して10カウントで催眠を深める。
1カウントごとに「気持ちいい」とか「幸せ」と言いながら
声に対するイメージを刷り込んでいるように思われた。
ここでも一貫して暗示を声に関するものに絞っている。

最後は遊園地に彼女とデートに行くのイメージしながら感度の上昇を行う。
観覧車の中で彼女に告白されるなんていう劇的なシーンを描きながら
お互いが心を通じ合うドラマチックな展開がちょっぴり胸にキュンと来るものを感じた。

エッチはそこから2人だけの気持ち位世界へと場所を変えて
今度はメイドがご主人様、ご主人様が奴隷の立場に立ってプレイを楽しむ。
催眠の最後の部分で心と体の感覚を一体化させるような表現があって
お互いが気持ちよくなることで快感を更に高めていくのだ。

少しだけチクニーをしてからチンコの根元を指で支えて若干の刺激を感じながら
メイドと繋がっているのをイメージする。
奴隷とか変態とか蔑むような言葉がM的には心地よい。
最後は100カウントアップをして100に到達した時点で射精を迎える。
しかしチンコは終始指で支えた状態だから射精はちと難しいだろう。

メイドによる調教モノってことでテーマはありきたりなわけだが
催眠もエッチも個性的で私はとても楽しめた。
催眠は意識を徹底的に回避しながら進められているおかげで
一気に落ちる感覚は得にくいものの徐々に心を侵食されていく感覚が味わえる。
彼女の声に浸っている時間が長くなるほど体が言うことを聞かなくなるだろう。

エッチは簡単に言えばチンコを固定するだけだ。
しかし彼女の暗示を聞いていると体がゾクゾクしたりチンコがビクビクしたりする。
タイトルの通りメイドのいいなりになる感覚が味わえるだろう。
射精はできなかったが十分に性的な快感は楽しめた。
ドライオーガズムを目指す分には特に問題を感じない。

期待していた通りの安定感のある作品である。
現代催眠が好きな方ならきっと満足できるに違いない。

出演:誠樹ふぁん
時間:52分
属性:ノーマル~ややM

催眠:★★★★☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★★☆


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2014年05月05日

触手妖女のえっちな遊び

触手妖女のえっちな遊び

2012年12月に発売された、サークル誰得催眠製作所の作品。

日本の伝統的なプレイとして有名な触手を題材にした作品である。
誰得氏は無料でも触手モノを作ってるし色々とこだわりを持っているのだろう。
そもそも彼以外にモンスター的な催眠を扱う製作者がほとんどいないし
珍しく思う人が多いんじゃないだろうか。

この作品は触手幼女が様々なタイプの触手を使って癒してくれる。
正確にいうと運動能力を奪われて好きなようにいじくられるわけだが
彼女は楽しい、こっちは気持ちいいからwinwinの関係であるな。
プレイの方はそれなりにハードでゾクゾクするものがある。

催眠は深呼吸をするのと同時に右手、左手、右足、左足、胴体に分けて脱力する。
随分念入りにやってくれるおかげで寝落ちしそうになった。
同時に力が抜けると気持ちが良くなり、体が温かくなる暗示を入れてくる。

お次はロウソクの炎が溶けて消えていくのをイメージする。
火をじっと見つめさせて催眠に持っていく凝視法なんてやつがあるのだが
今回は炎よりはロウが溶けていく方に目が向けられていて
それと同時に頭の中がとろけていくように仕向けてくる。
最後に10カウントダウンを刻んで終了だ。

なんというか触手も登場しないしごく普通の催眠であるな。
作品としての個性はエッチの方で十分発揮できると考えてこうしたのかもしれない。

エッチは全身を触手で徹底的に犯される。
まず手足を4本の口の開いた触手でずっぽりと咥えこまれて
中にある肉ヒダで撫でられながら熱さを感じる。
触手は特殊な粘液を分泌してそいつを塗られると性的感度が上がるらしい。

その先も吸盤触手で乳首を吸われたりブラシ触手で磨かれたり
口の中を無数の細かい触手で蹂躙されたりとにかく触手、触手、触手である。
途中で極細の触手が耳から入って脳を直接撫でるシーンもあるから
グロに免疫の無い方だとちと辛いかもしれないな。
痛い感覚を意識させないようにかなり気をつかった描写はされている。

最後はチンコを無数の触手にすっぽりと覆われてさわさわされながら
尻穴に突っ込まれて前立腺の裏をとんとんするのと同時に
尿道からも侵入して前立腺を直接撫でまわされる。
危険性云々は置いといてとんでもない快感が味わえそうなシーンであるな。
このままだと尿道がふさがれていて射精ができないってことで
そいつを抜くのに合わせて5カウントを刻み0で射精する。
作中では射精とあるが結局チンコはいじらないから聴き手はドライになるだろう。

催眠は平凡だがエッチがえらくぶっ飛んだ作品である。
リアルで実現できそうなシーンはキスと触手幼女による精飲のみで
他は完全に架空のプレイに徹している。
つまり妄想力がカギを握ることになるわけだ。

誰得氏らしく全体的に描写は丁寧で聴いていてとてもイメージしやすい。
だがエッチとしてこれらを感得できるかについてはやや人を選ぶだろう。
私は一部のプレイ以外は概ね彼女の言う通りになった。

脳を触手で物理的に直接撫でられるってのだけはさすがにきついな。
あのプレイをざわざわ入れる必要はなかったと思うのだが。
前立腺関係はアナニーを嗜んでいる人の方がおそらく実感しやすいだろう。

何にせよキャラの特性を活かしたエッチが面白い作品である。
催眠音声としてもしっかりしている方だしまず値段分は楽しめるに違いない。

出演:誠樹ふぁん
時間:50分
属性:ややM~M

催眠:★★★☆☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★☆☆


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2014年05月04日

お嬢様の射精管理催眠

お嬢様の射精管理催眠

2014年4月に発売された、サークルフラワー症候群の作品。

今年に入ってやや低迷状態が続いている催眠音声業界の中で
このサークルだけはコンスタントに作品を出し続けている。
ネタがあるのか、チャンスと思っているのかはわからないが聴き手としてはありがたい。
できればもう200円安くしてくれるともっと聴きやすくなるのだが。

この作品はお嬢様のペットとしてちょっとした射精管理を受ける。
サークルがエロさを追求したと言うだけあってエッチシーンは確かにエロい。
詳しくは追々話すが命令されるよりも手懐けられる感じだな。
お嬢様のキャラも女王様ではなくお姫様に近い。

催眠は最初に凝視法っぽいことをしながら首の力を抜き
その後深呼吸をしてから200カウントを数えおろすのに合わせてその都度瞬きをする。
同時に脱力系の暗示を入れてくるから疲れを伴う自然なリラックスさせたいのだろう。

お次は彼女にお手をするような要領で左→右の順に腕を持ち上げる。
3カウントの後に入る暗示が結構入念でひとりでに手が持ち上がる人もいるだろう。
運動系の暗示は割と体験しやすい。
終わったら再度カウントをして催眠をもう少し深くする。

そしてお嬢様と一緒に廊下を散歩して寒さを感じたり
部屋に戻って逆に暑さを感じて終了だ。
まるっきり正反対の感覚を暗示で入れてきているのは揺さぶり法だな。
急激な変化を加えて心身の疲弊を誘っているわけだ。
合わせてカウントを使って深化をしっかりと促してもくれる。

エッチはお嬢様の前でチンコを披露した後
どういうわけか彼女も脱ぎだしておっぱいを見せてくれる。
さらにベッドの上で大股開きになってパンツの上から割れ目をなぞり
マンコがほどほどに濡れていることまで教えてくれるのだ。
お嬢様だしどうせ罵倒されたり足を舐めさせられるのだろうと思っていたから
これはこれで驚きの展開と言える。

しばらくその綺麗な体を見て十分に興奮してからオナニー開始。
彼女も興奮したようで一緒になってマンコを慰め始める。
麗しい声のお嬢様が自分から蜜壺に指を突っ込んで愛液を掬い取り
それをクリトリスに塗りたくって感じるシーンがとても良い。

オナニーは途中で終わって彼女の足コキ→クンニ、最後にセックスと続く。
クンニをした時に熱っぽくなる彼女の声がなかなかにエロかった。
セックスの最後に10カウントダウンが入り0で絶頂。
後始末にお掃除フェラをしてもらって終了だ。

予想していた以上にエロい作品であった。
お嬢様がその裸体を披露するだけでなく目の前でオナニーまでしてくれるし
その描写が客観的ながらも要所を押さえていてイメージがしやすく興奮できる。
しかも中出し&お掃除までしてくれるもてなしっぷりだ。

かといって主従の関係がそこまで崩れているとは思えない。
彼女は暗示を使って適度に制限を加えてくるし、何度か寸止めさせるシーンもある。
催眠を純粋に調教面の強化に使っている感じだな。
色々やってはくれるけどすべて彼女の言う通り、だから調教と呼ぶのが妥当だろう。

エッチの充実っぷりに比べると催眠はやや手抜きな感が否めない。
様々な催眠法を取り入れて真新しさを出したかったのだろうが
個々の時間が極端に短く流れ作業をしているように感じられる。
色々と詰め込み過ぎているおかげで流れがちぐはぐで統一感が無い。
それぞれを基本に忠実に行ってくれているからある程度催眠に入れるとは思うが
おそらく最中はそれらについていくことで手いっぱいになるだろう。
一部で編集ミスがあるのもあまりいい気分はしなかった。

もう少し考えて催眠を作っていたら名作になっていたかもしれない。
まあ催眠に深く入っていなくても抜ける作品に仕上がっているから
そっち目当てで聞くのもいいんじゃなかろうか。

出演:山田じぇみ子
時間:78分
属性:ややM

催眠:★★★☆☆
エロ:★★★★★
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★☆☆


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2014年05月03日

メイドさんのご奉仕催眠

メイドさんのご奉仕催眠

2014年5月に発売された、サークル国屋敷の作品。

お姉さんに痛めつけられる路線をここ3年ほど続けてきた国屋敷が
イチャラブな作品をリリースした。
最初に出した幸せ催眠と似た要素を選んだってことは
原点回帰を目指したのかもしれない。
丁度GWで暇だったし興味が湧いたので聞いてみた。

この作品はメイドと愛のある催眠とエッチをする。
ご奉仕は額面通りの意味でいつの間にか調教される展開にはならない。
ドM御用達な国屋敷の作品の中では異色であるな。

催眠は最初に暗示を交えた深呼吸をしてから
右手→左手→右足→左足の順に脱力する。
深呼吸は時折ゆっくりやらせるやや変則的なものだった。
脱力は重くなるのと同時に気持ちよさも感じさせている。

お次はメイドの声を聞いていると幸せを感じるように暗示を入れられる。
メイドの声は気持ちいいからメイドの声を聞くのは幸せ
ついでにメイドの言うことを聞くのも幸せって感じだ。
まあ国屋敷の作品ではおなじみの流れだわな。
そして20カウントを数え上げながら心を空っぽにしていく。
前暗示は割と手抜きだが3~4カウントごとに順次細かく暗示を入れてくれるし
そこまで問題はないだろう。

最後は同じく20カウントを刻みながら聴き手→メイドの順に心の扉を開く。
エッチに没頭させるための心の準備ってところだろうか。
メイドの声が徐々に熱っぽくエロくなるのが股間に心地よい。

エッチはいつもの国屋敷スタイルでドライ→セルフの順に行う。

ドライはメイドとのセックスで、彼女のマンコがこちらのチンコをしっかりと咥えこみ
愛液を絡ませながらゆっくりと締め上げる様子をややリアルに描写している。
「気持ちいい?」と確認するセリフが入る一方で
「気持ちよくなる」と催眠らしく暗示を入れてくることはない。
今回は2人が対等な立場になってエッチをするわけだから
あまり上下関係を匂わせる表現をしたくなかったのかもしれない。

ある程度気持ちが盛り上がったところで30カウントダウンを開始し
右側はカウント、左側は暗示や喘ぎ声と役割を分担して
10カウントごとにそれを反転させながら絶頂へと追い込んでいく。
最後は0カウントを連呼しながら連続絶頂だ。

セルフはまずこちらがチンコを握ってからメイドが手を添えて
彼女の意志でチンコを上下に動かす。
オナニーと手コキの中間ってところか。
こちらもドライとほぼ同じスタイルで絶頂する。

国屋敷作品を色々聞いている人間にとっては物足りないのだが
初めて聞く分には満足できる作品だと思う。
調教色がまったくないから誰でも聞けるとっつきやすさがあるし
催眠のかけ方もそつがなく概ね良好だ。
手足を入念に脱力させた理由が途中までいまいちよくわからなかったのだが
最後の手コキで彼女に手を動かされている感を出したかったのだと思われる。

エッチは個々の時間が短すぎて絶頂するのは難しいだろう。
助走となる感度を高めるシーンもこれといって無いし
経験者でないと消化不良のまま終える可能性も十分にある。

前作のご主人様のお人形さん化催眠2に比べれば良い印象を受けた作品である。
値段が高いんでこれを無理に買う必要は無いが内容はそこまで悪くない。
次回でもう300円くらい安くして似たような作品を出したら
それなりのDL数を稼げるんじゃないだろうか。

出演:みる☆くるみ
時間:41分
属性:ややS~ノーマル

催眠:★★★☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★☆☆☆☆

総合:★★★☆☆


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2014年05月02日

ヤンデレメイドの監禁催眠

ヤンデレメイドの監禁催眠

2010年8月に発売された、サークルAshの作品。

今から3年ほど前に活躍して消えていったサークルだ。
もうHPも閲覧できないし活動再開はまず無いだろう。
1000DLを2作品叩きだしていることから当時は結構人気があったようだ。
催眠音声に限らずサークル活動を続けていくのは本当に大変である。

この作品はヤンデレメイドに監禁されてエッチな責めを受け続ける。
ヤンデレと言うと「お兄ちゃんどいてそいつ殺せない」を思い出す方もいるだろう。
こいつは包丁でぶっ刺されたりとかしないから安心してほしい。
私も血を見るのは苦手だ。
音声だと下手にイメージしてしまうからかえって心に残りやすい。

催眠は1分ほど深呼吸をして10カウントに合わせて脱力。
そして軽く覚醒→催眠をしてから水の流れる音を聞く。
これだけだ。

時間が5分と恐ろしく短いからきっと後々入念にかけてくるのだろうと思っていたら
最後まで催眠らしい暗示を聞くこともなく終わってしまった。
5分で催眠に入れとか土台無理な話である。
やり口も本に書いてある流れをただ追っているだけのようにしか思えない。

お次はドラマパートとして自分が隠し部屋に監禁されたこと
もうここからは2度と出られないことをメイドが語る。
「私の声だけ聞いてね」とか
注意して聞けば催眠らしいことを言っているシーンがないこともない。

エッチはキス→首筋舐め→乳首舐め→フェラ→セックスと続く。
最初に口移しで媚薬を飲ませるあたりなんかは確かにヤンデレっぽい。
付随して感度を上昇させる暗示でも入れるのかと思いきや
さらりと流して次に進んでいる。
この時点でこりゃただのエロボイスだなと判断した。

予想通り舐めやフェラもちゅぱ音が鳴るだけ、セックスも喘ぐだけである。
一応途中で彼女が3回イくまでは射精できないみたいなことを言われるが
無意識にまで影響を与えるほどの力はないと思われる。
最後は彼女が突然「ぜろぉ」と言うのでそれに合わせてこちらも果てる。
その後10カウントで意識を沈めて終了だ。
EXパートなるものを追加すると絶頂回数がさらに1回増える。

ちょっとした催眠機能付きのエロボイスである。
催眠音声だと思って期待しながら聞くとおそらくがっかりするだろう。

まず最初の導入とその後のパートでキャラが違うのがまずい。
催眠ってやつは被験者が催眠者を信じることが何よりも大事だから
途中で担当が変わった時点でその前提を覆すことになる。
せっかく信じて催眠にかかったのに急にいなくなって別の人が登場する。
そんな自分勝手な事をして信頼を勝ち得ることなどできない。
せめて変わる際に辻褄が合うようなセリフを入れるべきだろう。

あとは細かい部分だと「大丈夫」を2回ほど使用している。
「大丈夫」や「安心して」は催眠にとってはNGワードと言われているもので
これを言えば言うほど被験者を不安がらせてしまうのだ。
本当に大丈夫ならわざわざ言う必要のないセリフだからである。

他にもあるがこのへんでやめておこう。
催眠とエロがそれぞれ独立した作りの時点で催眠音声とは言い難い。
まあエロボイスとして楽しむのならばそこまで悪くはないだろう。

出演:誠樹ふぁん
時間:47分
属性:ややM

催眠:★☆☆☆☆
エロ:★★★★☆
コスパ:★☆☆☆☆

総合:★★☆☆☆


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2014年04月29日

幸せ催眠 ~幸せな世界~

幸せ催眠 ~幸せな世界~

2010年11月に発売された、サークル国屋敷の作品。

有料では1作目、無料も合わせると2作目にあたる。
今の国屋敷はマゾ犬やらの調教的イメージが強いのだが
こういう清純派な作風もどうやらいけるらしい。
癒すと見せかけて調教みたいな展開にもならない。

この作品はお姉さんに幸せを注入されて幸せな気分を味わう。
お姉さんの声は最近まったく見なくなった胡桃れみ氏であるな。
すくりぷの無料作品を聞いている方ならおそらくご存知だろう。
癒しを意識して終始穏やかな声で演じられている。

催眠は初めに1回だけ深呼吸をして体が水に浮いているのをイメージ
気持ちのいい感覚によって自然な脱力をさせてから
お姉さんの声が直接心に響くように暗示を入れてくる。
幸せになる暗示を入れる前の下準備ってところだな。

お次は水に浮かんでいる体を水中に沈めながらの深化だ。
彼女の声が心により届くように悩み事を取り除くところから始めている。
心身が水に洗われて綺麗になるとかメルヘンチックな描写がされていた。

そして10カウントダウンを刻みながらの暗示で心の扉を開放
そこへ「気持ちいい」とか「幸せ」と歯が浮くセリフを叩きこんで心を浮かび上がらせる。
最後に30カウントを数え上げて2人だけの世界に到達、沈黙法で完了だ。

カウントは途中で沈むスピードが速くなると言っているものの
数えるスピードに変化はなく常に一定だった。
声も沈むほどに間を長くしたりトーンを低くしたりもしていない。
無意識に働きかけようともせず本当にただ数えているだけである。
サークルがそういった演技指導を特にしなかったのだろう。

エッチはドライ→セルフの順で行われる。
ドライは先程の30カウントを更に50まで進めながら感度の上がる暗示を入れてくる。
頭の中が快感で一杯になる、他の事は何も考えられない
みたいなセリフをお姉さんが実に穏やかな声で言っておられた。

50まで増えた後今度はカウントダウンで地上へと上がりながら絶頂を目指す。
5カウントごとに暗示を入れていく点は丁寧で良い。
最後に0カウントを連呼するのに合わせてドライでイく。

セルフは完全フリースタイルでタイミングだけ合わせる感じだ。
こちらもカウント0で射精する。

催眠音声としてはぎりぎり及第点の作品である。
全体の雰囲気や流れは確かに催眠音声なのだが
暗示を入れるタイミングにおいて色々と問題を感じた。
具体的にはカウント及びカウント周りの表現である。

カウントは先ほども触れたようにカウントごとに数え分けをしていない。
何のためにカウントを行うのか、カウントによって聴き手に何を伝えたいのか。
そういった言葉にならない部分を込めてカウントは刻むものなのだ。
まあ実際それらをきちんと行っているサークルはあまり多くないのだが
催眠サークルとして有名な国屋敷の作品ってことで厳しく臨ませていただいた。

カウント周りは主に前後の暗示の不備が目につく。
最初少しカウントを刻んでから「カウントが進むとあなたの体は重くなる」
といった暗示を入れてくるパターンがあった。
カウントの結果もたらされる効果に関する暗示は
カウントを始める前に入念に入れておかないとあまり意味がない。
「体が重くなる どんどん重くなる 鉛のように重くなる 重くなって動かない」みたいに
カウント中の暗示は前暗示の効果を強化する目的で行った方が良いだろう。
カウント後の暗示も同様に淡白で後追い暗示と呼ぶにはパワー不足だ。

これらに問題があると肝心の催眠状態に入れないままエッチに進む可能性がある。
私はごくごく浅く催眠に入れた程度であった。
最近の作品では解消されているからこの作品特有の問題と捉えておいてほしい。

そんなわけで評価を低めとさせていただいた。

出演:胡桃れみ
時間:86分
属性:ノーマル

催眠:★★☆☆☆
エロ:★☆☆☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★☆☆☆


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2014年04月26日

洗脳催眠2-堕としてあげる-

洗脳催眠2-堕としてあげる-

2014年4月に発売された、サークルF・A・Sの作品。

今年から製作を始めたサークルであるな。
前々から少し気になっていたサークルだったんだが
1作目の説明に「実験作です」みたいなことが書いてあったからスルーしていた。
そしてこいつの売れ行きを見ている限り割と好評みたいなので今回は聴いてみた。

この作品はお姉さんに洗脳されて感覚を鋭敏にされる。
催眠に入る、浸る感覚を重視して作られているらしくあまりエロくはない。
まあ元々催眠とエロを強引に絡ませることの方がイレギュラーなんだし
きちんと書いてあるのなら別に問題はあるまい。

催眠は深呼吸と脱力から入って真っ暗な星空をイメージする。
そこで気分に浸りながら30カウントを刻んで催眠を深化する。
深呼吸と脱力はいいとしてイメージに夜空を選んだ意味がよくわからなかった。
「数字が減るごとに体が視線の先に流されていく」ってセリフの意味もよくわからないし
進め方はともかく作品にはちと合っていないように思われる。
暗示の入れ方は多少ぎこちないが形にはなっていた。

あとここで0を何度もカウントしてドライオーガズムを目指している。
つってもカウントにスピード感がまるでないし0の声もパンチが弱い。
だから追い込まれるような、せり上げられるような感覚はなかなか得にくいだろう。

お次は耳、肌、目の順に感覚を鋭敏にしていく。
耳は声の位置を小まめに動かして笑いながらその都度意識させ
肌は耳元で息をふーっと吹きかけて息の当たった部分を感じさせ
目は割とゆっくりと目線上下左右に動かして線を描かせる。

催眠音声で耳以外の感覚を強化するのは残念ながら難しいんで
ここは本当に聴き手の資質次第になるだろう。
最後の目を動かすときに催眠を深める暗示を入れているところはよかった。

エッチは彼女の声に操られながらオナニーをする。
といってもガチガチに扱く回数を指定したり寸止めしたりはせずに
ちょっとした感覚支配の暗示を入れながら気持ちよさを高めていく感じだ。
時間が7分くらいしかないし本当に扱くだけだな。
こちらも途中で30カウントダウンが始まって0で射精する。

催眠音声と呼ぶには色々と気になる部分が多いのだが
新規サークルの作品にしてはかなり出来がいいと感じた。
作者が本やサイトで催眠について勉強しているようだし
今後の努力次第ではもうちょっといい作品ができると思われる。

あとタイトルの洗脳って単語はできれば使わないのがいいだろう。
催眠と洗脳は根本的に違うわけだし、いかんせん単語にマイナスのイメージがある。
作品を聴く前の段階で悪いイメージを抱かせる表現は極力使わないのが望ましい。

催眠は深化を2段階にしているようだが個々の威力が弱い。
お姉さんの口調に緩急をつけていないのが原因だろう。
作りは催眠っぽいんだけどもうちょっと考えて作ってほしいと思った。
エッチは上で書いた以外に言うことは特にない。

にわかというか催眠を勉強していない人なら普通の催眠音声と思うだろう程度に
色々と作り込まれている作品である。

出演:野上菜月
時間:46分
属性:ややM

催眠:★★☆☆☆
エロ:★☆☆☆☆
コスパ:★★☆☆☆

総合:★★☆☆☆


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2014年04月23日

あいすくりーむになっちゃう催眠音声。

あいすくりーむになっちゃう催眠音声。

2010年8月に発売された、サークル誰得催眠製作所の作品。

誰得氏初期の作品である。
あらかじめ言っておくがまったくもってエロくない。
しかし作品のテーマがなかなか面白そうに感じたので聞いてみた。

この作品はアイスクリームになってパティシエのお姉さんに食われる。
真っ白でとろとろなアイスのイメージを催眠の気持ちよさに重ね合わせて
食べられることで意識がとろける心地よさを味わわせようって流れだ。
ちなみに最初は食われるのではなくアイスを食べる行為から始める。

催眠は深呼吸、分割弛緩の後3カウントを何度も数えて催眠を深める。
そして本題であるアイスクリームを目の前にイメージして
改めて深呼吸をしながら甘い匂いを体に満たしていく。

一旦アイスを取り下げた後、よりアイスを美味しくいただくために
室温と湿度を上げて熱い思いをさせ、すぐさま涼しい風を送って爽快感を味わう。
これはまったく逆のイメージだから軽い揺さぶり法だろうか。
こうやってアイスを食べる行為を続けながら催眠を少しずつ強化していくのだ。

で、ようやくアイスにありついて美味しいだとか幸せな感覚を味わわせてから
体が凍ってカチカチになり、それが熱によって溶けて白い液体へと変化する。
十分な催眠状態に入っていれば脳がとろけるような気持ちよさが楽しめるだろう。
かなり古典寄りだがイメージのおかげでそれっぽさが取り払われている催眠であるな。

エッチは最初に言ったようにお姉さんに食べられて気持ちよくなる。
本当にアイスになって食われるというよりは
催眠の世界の中でそれに似た感覚を得させるみたいなスタンスだ。
だから食べられたところで心と体が消えるような表現は出てこない。

最初は氷が解けて液体になった状態で二口
その後アイスメーカーのような金属の筒に入れられて固まってから
六口食べられてそのたびに気持ちよくなる暗示を入れてくる。
体全体がお姉さんの舌で包まれて撫でられるみたいな表現だから
エッチなら全身舐めが一番近いプレイだろう。
ちなみにこれといった絶頂シーンはない。

エロくない点を除けばまずもって妥当な作品である。
アイスを催眠にうまく絡めて感覚を呼び起こさせようとしているし
暗示の入れ方も概ね基本に忠実でそつがない。
序盤の分割弛緩のシーンでいちいち3カウントを刻むのが少々気になったが
それ以降は暗示中心に切り替わって声と言葉のイメージで気持ちよくさせてくれる。

エッチは元々期待してなかったしこんなもんだろう。
作者が事前にきちんとその旨を伝えてくれているし
気に入った人だけ聞いてみてね、で問題ないと思う。
改めて言うがまったくエロくない。

一時意識をぼんやりとさせてリフレッシュするための作品である。
イメージ力の鍛錬をするのに向いてるかもしれない。

出演:誠樹ふぁん
時間:60分
属性:ノーマル~ややM

催眠:★★★☆☆
エロ:☆☆☆☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★☆☆


体験版はこちらから



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2014年04月20日

催眠風激甘ボイスドラマ SweetDoubleBed.

催眠風激甘ボイスドラマ SweetDoubleBed.

2012年3月に発売された、サークルEs_Labの作品。

催眠風と名乗っている作品には催眠を騙ったエロボイスが多い。
そんな中催眠音声なのに謙虚に振る舞って催眠風としている作品である。
まあどう見てもこいつは催眠音声だわな。
催眠風と言って客を騙している連中に爪の垢を煎じて飲ませたいものだ。

この作品はメイドっぽい服装のやや幼い女の子とイチャイチャする。
徹頭徹尾甘い雰囲気で聞いていて頭がとろけそうになった。
催眠も幸福感を植え付けていくあまあま志向である。
オカズ用にキャラのCGが8枚同梱されているのが催眠音声としては珍しい。

催眠は右足→左足→右腕→左腕→体全体の順に力を入れて脱力する。
次に目を閉じて一旦体が重くなったのを確認させてから目を開けて深呼吸
そしてまた目を閉じて雲の上からゆっくり落ちるのをイメージする。
なんだか脈絡がないように思えてきちんと脱力させる方向性にはなっているな。

続いて階段をイメージしながら10カウントを刻んでそこを下りる。
下りた先にはエッチの舞台となるダブルベッドがあって
移動するのと同時に意識を落としていくわけだ。
その先はキーワードを定めて半覚醒と催眠を繰り返す揺さぶり法を行いながら
彼女の声が好きになり、聞いていると幸せになる暗示をかけてくる。
各々の催眠法を作品に合わせてアレンジしているところが良い。

エッチはキス→首筋にキス→乳首舐め→フェラとえらく舐めが多い。
言葉を繋げて聴き手から感覚を引き出す催眠音声の作りとは若干違って
暗示を入れてからエロボイスのようにエッチをして
その様子を聞いて感じながら気持ちよくなるようにしている。
プレイ中はそこまで面倒を見てくれないから投げっぱなし感もあるのだが
暗示を小まめに入れてくれるおかげでどう感じればいいか迷うことはまずない。

女の子はちびっ子みたいな見た目の割にえらくテクニシャンで
こちらの体を丁寧に、そして激しく舐めて愛してくれる。
ここまでちゅぱ音が聞ける催眠音声はそうそうないだろう。
フェラのシーンでは任意に何度でも絶頂していいと言われる。

フェラの後にはセックスが控えている。
ここだけは開始前に軽く暗示を入れて後は彼女が喘ぎまくる感じの
かなりエロボイス寄りなプレイだから想像力がカギになるだろう。
最後はカウントではなく彼女の声に合わせてドライ絶頂を目指す。
まあなんだ、とにかく喘ぎ声がエロくてとても興奮させてもらった。

エッチシーンにボイスドラマっぽさを感じる作品である。
催眠導入および深化は正真正銘の催眠音声でとてもよくできていると言える。
エッチは催眠によってどれだけ臨場感が湧くようになっているかで
得られる感覚にそれなりの差が出るだろう。
描写が全体的に丁寧なおかげで妄想はとてもしやすい。

ドラマっぽさを出すために催眠音声にしては普通に会話するようなセリフが多く
そこでは現代催眠風のアプローチが行われている。
古典と現代、その両方を適材適所に配置することで
よくある催眠音声とは違う風に形作られているのが見事だ。
当然会話部分でもそれなりの催眠効果が期待できる。

催眠もエロも十分に楽しめる。
ある意味催眠音声としての理想形を持った作品である。

出演:氷室玲奈
時間:66分
属性:ややS~ややM

催眠:★★★★☆
エロ:★★★★★
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★★★


体験版はこちらから



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