2014年02月22日

催眠儀式

催眠儀式

2014年2月に発売された、サークルHypnotic_Yanhの作品。

半年ぶりのスク水氏の新作である。
テレビやイベントで行うようなショー的催眠に仕立てたとブログで書いてあったから
どんな内容になるのか結構期待していた作品だ。
そんなわけで早速聞いてみた。
ちなみに飲むヨーグルトとコップが必要になる。

この作品はマゾヒズムへの欲求が増大しつつある主人公を本当のマゾにする。
精神科で行うカウンセリングのようなスタイルで進められていて
催眠を使って心を開放してマゾの楽しさをわからせてやろうってわけだ。
欲求ってやつは押さえつけてどうにかなるものでもないし
長い時間をかけて無意識を変えていくか共存するかしかないだろう。

催眠は事前に軽く体を動かしてから深呼吸をして妙な効果音を聞く。
脳波センサーの音らしいが精神科に行ったことがないので私にはよくわからない。
そのまま軽めの暗示を入れて軽度の催眠状態へと持っていく。

お次はバイノーラルを利用した声の位置取りを意識させながらの深化だ。
催眠でバイノーラルは最近見られ始めた程度だし
まだ聞いたことのない人なら立体感に結構驚くだろう。
左手頭上あたりに先生が立つと催眠、逆に右手だと覚醒となっている。

その先はセンサー音とカウントを絡めての揺さぶり法だ。
今回は覚醒状態でエッチをするシーンもあるから入念にやっている。
本題であるマゾヒズムへの言及は最後の最後に取っておいて
しっかりと深い催眠状態に落としてくれる技術の高さを感じる催眠だ。

エッチはまず人差指と中指をチンコにすり替える暗示をかけられ
もう片方の手でこすって疑似オナニーを行う。
本題の儀式に向けた練習みたいなものだろうか。
言いたいことはわかるのだがイマイチ私には実感できなかった。

続いてマゾになる儀式として飲むヨーグルトを精液にする暗示をかけられた後飲む。
これも若干レベルの高い領域での感覚変化に思えるが
飲んでまずく感じたりする人は意外にいるだろう。
時間をかけて少しずつ準備をしてきた結果が現れている。

あとはマゾ向けの連続絶頂だ。
「はい」の声の後にくる罵声に合わせて快感を高める。
まあ声がましろ様だからMならかなり楽しめるはずだ。

よくある催眠音声とはエッチの方向性が違う新鮮味のある作品だ。
ザーメンミルク催眠みたいに本物の精液を飲ませない分大衆向けと言える。
だが資質によって実際その通りになるかにかなりの差が出るだろう。
被暗示性の高い人の方が有利なのは言うまでもない。
私は概ね楽しめた。

催眠がバイノーラル時代を匂わせる暗示の入れ方でとても良い。
おそらくこれからもバイノーラルを使った様々な作品が出るのだろう。
その中でもこいつは記憶に残る作品になるに違いない。

若干完成度に疑問符を打ちたくなるような部分もあるが
それでも一般的なものとは段違いの高い領域にある作品である。

出演:紗藤ましろ
時間:75分
属性:M~ドM

催眠:★★★★★
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★★★


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2014年02月20日

催眠的な彼女2月号

催眠的な彼女2月号

2011年2月に発売された、サークルスマイル戦機の作品。

催眠的な彼女1月号のほぼ1か月後に出された作品だ。
おそらく毎月1本出すつもりで○月号としたのだろう。
結局この次は6月まで吹っ飛んでそれ以降このシリーズは出ていない。
月1ペースで催眠音声を作るなどどだい無理な話なのだから当然の結果である。

この作品は金髪ツインテールの嫉妬深い妹に責め続けられる。
性感マッサージ用のオイルを使ったプレイやちんぐり返しなど
1月号同様ややマニアックな路線を行く点はなかなか良い。

催眠はそのオイルを体に垂らしながら温かさを感じていく。
手足からお腹、頭と末端から中枢に向かっていく感じだ。
目に垂らす際に瞼が重くて開かない、耳では妹の声しか聞こえない
といったように軽い暗示をかけてくる。
そして10カウントを数えながら2人だけの世界へと落ちていく。

エッチはまず妹の目の前で公開オナニーをする。
兄にドMのキャラ設定がされているおかげで
妹が見下すような笑い声を上げたり屈辱的なセリフを復唱させられたりと
Mをかなり意識したプレイが多く見られる。
そして架空の女の子を凌辱する様子をイメージさせながら情けなく射精する。

その次はもっと過酷なちんぐり返しだ。
だがここでの妹は罵声を浴びせたり踏みつけたりはせず
兄の尻穴を舐めたり指で刺激しながらフェラをしてくれる。
最後は妹の口の中に射精、精液を飲み干して終了だ。

催眠の力で変態的なプレイに対する抵抗心を削ぎ落している作品だ。
心や体を操るような純粋の催眠音声とは違った催眠に思えるが
これはこれで有りなんじゃないかと思っている。
もう少し心を解き放つような誘導暗示を入れてくれれば
さらに作品のコンセプトに合った内容になっただろう。

催眠は作中で登場するオイルを使ったイメージ誘導なのは評価したい。
時間が開始前の小話も含めて16分と短い時点で
私がそこまで期待はしてなかったのもある。
軽く心地よい気分になってエッチに臨めるってところだろうか。
エッチは聴き手の劣情を煽るプレイがM心をくすぐる。
妹に金玉の裏をさらけ出してアナルを舐められるシチュは興奮できた。
まあ普通のエロボイスとして聞いたほうが楽しめるだろう。

催眠音声として見るにはいささか疑問を感じる内容だが
色々と面白い部分も持っている作品である。

出演:民安ともえ
時間:66分
属性:M~ドM

催眠:★☆☆☆☆
エロ:★★★★☆
コスパ:★★☆☆☆

総合:★★☆☆☆


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2014年02月18日

(催眠CD)裏Trance voice fan 赤いリボンのリコ1~ドリームチャット~烙印

(催眠CD)裏Trance voice fan 赤いリボンのリコ1~ドリームチャット~烙印

2004年10月に発売された、サークルキャットハウスの作品。

発売された時期を見ればわかるようにとても古い作品だ。
そして催眠オナニーのすべてはこの作品から始まっている。
キャットハウスは催眠オナニーを考案したサークルであり
現在でも多くの催眠音声に影響を与えているのだ。

この作品はリコとビデオチャットでやり取りをするような形式で催眠を行う。
そしてリコ役はなんとことね様なのだ。
もう10年近くもこの仕事をやられているとはさすがと言う他ない。

最初の7分くらいは役作りとして簡単なやり取りが行われている。
主人公の子供の頃の話をリコが熱心に聞く様子が描かれているのだが
よくよく彼女のセリフを聞いているとイエスセットを使っているように思える。
そうやって軽く無意識に働きかけてから古典催眠で落とす流れだ。

深呼吸をしてリコが高校時代の話をするところから本格的な催眠は始まる。
文化祭が終わった後の教室で好きな人と雑談をしていて
リコの用意したチョコレートを食べるのと同時に催眠へと引きずり込んでいる。
人間は話に夢中になると自分がそこにいるかのような錯覚を覚える。
今回は好きな人=主人公に持って行って間接的に催眠をかけているのだろう。

そのまま脱力させたり撫でられた体の部分が支配される暗示を入れて
20カウントを暗示を絡めて刻みながら深化を行っている。

エッチはまず主人公を小学生の意識に戻して教室でリコに手コキをされる。
相手が子供だから射精すると死ぬとか間違った知識を埋め込んで混乱させたり
トラウマになるような暗示をいれられるおかげで
女性から一方的に責められる感覚をかなり楽しめるだろう。
10カウントで1回目の絶頂を迎え、同時にとあるキーワードを心に埋め込まれる。

後半はリコのパンツを口に入れられながらのオナニーだ。
イメージ中心だった前半とは打って変わって暗示で次々と心を縛り付けてくる。
最終的に彼女の人形になることを認めてオナニーを停止。
その後はリコにパンツコキをされながら前立腺を刺激されて絶頂を迎える。
こちらも同じく10カウントを刻んでのフィニッシュだ。
つまり両方ともドライでの絶頂になる。

技術レベルが私の知識を遥かに上回っているのか、色々と謎の多い作品である。
少なくとも昨今の催眠音声とはスタイルがかなり違って
初めて聞くと新鮮な感覚を受けると思われる。
トラウマだとか洗脳だとかやや恐ろしいことを作中でリコが口走るものの
さすがにそこまで心にダメージを負うことはないだろう。

全体的に進め方が淡白というか、ほいほい暗示をかけてくるおかげで
被暗示性の低い方だとそこまで彼女の言う通りにはならないように思える。
エッチも聴き手の感度を上げるよりは責められるシチュで心を盛り上げているようだし
やや人を選ぶ内容かもしれない。
スタイルも何も日本における催眠音声自体がこれ以前に存在しなかったわけだから
きっと作り手も手探りの状態だったのだろう。
だが催眠音声としての形はきちんとできあがっている。

現在の名作に比べると品質的にはさすがに劣るが
催眠音声のジャンルを作り上げた功績は何よりも大きい。
それを称えてコスパが悪いにも関わらず最高評価をつけさせていただいた。

出演:紅月ことね
時間:62分
属性:ややM~M

催眠:★★★★☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★☆☆☆☆

総合:★★★★★


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2014年02月16日

ヒナコの指切り催眠~しっぽでさわさわしちゃお♪~

ヒナコの指切り催眠~しっぽでさわさわしちゃお♪~

2011年6月に発売された、サークルひぷのてぃあの作品。

ことね様がけものっ娘を演じている珍しい作品である。
ことね様というと「この変態が!」などと罵るキャラの印象が強いだけに
いつもと違った手合いの作品には心惹かれるものがある。
そんな彼女も最近はソフトなキャラを演じるケースが増えてきた。
今度は逆に罵りキャラが恋しくなるのはドMだからだろうか。

この作品はやや幼い声のキツネ娘と指切りをする。
もちろんそれだけではなくてエッチもするわけだが
目的が2人の絆を取り戻すことにあって、そのために指切りをする感じだ。
ことね様が「お兄ちゃん♪」と慕ってくれるシチュだけでも悶絶モノだろう。

催眠は凝視法から入って深呼吸→分割弛緩と入念にリラックスしていく。
凝視法は人間の肉体的構造を利用した形の催眠だから
催眠音声的に正攻法ではないのだが
誰でも体感できるものだけにそれなりの効果は見込める。
最後に約束の証として小指に糸を巻き付けるのはこの作品らしい。

深化は真っ暗なトンネルを100カウントを数えながら進んでいく。
催眠音声におけるカウントは普通暗示を強化するために使うのだが
ここではトンネルの中の様子を描くなどストーリーを進めるのに使われている感じだ。
あまり催眠的な効果は見込めないように思われる。

エッチは「僕の妹になってください」と宣誓するところから始まる
お兄ちゃんと何度も呼ばれていたことからもうとっくにそうだと思っていただけに
再度確認するようでやや気勢を削がれた感がある。
そして軽く指切りをしてから尻尾で全身をなでなでされる。
毛筆や絵筆を持っている方はそういうのを使ったほうが実感は湧くかもしれない。

続くセルフパートは手を尻尾に変えてチンコをしごく。
最後に10カウントで射精して、とどめに再度指切りをして終了だ。

初めての作品にしてはいかにも催眠音声らしく作られているが
上に挙げた兄弟の契りを交わす場面など
流れに色々と引っかかるものを感じる作品である。
催眠ってやつは「意識がぼやける」などの暗示をかけられるものの
それは催眠にとって邪魔になる雑音に対する集中力が落ちるだけであって
術者の声に対しては恐ろしく鋭敏になる。
子供がゲームをしていると親の呼び声に反応できなかったりするのと同じだ。

しかし、昨今巷に溢れかえっている催眠風(笑)に比べたらずっと良作だと思う。
色々と叩いている人がいるようだが、私はもっとひどい作品をいくつか知っている。
下を見て比べる行為は後ろ向きなことこの上ないが
そこまで言うほど質の悪い作品とは思えないのだ。
単に作り手の経験が不足しているだけだろう。

ことね様ファンや色々な催眠音声を聞いてきた方にとっては
好悪両面においてちょっとした刺激になる作品であることは間違いない。

出演:紅月ことね
時間:85分
属性:ノーマル~ややM

催眠:★★☆☆☆
エロ:★☆☆☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★☆☆☆


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2014年02月14日

バニーガール催眠

バニーガール催眠

2012年2月に発売された、サークルeverestpeak.netの作品。

さて、バニーガールである。
このサークルは魔女っ子やら踊り子やらチャイナガールやら出しているのを考えると
中の人はコスプレ好きなのかもしれない。
催眠音声ではほぼ見かけないキャラだから、珍しいと言えば珍しい。

作品としては体を動かしたり色をイメージさせたりと、催眠がややひねられている。
といってもきちんと催眠の手法として用いられているものであって
思い付きでやっているわけではないから安心してほしい。
私は催眠音声にそこまでトリッキーな要素の必要性を感じないのだが
こうやってレビューする側としては特徴として取り上げられるから楽でいい。

催眠は首、肩、顔、手、腹、尻、足を動かしたり力を入れさせ
そこから脱力していくところから始まっている。
各部位に費やす時間がかなり短いおかげでなかなか慌ただしい。
お次は赤→情熱の色、オレンジ→夕焼けの色、といったように
頭の中で色とそのイメージをリンクさせ
最後に白い光が体中を巡っていくのを意識する。
先ほどの疲れをここで取り払っていく流れだ。

その後逆腹式呼吸→カウントに合わせて目を左右に動かす、など
単純に手順だけを並べるだけでも一苦労するほどにやることが多い。
なんというか、あまり聴き手のことを考えずに
ただ催眠的なものをぽんぽん詰め込んでいったような印象を受けている。
時間が20分弱と標準的な作品より短いのも関係しているかもしれない。

エッチはあまりひねらずにストレートなプレイが多い。
挿し絵にある大きなおっぱいを揉み揉みしたり
フェラや手コキをしてSEXに続く。
SEXは何度も体位を変える所が実際のプレイっぽくていいかもしれない。
そして最後は彼女とバニーの衣装に精液をぶっかける。
敢えてそうするところにサークルのこだわりは感じられた。

「やりたいことを全部取り入れたらこうなりました」みたいな作品である。
エッチはともかく催眠は時間の割にやることが多すぎて集中できない。
催眠はもっと少ない行程をじっくりやるものではないだろうか。
それぞれの要素は面白いのだから、全体の時間を延ばすなり次回作に回すなり
いくらでも選択肢はあっただけに残念でならない。

エッチは小説のように客観的な表現で進められている。
聴き手が自分で盛り上げていかないと興奮には繋がらないだろう。
もうちょっとセリフの割合を多くして、2人が感じ合う様子を生で聴きたかった。

出演:霜月優
時間:50分
属性:ややS~ノーマル

催眠:★★☆☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★☆☆☆☆

総合:★★☆☆☆


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2014年02月12日

ヒプノふぉれすと ~妖精の棲む森~

ヒプノふぉれすと ~妖精の棲む森~

2010年7月に発売された、サークルキャンドルマンの作品。

RSGやHDLがとかく注目されがちなキャンドルマンの隠れた名作である。
催眠法や流れがオーソドックスで作りが一般的な催眠音声にとても近い。
そのおかげで催眠音声製作者としての力量がストレートに表れている。
おそらく催眠を知る者ほどこいつを聞いた際の衝撃は大きくなるだろう。
催眠音声としての完成度が恐ろしく高いからだ。

大まかな流れは誘導役のお姉さんに催眠に持って行ってもらい
その後イメージに登場する森の中で妖精と合流。
妖精の巣穴に移動してからエッチで気持ちよくなる。
ややストーリー性があるのが催眠音声としては珍しいかもしれない。

催眠はこちらの好きなペースで深呼吸をしてから妖精のいる世界をイメージする。
カウントを使って数回覚醒と催眠を往復させて催眠を強化するのと同時に
「私はあなたの言葉を受け入れます。」
などの言葉を復唱させてお姉さんの指示により従いやすくしている。
これらの準備だけに15分ほどかけているのだから催眠に入れないわけがない。

その後ようやく森の入り口で妖精と出会う。
暗い森の中でぽつんとピンク色の光を放つ妖精の後を追いながら
それから匂う甘い香りでさらに催眠状態を深めていく。
暗示を連続させながら性的感度を高めたり、声への服従心をさらに強めたりと
本当にこれでもかというくらいに念を押してくる姿勢に脱帽した。
すくりぷとは違った方向でのきめ細かさを感じる暗示である。

エッチはここからさらに2人の妖精が加わって合計3人から同時に責めを受ける。
最初にチクニー+オナニー、一旦停止してお次は左右から別々に乳首を舐められて
絶頂を求めるもやもやとした心を徹底的に植え付けてくる。
「うおおチンコいじりてぇ。射精してぇ。」と悶える人がきっといるに違いない。
が、ここから先チンコをしごくことは一切ない。
その代わりに面白い感覚が味わえるだろう。

ここで前代未聞のとっておきのプレイが登場する。
なんと妖精の尻尾をチンコの形にしてそれをこちらの尿道に挿入するのだ。
作中でも言っているのだが男体のまま女のように犯される感覚を味わうことになる。
リアルでは絶対にできないプレイであることを考えて
お姉さんと妖精がセリフでしっかり状況やイメージする感覚を伝えてくれる。
だから思っていたよりずっと主人公が味わっている感覚を実感できた。
催眠のおかげできちんと言葉を受け入れる体勢ができあがっていたからだろう。

そして妖精が尿道に中出し、若干暗示を入れて準備を整えてから
カウントに合わせて3回ほどドライ絶頂を行う。
射精はしないのだがおそらく射精に近いような感覚が得られると思われる。

ここまで没頭できたのは初めてじゃないかってくらい深い深い催眠を楽しめた作品だ。
聞いた後色々考えてみたんだが、すべての行動に隙が無いのだ。
元々のイメージが平易で想像しやすいのに加えて
こちらが戸惑う可能性のあるシーンで必ず的確なセリフを入れてフォローしてくる。
まるで盲導犬でも連れているかのように安心してお姉さんに体を預けることができた。
聴き手の導き方、暗示の内容、体に生まれる感覚の表現方法
これらすべてが恐ろしいほどにまでハイレベルなのだ。

エッチも暗示に対して否定的な考えさえ持たなければ
割とあっさり体に感覚が湧いてくるのがわかるだろう。
あちらが全部やってくれるから我々に必要なのは信じる心だけだ。
ドライも3回全部とは言わなくても1回くらいは
股間の奥の方からこみ上げてくるものを感じられるだろう。
射精しなくても十分に気持ちよくなれる。

催眠音声としての一つの完成形を持っている作品である。

出演:紅月ことね/椎那天
時間:80分
属性:M~ドM

催眠:★★★★★
エロ:★★★★☆
コスパ:★★★★★

総合:★★★★★


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2014年02月10日

ヒプノレイン

ヒプノレイン

2009年9月に発売された、サークルエロトランスの作品。

エロトランスの心意気を世に広めた画期的な作品だ。
この作品はちょっとした加工を施した雨音をバックで流すことで
聴き手を催眠状態へと持っていく。
WAVEやヒプノポリネシアンなんかも波の音でリラックスさせようとしているし
このへんに一番近い系統の作品かもしれない。

催眠は冒頭から流れ始めるこの音を聞きながらお姉さんの話を聞く。
最初は田舎住まいで蛙が一杯いただとか、水たまりの波紋がきれいだとか
雨音にちなんだエピソードを話してくれる。
作品のテーマと合っている内容だし、雰囲気に浸るのにはもってこいだろう。
そして一旦彼女のセリフがなくなり7分近くの間雨音だけを聞き続ける。
水が地面を叩く音がほどよく刺激を与えてくれて心地よい。

後半は催眠らしく暗示を聞いてより深い催眠へともっていく。
ここでももちろん雨音は流れ続ける。
雨が体に染み込んでいくことで心身が溶けるようにイメージさせたり
普通に脱力したりとテーマに即した割と普通な内容だ。
最後に10カウントを刻んで幽体離脱を果たす。

エッチは幽霊になったことを利用して街ゆく女子のスカートの中を覗いたりする。
幽体だから相手からは見えない、でもこちらは見放題。
なんだか矛盾している気もするが所詮はイメージだから気にしないでおこう。
その中で気になる女の子を見つけて尾行して家に潜入。
部屋でオナニーにふける彼女を眺めながら感覚を共有させる。
ニュアンスとしては魂だけの女性化といったところだ。

ローターでクリトリスを、バイブでマンコを慰める彼女の様子はなんだかエロい。
おそらく覗き見るというシチュに燃えたのだろう。
案内役のお姉さんが彼女になり切って喘いでくれるし
割と性的興奮は高めやすい方だと思う。
最後は女の子の絶頂に合わせてこちらもドライで果てる。

シンプルにまとまっている作品である。
催眠の序盤を完全に雨音に任せているのが実に潔い。
こういう場合不安になって催眠者をある程度しゃべらせるものが多いのに
よくここまで自制できたなと感心した。
裏を返すとこの音に適性の無い方はまったく催眠状態にはならないから
博打要素の強い作品とも言える。
まあ私はかなり楽しめた。

エッチは憑依ではなく感覚の同化にしているのが意外であった。
女性の感覚を得ようとする場合ほとんどが聴き手を女体化させるだけに
こういうアプローチの方法は珍しく感じる。
こっちも聴き手の素養に大きく左右される面を持つ諸刃の剣だ。
女体化音声を事前に聞いていたほうが断然やりやすいだろう。

すくりぷのような暗示責めに苦手意識のある方には特におすすめできる作品である。

出演:高山ましろ
時間:51分
属性:ややS~ノーマル

催眠:★★★★☆
エロ:★★★☆☆
コスパ:★★★☆☆

総合:★★★★☆


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2014年02月08日

催眠音声愛の器

催眠音声愛の器

2012年3月に発売された、サークル暗中模索の作品。

この作品は甘えん坊の恋人にいつものお礼として甘えさせてもらう。
テーマが愛なのに加えて女性向けサークルだからとてつもなく雰囲気は甘い。
心が渇いている人なんかが聞くといいかもしれない。

催眠は深呼吸の後自分の体を浮き輪に見立てて分割弛緩をしていく。
右手→左手→右足→左足→おなか→右肩→左肩→顔の順に
「ぷしゅー」と空気が抜けるのに合わせて脱力する感じだ。
イメージを絡めた脱力は通常より効果的に行えるから良い。
お次はその浮き輪が水中に沈んでしばらくしたら浮き上がる様子をイメージする。
水中に沈む感覚を催眠に入る感覚にリンクさせていくやつだ。
とても落ち着いて進めてくれるおかげで意識は沈めやすいと思われる。

浮き上がった浮き輪は浜辺に打ち上げられ
そこで彼女に愛の言葉をとことん注入される。
人間は嘘でも「好き」とか「愛してる」と言われると心が浮足立つものだ。
なんとなくきゅっと心が締め付けられるような感覚に出会えるに違いない。

エッチは恋人らしくキスから始まって、乳首を愛撫してから繋がる。
もちろん前述の歯が浮くような言葉も大いに浴びせかけてくれる。
聞いているうちに幸せになった気になり、幸せを感じ、幸せになるだろう。
チンコだマンコだを連呼するようなエロエロなものではないから
愛に溢れたシチュで心を満たしてイク感じだろうか。
まあ女性向けだしメルヘンチックな描写になるのは頷ける。
最後は10カウントに合わせてドライで絶頂する。

作品の雰囲気に合ったイメージ誘導と愛のあるエッチが長所の作品だ。
催眠の本質である心への干渉をこれらで行うことによって
聴き手に適度な幸福感を与えてくれるだろう。
反面肉体的な満足度は低めだからそこまで期待しないでほしい。

催眠が40分近くとかなり長いおかげでじっくりと聞ける。
エッチに過度な期待さえしなければまず楽しめるだろう。

出演:生田薫
時間:70分
属性:ノーマル

催眠:★★★★☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★☆☆


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2014年02月06日

お姉ちゃんとひみつのえっち催眠

お姉ちゃんとひみつのえっち催眠

2014年2月に発売された、サークルサイクロンミントの作品。

サイクロンミントとしては1年5か月ぶりの非女体化作品である。
血のつながったお姉ちゃんと一緒にお布団に入ってイチャイチャするわけだ。
催眠とエッチでほぼ同じ時間が取られているのも最近では珍しい。
時間が催眠<エッチの作品にはいつも危うさを感じている。

催眠は2回ほど深呼吸をしてから凝視法で軽いトランス状態へと持っていく。
お次は手に力を入れてから開放することで体を脱力し、その感覚を沈黙法で強化。
そして最後に1回覚醒してからカウントに合わせて再度催眠に入る。
暗示の内容がどれも簡潔だから意識がぼんやりしていても容易に理解できるだろう。

最初に目をつぶってからわざと目を開けさせて凝視法に移ったり
ある程度体の自由を奪ってから再度体を動かさせたりと
やや流れに反することを行っているのがちと気になった。
お姉ちゃんが「敢えて」と言っていることからわざとそうしたのだろう。
私は被暗示性が高いからあまりこういうのは好きじゃないのだが
逆に被暗示性の低い人には効果的かもしれない。

エッチはお姉ちゃんが「裸になってるよ」とか「おっぱい目の前にあるよ」などと言って
まずは性的興奮を軽く高めさせてくる。
おっぱいにしゃぶりつけるくらいの至近距離で犬みたいに息を荒げさせたりと
据え膳を食わせないことによる焦らしプレイがなかなか心憎い。

十分に感度が高まったところでまずはチクニーから入る。
お姉ちゃんも結構興奮しているみたいで2人でオナニーを見せ合うわけだ。
普通ならすぐさま襲うところを催眠によって動けなくして
もどかしい思いをさらに高めさせている。

続くオナニーもほぼ同じシチュで彼女に見られているのを意識しながら扱く。
最後は5カウントダウンに合わせて射精。
お姉ちゃんがお掃除フェラをしてくれたりはしない。

お姉ちゃんに癒されるというよりは操られる作品である。
癒しをテーマにしている作品だから何でも好きにさせてくれるのかと思いきや
基本的にこちらの思い通りになることは一切ない。
かといって勝手に体が動くような暗示もかけられないから
こちらはほぼマグロ状態になるわけだ。
この状態をもどかしいと捉えるか、それともイライラと捉えるか
そういった観点の違いによって評価が分かれる作品だと思う。

たぶんセルフにこだわったからこういう展開になったのだろう。
でも彼女のおっぱいをちゅーちゅーしたり合体したほうが
癒し効果は高まったのではないかと私は思っている。
延々とおあずけを食らって結局ありつけない、では精神的に消化不良になるだろう。

催眠は個々の催眠法を基本に忠実に行っている。
最近の、特に新規サークルはこれすらできていないものばかりだから
聞いていて本当に安心できた。
わざわざ不可解な手順を踏んでいるのは
催眠の段階でこちらの言う通りにはならないことを伝えたかったのかもしれない。
催眠には普通に入れるだろう。

エッチがもうちょっと開放的ならもっと良くなっていただけに
そこだけが残念でならない作品である。

出演:涼貴涼
時間:55分
属性:ノーマル~ややM

催眠:★★★☆☆
エロ:★☆☆☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★☆☆


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2014年02月04日

hypnoな姉貴

hypnoな姉貴

2011年2月に発売された、サークル催眠日記の作品。

催眠日記の作品は今回でもう6つ目になる。
このサークルは価格も時間も手ごろなおかげでレビューが書きやすいからだ。
催眠音声の長さはだいたいがエッチシーンの長さで決まっていて
催眠導入は20分前後で収まっているものが非常に多い。
つまり催眠にかかるのを楽しみたい方は
短めの作品を聴いた方が当たりを引きやすいことになる。
もちろん中にはほぼ催眠の延長みたいなエッチの作品もあるから
サークルの作風をある程度把握しておくのが望ましいだろう。

この作品はお姉ちゃんになし崩し的に催眠をかけられ奴隷にされる。
ただ今回の奴隷は操り人形のような意味合いが強く
口汚く罵られたり叩かれたりは特にされない。
お姉ちゃんのキャラが不器用で、自分の気持ちを素直に伝えられないから
成り行きで奴隷にしてしまいました、的なよくわからないストーリーだ。

催眠は30分以上の長い時間をかけて行っていく。
深呼吸→脱力→イメージ誘導のよくあるパターンで、個々の時間が長い感じだ。
こういう工数が少ないのに長いものは中だるみしがちなのだが
この作品は暗示のボリュームが多いからか割と集中して聴ける。

イメージは途中で決めたキーワードを小まめに挟んで注意を引いたり
手に風船をくくりつけて持ち上げてみたりで
カウントダウンを多めに使っているのがやや珍しいところではある。
暗示の内容は「催眠状態に入る」と何回か言われる点を除けば概ね良好だ。
私は催眠状態云々よりは頭が重くなるとか
意識がぼんやりするなどの表現の方が良いと思っている。

エッチは軽く感度上昇の暗示を入れてからチンコを勃起させ
お姉ちゃんのカウントに合わせて力を入れて軽く動かす。
あまり詳しい指示は出ないのだが、PC筋あたりに力を入れて上下させるのだろう。
そのままカウント0でドライ絶頂、これを立て続けに5回ほど行う。
見られたら社会的に死ぬ恰好なのでとにかく気をつけてほしい。
そして最後に仕切り直して1回射精で終わりだ。
どのプレイにもカウントを使うおかげでタイミングは合わせやすい。

催眠開始前のやり取りやお姉ちゃんのキャラ設定に甘さを感じるのが残念だが
催眠もエッチもかなり無難な印象を受けている。
催眠はいつものパターンだから流れを掴みやすいし
エッチも催眠らしく暗示を使ってきちんと導いてくれる。

ドライとセルフ両方を取り入れている点については
このサークルがセルフを好んでいるからだろう。
内容だけ見るとほぼドライで、最後におまけレベルのセルフがついている。
オナニーをたっぷり楽しみたい方にはおそらく向かないだろう。

まずもって値段相応な品質の作品と思われる。

出演:紅月ことね
時間:60分
属性:ノーマル~ややM

催眠:★★★☆☆
エロ:★★☆☆☆
コスパ:★★★★☆

総合:★★★☆☆


体験版はこちらから



saiminsusume at 20:00|PermalinkComments(2)TrackBack(0)★3.